★ 500万点達成校を訪ねました!
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今年は創立130周年
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青森県弘前市和徳小(赤石眞一校長、408人)が500万点を達成しました。運動参加38年目。県内で5校目の500万点校です。
運動を支えているのは、児童会とPTAのベルマーク委員会です。毎月、児童の委員がベルマークの袋を配布。お母さん委員が仕分けや点数計算をします。 児童やお母さんたちは、「今年は学校創立130周年。いい記念になります」と喜びながら、「ベルマーク預金で品物を購入すると、1割が協力会社から割り戻され、へき地学校などへの助成に役立っていることを新年度の委員の皆さんに伝えていきます」と張り切っていました。 |
「今年はビデオ内蔵テレビを購入しました」神奈川県伊勢原市の桜台小学校
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神奈川県伊勢原市の桜台小(小林功治校長、822人)が参加33年で500万点を達成しました。県内の参加校1301校中25校目です。
県のほぼ中央に位置する伊勢原は、古典落語の「大山まいり」でも知られる信仰の山「大山」の登り口です。豊かな自然に恵まれ、フルーツ作りが盛ん。カキ、ブドウ、ナシは市の名産品です。 毎年、11月の土曜日に行う、PTA最大の行事「ふれあいまつり」を子どもたちは楽しみにしています。体育館開放などの活動をしている「ファザークラブ」のお父さんたちも餅つきで参加。ゲームコーナー、工作コーナー、フリーマーケットなどにたくさんの人が集まります。 PTAの学年学級委員会(板倉博子委員長、49人)の中でベルマーク活動は大澤由美子副委員長を中心に進めています。 年度初めにお手伝いいただけるお母さんを募ります。2カ月に1度の活動日は、約50人のお母さんが参加して仕分けをします。学期末に集計して発送します。 公民館やコミュニティーセンターに委員がお願いに行き、ベル箱を置かせていただいています。給食の納入業者も、マークをたくさん届けてくれています。このあたりに、この1年間で18万8千余点を集めた理由があるようです。 「毎年、2月に子どもたちが欲しい品物に替えているんですよ」と大澤さんは話していました。今年も、ビデオ内蔵テレビなどを購入しました。 |
「モモの産地で400万点達成の歓声」
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福島県桑折町は、春になると町中はもとより地域一帯が桃色の花なみに染まる全国的にも有名な「モモの産地」です。町の中心には伊達藩初代藩主の墓や明治16年に建てられた旧伊達郡役所がそびえています。そんな歴史と環境に恵まれた中に、県内で10校目の達成となった400万点校・桑折町醸芳小(石岡恒憲校長、364人)があります。
運動はPTA(菊地吉浩会長)のベルマーク委員会(半沢岳治委員長、14人)が進めています。年度初め、各家庭に「収集のお願い」を配り、さらにPTAの会報誌「醸芳通信」を通して、収集状況などをお知らせしています。今回の3月3日付けには「ベルマーク集計、発送終了 累計で400万点達成」と、大きくトップ記事で扱っていました。町民のみなさんには町内会を通じて呼びかけてもらいます。130年を迎えた伝統校のためか、地域と学校が自然な形で連携しています。 集まったマークは、クラスの委員が家庭に持ち帰り、番号毎に仕分けして、点数計算までをしてきます。毎月1回、委員とボランティアのお母さんたちが学校に集まり、ベルマーク番号毎、点数毎の枚数を集計して、集計枚数をパソコンに入力します。ベルマーク集計システムが出来てから、点数は自動計算になり作業は30分くらいで終わります。作業が効率化され委員のみなさんには好評です。 「私も子どものころベルマークのお手伝いをしましたが、この1年で、よくこんなに集まったなと思います。委員のみなさんの苦労が分かりました」と委員長の半沢さん。 石岡校長は「コツコツと地道に活動する姿は、子どもを教える教師の仕事に通じます」と話してくれました。 |
「低学年の子どもは番号を
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新潟県上越市の大手町小(中嶋浩校長、343人)が参加42年で400万点を達成しました。県内で8校目です。
上越市の高田地区の中心部、JR高田駅から雁木通りを歩いて約10分。高田城跡の大手門の入り口にあります。高田藩の藩校として修道館の名で開校した伝統のある学校です。近くには、明治44年オーストリアのレルヒ少佐が当時の一本杖スキーを伝えた、スキー発祥地で有名な金谷山もあります。 ベル活動は、PTAの施設委員会(内田雅美委員長)の12人のお母さんたちと、2年生中心のベルマークボランティアの児童26人が協力しながら取り組んできました。 ボランティアの児童たちが収集日2日目の昼休みに各教室からマークを回収、PTAルームで会社ごとに仕分けします。 引き継いだPTAは、手分けして持ち帰り、学期最後の活動日に全体集計します。 ベルマークボランティアを担当している小山雅広先生は「低学年の児童ほど会社番号を覚えるのが早いですね」とうれしそうに話していました。 「ベルマーク活動を通して親子の会話も広がり、子どもたちは物の大切さも実感できる運動ですね」と中嶋校長先生は話していました。 |
地域へのベル箱設置目指した
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3月検収で岐阜県内5校目の400万点校になった穂積小(篠田俊光校長、819人)のある瑞穂市は、市になってまもなく満1歳。PTA会長の松野守男さんは、「これを機に、この新しい街に最も必要なコミュニティーづくりにも、ベルマークを生かしたい」と話します。
平成の大合併の先陣を切るように昨年5月1日、長良・揖斐両川の輪中域にある2つの町が合併して誕生。岐阜市のベッドタウンとして下水道など基盤整備が進みますが、わいせつ行為など子どもを取り巻く環境も悪化しており、「子ども110番の家」の設置など、次々対策が実施されています。 穂積小のベル活動は児童が毎月持ち寄り、児童のボランティア委員が仕分け、PTA厚生委員会が自宅で整理する仕組みです。 03年度厚生委員会(松野美加委員長)では新たに地域へのベル箱設置を目指しました。地域に広がれば捨てられるマークを生かせるだけでなく、より大きな意義があるからです。 「意見はほぼまとまっていましたが、結果的には実現しなかった」(松野さん)そうですが、松野守男PTA会長は話します。「ベルマークによって地域と学校がより強く結びつき、地域のみんなが子どもを見守る意識が育てばすばらしい」と。 ベル活動を通して市の成長を見守りたいですね。 |
公民館などでベル箱が人気
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和歌山市立吹上小(松本かずよ校長、400人)の子どもたちが作ったベルマーク収集箱「ベルマークボーイ」、が地域の公民館などで「かわいい」と人気を呼んでいます。地域の人たちの協力を得ようと、子どもたちが校区の公民館、郵便局、銀行、コンビニ、スーパー、高校など9ヵ所に置かせてもらっているもので、昨年は年間14万点を集め、2月には400万点を達成しました。
ベルマークボーイは高さ20a、ブリキ製。ふたを押すと前後にゆれて、マークをパクリと飲み込む格好になります。担任の上村美重子先生が百円均一ショップで卓上ゴミ箱として売られていたのを見つけ、10個買ってきました。子どもたちが側面に思い思いの顔を書いて、ふたに髪の毛も付けました。 同校のベルマーク運動はPTA(中村憲人会長)の厚生部(市川英子部長、40人)が仕分け、集計など全部を引き受けていました。しかし、働くお母さんたちが多くなったため、2年前から、子どもたちが「よし、お母さんのお手伝いをしよう」と5、6年生10人でベルマーク委員会(月山鉄平委員長)を結成、地域に呼びかけたものです。たまたま委員の10人が男子ばかりだったので「ボーイ」と名付けました。 最初、地区の設置場所には子どもたちと上村先生が校長の手紙を持ってあいさつに回りました。近くの高校では「箱がおもしろい」と、マークを小学校まで持って来てくれたこともありました。 子どもたちは月1回の委員会活動の時間に集まり、9ヵ所のマークの回収や会社別の仕分けをしてお母さんたちを手伝っています。6年生中西凌介君らは「地区の人たちがいっしょになって応援してくれるのでうれしい。みんなで力を合わすと、すごい点数になる」と喜んでいました。 |
03年度は県内で1位に
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宮崎市の大宮小学校(松野隆校長、1030人)が5年弱で100万点を上積みして、3月に参加27年で400万点を達成しました。PTAと学校が協力し合い、県内1のマンモス校の有利さを生かした活動などが成果を上げています。
同校がベルマーク運動に参加したのは1977年9月。97年度までは学級委員が集まって活動をしていたが、98年度から専門部のベルマーク部が発足して活発になりました。翌99年7月に参加22年で300万点を突破しました。 県別集票点数も専門部が発足した98年度は24万点で5位、02年度は2位、03年度は1位になりました。 ベルマーク部(井上さかえ部長)は、58人の部員を@広報A「べるだより」の作成B集計結果のパソコン入力・発送の3つに分担を決めています。新入生用に6年間使えるベル袋を手作りし、マーク回収後はベル袋に、「ありがとう」スタンプを押して感謝しています。「べるだより」も年5回発行して、PTA会員らに協力を呼びかけています。 学校側もベルマーク部担当の先生を今原淳子先生ら5人にして協力態勢を整えました。 03年度から、毎月第1週を「ベルマーク週間」にして、担当の先生が給食時間に校内放送で、家庭にあるベルマークを持参するように、全校児童に呼びかけています。ベルマークで買った物は、児童たちの目に入るように、児童が必ず通る場所に展示しています。 今原先生は「児童には、これはベルマークで買ったものよ、またベルマークを持ってきてね、ベルマークをありがとう、と声かけをしています。集めたベルマークが何に変わるのか、買ったものを見せると、児童たちの励みになるようです」と話していました。 ベルマーク部は、パソコンで全体集計とクラスごとの集計を一覧表にしています。クラスごとの集計は入力がうまくいかないのが悩みの種です。井上部長と富永もと子副部長、田端恵子副部長は「クラスごとの集計は非公開ですが、結果を見て『がんばろう』という気持ちになります。ぜひソフトを完成させたい」と意欲を見せていました。 |
仕事を持つお母さんが多いので地区の作業は
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宮城県石巻市釜小(津嶋ユウ校長、735人)が300万点を達成しました。運動参加35年目。県で11校目です。
民謡・斎太郎節にも唄われている石巻市は県都の仙台市から日本三景の1つの松島を経て車で約1時間。400年程前、仙台藩主伊達政宗公の使節としてローマに向かった支倉常長はここから船出し、イタリアのチビタベッキア市に上陸。この縁で姉妹都市となり、交流しています。 ベル活動の中心は、PTAの厚生部(齋藤貴世子部長、12人)ですが、このチームには、心強い「応援団」がついています。校区内の4つの地区ごとに、お母さんたちがマークの仕分けなどを応援してくれるのです。 地区の作業は、毎月1回。仕事を持っているお母さんが多いので、夕食後の午後7時から2時間ほど。地区の集会所に厚生部員を含めて20人から、多い時には40人も集まり、楽しい雰囲気の中で作業を進めます。 齋藤さんや先生方は、子どもたちに、ベルマーク運動の意義などをもっと知ってもらうために、いろいろ考えて行きたいですね、と話していました。 |
自立と自主性を発揮し
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福島県郡山市立大島小 金澤陸夫(みちお)校長、児童は903人の大規模校です。運動に参加して27年で300万点を達成しました。学校の周辺には年々大型店舗が増え、交通の便もよく、活気に満ちた学区です。他の地域に比べ転勤族が多く、児童たちの出身地は全国的に広がっています。「自分の考えをもち、ねばり強く努力できる心豊かなたくましい児童の育成」を教育目標に掲げ、子供の自立と自主性を尊重しています。そのためか徹底的にやり抜く児童が多く、陸上、水泳、合唱・吹奏楽コンクールや読書感想文などでは、毎年、県内外で好成績を残しています。「目ざすは、何でも全国一です」と校長先生は話してくれました。
昨年、学校の総合学習をまとめた「教職員研究物展」で、教職員の集まりである「吾峰会」から表彰を受けました。子どもたちの安積疎水や親水公園で、地域と一緒なって清掃活動に取り組む姿などが生き生きと記されています。 運動は、PTA児童活動後援会(31人)と児童会ベルマーク委員会(35人)とで分担して活動しています。収集と整理は児童会のベルマーク委員会が担当。集まったマークは委員会の日や休み時間を利用して、委員の児童たちは率先して作業に取り組んでいます。PTAの児童活動後援会は点数計算をして、送票は最終的に点検した後、担当の渡邉達孝(さとこ)先生が担当しています。 「活動を通して、ボランティアということが実感できました。さらに知らなかったお母さんたちとの交流が出来よかったです」(児童活動後援会副会長の影山位枝、石塚由紀さん)。 |
作業は自宅で仕分け・集計
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千葉市北貝塚小(千葉史郎校長、764人)が300万点をクリアしました。1100校余りが活動する千葉県で85校目。ちょうど運動参加30年で達成しました。
活動の中心はPTA施設厚生部(国分由美子部長)です。年4回のベルマーク回収日に集めたマークを各クラス1人ずつの委員が自宅で仕分け、集計し、学校に持ち寄って全体集計します。 お母さんたちは、「学校全体では、たくさんの点数になるので、これからもがんばって続けてほしいですね」と話していました。 |
ベル預金でパソコンを購入したので
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東京都練馬区田柄第二小学校(斎藤範子校長、722人)が運動参加34年目で300万点を達成しました。都内で83校目です。
学校行事の中で、練馬大根の産地らしく、畑での大根づくりやたくあんづくりもしています。 ベルマーク活動を支えているのはPTAの保健厚生委員会。21人の委員が学期ごとにマークを回収し、自宅で仕分けしたものを学校に持ち寄って集計します。 お母さんたちは、家庭に配るベルマークだよりの漢字にふり仮名をつけて低学年の児童でも読めるように、細かい工夫をしています。今年度は、ベル預金でノートパソコンを購入したので、お母さんたちや児童たちのベルマーク意識が高まりました、と喜んでいました。 |
「みなさんの協力で
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神奈川県藤沢市片瀬小(山之口春美校長、829人)が300万点に届きました。運動参加41年目。県で151校目です。
学校から南に1.5`ほど行くと、そこは夏場に海水浴客やサーファーでにぎわう湘南海岸。そして、その先には、名勝の江の島が美しい姿を浮かべています。 学校行事も、砂の造形やワカメ養殖、地引網体験など潮の香りが漂ってきます。 ベル活動を推進するのは、PTAの学級委員会(杉山千絵委員長)のお母さんたちです。PTAだよりで呼びかけ、年間2回、集計します。大規模校で、人数が多い、ということもありますが、15年度は、みんなの協力で12万点を超すマークが集まりました。 |
児童委員たちは校内放送を
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神奈川県平塚市の旭小(八谷和民校長、716人)が参加39年で300万点を達成しました。
平塚は、東京から東海道本線で約1時間。丘陵地越しに富士山を仰ぎ見ることもできます。 総合的な学習では、1学年で取り組んだ「ホタルが住める環境作り」の活動が全校に広がり、市や県をも動かしました。 ベルマーク活動は、平成8年度からPTA活動の中のボランティア事務局がベルマーク企画者を募集。企画者はお手伝いしてくれる参加者を募ります。 今年度は、べルマーク企画(湯浅康子代表)の3人を中心に集まった11人と、児童会のボランティア委員会(林佑樹委員長)の21人が協力しながら活動しました。 委員の児童は毎週金曜日に各クラスを回ってベルマークを集めます。引き継いだお母さんたちは、月2回、和やかな雰囲気の中で仕分け、集計をしています。ベルマーク企画を6年間続けてきた朝香由美子さんは「委員の子どもたちは、お昼休みに校内放送で協力のお願いをしたり、ポスターを貼るなどして積極的に収集活動に取り組んでいます。」とうれしそうに話していました。 |
「次の目標の400万点に向け
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神奈川県横須賀市平作小(有馬典子校長、289人)が300万点を達成しました。1973年の学校創立と同時に運動に参加して、ちょうど30年。先生方やお母さんたちは、「記念の年にベルマーク財団から感謝状をいただけることは、とってもうれしいです」と話していました。
この学校の活動の中心はPTAの保健委員会の8人の委員です。校内と校区のスーパー2ヵ所、町内会館のベル箱から集まったマークは、ボランティアのお母さんの応援で仕分けし、委員が自宅に持ち帰って集計します。 お母さんたちは、「次の目標の400万点に向けてがんばります」と喜んでいました。 |
「ベルマーク活動で委員同士の
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神奈川県小田原市富士見小(佐藤公生校長、916人)が運動参加以来、19年で300万点を達成しました。県内で152校目。
富士見小は東海道本線鴨宮駅の南側に位置し、さらに南に行くと相模湾が目の前に開けてきます。 昭和60年の学校創立の年にスタートしたベル活動は、PTAの厚生委員会が支えてきました。各教室のベル箱から回収したマークは、年間6回、15人の厚生委員が学校で仕分け、年度末に財団に送ります。 お母さんたちは、「委員同士、交流を深めることが出来ました」と話していました。 |
「ベルマーク運動は、
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新潟県上越市の直江津南小(大日方義久校長、334人)が1年間で、261、840点を集めて300万点の大台に乗せました。
上越市の直江津地区の中心部、JR直江津駅のすぐ近くにある港町の学校です。陸上競技の全国大会2位、全国小学校管楽器合奏フェスティバル東日本大会出場など、創立50周年を盛り上げた1年でした。 「地域と共に」をモットーに、金管部が駅前広場で「夕涼みコンサート」を開くなど、子どもたちは地域の皆さんに喜んでもらえる活動を積極的に行っています。 ベル活動の中心は、PTA厚生部(塚田満子部長)の12人のお母さんたちです。毎月収集日に集めたクラス分のベルマークを自宅で仕分け、計算します。 年度末に委員全員が学校に集まり、点数計算をして発送します。 「ベルマーク運動は、『史上最強のPTA活動』ですね」と大日方校長先生は話していました。 この300万点突破のニュースも市民新聞で地域に報告しています。 |
1点が1円のベルマークも
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長野県木曽福島町の福島小(伊藤光校長、322人)が300万点校の仲間入りをしました。県で22校目です。
木曽川の上流にある同町は、江戸時代に中仙道の関所がおかれ、代議員の児童が全校に呼びかけます。集まったマークは、PTA庶務委員会(三村久美委員長)の13人の委員が夕食後に学校に集まり、ストーブで暖を取りながら集計します。 三村さんたちは、「1点1円のベルマークも、積もり積もると大きなお金になるものですね。早速、お母さんたちにお伝えします」と喜んでいました。 |
児童のかかわりで、
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「忘れても後で持ってきてくれる」「切り方も良くなった」。収集量が伸び、3月検収で300万点に達した静岡市清水飯田小(太田諭校長、757人)で、年間のベル活動を振り返る児童のボランティア委員会を拝見しました。
児童は毎週金曜日、マークを持って登校、教室の引き出しつきケースに、高学年は各自仕分けして入れ、低学年はボランティア委員が手伝います。 「1学期は集まりが悪かったけど、校内放送で呼びかけたら2・3学期は増えた」「低学年の子も自分で仕分けてくれるようになった」。確かな手ごたえに委員らは満足そうです。 児童の活動にお母さんたちのボランティア委員会(委員長・中村賀世さん)も応えました。03年度は新しいベル袋を配布。先生もシールを張るなど、児童のやる気を促してくださるようになったとか。郵便局など7ヵ所のベル箱も不透明から透明に。目に止まり易いと考えたからです。 両ボランティア委合同での整理・集計も、互いのやる気を高めたそうです。 「地道にやることの大切さ、それが役立つことのうれしさを知ったようです」と、児童のボランティア委を指導する西野千種先生。児童の会議を見守っていた中村さんも「心強いですね。お陰で、03年度集票は倍増しました」と喜びの報告をしてくれました。 |
脱退した「ネピア」のメッカ
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ベル活動に大きな功績を残し、今年3月限りで協賛会社を脱退した王子ネピアの「メッカ」にある、愛知県春日井市上条(じょうじょう)小(大脇希文校長、590人)が、奇しくも300万点を達成しました。活発な児童とPTA活動に加え、大量に集まるネピアのマークが後押ししてくれたようです。
学校の正門前の道路を挟んで王子ネピア名古屋工場があります。王子製紙春日井工場時代の1971年、初めてティッシュの生産を始めました。社宅もあり、上条小の児童も少なくありません。 当然、ネピアが収集マークのダントツ。3月検収でも51%がネピアでした。 ただ、300万点達成の源はネピアだけではありません。児童のベルマーク委員会は、教材が入っていた紙袋でベル袋を製作。マークが集まると袋に「ありがとう」印を押したり、大まかな仕分けやポスターでの呼びかけ、買い物希望調べなどしています。 PTAの活動もすごい。スポーツ、おもちゃ作りやうどん作り、草花の苗作り、ペンキ塗り、除草、給食など、親子がふれあうイベントが目白押し。 「だから、ベルマークも特別な取り組みがなくても集まります」とPTAベル担の事業部長・寺田千尋さん。ネピアが脱退しても大丈夫ですか? の問いには、「きちんと活動すればカバーできるでしょう」との答えが返ってきました。 |