★ 1000万点達成校を訪ねました!
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香川県で初めて1000万点達成の高松市栗林小
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高松市栗林小(多田洋一校長、1083人)の朝は、午前7時50分、ピアノの演奏に乗って「あいさつの歌」から始まります。毎日、コーラスの好きな30人から50人の子どもたちが校門の脇で合唱、登校の児童たちを迎えるのです。この栗林小が全国で10校目、県で初の1000万点を達成しました。参加から41年、93回の送票でした。
PTA(早谷川悟会長)のクラス部(真鍋珠生部長)が毎月1回集まります。部員は各クラスから1人ずつ選ばれた32人です。今年から子どもたちにも協力を求め、お母さんたちが紅茶の入っていた紙パックで仕分け箱をつくり、各教室に設置しました。子どもたちは番号が書かれた箱に会社別に分けて入れることになりました。毎月「ベルマーク週間」を設け、子どもたちがマークを持ってくると、お母さんたちが教室を回って集めます。 クラス部だけでは手が足りないので、一般のお母さんからボランティアを募ります。毎回、30人から40人が参加、畳の「余裕教室」でなごやかに午前中作業します。働くお母さんのために、1回の作業は平日と土曜日を組み合わせた2日間です。9月と3月に発送、1回の発送は10万点から15万点です。 子どもたちが持ってくるマークのほかに校区の公民館とカメラ屋さんにベル箱を置かせてもらっています。「公民館だより」には協力依頼、集票結果、年度末には協力のお礼を載せます。安富美都華さん(6年)は「マークを集め、どんな物が買えるか考えると楽しい」。中原明彦教頭は「お母さんたちがいつも、誰かが学校に来て、教室を見てくれるのはいいことです。ベルマーク運動は教育の一環として子どもたちの中に生かされています」と話していました。 |
来年は学校の創立90周年
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川崎市高津区高津小(向井一哉校長)が、39年間の活動で600万点を達成しました。県で8校目でした。
学校は多摩川の南側、江戸時代に脇往還として発達した矢倉沢街道と、府中街道が交差する交通の激しい一角にありますが、市立図書館や幼児教育センターに隣接していて緑が多く、4年前に改築した明るく斬新な校舎で児童880人が学んでいます。 ベルマーク活動の担当は、この春、学年委員会からPTA執行部直属のベルマーク係へ移りました。整理作業の大半を家で行って、勤めている人も参加できるようにという従来からの方針を、さらに前進させたもの。メンバーを募ったところ160人が応じ、関心の高さを伺わせました。各学期を2学年ごとが受け持って、マークの収集から発送までを行います。 マーク収集は年7回。月初めの一週間に児童たちが回収袋に入れてマークを持参し、担任の先生が職員室脇に置かれた「ベルマーク回収袋入れ」へ入れます。翌週、都合のつく人が学校に来てマークを人数分に分け、作業の流れを記したプリントと会社別の袋一式を備えた「仕分けセット」と一緒に、係のお子さんに家へ届けてもらいます。学期末の「計算会」に仕分けたマークを持ち寄って、集計して発送します。これまでに、ミシンやオルガンなどを購入しました。 「ベル活動は会員同士が親しくなれる場」「PTA活動に参加する入り口です」と執行部の遠藤守正さんと平木伸枝さんは話していました。郵便局など校区3カ所に置いた収集箱にマークを寄せて、地域の人たちも協力しています。 学校は来年創立90周年を迎えます。それに合わせて効果的な買い物をしようと、ベル資金を蓄えています。 |
職員室前廊下に ベル箱置き回収千葉県市川市の南行徳小学校
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千葉県市川市南行徳小 加藤平校長、862人。県で78校目。運動参加38年目で達成しました。
すぐそばをゆったりと流れる江戸川をはさんで東京都と向き合っている市川市。中でも行徳地区は古い歴史を今に伝えています。来年は創立130周年。何代も前からこの地に住み、この学校を卒業した地域の人たちが130周年をどうやってお祝いしようか、と楽しげに準備を始めました。 ベルマーク活動に取り組んでいるのはPTAの環境整備部に所属するベルマーク班(中野睦子班長)の21人のお母さんたちです。 職員室の前の廊下には、児童たちがいつでもマークを入れられるようにプラスチックの箱がいくつも用意され、お母さんたちが毎月1回回収して仕分け、集計をします。 中野さんたちは「子供たちにもベルマーク運動の意義などについて伝えて行きたいですね」と話していました。 |
地域からも協力 昨年ピアノを購入大阪府寝屋川市の堀溝小学校
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大阪府寝屋川市堀溝小 岡田一正校長、495人。府で63校目。参加から31年、76回の送票でした。
PTA(東村博一会長)の学級委員会(由村和子委員長)が担当。各クラスから2人ずつ選ばれた32人が、各学期に1回集まります。学級委員の中に4年生だけで作られたベルマーク係(坂本京子係長)は毎月1回学校に来てマークの整理をします。忙しい人は家に持ち帰ります。PTAが年に5回発行している広報誌「ひびき」に集計結果、お買物の内容を載せます。 お年よりや学生からマークを郵送してくれるのは励みになります。昨年はピアノを買い、PTAのコーラスなどで役立っています。 勝田敬子、前川恵子両PTA副会長は「年度最初の活動日には、前年度の委員さんが自主的に出席、歴代引き継がれた作業方法を教えてくれます」と,喜んでいました。 |
紙製卵パックで 整理が便利に神戸市の西須磨幼稚園
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神戸市西須磨幼稚園 岸田元子園長、330人。県で114番目。参加から35年、53回の送票で達成です。
PTA(田中眞和会長)の施設部(谷本和代部長)が担当。年少、年中、年長組から集まった約40人の有志が毎月第2木曜日に集まって仕分け、整理し、各学期に1回集計、発送します。小さい子どもを連れてきたお母さんのために子どもたちだけで遊べるプレールームが用意されています。 昨年まで塩化ビニール製のクッキーの箱を使って仕分けしていましたが、静電気が起きてマークが引っ付くので、今年から厚手の紙製卵パックに替えました。小さいマークを整理するのにはとても便利です。お母さんたちは子どもが年少から年長までの3年間在籍している間、継続してベルマーク運動に参加してくれる人が多く「おしゃべりをしながら、友だちができるので楽しい」と言っています。 |
★ 200万点達成校 |