学校訪問


達成校目次

★ 800万点達成校を訪ねました!

  千葉県佐原市の佐原小学校   無理のないベル活動を心がけて
児童とPTAが仕事を仲良く分担

★ 700万点達成校を訪ねました!

  神奈川県鎌倉市の清泉小学校   ボランティア委員の児童たちから
上手に引き継ぎ、作業は順調です
  静岡市の中田小学校   一般の保護者と一緒に仕分けの作業
ベル活動を通してPTAの心つなぐ

★ 500万点達成校を訪ねました!

  福岡市南区の三宅小学校   「読み聞かせ」の本
ベルマークで購入へ
  福岡市南区の玉川小学校   ベルマーク週間を設け 全校児童が作業を体験る

★ 400万点達成校を訪ねました!

  千葉県市川市の新浜小学校   へき地学校などの
援助事業をPR
  静岡市の西奈南小学校   若い学校ですが
何事も懸命です

★ 300万点達成校を訪ねました!

  千葉市の都賀小学校   年度始めに年間計画立てて活動
  東京都練馬区の石神井東小学校   五七五を楽しむ 石神井東小児童
  横浜市の瀬谷小学校   貯まった預金で 大きな買い物を
  横浜市の本宿小学校   貯まった預金へ 楽しい議論百出
  茅ヶ崎市の松浪小学校   児童へのベル活動
浸透を思案中です
  横浜市の稲荷台小学校   市民サークルと児童が
合奏でふれあい
  岡山県新見市の思誠小学校   ベル屋台を作って
年に14万点発送
  広島市宇品小学校   家で子供たちと仕分け持ち寄る
  広島市の比治山小学校   ベル役員を担当
マークの貴さ知る
  高松市古高松南小学校   学校で仕分けて 家で整理作業を

★ 200万点達成校

  茨城県日立市諏訪小学校   千葉県鴨川市鴨川小学校
  神奈川県横須賀市岩戸小学校   新潟市東山の下小学校
  滋賀県栗東市治田東小学校   広島市山本小学校
  愛媛県新居浜市中萩中学校   大分県別府市緑丘小学校

800万点達成校を訪ねました!

無理のないベル活動を心がけて
児童とPTAが仕事を仲良く分担

千葉県佐原市の佐原小学校
 集票点数の累計で県内トップの座を占めてきた千葉県佐原市立佐原小(金子正敏校長、1117人)が新しい年を前に800万点を達成しました。全国で28校目。運動参加42年の成果です。1100校余りが活動する千葉県内ではじめての800万点校誕生に先生方やお母さんたちは、「ベル活動を地道に引き継いでこられた皆さんのおかげです」と喜びをかみしめていました。
  佐原市は「坂東太郎」の名前で親しまれてきた関東地方の大河、利根川の河口からさかのぼること40`。江戸時代から水運の拠点として栄え、水郷をゆっくり行き来する舟でハナショウブやあやめを楽しむ観光客の姿が絶えません。
  江戸時代、全国をくまなく測量して回り、正確な日本地図を作った伊能忠敬は、郷土の誇りとして今も市民からうやまわれています。
  少子化によって学校の規模が縮小される傾向が進む中で、1000人以上の児童が学ぶ大規模校のこの学校は校舎が3つに分かれ、体育館やプールに行くのも歩道橋を通って移動しています。
  ベルマーク活動は、児童会のベルマーク委員会(委員長、白鳥大智君)とPTA厚生委員会(大塚一枝委員長)が仲良く分担して進めてきました。毎月5日に全校児童にベルマーク袋を配布。児童たちは持ってきたマークを学年ごとに設置された回収箱に入れます。
  児童の委員は、月1回の委員会の時間に大まかに仕分けして、お母さんチームにバトンタッチします。PTAの厚生委員会は、各クラス2人ずつ計62人もの大所帯です。これだけの人数が、無駄なく活動するために、事前にテーブルの配置を決めるなど周到な準備がなされます。なんでもないことのようですが、長年の取り組みの中から考え出された、「ロスタイム」を出さないためのお母さんたちの知恵なのです。
  大塚さんたちは、「これからも、無理のないように活動を続けて行きたいですね」と話していました。

700万点達成校を訪ねました!

ボランティア委員の児童たちから
上手に引き継ぎ、作業は順調です

神奈川県鎌倉市の清泉小学校
 神奈川県鎌倉市の清泉小(藤本和枝子校長、730人)が700万点を達成しました。1291校が活動する県内で4校目。運動参加42年でうれしい大台に乗りました。
  古都鎌倉の静かな雰囲気にぴったりの美しい校名のこの学校は、JR鎌倉駅から北東へ1`余り。
  西に鶴岡八幡宮、北側には源頼朝公の墓所を控え、現在の学校のある場所自体がかつての鎌倉幕府の跡と伝えられているなど、まさに歴史に囲まれています。
  児童たちは、この落ち着いた環境の中でお祈りをし、讃美歌を歌いながら勉強に励んでいます。
  また、三浦市にある学校の自然教室に出かけては作物を育て、収穫の喜びを体験するなど聖書の教えを実践しています。
  この学校のベルマーク活動は、高学年の児童27人でつくるボランティア委員と母の会のベルマーク委員(代表、安井直美さん)の30人のお母さんたちが中心になって取り組んでいます。
  毎週金曜日に持ってきてもらったマークを児童の委員がクラス分ずつまとめてお母さんたちにバトンタッチ。仕分けしたマークの点数は、お母さんたちが自宅で集計し、10月と2月の年間2回、財団に送ります。
  お母さんたちは、「40年間余り、歴代のお母さんたちや先生方が途切れることなく引き継いでこられた結果です。これからもボランティア委員の子どもたちと手を取り合って活動して行きます」と700万点に達した喜びを話していました。

700万点達成校を訪ねました!

一般の保護者と一緒に仕分けの作業
ベル活動を通してPTAの心つなぐ

静岡市の中田小学校
 静岡県に2校目の700万点校が誕生しました。静岡市の中田小(山内晃雄校長、727人)。一般保護者も参加する仕分け作業などを通じて、PTA全体に定着したベル意識の成果です。
  PTA各学級の副代表21人で構成するベルマーク委員会(委員長・阿久津藤子さん)が中心になり、毎月集まるマークの整理は年6回。各学年1回ずつ当番制でボランティアの一般保護者が加わり、午前と午後の部に分かれ作業します。
  「700万点なんて信じられないくらいですが、新しい取り組みも始めたんですよ」と阿久津さん。ひとつは03年度からスーパーや郵便局など4ヵ所へ、ベル箱を置かせてもらったこと。さらに、新年度からはマークを持って来るだけだった児童に、何らかの役割を持ってもらうことにしたこと。山内校長も「趣旨も素晴らしい運動だし、ぜひ実現させたい」と話します。
  静岡駅から南に徒歩15分ほどの住宅と店舗が建ち並ぶ街。学校のご自慢は?の質問に、山内校長が真っ先にあげられたのは「あいさつ」。校内だけでなく地域でも子どもらが元気いっぱいのあいさつを交わすことで素敵な街に、との願いも込められているようです。
  校内のあちこちを彩る花づくりも自慢のひとつ。お訪ねした時も、サルビアやマリーゴールドが迎えてくれました。種子から育て、地域へも贈っています。
  児童会では7年前からアルミ缶を回収して車いすを施設へ贈ったりもしています。スポーツ活動も盛ん。03年夏には女子のフットベースボールが全国大会へ出場したそうです。

500万点達成校を訪ねました!

「読み聞かせ」の本
ベルマークで購入へ

福岡市南区の三宅小学校
 福岡市南区の三宅小(土田祐二校長、796人)が参加41年、99回の送付で500万点を達成しました。県内で5校目。
  ベルマークを担当しているのはPTA厚生委員会の木田節子委員長ら24人と担当役員の小手川由美さん。
  新年度のスタートにあたってホームページを開いたところ、「2002年度集票点数県別ベスト20校」に入っていなかったため、2003年度は「めざそう! 12万点 福岡ベスト20位入り」をスローガンに掲げてがんばっています。
  学校とPTAは5年ほど前から、児童の読書や読み聞かせ活動に力を入れています。厚生委員会も、読み聞かせに必要な本をベルマークで購入することを、学校と検討しています。
  マーク収集は校区内20ヵ所に収集箱を設置。8月には学校と地域の諸団体が協力して「三宅夏まつり」を開催。「会場で風船とベルマークを交換しており、子どもたちに好評です」と二階堂二美子、永武美津子両副委員長。
  入江啓子教頭は「ベルマークを学校教育に役立てていただき、ありがたいです。保護者が一生懸命になっている姿に感動しました」と感謝していました。

500万点達成校を訪ねました!

ベルマーク週間を設け
全校児童が作業を体験

福岡市南区の玉川小学校
 福岡市南区の玉川小(横田秀幸校長、642人)が参加41年、103回の送付で500万点を達成しました。県内で6校目。
  全校で「ゴミ・ゼロ運動」を繰り広げています。5年生は毎朝、2つの校門に5人ずつ立って、「おはようございます」と、あいさつ運動を続けています。
  PTAは子どもの安全を守るため、全PTA会員が学校を訪れるときや買い物のときに、「こどもを守ろう」と書かれた黄色い腕章をつけて、子どもたちを見守るようにしています。
  ベルマーク運動はPTA保健厚生委員会(大塚香代子委員長ら19人)が担当。マーク収集は、毎月10日に児童が持参。委員とお手伝いさん数人が整理と仕分け作業をします。
  児童にベルマーク運動を知ってもらうために、11月にベルマーク週間を3日間設け、全児童に作業を体験してもらっています。
  買い物は必要なものがあったときにしています。昨年度は世界の名画(2点)などを購入しました。
  500万点達成に横田校長と新貝俊幸PTA会長は「代々のPTAと子どもたちが、1点1点を大切にして積み重ねてきた成果です」と喜んでいました。

400万点達成校を訪ねました!

へき地学校などの
援助事業をPR

千葉県市川市の新浜小学校
 千葉県市川市の新浜小(山田仁校長、895人)が400万点に届きました。1102校が参加する県内では36校目。運動参加以来26年目というスピード達成でした。
  市川市の周辺は、昔はのどかな漁村地帯。山本周五郎の「青べか物語」を思い出させる世界でしたが、今ではマンションなどの高層建築が建ち並び、時の流れを感じさせます。こうした様変わりの中にも、行徳街道沿いには古い寺院や昔の商家、常夜灯などが残っていて、歴史をたずねてやって来る人たちが立ち止まって見入る風景も見られます。
  この学校のベルマーク活動を担当するのは、PTA文化委員会(林純子委員長)の27人の委員と各クラスのベルマーク係のお母さんたちです。お母さんたちは毎月集金日の翌日に集まり、マークをクラスごとに仕分け、文化委員にバトンタッチ。学年別に集計して年3回、財団に送ります。
  委員の皆さんは、「一般のお母さんたちが熱心に協力してくださるので助かっています。この運動がへき地学校などよその学校のために役立っているということをもっと子どもたちに知ってもらいたいですね」と話していました。

400万点達成校を訪ねました!

若い学校ですが
何事も懸命です

静岡市の西奈南小学校
 静岡市の西奈南小(野崎光亮校長、601人)が静岡県内29校目の400万点校に。子ども、お母さんの息の合ったリレーの結果、24年間という比較的短期間で達成しました。
  5・6年生のボランィア委員たちは毎月、使用済み封筒で作ったベル袋でマークを回収。さらに「ゆうゆうランド きらら」という父母や地域の人も訪れる秋の学校祭では、各クラスで趣向を凝らした店やゲームコーナーを開き、ベルマークで入場してもらいます。集まったマークは委員会活動で仕分けします。
  後は各学級3人ずつのベルマーク係りと正副代表ら計90人のお母さんの役割。年3回の整理・集計を2学年ずつ受け持ちます。
「親子でがんばっていますが、400万点とはすごいですね」とPTA会長の中山徳幸さん。野崎校長も「学校の歴史が若いせいもあって、みなさん何事にも懸命に取り組まれます」と話します。
  預金で購入した品々が届くと、校内に1週間ほど展示して披露します。

300万点達成校を訪ねました!

年度始めに年間計画立てて活動

千葉市の都賀小学校
 千葉市都賀小 上平浩史校長、400人。千葉県で83校目。運動参加41年で達成しました。
  千葉都市モノレールの作草部駅に近く、緑豊かな鎮守の森の隣りにある長い歴史を刻んだ学校です。
  英語の学習や茶道、地元に伝わるお神楽、囲碁、グラウンドゴルフなど幅広い分野で父母ら地元の住民の皆さんが講師や先生役を買って出るなど地域との呼吸もぴったりです。
  ベル活動を引き受けるのは、PTA厚生部(西村富美代部長)の15人のお母さんたちです。年度の初めに年間計画を立てて各家庭に協力を要請、2カ月ごとに集計、仕分けして、学期毎に財団に送っています。
  上平校長先生やお母さんたちは、「300万点を契機に、へき地学校や海外の学校にも役立っているこの運動のすばらしさを児童たちに知ってもらえるよう、考えていきたいですね」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

五七五を楽しむ 石神井東小児童

東京都練馬区の石神井東小学校
 東京都練馬区の石神井東小(浅川展行校長、423人)が、参加42年で300万点を達成しました。近くに石神井川が流れ、少し離れて市民の憩いの場「石神井公園」があります。総合学習では、その石神井川が児童たちの研究舞台になり水質、生き物、汚染調査に取り組んだりもします。
  活動はPTAの教養委員会(大野郁子委員長)の12人ですべてを担当しています。作業日は2学期と3学期のうちに4回の作業日があり、作業日までに委員がそれぞれ仕分け作業をすませておき、作業日には全員が集まり点数計算をして、年2回送付しています。
  浅川校長は「ベルマーク活動はPTAが熱心に取り組んでくれますので助かります。本校では、子どもたちの感性を育てるため、長年、俳句づくりに取り組んでいます。『石東句会』と名付けて、毎月、各クラスから4点ずつ集め、作品を廊下に張り出します。年々上達、児童たちも楽しみにしています。12月で94回目になります」と話してくれました。

300万点達成校を訪ねました!

貯まった預金で 大きな買い物を

横浜市の瀬谷小学校
 明治23年創立と古い歴史のある横浜市瀬谷区の瀬谷小(佐藤洋一校長、759人)が参加42年で300万点を達成しました。
  横浜駅から相模鉄道で18分。よその学校が少子化の波を受けて規模が小さくなる中で、この学校の児童の人数は毎年増えています。
今年は横浜市の児童体育大会の男子リレーで1位となり、全日本ジュニア綱引き選手権大会には神奈川県代表で出場、4位になりました。
  ベルマーク活動は、PTAの学年委員会(須藤典子代表)の23人のお母さんたちが中心です。年3回の作業日は、各クラスのベル箱からマークを回収し、発送するまで全員で行います。
  「わた菓子機は瀬谷小祭で大変喜ばれています。これからも児童や地域の方から喜ばれる品物の購入を考えていきたいですね。次は和太鼓が目標です」とお母さんたちは話していました。

300万点達成校を訪ねました!

貯まった預金へ 楽しい議論百出

横浜市の本宿小学校
 横浜市旭区本宿小 工藤京子校長、693人。神奈川県内で144校目。参加41年で達成しました。
  横浜市のベッドタウン。相鉄線鶴ケ峰駅から徒歩で20分ほどの距離にあります。周辺は緑豊かな住宅街で、昔は「化石の植物」といわれたメタセコイアがこの学校のシンボルです。
  ベルマーク活動の中心はPTAの保健厚生委員会(相原和子委員長)。各クラスから選ばれた19人のお母さんたちが精力的に取り組んでいます。毎月25日に児童たちに持ってきてもらったマークを、それぞれのクラスの委員が自宅で仕分け、学校に持ち寄って全体集計して財団に送ります。
  相原さんたちは、「ベル預金で何を買うかは、これから皆さんと相談しますが、和太鼓なんかいいのでは。本宿小は5年後に創立50周年を迎えるので、しばらくマークを貯めて、まとまった記念になる物を選ぶのもいいかもしれませんね」と夢を膨らませていました。

300万点達成校を訪ねました!

児童へのベル活動
浸透を思案中です

茅ヶ崎市の松浪小学校
 神奈川県茅ヶ崎市の松浪小(佐藤公司校長、884人)が参加32年で300万点を達成しました。
  横浜駅から東海道本線で約30分の茅ヶ崎は、サザンオールスターズの桑田圭祐さんの出身地です。学校は静かな住宅地にあり、歩いて15分で湘南海岸に着きます。
  子どもたちが楽しみにしている「松浪祭」では、アスレチックやお化け屋敷などをクラスごとに手作りし、見事の出来栄えは見にきた地域の人たちや父母らをびっくりさせています。
お父さんとお母さんの自転車に「安全パトロール中」のプレートがついているのも学校の特色です。
  今年度はPTAの学年委員会(4年生)を中心にベルマーク活動をしています。お母さんたちがマークを会社別に仕分けし、集計は委員全員で行い、年2回発送します。
  「どうしたら全校児童たちにベルマークをわかりやすく教えられるだろうか、と話し合っているところです」と五十嵐優子PTA会長は話していました。

300万点達成校を訪ねました!

市民サークルと児童が
合奏でふれあい

横浜市の稲荷台小学校
 横浜市西区の稲荷台小(山口芳人校長、402人)が参加41年で300万点を達成しました。
  市の中心部に位置し、学区内には古くからの藤棚商店街があるため、人の往来も盛んで、下町的な人情や生活が色濃く残っています。
  校舎の1階にあるコミュニティハウスに来て活動する市民サークルと、児童のブラスバンドが一緒に開く「稲荷台まちジョイントコンサート」は、地域の人たちや父母らも集まって楽しいひとときを過ごしています。
  ベルマーク活動の中心は、PTAの学年学級委員会(佐々木晴美委員長)の12人のお母さんたちです。毎月1回、各クラスの収集箱からマークを集め、会社別に仕分けします。そのあと、手分けして家庭に持ち帰って集計し、年2回発送します。
  お母さんたちは、「これまで、和太鼓やテントなど大きな品物を購入しました。ベル預金がかなり貯まったので、今度も何か大きな物を選びたいですね」と、うれしそうに話していました。

300万点達成校を訪ねました!

ベル屋台を作って
年に14万点発送

岡山県新見市の思誠小学校
 岡山県新見市思誠小 杉原宏二校長、370人。参加から42年、県下で22校目。まず、児童会の5、6年生15人で作られたボランティア委員会(杉本尚樹委員長、6年)が月1回、仕分けします。枚数の多かったクラスに賞状を贈り、校内放送で発表します。
  PTAに当たる愛児会(山本耕裕会長)の児童部(藤原努部長、10人)が運営委員会のお母さんたち60人と集まります。藤原部長は子どもたちと一緒に「ベルマーク屋台」を体育館入り口に作りました。屋根を作り、子どもたちから募集した「ベルちゃん」「マークちゃん」のキャラクターの絵を貼り、ドラえもんの絵のついた50a四方のベル箱を置いたのです。運動会、学習発表会などで学校に来たお年寄りたちも入れてくれ、昨年は14万点が集まりました。郵便局、信用組合、スーパーなど5カ所にも箱を置かせてもらっています。

300万点達成校を訪ねました!

家で子供たちと仕分け持ち寄る

広島市宇品小学校
 広島市宇品小 宮河治校長、799人。参加から41年、県下で44校目。粉ミルクの空き缶に、大きなベルマークの絵が貼られたベル箱が教室に置かれています。子どもたちが好きな時にマークを持参。缶に入れておくと、毎月1回、担任が回収。PTA(林啓成会長)のベルマーク係(松浦美知代代表、25人)の子どもが家に持ち帰ります。係のお母さんたちは家で子どもたちと仕分け、切り取りし、各学期に1回集まります。学校で顔を合わす機会が少ないため、協賛会社の新規加入、脱退などはプリントで知らせます。合言葉は「無理なく、無駄なく、根気よく」です。
  同校は学校創立107年の歴史を持ち、校庭の周りには96本の桜並木があります。総合的な学習の時間に「樹木教室」を開き、子どもたちは木に詳しい地域の「しいの実会」の人たちから木の勉強をします。

300万点達成校を訪ねました!

ベル役員を担当
マークの貴さ知る

広島市の比治山小学校
 広島市比治山小 古宮篤美校長、689人。参加から20年、県下で45校目。毎月15日を収集日と決めて、子どもたちが持参。
  PTA(柴田脩二会長)のベルマーク部(村尾靖子部長、18人)の子どもが家に持って帰ります。家で整理、年に2回集まって集計です。ベルマークだよりは年3回発行、プリントで連絡を取り合います。市内の大学付属病院と公民館にベル箱を置かせてもらい、毎回5万点前後を発送しています。PTA役員は生活部、広報部など自分の希望する部に入りますが、ベルマーク部はお母さんたちに人気があり、希望者が多いときはジャンケンで決めます。村尾部長、広長美樹、高橋明美両副部長は「役員をやってみて初めて知ることが多い。べたつくマークは捨てていましたが、1点が1円になることを知り、きれいに洗うようになりました」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

学校で仕分けて 家で整理作業を

高松市古高松南小学校
 高松市古高松南小 白井加代子校長、329人。参加から23年、県下で33校目です。毎月1日を「ベルマークの日」と決めて、子どもたちがマークを持って来ます。PTA(坂下且人会長)の厚生整備部(中野美保部長、12人)が毎月1回午前中に集まります。学校では仕分けだけで、マークの切り取り、整理は家に持ち帰ってします。年に2回集計、発送です。校区のコンビニ、公民館、学校の下駄箱にも手作りの箱を置いています。お年寄りたちがこっそり入れているようです。
  子どもたちは総合的な学習の時間に校区の老人ホームを慰問。農家から借りた7アールの水田でもち米を育て、校庭で餅つきをし、つきての餅をお年寄りたちにプレゼントします。部員たちは「みんながベルマークに関心を持ち、マークのついているのを買うことが秘訣です」。

★ 200万点達成校


茨城県日立市諏訪小学校
 菅波伸子校長、419人。市の高台にあり、近くに鮎川が流れ1年生はサケの放流、4年生はその遡上を見学します。運動はPTA厚生委員会が担当、整理のときは一般の方にも参加していただいています。これまでデジカメ、一輪車など購入しました。

千葉県鴨川市鴨川小学校
 奈良康信校長、338人。房総半島の南東部。近年、農漁村地域から商業的な地域に変容してきています。PTA厚生委員会(久松弘美委員長、7人)が、収集日は毎月、行事予定日と同日に指定して集まりやすいようにしています。作業はすべて厚生委員会が行っています。

神奈川県横須賀市岩戸小学校
 座間博校長、440人。住宅地内にあり中学校、養護学校がある学園地域にあります。PTA成人保健委員会(小島克美委員長、18人)が中心に、成人保健サポーターと一緒に活動しています。創立30周年記念に校庭の時計を購入する予定です。

新潟市東山の下小学校
 土屋建夫校長、921人。校内にビオトープをPTAと協力してつくっています。運動は児童会リサイクル委員会とPTA環境整備部が担当しています。収集か隔週火曜日に玄関前で児童が集め、仕分けまで児童が担当して、PTAにバトンタッチします。

滋賀県栗東市治田東小学校
 勝山明子校長、484人。参加から20年で達成。PTA(福永里美会長)の福祉文化部(山本夫佐部長)が役員会などのあとに集まって作業します。マークは子どもたちが持ってくるほか11地域の支部を通じて、地区民からももらいます。

広島市山本小学校
 仲本福惠校長、758人。6年生の各クラスから10人ずつ選ばれた計30人のボランティアが放課後に集まって約1時間整理します。あとPTAの文化部(広谷裕子部長、23人)が補助役員たちとともに、毎月1回ふれあい教室に集まります。

愛媛県新居浜市中萩中学校
 古川一豊校長、569人。生徒会(荒木大会長)の福祉委員会(山本舞委員長、各クラスから2人ずつ選ばれた30人)が毎月2回、生徒会室に集まり、作業。PTA(冨士枝浩会長)の資源部(秦亜由美部長)も老人会を回って集めます。

大分県別府市緑丘小学校
 廣岡俊英校長、293人。参加23年で達成。図書室に新しい本が少なく、3ヵ月ごとに県立図書館から借りているのが実情。PTA文化部(10人)の朝稲久美子部長は「児童の読み聞かせにも本が必要。図書室を充実して不便を解消したい」。
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