★ 600万点達成校を訪ねました!
|
郊外委員の35人と児童全員でベル活動横浜市泉区の中田小学校
|
横浜市泉区中田小(藤田佳巨校長、605人)が参加42年で600万点を達成しました。県内の参加校1291校中10校目。
JR戸塚駅から市営地下鉄で2つ目。学校の周りには住宅地が広がっています。この学校の特徴は、とにかく敷地が広いこと。27000平方bもあって市立小学校の中で一番広い敷地に恵まれています。 この広い敷地には、木登りが出来る60本以上の桜や銀杏の木があって、子どもたちに季節の訪れや移り変わりを教えています。児童会のさわやか班の活動に「落ち葉清掃」があるのも特色です。 春のさくら祭りやサマーフェスティバルなどの地域の行事も校庭で開き、親子や家族で参加して互いのふれあいを大切にしています。 ベルマーク活動は、PTAの校外委員会(東眞由美委員長)を中心とする35人のお母さんと児童全員で行っています。子どもたちは、2カ月に一度マークを回収、朝自習の時間に自分のクラス分のマークをベルマーク番号10番台ずつに仕分けします。 慣れない1年生を手伝う高学年の児童もいます。引き継いだPTAは、一日ボランティアで集まったお母さんたちと一緒に仕分け、集計して年2回発送します。 「子どもたちが、切りそろえてから仕分けをしてくれるので大変助かります」と校外委員を経験した笠原康子PTA会長は話していました。 |
児童たちは地域の協力で 茶摘みの体験学習も横浜市鶴見区の寺尾小学校
|
横浜市鶴見区の寺尾小(桑原正子校長、671人)が600万点をクリアしました。1291校が運動に取り組んでいる県内で11校目、参加41年での達成です。PTAや先生方は、「長年続けると、こんなすばらしい結果に届くのですね」と喜んでいました。
寺尾小はJR京浜東北線鶴見駅から西へ約2`の丘陵地帯に、昭和30年に誕生しました。登っては降り、また登る、という坂だらけの周辺の様子は、「どんな坂でもみんなへいき」と校歌の冒頭でも歌われています。 のどかな農村だった周辺も、今ではすっかり変わって住宅地になりました。しかし、さまざまな樹木が生い茂り、湧き水もあるこの学校の環境が昔の姿をしのばせてくれます。 校内には、当時の農具などを展示した資料室があり、また近所の人のご好意で茶摘みを体験させてもらうなど生活学習にも取り組んでいます。 ベルマーク活動の中心は、PTAの学年学級委員会(石井はるみ委員長)の39人のお母さんたちです。毎年ベルマーク袋を作り、年間数回、収集週間を設け、学校に持ってきてもらいます。仕分けや点数計算は委員が行い、委員長と副委員長が財団に送ります。 校区の住民の皆さんには特にお願いはしていませんが、卒業生の家庭からマークが寄せられ、お母さんたちを喜ばせました。 桑原校長先生や石井さんらは、「これからも、地道に活動していきます。よその学校のお友達のためにもなるベルマーク運動のことを、もっともっと児童たちに知ってもらいたいですね」と話していました。 |
児童たちとPTAが 作業をスムーズに引き継ぐ茨城県大洗町の磯浜小学校
|
茨城県大洗町の磯浜小(山戸敏治校長、586人)が参加37年で400万点を達成しました。
JR水戸駅から鹿島臨海鉄道大洗鹿島線で15分。小高い丘の上に建つ校舎からは太平洋が一望できます。近くに水族館や科学館、水産加工業の関連施設などがあり、児童たちに体験学習の場を提供しています。 この学校の特色は、英語教育に力を入れていることです。月1回、3年生から6年生の児童が外国人教師から直接指導を受けています。また、毎週水、木、金曜日は、1時間目の最初の15分を英語の時間に充て、英会話や英語の音楽テープを流しています。 ベル活動は、PTAのベルマーク委員会(會澤佐代子委員長)の6人のお母さんたちと児童会のボランティア委員会)です。月2回の委員会の時間に各クラスから集めたマークを会社番号別に整理棚に入れるまでが児童会。引き継いだPTAはボランティアのお母さんと一緒に点数計算し、年3回発送します。 「預金でグラウンド用にソーラー時計を購入する予定です」と山戸校長先生は話していました。 |
無理せずに、意識が浸透させて作業が向上金沢市の大徳小学校
|
金沢市の大徳小学校(藤江喜明校長、687人)が、石川県8校目の400万点校に。1969年に同校区から独立した木曳野小も、前月に県内トップの600万点を達成、兄弟そろってベル優秀校です。
活動を率いるのは、各クラス1人ずつ計22人のPTA厚生委員会。毎月集まるマークを学校で仕分けし、年度初めにクジで決めた会社のマークを自宅で整理・集計します。 仕分け作業も希望に沿って午前・午後・夜の3部に分けています。「決して無理はしない。でも、意識がPTAの隅々まで浸透し、毎月のベル袋には驚くほど入っています」と委員長の中村宣子さん。児童の環境委員会も「親子一緒にベルマークを集めよう」と呼びかけてくれています。 金沢市教委は大徳中校区でこの3年間、小中一貫の英語教育を試行。新年度からは市内全体で実施、国に対し学習指導要領を弾力的に運用する「特区」を申請する方針で、藤江校長も「金沢の子がどんどん世界へ飛躍していくのが楽しみです」と話します。 |
力合わせ、前回は一度に80万点送付神戸市の本山中学校
|
神戸市の本山中(大西正展校長、658人)が県下で54番目に400万点を達成しました。参加から39年、52回の送票の結果です。
毎月1回、ベルマーク週間を決めて、生徒たちがマークを持参、教室の壁につるした会社別の紙袋に仕分けして入れます。生徒会(伊藤真会長)の文化委員会(清水友香委員長、34人)が朝礼やポスターで呼びかけたあと、金曜日に18教室を回って袋を集めます。生徒会役員、学級委員、生徒会担当の前田勝美先生らも加わって、昼休みや放課後、図書室で仕分けします。 PTA(玉泉年啓会長)のベルマーク担当も毎月の第3金曜日に集まって生徒たちの作業のあとを手伝います。仕分けが難しいマークが2年間、貯まっていましたが生徒、お母さん、先生らが力を合わせ、集中的に取り組んだ結果、前回は一度に80万点を送ることができました。伊藤生徒会会長や清水文化委員長は「みんなが団結、協力し合って一つの事を達成することは素晴らしいことです」と話してくれました。 |
久しぶりの買い物を 楽しみに夏休み作業山口県の田布施中学校
|
山口県田布施町の田布施中(尾ア龍彦校長、445人)が参加42年、35回の送付で400万点を達成。県内で20校目。
ベルマーク運動は生徒会の学習委員会(小中夕季委員長ら26人)が受け持ち。 ベルマークの回収日は決めておらず、生徒たちが自由に持参してクラスの回収箱に入れています。今年の作業は、6月中に貯まっていたマークをクラス委員が番号別に仕分けをし、7月にマークを持ち寄って10枚ずつセロテープに張る整理作業をしました。 集計、発送は小中委員長と執行部の桂愛実さん、委員の堀田仁美さんの3年生3人が、夏休みに5日間出て作業。小中委員長と桂さんは「思ったより細かい作業で大変でした」。 新校舎が完成した1994年にベルマークで大きな買い物をしたのが最後。生徒会担当の藤井信宏先生と学習委員会担当の吉本そのみ先生、小中委員長、桂さんは「ベルマーク預金が貯まっており、買い物を楽しみにマークの整理をしました」と話していました。 |
マーク仕分けは 家で家族と一緒に青森県八戸市の新井田小学校
|
青森県八戸市新井田小 今勝康(こん・かつやす)校長、642人。県で27校目。運動参加31年で達成しました。
運動会で10年も続いている人気競技の親子二人三脚。活発に活動する児童会のボランティア委員会。親子で本に親しむ春秋の読書週間。 小高い丘の城跡にあるこの学校には、個性的な教育行事が盛りだくさんです。 ベルマーク活動も例外ではありません。PTAのベルマーク委員会(秋山美恵子委員長)は50人もの大所帯です。お母さんたちは、それぞれのクラスが集めたマークを家に持ち帰って、子どもたちと仲良く仕分けます。 また、校区内の金融機関や公民館、銭湯、保育園、お店屋さんなどにベル箱を置かせていただき、手づくりのベルだよりやPTA新聞を町内で回覧してもらっています。 お母さんたちは、「地域ぐるみの協力のおかげです」と喜んでいました。 |
定年後の男性も ベル活動に参加仙台市の南小泉小学校
|
仙台市南小泉小 遠藤徳生校長、558人。市内では最も古い学校の1つで、今年130周年を迎えます。参加42年で達成しました。
活動は、父母と教師の会ベルマーク委員会(委員長、藤代公美さん、17人)が担当しています。収集は、各クラスと職員室前にベル箱を常置して、月1回の回収日に委員が回収、会社別に仕分け、点数計算は持ち帰って自宅で行います。年2回の発送日には会議室で全体集計をした後、委員長が点検して送付しています。 委員の中には、昨年定年になった男性も交じっていました。「お役に立つことなので、楽しんでやっています」と、元気に答えてくれました。 遠藤校長は、「かつて在職した学校で、児童と一緒に牛乳パックを使い小箱をたくさん作り、収集の段階で、会社別に入れるようにしました。そのため後作業がぐんと楽になったことを思い出します」と話していました。 |
峯小まつりでは マークがどっと集まります横浜市の峯小学校
|
横浜市峯小(小関恵美子校長、538人)が参加37年で300万点を達成しました。
横浜駅から相模鉄道で約5分。学校は国道16号線から少し入った住宅地にあり、校内には地域の人たちが集まるコミュニティハウスが併設されています。 この学校の特色は、近くの幼稚園や中学校との交流、障害者センターのバザーのお手伝い、地域のケアプラザを利用するお年寄りと楽しい時間を共有することを大切な活動として取り入れていることです。 ベルマーク活動は、PTAの学年学級委員会(岡桂子代表)の54人のお母さんたちが中心です。各クラスにのベル箱から月1回マークを回収し、学年ごとにボランティアを募って仕分けをします。 年2回の全体作業日に集計して発送します。「強化デーの『峯小まつり ザ☆祭典』の時は、地域の皆さんがマークをたくさん持って来てくれるんですよ」と岡さんは喜んでいました。 |
部員の多くが継続 作業はスムーズに兵庫県姫路市の御国野小学校
|
兵庫県姫路市御国野小 菅野聰子校長、663人。参加から37年、県下で236校目。
毎月第1水曜日に子どもたちが「ベルマーク 心の通い袋」と書かれた袋でマークを持参します。翌日、PTA(野村俊彰会長)のベルマーク部(宮本敦子部長)の13人と1年生3クラスの応援のお母さんたち19人が学校の和室に集まります。第4木曜日にベルマーク部員だけでもう一度集まり、残りの作業をしますから、家に持って帰ってする作業は年に2回の集計ぐらいです。宮本部長、岩本孔美副部長は3年連続ベルマークを担当しています。部員の多くが継続しているので作業は手馴れたものです。それでも毎年の説明会には全員で出掛けて行き、話を聞くことにしています。市内のスーパー3店と地区の婦人会長さん宅にもベル箱を置かしてもらっています。 |
新聞の折込広告活用 親子で仕分け神戸市の南五葉小学校
|
神戸市南五葉小 岩石正記校長、375人。参加から32年、県下で122校目。PTA(福井俊夫会長)の厚生委員会(阪本伸枝委員長、12人)が担当。担任がクラスごとに集めたマークを、厚生委員の子どもが家に持ち帰り、親子で仕分けします。裏面に何も印刷されていない新聞の折り込み広告を利用、同じ種類のマークばかりを10枚単位で貼り付けます。
年に4回、6、9、11、1月に学校に持ち寄り集計します。以前は毎月集まっていましたが、働く人が多くなり、年に4回が「集まりやすい」と言うことになりました。 神戸の通信販売会社「フェリシモ」からマーク5万点の寄贈を受けたのを機会に、和太鼓を買う運動を起こし、3年前に購入しました。ベルマークで買ったキネとウスで毎年餅つき大会をしています。本勝麻友美PTA副会長、阪本委員長は「私たちの活動を見て、子どもたちが手伝おうという意識を起こしてくれるのがうれしい」。 |
学校、児童側の協力で
|
福岡県行橋市泉小 福島イク子校長、976人。県で39校目。参加25年、39回の送付で達成。
PTA学級委員会(吉田小百合委員長ら150人)のベルマーク係(責任者・川上智美副委員長)が運動を進めています。 3年前、ベル係を廃止して有志で進めたが、参加者が少なく、「ベル活動をやめよう」との声が上がり、活動が危機に陥りました。 しかし、「ベル運動は子どものために役立つ。子どもたちにも手伝わせたら」との声も強く、学校側に相談したところ快諾を得て、豊田紀洋先生が児童の世話係りを引き受けました。 今年、PTAのベルマーク係が復活。5、6年生の児童のベルマーク委員会(6年・山本美穂委員長ら18人)も新設されました。吉田委員長は「学校の協力で危機を乗り越え、300万点を達成できました」と喜んでいました。 |
★ 200万点達成校 |