学校訪問


達成校目次

★ 500万点達成校を訪ねました!

  神奈川県横須賀市の大津小学校   学区内には卒業生が多く 学校と地域が一体で活躍
  横浜市保土ヶ谷区の上菅田小学校   毎年秋の「上小フェス」では 通貨にベルマークを使用
  宮崎市の潮見小学校   前年度上回る点数をスローガンに掲げて活動

★ 300万点達成校を訪ねました!

  青森市の小柳小学校   「9」のつく日が マークの収集日
  埼玉県飯能市の富士見小学校   今度の買い物は サッカーボールを
  千葉県鎌ヶ谷市の中部小学校   点数計算などは パソコンを使用
  東京都中野区の桃園第三小学校   卒業生や家庭や商店からも応援が
  東京都大田区の馬込第三小学校   ベル活動を通して 奉仕の心を伝達
  静岡市の長田西小学校   ジネンジョ栽培 体験して名物伝承
  奈良県大和田高田市の片塩小学校   子どもが加わり 活動に弾み

500万点達成校を訪ねました!

学区内には卒業生が多く 学校と地域が一体で活躍

神奈川県横須賀市の大津小学校
 横須賀市大津小(北岡義人校長、690人)は、京浜急行堀ノ内駅から浦賀に向かう海岸寄りの一駅目、京急大津駅前の商店街を通り抜けた住宅地の中にあります。近くには大津中や大津高が取り囲む、落ち着いた文教地区。運動に参加して40年。市内で5校目、県内では18校目の達成です。
  明治10年創立の伝統校で、学区内には卒業生が多く、お父さんたちとのふれあいの場「親子工作教室」、「校内美化運動」などPTA行事は、地域と一体になって進めています。
  PTA(山田英司会長)保健厚生委員会(鈴木朋江委員長、22人で構成)が中心になった活動しています。毎月第1火曜日に、ベルマーク袋を全児童に配布して、その週の金曜日に回収しています。そのマークは各学年のベルマーク懇親会で、一般のPTAと委員が連携して仕分けます。その後、2ヵ月に1回、PTA会議室で22人の委員が集まり、朝から点数計算、送票まで行います。
  収集の呼びかけは、在校生にはベルマーク便りで、地域にはベルマーク箱の設置場所にポスターを貼ったり、回覧板で知らせています。これまでに和太鼓、テント、拡大コピー機などを買いましたが、今年度は大型テレビとMD・CDを予定しています。

500万点達成校を訪ねました!

毎年秋の「上小フェス」では 通貨にベルマークを使用

横浜市保土ヶ谷区の上菅田小学校
 運動参加39年目で500万点を超えた横浜市の上菅田小(神寛校長、757人)のお母さんたちは、うれしさをかみしめながら、「特別なことはしていないのですが」と話していました。控えめな喜びですが、神奈川県で19校目、市で5校目という見事な記録です。
  この学校は昭和38年に市郊外の保土ケ谷区上菅田地区で産声を上げました。当時の写真を見ると、畑や雑木林の中に校舎がぽつんと建っています。それから40年。一帯は、住宅地に変わりましたが、その中にキャベツ畑などが残っています。
  自然に触れる思いは、児童や先生方、PTAの皆さんの手づくりによる市内で始めてのビオトープとして伝えられています。
  ベル活動の中心は、PTA学年学級委員会(遠山直美委員長、22人)です。毎月、各学級からマークを集めて仕分けをし、年末に財団に送ります。
  周知活動は、年度始めと終わりに、各家庭に協力を呼びかけるぐらいですが、毎年秋の「上小フェスティバル」で子どもたちが買い物をする「通貨」をベルマークにしているため、「売上金」に相当するマークがこの時期に集まります。お母さんや先生は、「結構、貯まりますよ」と話していました。

500万点達成校を訪ねました!

前年度上回る点数をスローガンに掲げて活動

宮崎市の潮見小学校
 宮崎市の潮見小(松井弘二校長、695人)が参加40年、88回目の送付で503万8854点になりました。市で初、県で2校目。
  学校では、地域をあげて「あいさつ運動」に取り組んで2年目。潮見小校区おはよう会を結成し、児童から標語を募集。「あいさつは こころのあくしゅ だれとでも」(2年おおたよしたか君)など各学年から一つを選び、掲示できるように標語集も作りました。
  PTAベルマーク委員会は大津利恵子委員長ら40人と執行部の鍋島由美子さんの41人で構成。さらに「1人一役運動」で、クラスから3、4人の補助が出て作業を手伝います。委員は昨年度まで学級から1人だったのが2人になり、作業が早くなったそうです。
  スローガンは「前年度を上回るマークの回収」。毎月第2週が収集週間で児童が家庭から持参。仕分け作業は各学期に2回行い、2回目に集計して発送します。仕分け作業日には児童のベルマーク係が、牛乳の紙パックを利用して作った仕分け箱を教室から作業室まで運んで協力しています。
  大津委員長や鍋島さんは「買い物は、子どもたちは目に見えたり手に触れたりできるものを喜ぶので、この2年間は運動用具を中心にしています。これからも地道に活動を続けます」。
  松井校長は「500万点達成は40年間の継続の集積で、大変なことです。私が毎月発行している『潮見小学校だより』に掲載して、校区の人たちにも知らせます」と喜んでいました。

300万点達成校を訪ねました!

「9」のつく日が マークの収集日

青森市の小柳小学校
 青森市立小柳小 濱田恭平校長、797人。県で22校目、市で7校目。
  昭和48年の創立と同時にベルマーク運動に参加、29年目に達成しました。2月初め、雪の校庭はスキーの授業でにぎやかでした。
  ベルマーク運動は、児童とPTAが協力して進めています。4月、児童全員に収集袋を配布。9のつく日に持ち寄ったマークを児童会が回収します。
  「なぜ9のつく日なの?」と聞くと「ベルマークのク(9)です。みなが忘れないように決まった日に集めます」と、児童会会長の永井脩君と副会長の笹谷功明君。
  24あるクラスごとに集め、児童会運営委員会がまとめてPTAベルマーク委員会(前田明美委員長)にバトンタッチ。お母さんたちは月1回、会議室に集まり、仕分けと集計をします。
  来年は創立30周年。「ベルマークで記念になるものが買えればいいですね」と前田委員長、濱田校長らが話していました。

300万点達成校を訪ねました!

今度の買い物は サッカーボールを

埼玉県飯能市の富士見小学校
 埼玉県飯能市富士見小 小峰耕三校長、588人。県で67校目、市で2校目。活動は21年、送票は112回。
  児童たちが毎月専用の収集袋に入れてマークを学校に持ち寄り、PTAベルマーク委員会(遠藤かおる委員長)が学期に1回整理して発送します。マークの分類は自宅で行うので、委員の子どもたちは収集袋を学校へ運んだり、学級に集まったマークを家に持ち帰ってお母さんをお手伝い。先生や給食の職員、そして地域の人たちも福祉センターなどに置かれた収集箱でマーク集めに協力しています。2月に行われる新入生の説明会では、「ベルマークはボランティア運動」「1点が1円」と訴えて、運動の浸透を図っています。
  「買いたいものはいろいろあります。子どもたちにサッカーボールも買ってあげたいです」と、高橋美男教頭先生は話していました。

300万点達成校を訪ねました!

点数計算などは パソコンを使用

千葉県鎌ヶ谷市の中部小学校
 千葉県鎌ヶ谷市中部小 中嶌英雄校長、941人。市で2校目、県で74校目。運動参加32年目で達成しました。
  お隣りの白井市や沼南町と並んで、おいしい梨の産地です。学校自体も梨畑を整地して造られ、校章も梨の花をイメージしています。しかし、最近では宅地化が急速に進み、緑や空き地も少なくなりました。
  ベルマーク活動を支えているのは、児童会のベルマーク委員会(18人)とPTAの教養部(滝口文子部長、56人)です。校内には、各教室と校舎の入り口にベル箱を設置、毎月1回の活動日に児童の委員がマークを回収して大まかに仕分け。それを受けたお母さんたちがパソコンで点数を計算したり、送票します。
  お母さんたちの間では、「地域の皆さんに協力してもらったら」との要望もあり、今後話し合って行こうと考えています。

300万点達成校を訪ねました!

卒業生や家庭や商店からも応援が

東京都中野区の桃園第三小学校
 東京都中野区桃園第三小 長田健介校長、341人。都で70校目、区で4校目。送票は92回。
  ベルマーク活動をリードするのは、PTAの3学年学級代表の4人です。この4人を、各学年に8人ずついる協力員がサポートして活動を進めています。
  マークの収集と整理は年2回。児童たちに専用の収集袋を配って、教室に常置した収集箱に持ち寄ってもらいます。集まったマークは、協力員たちが番号別に仕分けてから、3学年の学級代表が集計、発送します。
  集票前にプリントを配布して、一般会員へ協力を呼びかけますが、卒業生の家庭や商店などもマークを集めて応援してくれます。これまでに、ベルマーク預金でマーク整理庫やレクチャースタンドなどを購入しました。
  今秋創立80周年を迎えるこの学校は、運動発足当初からの参加校です。

300万点達成校を訪ねました!

ベル活動を通して 奉仕の心を伝達

東京都大田区の馬込第三小
 東京都大田区馬込第三小 中沢米子校長、516人。区で10校目、都で69校目。40年で達成しました。
  交通量の多い環状7号線に接し、高い防音壁が造られています。付近は「馬込文士村」と呼ばれ、大正から昭和初期にかけて文士や芸術家が住んで創作活動や交流を深めたところです。この学校の敷地内にも室生犀星の茶室が移築・保存されています。
  ベル活動の中心は各クラス2人ずつ計34人のPTA文化部(伊藤玲子部長)です。2人のうちの1人が自分のクラスのマークを家に持ち帰って仕分け、もう1人が学校に集まって全体集計をし、年間3回、財団に送ります。
  伊藤さんと副部長の高野淑恵さんは、「この運動が、素晴らしいボランティア活動だということを子どもたちに知ってもらうために、PTAで話し合い、児童会の参加も働きかけたいですね」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

ジネンジョ栽培 体験して名物伝承

静岡市の長田西小学校
 静岡市長田西小 松井誠司校長、829人。静岡県内で50校目、市内では15校目。37年余での成果です。
  ベル活動の中心は児童会ボランティア委員会。各クラスにマークを番号別に入れる委員会手づくりのベル箱が置いてあり、月1回の委員会日に全校分をベル担の豊田公子先生らと整理します。あとはPTA学級委員会(委員長・望月晶子さん)が自宅で集計しますが、ボランティア委員長の6年生・中西健太君は「ベルマーク運動の意味を豊田先生の話やビデオで勉強したので、みんなやる気です」。
  市を流れる安倍川の西に位置する校区は、旧東海道の「鞠子(まりこ)の宿」があったところ。地名の文字は同じ読みながら「丸子」と変わり、住宅が建ち並んでいますが、学校では旧跡を訪ねたり、名物の「とろろ汁」をジネンジョ栽培から体験するなど、「ふるさと学習」にも力を入れています。

300万点達成校を訪ねました!

子どもが加わり 活動に弾み

奈良県大和田高田市の片塩小学校
 奈良県大和高田市片塩小 中林彪校長、955人。参加から20年、県で13校目、市で初。32回の送票で達成です。
  毎月、1日を「ベルマークの日」と決めて、子どもたちがマークを持参、教室の箱に入れます。6年生の5クラスが交代で2カ月に1回、学級活動として仕分け、切り取り作業します。この時、当番クラスの子どものお母さんも一緒に参加、親子でします。
  1時間の作業で残った分はPTA(吉村誠会長)の学年部(鈴木智加代部長)や本部役員が引き継ぎます。以前はお母さんだけが作業していましたが、子どもたちが加わるようになってから、お母さんたちの参加が多くなったそうです。
  マークで買ったデジタル顕微鏡や教材提示装置などには「何年度ベルマークで購入」のスッテッカーを貼り、卒業式の会場に展示します。
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