学校訪問


達成校目次

★ 600万点達成校を訪ねました!

  埼玉県所沢市の所沢中学校   日本で初めて飛行機の初飛行ゆかりの町
学校と地域が無理なく連携 立派な成果

★ 400万点達成校を訪ねました!

  横浜市の中和田小学校   創立110周年の記念の年に活動の努力が実りました
  神奈川県横須賀市の根岸小学校   活動を通して親ぼくを図る デジカメ増やしたい

★ 300万点達成校を訪ねました!

  秋田市の中通小学校   教育目標は「森の学校」づくり
今後は、子どもたちと一緒に活動したい
  秋田市の牛島小学校   担当者は前年踏襲は避け独自色を模索し実行
  埼玉県嵐山町の菅谷小学校   「ふるさと」の担い手を育てるのが目標
  神奈川県相模原市の田名小学校   ポスターやチラシでのPRが実り 集票が増えた

★ 200万点達成校

  北海道静内町山手小学校   青森県八戸市根城小学校
  福島県本宮町本宮小学校   千葉市花見川区横戸小学校
  千葉県四街道市八木原小学校   千葉県流山市東部中学校
  東京都台東区松葉小学校   岐阜県各務原市蘇原第一小学校
  石川県鶴来町朝日小学校   大阪府八尾市山本小学校
  兵庫県加古川市平岡東小学校   兵庫県姫路市灘中学校
  福岡県春日市宝幼稚園  

600万点達成校を訪ねました!

日本で初めて飛行機の初飛行ゆかりの町
学校と地域が無理なく連携 立派な成果

埼玉県所沢市の所沢中学校
 埼玉県所沢市所沢中(山口滋樹校長、650人)が600万点をクリアしました。市内では初めて、970校が参加する県内でも7校目という立派な成果です。
  最寄駅の名前は、ちょっと変わっていて、西武線の「航空公園駅」です。明治44年(1911)4月5日に、日本で初めて飛行機の初飛行が行われたということで、飛行機の博物館などが整備された公園があるからです。
  昔は宿場町として栄えたところですが、近代的なマンションなども目立ち始めました。
  この学校では、地域のごみ拾いや神社の清掃などの「ボランティア活動」がさかんです。「自ら学ぶ生徒」を学校の教育目標に掲げ、14年度からの「総合的学習」を先取りした形で平成11、12年度に市教委から研究校の委嘱を受けました。
  ベル活動はPTAの厚生委員会(内堀真由美委員長、32人)と生徒会の福祉委員会(17人)が並行して行っています。他の学校と様子が違うのはPTAの場合、厚生委員が各クラスから選ばれるのではなく、校区内の16支部に分かれた町内会ごとに選出される仕組みです。
  各支部と学校との結びつきは強く、ベル活動だけでなく、古紙や廃品回収など、さまざまな面で連携を保っています。
  もう一つ、忘れることが出来ないのは、近くの所沢小と明峰小が所沢中のベルマーク集めに協力してくれていることです。
  山口校長先生や内堀さんは、「毎年、3年生を送る会では、生徒全員が素晴らしい合唱を披露します。地域の住民の皆さんも、自分たちにも聴かせて、と集まってくださるんですよ。こうした地域全体の温かいご協力で600万点を達成することが出来ました」と喜んでいました。

400万点達成校を訪ねました!

創立110周年の記念の年に活動の努力が実りました

横浜市の中和田小学校
 今年5月に創立110周年を迎える横浜市の中和田小(横浜佳子校長、724人)が400万点を達成しました。先生方やPTAのお母さんたちは、「記念の年に39年間のベルマーク活動の努力が実りました」と感慨深げでした。
  この学校は横浜駅から相鉄線で30分ほど。田畑や緑もたくさん残っていて、二代、3代にわたってこの学校に通い、ベルマーク集めに頑張ってきた家族も少なくありません。
  活動の中心はPTAの学年学級委員会(北井知代委員長、22人)ですが、こうした住民の皆さんの協力が伝統として根付いています。婦人部が窓口となって回覧板で呼びかけ、集めたマークを寄付してくれる町内会があるなど、年間15万点ほどの収集実績のうち、3分の1は町内会から寄せられる「プレゼント」です。
  学年学級委員のお母さんたちは、自宅で、番号別に仕分けをします。これも、「家族で作業することによって子どもたちと学校の様子や友達のことなどを話したりして自然にコミュニケーションがはかれるという大きなプラスが生まれます」と笑顔で話していました。

400万点達成校を訪ねました!

活動を通して親ぼくを図る デジカメ増やしたい

神奈川県横須賀市の根岸小学校
 起伏に富んだ地形は新緑にあふれ、400万点を達成した神奈川県横須賀市根岸小(小林聰校長、500人)の白い校舎が、一段と映えて見えました。開校の年に運動に参加して22年。県で52校目、市で9校目でした。
  ベル活動の中心はPTA学級・厚生委員会。今年度は、大谷美恵子前委員長から引き継いだ、伊藤幸子委員長、原恒美副委員長たち18人です。活動は年6回。各学級から「お手伝い」を募って、学年交代でマークを仕分けます。毎回40人近く集まりますが、親ぼくを図ることも目的で、「ベルマーク懇親会」と呼んでいます。
  マンションなどに収集箱を置いて地域の協力はありますが、「今年は町内会の回覧板でも呼びかける計画です」と田中裕子PTA副会長は話しています。
  自然に恵まれた校区は、名木や庚申塔、井戸などがあって、総合学習には格好な場。「学習記録を作るのに、児童が使うデジカメをもっと増やしたい。ベルマークはありがたいです」と小林校長は話していました。

300万点達成校を訪ねました!

教育目標は「森の学校」づくり
今後は、子どもたちと一緒に活動したい

秋田市の中通小学校
 秋田市中通小 鈴木正孝校長、313人。県内で16校目、市内で12校目。市街地の最中心部に位置しますが、教育目標に「森の学校」(家庭と地域社会と学校が知恵を出し合い、自然と心の豊かな人間関係づくり)を目ざしています。
  運動はPTA総務部(井上玲子部長、11人)が中心になり、年度初めに決めたベルマーク委員と一緒に進めています。収集は各クラスにベル箱を置いておき随時収集し、年6回の整理日に回収します。整理日は会議室に集まり、番号別に仕分け、切り取り作業をします。その後、年2回の発送日には全員で点数計算をし、送票は総務部長が行います。
  校内へのPRは年3回、ベルマーク便りで行い、収集のお願いや発送点数などを知らせています。
  これからは子どもたちにも活動参加を広げて行く予定です。

300万点達成校を訪ねました!

担当者は前年踏襲は避け独自色を模索し実行

秋田市の牛島小学校
 秋田市牛島小 大友俊一校長、573人。県内で15校目、市内では11校目。
  PTAベルマーク・バザー事業部(リーダーは常任委員高橋匡子さんと平澤美由紀さん、33人)が担当しています。収集は、「ベルマークの日」を設け、年に6回、各クラスの先生が、児童に袋を渡して集めてくれます。クラスの収集箱にはドラえもんが描かれ、子どもたちに人気です。
  仕分けは事業部クラス代表17人が当番日を決めて、児童会室に集まり整理作業を行い、点数計算と送票は常任委員が行います。常任委員は、前年踏襲は避け、独自に1年間のスケジュールを立て、活動の指導や連絡を行っています。特に、地域などにベル箱などは置いていないが、祖父母の家や近所の人、卒業生の家庭などから集めていただいたものを持ってきてくれます。これまでに一輪車、竹馬、これからひな段を購入する予定です。

300万点達成校を訪ねました!

「ふるさと」の担い手を育てるのが目標

埼玉県嵐山町の菅谷小学校
 埼玉県嵐山町菅谷小 小林富一校長、549人。町で初、県で68校目。30年間で達成しました。
  都心の池袋から東武鉄道東上線の急行で1時間ほど。住宅やビルなどがびっしり建ち並んでいた沿線の風景は、嵐山町に差しかかると畑の中に雑木林が点在する田園の景色に変わります。遠くには秩父の山々がかすんで見え、ほっとする雰囲気が漂います。
  創立127年の歴史を持つ、この学校は、こうした「ふるさと」を愛する子どもを育てるのを目標にしています。
  ベルマーク活動の主体はPTA総務部(佐藤夏子部長)のベルマーク担当(松岡晴美さんら10人)ですが、学年ごとのマークの仕分けはPTAの学年委員さんたちです。集票を加速するために、特別なことはしていないそうですが、担任の先生が連絡帳に書いたり、PTAの授業参観日に協力を呼びかけるなど、日ごろからきめ細かくお母さんたちと連絡をとっていることが、町内で初の300万点達成につながったようです。

300万点達成校を訪ねました!

ポスターやチラシでのPRが実り 集票が増えた

神奈川県相模原市の田名小学校
 神奈川県相模原市田名小 梅田光男校長、833人。県で33校目、市で6校目。
  推進役はPTA学級委員会。学期ごとに「ベルマーク週間」を設けてマークを集め、その都度整理して発送します。
  昨年度の委員長、松田敦子さんによると、前年に習って目標を高く掲げたところ、1学期は集票が少なくて焦ったそうです。そこで強化期間を設けて、チラシや「学校だより」で呼びかけ、運動の仕組みを描いたポスターを各学級に配布。作業をする部屋には大きなポスターを掲げるなどしてPRに力を入れた結果、集票量はぐんと増え、教材提示装置6台と整理庫を買うことができました。梅田校長も「皆さんの努力のお陰」と笑顔で話していました。
  学校は創立128年。地域は下野烏山藩の飛地だったことから、6年生が栃木県烏山町の烏山小学校と交流。こちらもベル仲間です。

★ 200万点達成校


北海道静内町山手小学校
 池田義人校長、293人。町で初めて、道では48校目。PTA(坂本克明会長)ベルマーク委員会が担当。毎月1回、各学級のベル箱からマークを回収し、委員と一般のお母さんと一緒に整理作業をします。図書室に「ベルマーク文庫」を設け児童図書を購入しています。

青森県八戸市根城小学校
 藤野隆一校長、582人。「根の城」として築かれた地で、八戸の基礎になった所。市10校目、県で63校目。活動はベルマーク委員会の34人が推進しています。地域からもたびたび温かい寄贈があります。最大の購入は和太鼓です。

福島県本宮町本宮小学校
 穂積邦明校長、507人。町で初めて、県では46校目。PTA(辻本弘月会長)リサイクル委員会が担当しています。年間を通して収集し、一部児童もお手伝いしてくれます。老人ホームや役場、商店からも寄贈があります。

千葉市花見川区横戸小学校
 高木伸夫校長、241人。市で44校目、県で184校目。2000坪の学校林を持つ緑豊かな学校です。PTAの学級部本部役員を中心に活動。年間計画に沿って各学年またはクラスの保護者が作業を行い、集計・発送は本部役員で行っています。最近の買い物は掃除機、テント、ゼッケンなどがあります。

千葉県四街道市八木原小学校
 上野幸三校長、332人。市で2校目、県で185校目。PTAの厚生委員会が担当。年間を通して児童用昇降口などにベル箱を置き、学期に1回程度回収しています。11月に開いた八木原フェスティバル(子ども、保護者、地域が一体になったお祭り)でもベル箱が活躍しています。

千葉県流山市東部中学校
 早坂彰二校長、502人。市で2校目。生徒会の専門部会・JRC委員会(28人で編成)が、各クラスに呼びかけ毎週水曜日を回収日として活動。仕分け、点数計算などはPTAの人が行っています。これまでに和太鼓、ピアニカなど購入しました。さらに援助資金としてもきょ出を考えたい。

東京都台東区松葉小学校
 成家亘宏校長、162人。区で6校目、都で216校目。地域と共に歩み、合羽橋道具街パレードや七夕パレードなど多彩な行事と下町情緒がたっぷりの下町浅草にあります。PTA学級委員会が中心に活動推進。収集は各教室の容器に入れてもらい、月1回整理しています。

岐阜県各務原市蘇原第一小学校
 伊藤一美校長、939人。県内で36校目、市内で2校目。40年余の取り組みの成果。児童が家庭から持ち寄るマークはPTA学級委員会で整理。普段の授業でも児童の発表を充実するため、ベル預金で投影機を購入する計画があります。

石川県鶴来町朝日小学校
 高田勝治校長、389人。県内で27校目、町では初めて。39年間の成果。毎月10日のベルの日に持ち寄るマークを、PTAベルマーク委員会で整理します。四季を通じてチョウが舞う「県ふれあい昆虫館」が、学校のすぐ前にあります。

大阪府八尾市山本小学校
 濱本昭八校長、568人。府で198校目、市で9校目。参加から38年、46回の送票。PTA(榎本光宏会長)の環境委員会(峰政美佐委員長)が担当。運営委員の20人が毎月1回、午前中に集まります。学校でできなかった時は家に持ち帰ってします。

兵庫県加古川市平岡東小学校
 富阪宏治校長、734人。県で219校目、市で12校目。参加から21年、50回の送票で達成です。PTA(佐伯祐三会長)の環境部(諫山直美部長)の15人が毎月1回、午前中に会議室に集まっています。何か大きなお買物をしようと点数を貯めています。

兵庫県姫路市灘中学校
 辻弘利校長、935人。参加から37年、39回の送票。県で218校目、市で18校目。生徒会(浅野義勝会長)のベルマーク委員は各クラスから男女一人ずつ選ばれた50人で、船曳美貴子先生らの指導で放課後に集まります。上位3クラスが生徒会から表彰されます。

福岡県春日市宝幼稚園
 冨永順子園長、112人。参加26年で達成、市で3校目、県で80校目。後援会のお母さんたちが毎月1回、枚数の集計をし、2月に全体集計をして発送。「近い将来、講堂などの改築をした際にベルマークで大きな買い物を」と冨永園長。
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