学校訪問


達成校目次

★ 700万点達成校を訪ねました!

  さいたま市の日進小学校   「伝統のあるベル活動を しっかりと引き継ぎたい」

★ 500万点達成校を訪ねました!

  さいたま市の大砂土東小学校   ベル活動への連係 地域と息がぴったり
  横浜市の希望ヶ丘小学校   バザーや地域からの
寄贈マークが3分の1
  宮崎市の西池小学校   学校独特の活動 群読音楽発表会

★ 400万点達成校を訪ねました!

  東京都大田区の出雲小学校   毎月1回収集して 年3回一気に作業
  川崎市幸区の小倉小学校   「あいさつ運動」で地域とふれあいを
  静岡県富士宮市の大富士小学校   会長任期を2年に変えてから
活動に途切れがなくなりました
  滋賀県近江町の坂田小学校   9つの地区単位で ベル活動に協力
  京都市南区の南大内小学校   「働く人」を考えて夜にベル作業を実施
  神戸市の舞子小学校   収集袋の絵は 子どもたちの作品
  神戸市の本山第二小学校   ベルで購入した デジカメが活躍
  神戸市の北五葉小学校   洗剤の箱を使って 思い思いのベル箱
  熊本市の大江小学校   地域と連携して 福祉共生教育に力

★ 300万点達成校を訪ねました!

  さいたま市の大谷場小学校   父母や児童らに 活動意義が浸透
  さいたま市の大宮別所小学校   創立30周年前に うれしいニュース
  狭山市入間川東小学校   先輩からのチエ 地道に引き継ぐ
  東京都北区の滝野川小学校   学校行事には 地域も積極的に参加
  福井市の明道中学校   校区内の小・中校 ベル活動が盛んです
  大阪府寝屋川市の成美小学校   校区の住民は ベルの意識が高い
  枚方市の桜丘北小学校   地域のベル箱は 予想以上の成果
  奈良県下市町の下市小学校   部員の希望を聞き 作業は昼と夜に
  北九州市の萩ケ丘小学校   50周年の記念品は児童のアンケートで
  唐津市の長松小学校   切り揃え貼る マーク整理改善へ

★ 200万点達成校

  埼玉県加須市礼羽小学校   東京都品川区京陽小学校
  神奈川県箱根町仙石原小学校   長野県諏訪市諏訪中学校
  静岡県榛原町みのり幼稚園   京都市朱雀第三小学校
  大阪府八尾市長池小学校   兵庫県姫路市勝原小学校
  神戸市垂水中学校   大分県別府市西小学校
  鹿児島市西陵小学校  

700万点達成校を訪ねました!

「伝統のあるベル活動を しっかりと引き継ぎたい」

さいたま市の日進小学校
 埼玉県さいたま市の日進小(栗山美弥子校長、1141人)が集票累計で700万点を達成しました。運動参加以来41年間に及ぶPTAや先生方、児童のみなさんの地道な連係プレーが実を結びました。
  970校余りが参加している埼玉県内では、1位の春日部市粕壁小、2位のさいたま市大宮南小に次ぐ成果です。
  お母さんたちは、「先輩のお母さん方から受け継いだものを、来年度のお母さんたちに、しっかり伝えて行きたいですね」と話していました。
  日進小は明治6年創立の伝統校です。JR川越線の日進駅から日進七夕通りの商店街を抜けて約10分ほどの住宅地の一角にあります。
  ベルマーク活動を中心になって進めているのは、PTA総務部(納幸子部長)の18人のお母さんたちです。毎年6、10、1月にベルマーク週間と回収日を設定し、「収集のお知らせとお願い」を全校児童の家庭に出します。また、「結果の報告」も必ず届けます。
  平成13年度からは校舎の昇降口にベル箱を設置。卒業生のお母さんや近所のみなさんが、気軽にマークを持ってきてくださるようになりました。
  もう1つの新しい試みは、今年から一般のお母さんたちに、仕分け等の作業のお手伝いを呼びかけたことです。参加して下さったお母さんたちは、「学級懇談会の時ぐらいしか会わなかった方と話すことが出来、お友達になれました」と喜んでいたそうです。
  総務部のお母さんたちは、「ベルマーク運動の意義などを、もっと子供たちに知ってもらうために、学級活動に親子でのマークの集計作業が取り入れられたら、親子のすばらしいコミュニケーションの場になりそうですね」とこれからの運動の進め方について思いをめぐらせています。

500万点達成校を訪ねました!

ベル活動への連係 地域と息がぴったり

さいたま市の大砂土東小学校
 さいたま市大砂土東小(澤邉和彦校長、1350人)が500万点を達成しました。埼玉県内の参加校約970校の中で11校目。運動参加37年目で成し遂げました。
  昨年は、浦和、大宮、与野の3市が合併して「さいたま市」が誕生、今年4月には区制が敷かれます。さいたま新都心を中心に大きなビルの建設が急ピッチで進められるなど、市内は大きく様変わりしていますが、北東部に位置するこの学校の周辺は、畑や樹木が残る落ち着いた住宅街です。
  校内にも桜や松、イチョウなどの木がたくさんあり、PTAのバザーは「松の子まつり」、児童の行事は「松の子フェスティバル」と呼んで盛り上げています。
  ベル活動の中心はPTAの保健厚生委員会(下村智恵委員長、18人)ですが、200人を超える一般のお母さんたちがマークの仕分けなどを手伝ってくれています。スーパー2店にベル箱を置かせてもらっているほか、卒業生の家庭からマークを郵送してくださるなど、地域のみなさんとの息もぴったりです。
  数年前からベル預金をためて、昨年の学校創立70周年記念にオルガンを13台購入しました。これからも児童たちの役に立つものを選んで行きたい、と話していました。

500万点達成校を訪ねました!

バザーや地域からの 
寄贈マークが3分の1

横浜市の希望ヶ丘小学校
 横浜市の希望ヶ丘小(内田洋校長、627人)が500万点を達成しました。運動参加40年目、県内では1280校中22校目でした。
  JR横浜駅から相模鉄道で約10分。学校は小高い丘の上にあって、東には日本の海の玄関、横浜港の「みなとみらい21」のシンボルのランドマークタワーが、西には富士山が眺められる緑豊な住宅地の中にあります。
  体育館で全校児童が、毎月のテーマ曲を歌う「音楽朝会」や、地域の人たちも参加して開かれる秋の音楽会など、年間を通じて積極的に音楽活動に取り組んでいます。
  ベル活動は、PTA学年学級委員会が中心です。学期毎に子供たちが持ってきた収集袋を回収し、委員のお母さんたちが自宅で仕分け、集計をします。発送は年3回。
  12月に行なう児童活動の「リサイクルバザー」や、協力をお願いしている地域の方たちからもたくさんのマークが届けられます。
  「その数は全体の3分の1以上にもなるんですよ」と委員長の佐々博子さんはうれしそうに話していました。

500万点達成校を訪ねました!

学校独特の活動 群読音楽発表会

宮崎市の西池小学校
 宮崎市の西池小(菅宇一郎校長、823人)が参加42年、66回の送付で500万点を達成。県で3校目。
  学校の自慢は、11年続く学期ごとに開いている群読(ぐんどく)音楽発表会。児童が学級、学年、全校単位で、一緒に詩を読み上げて朗読すること。
  昨年7月、県立芸術劇場で皇太子ご夫妻が出席して催された全国献血運動推進全国大会の席でも児童たちが発表。「群読は他に例がない活動で、児童に日本の言葉の美しさを知ってもらうのと、全校が一つになれます」と菅校長。
  PTA親睦事業部(130人)の執行部担当役員川越好恵さんは「初めて群読発表会を見たときは感動しました。素晴らしい詩の朗読でした」と話していました。
  ベルマークでの買い物は子供たちのためになる物を購入しています。1月にはビデオデッキ1台、全学級に電動鉛筆削り器20台、ポコボール1個を注文。
  親睦事業部に携わって山本尚子部長は6年目、川越さんも5年目。「役員、部員は1年交代だが、続けてくれる人がいるおかげで作業の形ができており、スムーズな運営ができています」と山本部長。

400万点達成校を訪ねました!

毎月1回収集して 年3回一気に作業

東京都大田区の出雲小学校
 東京都大田区出雲小 小林正敏校長、568人。運動に参加して33年。都内では27校目の400万点達成です。羽田空港に向かう道筋にあり、学校の正面には大きな善永寺や正覚寺が、南には多摩川が流れています。学区内は住宅地と工場が混在している中にありますが、静かな環境です。児童たちは、そこを舞台に六郷緑地で全校ボランティア遠足や総合学習の時間には町工場に出向いて熱心に学習しています。
  運動はPTAのベルマーク委員会(委員長・渕本美穂子さん、36人)が担当しています。毎月10日にマークの収集袋を回収、各クラスの学年委員が仕分け、PTA室にある会社別の専用引き出しに保管しておきます。そのマークを年に3回、全学年委員が集まり図書室で点数計算と整理袋の記入をし、翌日に委員長と副委員長で点検した後、送り状に記入して送付します。
  塚越正昭教頭は「昨年も前任校で500万点達成の栄誉に立ち会いました。うれしいです。PTAのみなさんの苦労がよく分かります」と話してくれました。

400万点達成校を訪ねました!

「あいさつ運動」で地域とふれあいを

川崎市幸区の小倉小学校
 川崎市幸区小倉小(押切健校長、854人)は、多摩川をはさんで東京都と接する川崎市のほぼ真ん中に位置し、近くには鶴見川や動物公園もあって、落ち着いた住宅環境にあります。
  朝のあいさつ運動や、道行く人たちにもわかるように周囲の塀に貼ってある「あいさつポスター」などが、地域の人たちとのふれあいを大切にする子供たちの心を物語っています。
  ベル活動は、PTAの学年委員(6人)と各クラスの学級委員(48人)が協力しながら進めています。昨年は、総合学習の一環として6年4組の児童(30人)も仕分けを手伝いました。
  PTA会長の沖野和正さんは、「来年は創立50周年です。記念に液晶プロジェクターを購入する目標を立てていますので、みんなで頑張りたいですね」と話しをしていました。

400万点達成校を訪ねました!

会長任期を2年に変えてから
活動に途切れがなくなりました

静岡県富士宮市の大富士小学校
 市名・学校名通り、でっかい富士山に抱かれる静岡県富士宮市の大富士小学校(遠藤剛校長、967人)が、県内26校目の400万点校に。ベル歴19年でのスピード達成です。
  率いるのはPTAのベルマーク母と子の会(遠藤恵美子さん)。毎月初めに持ち寄るマークを児童の校内環境リサイクル委員がPTA作業室へ。スーパーや農協にもベル箱を置き回収、これらを母と子の会の呼びかけに応じた父母約50人のボランティアが奇数月に集まり仕分けします。
  母と子の会の会長任期を2年とし、現会長は退任前に新会長を指名するのも特長。だから、活動の途切れもないそうで、遠藤さんは「もう少し児童が係わると最高ですね」と話していました。
「富士山学習」。郷土を愛し、共にはぐくむ力をという富士宮市小・中学校の共通テーマで、大富士小でも富士山をデザインしたワッペンをつけて体験学習するなどしており、遠藤校長は「誇りと自信を持てる子どもに育ってくれれば」と話します。

400万点達成校を訪ねました!

9つの地区単位で ベル活動に協力

滋賀県近江町の坂田小学校
 琵琶湖の東岸、滋賀県近江町の坂田小学校(西野勲校長、448人)が400万点に。県内12校目、41年余で達成。子どもらが校区を巡回回収しています。
  校区は約1900戸。子どもたちは9つの地区単位に毎年5月と10月、PTA母親部作成のお願いビラを全戸に配布。1週間―10日後、集めに回ります。あとは各地区の母親部員が仕分け、集計します。
  02年は約17万点も収集。母親部会長の坂本まち子さんは「校区全員の参加だから関心も強く、マークもきれいに切ってあるので作業が楽です」。PTA担当の西川広幸先生は「わざわざ集めに回らなくてもという声はありますが、『子どもが来てくれるのが楽しみ』という声もあり、続けています」と話します。
  近江町のシンボルイメージは「母の郷(ははのさと)」。琵琶湖などの自然、内助の功で知られる戦国の武将・山内一豊の妻千代らを輩出した、などが理由だそうですが、地域ぐるみで価値を生み出す坂田小のベル活動もそういえるでしょう。

400万点達成校を訪ねました!

「働く人」を考えて 
夜にベル作業を実施

京都市南区の南大内小学校
 3年前、新しい校舎ができたばかりの京都市南区の南大内小(南隆之校長、210人)が参加から42年で400万点を達成しました。府下で17校目。
  PTA(吉田勝彦会長)の財務委員会(三原真奈美委員長)が年に8回集まります。各クラスから2人ずつ選ばれた16人です。働くお母さんが多くなってから、集まりは午後7時から同8時30分ごろまでです。ベルマーク運動は財務委員会だけでなく、地域委員会、実行委員会が協力、PTA全体の運動とします。
  まず、地域委員が町内会の回覧板で呼びかけ、町内からマークを集めます。実行委員はマークの仕分けや小集計をし、財務委員会に引き継ぎます。夜の作業なので、お母さんと一緒に子どもたちも学校に集まり、作業を手伝います。三原委員長は「子どもを家に残しておくと気になりますが、一緒に作業をすると、会話が生まれます」と、作業を手伝う3年生石山卓哉くんは「お母さんといっしょに切り終えた時は気持ちがいい」と話していました。

400万点達成校を訪ねました!

収集袋の絵は 子どもたちの作品

神戸市の舞子小学校
 明石海峡大橋を見下ろす神戸市の舞子小(西中晃校長、909人)が400万点を達成しました。参加から39年、県下で48校目。
  PTA(森永速男会長)の総務部(北野綾美部長)が毎月2回午前中に集まります。部員以外に毎回、一般のお母さんが学年毎に分かれて手伝ってくれます。マークを切り揃える日と集計する日に分かれています。月に2回は忙しいようですが、一般のお母さんは全員が年に1回出ればよいことになっています。1年生のお母さんを除いて、皆が作業を経験しているのでテキパキと進み、連帯感も生まれます。
  年に6回発行のベルマークだより「べるまるこちゃん」には次に集まる日などが書かれていると同時に、次回持ってくるベル袋の作り方がプリントされています。図のとおりに切り取り、ノリづけすれば10センチ四方の袋ができます。ぬり絵になっており、ポケモンなどに色をつける子も多いです。絵は総務部の子どもたちが描きます。作業の後はお茶の時間です。

400万点達成校を訪ねました!

ベルで購入した デジカメが活躍

神戸市の本山第二小学校
 阪神大震災で校舎が全壊した神戸市東灘区の本山第二小(池水建郎校長。1017人)が400万点を達成しました。参加から35年、県下で49校目です。
  PTA(松澤恵会長)の企画委員会(石原まり子委員長)が年に6回集まります。各クラスから1人ずつ選ばれた29人で、同委員のほかお手伝いも参加してくれます。お手伝いは毎回、学年別に分かれ、有志を募るのですが、毎回40人以上が集まってくれます。
  ベル袋は次にマークを持ってくる日が書かれた1枚のプリント用紙です。子どもたちが家でノリをつけ、袋を自分で作るようになっています。プリントの絵に色を塗って楽しいベル袋に作る子どももいます。
  ベルマークでデジカメ6台を購入しました。総合的な学習の時間に子どもたちが町に探検に出て、写真を撮る時に役立っています。同校には外国の子どもたちが多く、国際教室が有ります。運動会には子どもたちがフィリピンのお母さんから習ったバンブーダンスを披露して好評でした。

400万点達成校を訪ねました!

洗剤の箱を使って 思い思いのベル箱

神戸市の北五葉小学校
 神戸市北区の北五葉小(飯田康士校長、557人)が参加から32年で400万点を達成しました。県下で50校目です。担任の先生が子どもの連絡帳に「マークを持ってきてね」と描きます。先生の一言がマークの集まりに大きく影響します。
  PTA(滑川ひろみ会長)の施設整備部(深山裕子部長)が毎月1回、第1金曜日の午前中に集まります。同部員は各クラスから選ばれた18人で、各教室に手作りのベル箱を置きます。ティッシュやお菓子、洗剤の箱で思い思いの可愛らしい箱を作るため、子どもたちに人気があります。ベル袋も同部員の子どもが描いた絵が印刷してあります。男の子は「ポケモン」、女の子は「ハム太郎」です。塗り絵にする子もいます。校内には余った教室を利用してできた神戸市地域福祉センターがあります。老人のデイサービスをはじめ、お母さんたちの料理教室、喫茶室など地区民のふれあい広場になっています。このセンターにもベル箱を設置、お年寄りらからマークが寄せられています。

400万点達成校を訪ねました!

地域と連携して 福祉共生教育に力

熊本市の大江小学校
 熊本市の大江小(高野元輝校長、440人)が参加39年、89回の送付で400万点を達成。県で3校目。
  学校は、地域の人たちと共に生きる福祉共生教育に力を入れています。2月26日に福祉施設のお年寄りらを招き交流会を開催。昨年暮れは近くの県立劇場で、児童に大舞台を経験させ、地域の人たちと一緒に楽しんでもらう目的でハートフルコンサートも開催。
  父母と教師の会の総務委員会(磯部恭子委員長ら15人)がベルマーク運動を受け持ち、今川由紀子、田口優美両副委員長が担当。
  マーク収集は1学期に1回。仕分け・集計作業は委員の他に、一般のPTA会員に呼びかけます。「参加が少ないなと思ったら個人的に呼びかけます。気持ちよく応じてくれます」と今川副委員長。
  買い物は、この5年間は運動会用のテントを1張りずつ購入し、今年も計画。2年後に創立130周年を迎えるため、磯部委員長と今川副委員長は「地域の協力を得るなど検討したい」と意欲を見せていました。

300万点達成校を訪ねました!

父母や児童らに 活動意義が浸透

さいたま市の大谷場小学校
 さいたま市大谷場小 春原文門校長、573人。県で73校目。運動参加41年で達成しました。
  大谷場小はJR京浜東北線と武蔵野線が交わる南浦和駅から北へ徒歩約10分ほどの静かな住宅街の一角にあります。校門の近くには、江戸時代の庚申塚が教育委員会の手で保存されていて、歴史ゆかしい土地柄を物語っています。
  この学校のベルマーク活動の中心は、PTAの総務学級委員会(大久保伸枝委員長、18人)ですが、一般の父母や児童たちに活動の意義などが理解され、定着しています。3年生以上の児童は、家から持ってきたマークを仕分けボックスに分類して入れてくれるので、助かるそうです。
  委員のお母さんたちは、「これからは、公民館やコンビニなどにベル箱をおいていただき、卒業生や協力してくださる住民の皆さんとベルマークを通じてコミュニケーションを図りたいですね」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

創立30周年前に うれしいニュース

さいたま市の大宮別所小学校
 さいたま市大宮別所小 中野治代校長、913人。埼玉県で75校目。運動参加29年で達成。
  市の北部にあり、宇宙飛行士の若田光一さんが学んだ学校として有名になりました。花いっぱい運動や吹奏楽など、ふだんの授業以外の分野でも活発な活動が目立っています。
  ベル活動の中心はPTA厚生部(内藤光悦部長)の26人のお母さんたちです。
  年度の初めに児童に手紙を配って協力を呼びかけ、年間5回の回収日に各教室から集めたマークを仕分け。数社分ずつ分けて自宅に持ち帰り、5枚ずつホチキスで止めます。
  1昨年秋からは、地域のスーパーと郵便局に回収箱を置かせて頂いています。お母さんたちは、「来年の学校創立30周年を前に300万点に届きました」と大喜び。「記念になる物を購入したいですね」と先生方と相談しているそうです。

300万点達成校を訪ねました!

先輩からのチエ 地道に引き継ぐ

狭山市入間川東小学校
 埼玉県狭山市入間川東小 広沢和夫校長、632人。県で74校目。運動参加20年で達成しました。
  西武鉄道新宿線の狭山市駅を中心に1戸建ての住宅やマンションなどが建ち並んでいますが、静岡や宇治などと並んで、おいしいお茶の産地としても有名です。
  ベル活動はPTAのベルマーク委員会(黒田真由美委員長、18人)が中心となって進めています。6月から翌年2月まで、「ベルマークの日」と定めた毎月第3木曜日に集まり、各教室に常時設置してあるベル箱から回収したマークの仕分けや集計をします。
  収集日の前に、各家庭にお知らせのプリントを配り、また、児童が校内放送で呼びかけます。黒田さんたちは、「それ以外には、特別な事はしていません。これからも、先輩のお母さんたちから引き継いだものを地道に伝えていきたいと思います」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

学校行事には 地域も積極的に参加

東京都北区の滝野川小学校
 東京都北区滝野川小 家田晴行校長、425人。参加40年目の達成です。学校は本郷通りに面し、正面には「旧古河庭園」があり、緑が多くしっとりとした家並みの中にあります。
  運動はPTAの学年学級委員会(委員長・小野澤嘉子さん、14人=うち3人がベルマーク係)が中心になり進めています。マークの収集は学期に1回、収集日の1週間前に担任の先生から袋を配っていただき回収します。仕分けはベルマーク・ボランティアのお母さんたちと一緒に作業し、最終的な点数計算と送票はベルマーク係が行います。
  家田校長は、「創立112年になりますが、『親子三代滝小』という家庭が多く、この町の人たちは、山の手の『品のよさ』と下町の『情の厚さ』があり、保護者や地域の方々は学校行事には積極的に参加してくれます」と話してくれました。

300万点達成校を訪ねました!

校区内の小・中校 ベル活動が盛んです

福井市の明道中学校
 福井市明道中 向井健治校長、678人。42年近い活動で、県内22校目。母親らが支えています。
マークは生徒の環境委員がクラスからまとめ、PTA厚生委員会(西端由美子委員長)へ。作業は年9回、学校で行い、自宅で集計します。
  中学校のベル活動は多くが生徒会中心ですが、「子どもらが勉強に傾注してくれれば、まあいいかと・・・」と、副委員長の浅井美紀さん。小学校に比べて遠くなりがちな学校と母親たちの距離が縮まれば、との思いもあるようです。
  福井のベル活動は活発。明道中校区でも750万点の松本小を筆頭に300万・400万点台の小学校が並び、ベル箱が街のあちこちに。西端さんは「小学校が盛んだから、中学校でも取り組みやすい。ただ、地域へ明道中のベル箱を置くことは小学校に遠慮して見送っています」と笑います。

300万点達成校を訪ねました!

校区の住民は ベルの意識が高い

大阪府寝屋川市の成美小学校
 大阪府寝屋川市成美小 久保克三校長、455人。参加から38年、府下で67校目。PTA(川端益裕会長)の学年委員会(宇野美保委員長)が学期1回集まります。同委員会は各クラスから1人ずつ選ばれた12人ですが、文化、広報委員会などPTA役員60人に1人が年1回ずつ手伝ってもらうことにしています。整理は午前10時から始まり、学校で全部済ませ、家には持って帰らないことにしています。作業の後はPTAが用意してくれるジュースでおしゃべりを楽しみます。
  校区のカメラ店経営の人からフィルムのマーク約3万点が送られてきました。ベルマークの意識が高く、卒業生のお母さんからよくマークが送られてきます。
  湯川あつ子PTA副会長らは「子どものころからマークを集めていますが、係になって思うのは、草の根的な素晴らしい運動です」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

地域のベル箱は 予想以上の成果

枚方市の桜丘北小学校
 大阪府枚方市桜丘北小 太田昌之校長、676人。府で68校目。1978年の学校創立と同時に参加、ことしの創立25周年に花を添えました。
  毎年春、PTA厚生委員会は年間8回の作業日を決め、その数日前を収集日としてベル袋にも印刷。作業日の決定を優先するのは、勤めを持つ委員もやりくりし易いからです。作業は6人の委員に学年・本部役員らが応援する形で行い、その都度、財団へ。だから、期限切れで無効になるマークはありません。
  団地とマンションが建ち並ぶ校区ですが、お年寄りが学校花壇を手入れするなど住民の地域意識が育ち、昨年初めてスーパーに置いたベル箱も「予想以上の入り。もっと増やしたい」と厚生委員長の肥田世津子さん。住民も訪れるPTA祭りを盛り上げようと、ベル預金でポップコーン製造機を購入したそうです。

300万点達成校を訪ねました!

部員の希望を聞き 作業は昼と夜に

奈良県下市町の下市小学校
 奈良県下市町下市小 片山清校長、299人。参加から41年、県下で15校目。「一目千本」のサクラで知られる吉野山の西にあって、情報教育に力を入れています。毎月1日から1週間を「ベルマーク週間」と決めて、上田恭子先生らの指導で子どもたちがマークを持参。隔週に開かれるテレビ朝会では子どもたちが生放送でマークの切り方などを各教室に放送します。
  PTA(沖垣全彦会長)の施設部(涌本恵美子部長)が年に5、6回のペースで集まります。働くお母さんが多くなったため、部員の都合を聞いて、午後1時か同7時から集まることにしています。午後7時からを希望する人が多くなりました。2階会議室の作業ではBGM(バックグラウンドミュージック)を流すようにしました。「想い出の渚」「長い髪の少女」など若いお母さんが好みそうな曲を選び、効果を上げています。

300万点達成校を訪ねました!

50周年の記念品は児童のアンケートで

北九州市の萩ケ丘小学校
 北九州市門司区萩ケ丘小 村岡俊宏校長、442人。県で36校目。参加40年、80回の送票で達成。
  学校は創立50周年を迎えて、昨年11月に記念式典を催しました。PTA学年学級委員会(金澤早苗委員長ら28人)は、50周年を記念してベルマークで買い物をすることを決め、全校児童からアンケートを取りました。
  希望の多かった球技用のデジタルタイマー付き得点板(約7万円)、50周年を記念して開設したランチルーム用のプーさんの壁掛け時計(1万5千円)の2点を1月に購入しました。
  金澤委員長と石蔵智子、高地友子両副委員長は「記念品購入は準備期間が少なかったが、買うものを決めて目標を持って取り組んだために運動が盛り上がりました。委員会付きの先生も児童に声掛けをしてくれ、効果が上がりました」と笑顔で話していました。

300万点達成校を訪ねました!

切り揃え貼る マーク整理改善へ

唐津市の長松小学校
 佐賀県唐津市長松小 尾ア隆校長、955人。県で4校目。参加37年、34回の送票で達成。
  PTA社会部(出島百合子部長ら38人)はベルマーク運動を中心に2月のバザー、6月の給食試食会の手伝いが主な活動。
  マーク収集は、毎月1日と15日のベルマークの日に児童がマークを持参。校区内のスーパーと郵便局にも回収箱を設置して、地域の協力も求めています。
  整理作業は毎月第2火曜日の午前10時から。役員の「当番さん」は30分早く出て仕分けをします。マークは切りそろえて10枚ずつセロテープに張り、薄いマークはホッチキスで止めており、手間と時間がかかるために改善を検討中です。
  出島部長と小林貴子副部長は「ベルマーク運動に携わってから多くの商品にベルマークがついていることを知り、認識を新たにしました」と話していました。

★ 200万点達成校


埼玉県加須市礼羽小学校
 吉岡勝校長、564人。明治6年創立の伝統校で、市内の商店街と住宅地と農村地帯が混在した場所にあります。PTA教育設備部(23人)が担当し、年5回整理作業をしています。これまでに大玉など購入しました。

東京都品川区京陽小学校
 八重樫憲一校長、332人。住宅街の中にあり地域とのかかわりは強くあります。運動はPTAの学年委員が中心に進めています。収集は学期に1回。郵便局やスーパーなどに収集箱を置かせていただいています。今年度の購入予定は一輪車です。

神奈川県箱根町仙石原小学校
 中村茂校長、197人。自然豊かな環境にあります。運動はPTA保健給食委員会の18人が担当。収集は毎月1回、集まったマークは委員全員で分け、各自家に持ち帰り、仕分けします.点数計算などは、委員会を開いて行い、送票は担当の先生が行います。

長野県諏訪市諏訪中学校
 佐久隆明校長、323人。学校行事の競歩大会では諏訪湖を1周しています。運動は生徒会の購買資金委員会が中心ですが、本年度は生徒会本部が「車いすを福祉施設に贈る」という目標を掲げて一緒に取り組んでいます。

静岡県榛原町みのり幼稚園
 森川道雄園長、189人。25年で達成、県内99番目。毎月のベルの日に園児が持参するほか、町内の農協、商店などへベル箱を置いたり、先輩である小学生も協力してくれて収集。保護者会のみんなで整理しています。

京都市朱雀第三小学校
 藤村法子校長、359人。参加から37年、府下で80校目。PTA(清水康孝会長)の学級委員会(勝谷和美委員長)が年に6回、6月と11月に3回ずつ、集中的に集まって成果を上げています。 昨年、買った卓球台が子どもたちに人気です。

大阪府八尾市長池小学校
 辻岡剛校長、734人。PTA(穂満繁雄会長)の学級委員(横山喜美代委員長)46人が各学期に1回集まります。玄関の棚にクラスごとのベル箱を置いていますが、それぞれにお母さんたちが作った楽しいものばかりです。

兵庫県姫路市勝原小学校
 大林敬正校長、708人。参加からわずか19年で達成。県下で230校目。PTA(立川充会長)がこれまで学年毎に集まっていましたが、今年からクラスごとに集まり、全員が参加。大型掃除機2台が下駄箱周辺の砂を採って活躍中。

神戸市垂水中学校
 植田秀幸校長、577人。参加から34年。生徒会(土屋絵梨会長)が毎月1回クラス単位で集まります。生徒会新聞に集計結果を載せ、上位を表彰します。学校創立50周年なので何か記念になるものを買おうと、みんなで考えているところです。

大分県別府市西小学校
 明石哲郎校長、190人。参加42年で達成。PTA生活部(7人)の岡久仁恵部長は「ベルマーク新聞の記事を見て校長先生が、校旗がほしいですね」と話したことから、「がんばってみたいですね」と意欲をのぞかせていました。

鹿児島市西陵小学校
 橋口浩明校長、960人。参加25年で達成。PTA事業部(27人)はベルマークと資源回収、バザーが主な活動。赤坂恵利子部長は「創立以来、運動を続けた成果で、今後も環境をよくするために子どもとPTAが一緒になってがんばります」。
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