学校訪問


達成校目次

★ 1500万点達成校を訪ねました!

  福島県・郡山市の郡山第一中学校   学校と家庭と地域とが一体で「大きな夢」実現
「ベルマークは一中の命」

★ 700万点達成校を訪ねました!

  東京・青梅市の青梅学園   善意の応援に欠かさず 
園長が自ら感謝の便り

★ 600万点達成校を訪ねました!

  群馬県・草津町の草津小学校   ベルマーク収集は地域ぐるみ
地区内に新たに40カ所のポスト設置

★ 500万点達成校を訪ねました!

  千葉市・花見川区の花園中学校   古代大賀ハス 毎年見事に開花
  福岡市・南区の宮竹小学校   ベル活動は「楽しく」をモットーに

★ 400万点達成校を訪ねました!

  岐阜県・大垣市の興文小学校   「1枚でも」を合言葉に活動
  静岡県・沼津市の沼津第五小学校   作業の見直し図り 応援が容易に
  愛知県・三好町の三好学園   園生たちの10年の成果 礼状は忘れません

★ 300万点達成校を訪ねました!

  盛岡市の仙北小学校   ベル預金生かし グランドピアノ
  千葉市・中央区の鶴沢小学校   ベル箱設置など地域にもお願い
  千葉県・船橋市の湊町小学校   昔 学校は海の上 今 海苔作り体験
  神奈川県・横須賀市の北下浦小学校   創立100周年にうれしい報告が
  山梨県・富士吉田市の明見小学校   父母と児童が結束支えあい達成
  静岡市の三番町小学校   スーパーなど4カ所にベル箱設置
  神戸市・兵庫区の東山小学校   個人では出来ない有意義な運動
  山口県・下関市の角倉小学校   ベル便り年に10回 手分けして発行

1500万点達成校を訪ねました!

学校と家庭と地域とが一体で「大きな夢」実現
「ベルマークは一中の命」

福島県・郡山市の郡山第一中学校
 「『1500万点』とは大変うれしい知らせです。生徒たちの長い間の努力が実り、感激しています。春には点字タイプライターを市に寄贈してみなさんに喜ばれ、今年はベルマーク運動ではいいことばかりでした」――小・中学校では常にトップを走り続けている福島県郡山市の郡山第一中学(1048人)は運動に参加して40年、全国で4校目の達成です。1400万点達成からわずか2年半で100万点を積み上げたことになります。黒澤利雄校長先生とベルマーク担当の半沢一寛教諭は笑みを浮かべながら話しました。
  運動は生徒会ベルマーク専門委員会(前期委員長・3年古内桃子さん、後期委員長・2年菅家元志君=各クラス2人選出、56人)が進めています。委員長の交代は毎年10月。前期委員長の古内さんの期間は約64万点を収集、送付して「1500万点」乗せに貢献しました。これから、「お買い物」を話し合って決め、年度内には品物を買う予定です。この制度を取り入れ2年になりますが、自分たちの活動状況が見届けられて好評です。
  取材に伺った折、ちょうど専門委員会で「2学期の反省会」が開かれていて参加させていただきました。各学年の代表が、真剣に「来月の収集は1人100点を目標」、「正月は親戚に予約を」と元気に決意を話してくれました。壁には、「ベルマークは一中の命」と朱書きしたポスターが貼ってあり、印象に残りました。
  同校は、平成12年5月には、校舎の横の公園に学校と地域が1つになったベル活動を理解してもらおうと、ベルマークをモチーフにしたモニュメントを建て、小さな公園「一中出会いの広場」を造りました。完成を記念して、ベルマーク財団から創立40周年記念事業の1つとして、ベルマークポストを贈り設置しました。そのベルポストは、その後、学区を超えて多くの市民から親しまれマークの寄贈が相次ぎ、さらに運動に弾みがついたそうです。

700万点達成校を訪ねました!

善意の応援に欠かさず
園長が自ら感謝の便り

東京・青梅市の青梅学園
 東京の西部に連なる奥多摩の山々を間近に望み、武蔵野の面影がのこる青梅市の東に32年前に設立された知的障害者のための施設・青梅学園が700万点を達成しました。昨年1月に600万点を超えてからわずか11カ月。市で初めて、都で5番目です。障害者と共に歩み続ける山下園長と、学園を応援する大勢の善意の人たちに支えられた結果でした。
  ベルマーク運動へ参加したのは28年前。雑誌に紹介されたのを機に全国各地からマークが寄せられました。その一つひとつに礼状を欠かさない山下園長をに好意を寄せて継続して送ってくる人たちや、家族ぐるみの支援もあるそうです。
  市の社会福祉協議会も「社協だより」で協力を呼びかけて寄贈者の名前を掲載するなどして後押ししています。近隣の高校生が集まったマークを整理してくれたこともありました。ボランティアで訪れた人たち、養護教育の実習を受けに来た学生たちなど、この学園でベルマーク運動に初めて出会ったという人たちも大勢いて、「できる範囲でお手伝いいただいています。学生さんにとってベルマークがボランティアを体験するきっかけにもなっていると思います」と山下園長は話していました。
  現在入所しているのは45人。障害が軽い数人は、山下望先生の指導で自分ができる作業を受け持ち、ベル活動の輪に加わっています。これまでに和太鼓や身体障害者用の剣道着、テレビなどを購入し、毎日の生活を楽しくしたり、機能訓練や運動量の増加などに役立てています。
  「聖書」の教えを基に運営されているこの施設では、この12月、クリスマスの行事が入所者たちを楽しませました。家族や地域の人たちを招いてハンドベル演奏や劇などを披露する「クリスマス祝会」では、きれいな衣装に身を包んだ仲間たちが張り切って演技に打ち込み、ベルマークで購入したビデオカメラに納まっていました。

600万点達成校を訪ねました!

ベルマーク収集は地域ぐるみ
地区内に新たに40カ所のポスト設置

群馬県・草津町の草津小学校
 運動参加から22年で600万点を達成した群馬県草津町の草津小学校(田村太郎校長、364人)は、ベルマークが「学校を中心とした地域ぐるみのボランティア活動」として運営されている模範的な学校です。
  12月中旬に訪問しました。7月、10月、12月、3月と、年4回あるPTA会員によるベルマークの仕分け作業の日。朝から40人が集まって、まさに和気あいあい、作業が進められていました。
  草津小学校のベルマーク活動は、@各教室にベルマークポストを設置A10人の児童会ベルマーク委員が月2回、仕分け作業をするB全PTA会員が4班に分かれて年4回の仕分け・点数計算作業に参加するC送票作業は学校職員、という流れです。
  PTA作業日の前にベルマーク週間を設け、給食時間の校内放送や各家庭へのお便りで、マーク収集と作業への協力を呼びかけます。
  地域のスーパー、カメラ店、役場など6カ所にベルマークポストを置かせてもらっているほか、草津温泉のホテルや土産物店からのマーク寄贈も少なくありません。
  今年になって、さらに有力な応援団が現れました。各地区の区長さんの協力で、新たに40カ所にポストを設置してもらったのです。
  そのポストも、PTAの会員が廃材を利用して作ってくれ、会員の父兄が塗装を引き受けてくれました。ベルマークホームページからダウンロードしたマークを張ったところ、町教委が、濡れても大丈夫なようにと防水処理をしてくれました。
  「運動の意義が理解されて、皆さんが積極的に協力してくれます」と、校長の田村太郎さん、PTA会長の黒岩智絵子さん、学校職員の岩井美峰子さんは、運動のますますの発展に自信を持っているようでした。

500万点達成校を訪ねました!

古代大賀ハス 毎年見事に開花

千葉市・花見川区の花園中学校
 千葉市花見川区の花園中(正司博校長、868人)が500万点校の仲間入りをしました。約1070校が参加している千葉県内で11校目、市では千葉大附属小、草野小に次いで3校目です。
  運動参加38年目の成果でしたが、PTAや生徒たちは「購入目標を立てて取り組んだのが良かったのかもしれません」と謙虚に話していました。
  この学校は、生徒会の委員会活動が盛んです。正門を入ると、校庭と校舎の間には、パンジーがたくさん植えられていました。これも、緑化委員会の努力の結果です。
  花壇のそばのちっちゃな池には、大賀一郎博士が発見した2000年前の古代のハスがあります。最初にこの種子を見つけたのは、当時発掘作業を手伝った同中のOBの方だったそうで、毎年7月に美しいピンクの花を咲かせます。
  ベル活動は、生徒会とPTAの施設部(佐藤初代部長、12人)の連携プレーでやってきました。最近では、生徒の要望もあって校舎内のあちこちにベル預金で購入したウオータークーラーが設置され、猛暑が続いた昨夏は、大いに喜ばれました。これからは、浄化装置付きのクーラーを買う予定にしているそうです。
  校区内の公民館やスーパーにベル箱を置かせてもらっており、佐藤さんらは「地域住民のみなさんの協力がうれしいですね」と話していました。

500万点達成校を訪ねました!

ベル活動は「楽しく」をモットーに

福岡市・南区の宮竹小学校
 福岡市南区の宮竹小(中嶋英機校長、918人)が参加約40年で501万3668点になりました。県で4校目、市で3校目。
  櫻井千恵美PTA会長は「40年の長い間、地道に無理をせずに活動を続けてきた成果です。平成15年には創立50周年の節目を迎えます。ベルマークで何かできないか検討してみます」と意欲を見せていました。
  学校の周囲は住宅街で、静かな環境。児童数は南区内では最も多く、市内全体でも2番目の大規模校。児童数は毎年、増加傾向。
  ベルマーク運動はPTA総務委員会(吉田佳良子委員長ら26人)の受け持ち。この他に人工呼吸法を学ぶ救命講習会、給食試食会を担当しています。PTAは5委員会あり各クラスから5人の委員が出ます。「全員係制」で、他の人は「係」として各委員会に所属して協力しています。
  ベルマーク活動は「無理なく、根気よく、楽しく」をモットーに取り組んでいます。マークの収集日は決めておらず、児童が自由に持参して学級備え付けのベル缶に入れています。整理は6、9、11、2月の年4回。委員は午前9時―午後0時半、係りは午前9時半―正午で1時間短くなっています。送付は年2回。
  買い物は学校側と話し合い、PTA総会で意見を聞いて決めています。吉田委員長は「98年に名画2点を購入以後、この3年間はありません。創立50周年に役立ちたいですね。がんばりましょう」と力強く話していました。

400万点達成校を訪ねました!

「1枚でも」を合言葉に活動

岐阜県・大垣市の興文小学校
 関ケ原の戦いで西軍が本拠を構えた大垣城の脇にあり、161年というすごい校史を誇る岐阜県大垣市の興文小学校(岩田義孝校長、456人)が、ベルマーク400万点という新たなページを加えました。県内で4校目、市内で2校目。
  前身は大垣藩の藩校。創立年は藩の学問所が開設された1840年(天保11年)というわけです。いま掲げる柱もこの歴史を大切に「伝統づくり、花づくり、歌声づくり」。毎朝、各教室から歌声が流れ、修学旅行の奈良・大仏殿前では合唱を披露。花壇コンクールでも総理大臣賞や知事賞を重ねていますが、「これらが賞を得るためでなく、心豊かな子どもの成長につながるように」(岩田校長)と、「心(芯)づくり」を加えています。
  ベル活動はPTA学年委員会(栗田蝶子委員長)の役割。年3回、45人ほどの委員が学校で仕分け。「1枚でも」を合言葉に、児童がマークを持参した袋にはベルのマークを押印します。2001年から大型店に栗田さん手づくりのベル箱を置き、成果をあげています。

400万点達成校を訪ねました!

作業の見直し図り 応援が容易に

静岡県・沼津市の沼津第五小学校
 静岡県沼津市の第五小学校(石川雅之校長、586人)が400万点校に。県内で25校目、市内では初めて。福祉教育に力を入れる学校・児童・PTAの息の合った38年間の成果です。
  JR沼津駅に近い市中心部の学校。以前から近くの県立盲・ろう学校との交流に加え、2年前に校内に開設されたデイサービスセンターで、お年寄りとのふれあいを大切にしています。中心となっているのが5、6年生15人の児童会JRC委員会。ベルマークも児童が持ってきたマークをJRC委員が大まかに仕分けし、袋にスタンプを押したりします。
  引き継ぐPTA学年委員会は、今年度から2つの改革を実施。一つは作業を自宅から学校に変えたことで、一般会員の応援が容易になりました。もう一つは「児童に渡すベル袋を6年間使えるようにと試みたのですが、紙が薄くて失敗。もっと丈夫にするよう来年度に申し送りします」と委員長の野原裕美さん。ベル預金で購入した備品には、シールなどでベル活動の成果であることが分かるようにしています。

400万点達成校を訪ねました!

園生たちの10年の成果 礼状は忘れません

愛知県・三好町の三好学園
 愛知県三好町にある知的障害児施設「三好学園」(下城與利人園長、53人)が400万点に。県内で17校目、町では初めて。園生らが黙々と整理作業を重ねた10年間の成果です。
  マークは全国から寄せられます。1991年、園生たちが「大きなテレビがほしい」と、おやつの包みのマークを集め始めたことが新聞の投書欄で紹介されたのを機に、各地の学校や職場、個人らからマークが届き、いまも続いています。
  学齢期を過ぎた園生が毎日1時間半、マークの整理を日課にしています。「機能訓練や集中力を養うためにもとてもいい作業」と話す澤田百合子さんら職員や、近くの養護学校で学ぶ子どもも参加。時には周辺にあるトヨタ自動車の工場で働く人らも駆けつけます。マーク寄贈者には園生の絵や園のニュースを添えた礼状を忘れません。
  大型テレビが実現したのをはじめ、ブランコやバスケットボールのゴールを購入。いまは計画されている園舎移転の際に学園のシンボルになるようなものを、と夢をふくらませています。

300万点達成校を訪ねました!

ベル預金生かし グランドピアノ

盛岡市の仙北小学校
 盛岡市仙北小 小笠原隆校長、820人。県で5校目。運動参加37年で達成しました。
  JR盛岡駅から南東に2キロ。岩手県が生んだ天才歌人・石川啄木が「やはらかに柳青める…」と詠んだ北上川が近くを流れています。明治6年創立の伝統校が市で初の300万点達成校に名乗りを挙げました。
  正面玄関を入ってすぐの「若草ホール」にはベル預金で購入した立派なグランドピアノが置かれ、訪れるお客様を迎えてくれます。
  ベル活動の中心はPTAの総務部(佐藤昭子部長、37人)。毎月25日の「ベルマークの日」に児童が持ってきてくれたマークを総務部員のお母さんたちが自宅で仕分け。年に2回、全員で集計して財団に送ります。
  佐藤さんたちは、「ベル預金を増やして、少しまとまったお金になったら、学校や児童たちと相談して役に立つものを購入したいですね」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

ベル箱設置など地域にもお願い

千葉市・中央区の鶴沢小学校
 千葉市鶴沢小 田中忠信校長、370人。市で15校目、県で70校目。運動参加39年目で達成しました。
  JR千葉駅から東へ約2キロ。国道126号線(東金街道)沿いの住宅街にあり、地域に根ざした総合的な学習に力を入れています。
  ベル活動の中心は、PTAのベルマーク委員会(早川浩子委員長、24人)です。
  年間3回、6月と10月、翌年2月に集まって仕分けなどの作業をし、財団に送ります。
  委員が都合で出られないときは、一般のお母さんが代わりに参加してくれるなど、協力体制が出来ているのが強味です。
  早川さんたちは、PTA役員の定例会の際にベル新聞の内容を紹介してマーク収集の協力を呼びかけていますが、今後は地域の商店や金融機関などにもベル箱を置かせてもらうなどのお願いを提案していきたい、と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

昔 学校は海の上 今 海苔作り体験

千葉県・船橋市の湊町小学校
 千葉県船橋市湊町小 遠藤巡校長、369人。市で11校目、県で71校目。運動参加39年目で達成しました。
  今、学校があるのは、昔は東京湾の奥の海でした。埋め立てによって海岸線は沖合いに後退しましたが、付近では、昔ながらの海苔(のり)の養殖が行われています。児童たちは手すきによる海苔作りの体験や、先ごろ埋め立て計画が撤回された「三番瀬」の見学など、海に親しむ学習に取り組んでいます。
  ベル活動の主体は、PTAの環境部(野村康子部長、12人)です。職員室の前に、会社別の黄色い缶が置かれていて、児童たちは、持ってきたマークを入れていきます。環境部のお母さんたちは、年に2回、仕分け、集計して財団に送りますが、児童が自発的に手伝ってくれたり、卒業生や近所の家庭からマークが届けられたりして、お母さんや先生方を喜ばせているそうです。

300万点達成校を訪ねました!

創立100周年にうれしい報告が

神奈川県・横須賀市の北下浦小学校
 神奈川県横須賀市北下浦小 高橋眞雄校長、452人。市で21校目、県で131校目。運動参加40年目で達成しました。
  三浦半島の南端に近い高台にある学校の校舎3階からは、東京湾の玄関口の浦賀水道が望めます。
  近くの海岸では地引網の体験や砂浜でのマラソン大会と、自然を生かした教育活動が繰り広げられます。
  ベル活動の主体はPTA保健厚生委員会(山崎幸代委員長、18人)。仕分け作業の日はメンバーのほか、お手伝いのお母さんたちが集まってくれます。
  スーパーや郵便局にベル箱を置かせてもらっているなど、地域の皆さんの協力にも支えられています。
  今年は学校創立100周年。高橋校長先生や山崎さんたちは、「記念の年に300万点達成が実現しました。歴代の先生方や児童、PTAの皆さんの努力の積み重ねのお陰です」と喜んでいました。

300万点達成校を訪ねました!

父母と児童が結束支えあい達成

山梨県・富士吉田市の明見小学校
 山梨県富士吉田市明見小 小林英明校長、734人。県で3校目、市で2校目。
  「明日」こそ富士山を「見よう」――江戸時代に盛んだった「富士講」の宿泊地に由来するという地名を校名にした、明治6年創立の学校です。
  一昨年新校舎が落成し、「父母の皆さんが引っ越しを手伝ってくれました」と飯島利昭教頭先生はその結束を称えます。「地域性が残っているからでしょう」と同校OBの羽田勝秋PTA会長と羽田まゆみ副会長。
  推進役はPTAベルマーク部ですが、年2回の活動には児童も全員がお手伝い。1週間の収集期間にマークを持参し、各学級で会社別に仕分けてから小会議室の全校用の箱へ運びます。
  「運動会では、購入したテントに皆大喜びでした」と小河原静子先生。「ベル活動の支えは助け合い運動だからです」と太田節子部長は話していました。

300万点達成校を訪ねました!

スーパーなど4カ所にベル箱設置

静岡市の三番町小学校
 静岡市三番町小 青池桂子校長、370人。静岡県内で49校目、市では14校目。34年間の成果です。
  徳川家康が晩年を過ごした駿府城下の職人街として古くから開けた地域。「3世代家族の家庭が多いこともあって、学校に対する関心は高く、PTAも一人一役で協力していただいています」と中島優美子教頭。力を入れている「図書館教育」でも、元PTA会員を含む50人近いボランティアが児童に対する読み聞かせ役を引き受けたり、図書の充実などに努めてくれているそうです。
  ベルマーク活動もスーパーなど4ヵ所にベル箱を置いてあり、地域の協力は十分。ここから集まる分と毎月10日に児童が持ち寄るマークを、委員長の今村雅美さんら各クラスに一人ずついるPTAベル委員らが自宅で整理します。ベル預金の使途は学校と相談、プロジェクターやカラープリンターなどを購入しています。

300万点達成校を訪ねました!

個人では出来ない有意義な運動

神戸市・兵庫区の東山小学校
 神戸市兵庫区東山小 橋場雅子校長、209人。県で108校目、市で53校目。参加から36年、89回の送票。
  PTA(藤井基会長)の文化厚生部(野村一美部長)が担当。毎月1回、「ベルマークの日」を設定、1週間前に手紙を添えた袋を全校児童に配ります。子どもたちがマークを持ってくると、袋にキャラクターのスタンプを押して返します。
  文化厚生部員は毎月学年別に集まり、一般のお母さんたちは年に1回好きな月に参加します。一般のお母さんの中には年に3回、自主的に出てくれる人もいて、励みになります。午前中、イチゴパックに仕分け、片付かないときは、家に持ち帰ってします。発送は年に1回です。地域の人たちが個人でマークを集め、郵便で送ってくれることもあります。
  野村部長は「個人ではできない有意義な活動です」と話していました。

300万点達成校を訪ねました!

ベル便り年に10回 手分けして発行

山口県・下関市の角倉小学校
 山口県下関市角倉(すまくら)小 田原哲生校長、492人。市で10校目、県で28校目。参加39年で達成。
  PTA厚生部(宮崎静江委員長ら16人)が、ベルマーク運動を担当。委員は1年交代だが、役員は任期がなく宮崎委員長は5年目。
  マーク収集は校区内のスーパー2店にベル箱を設置して、地域の協力も得ています。集計は学期ごとに行い、送付します。
  「ベル便り」は年間10回発行。1号はPTA総会後で、その後は正・副委員長や学年の委員、ベル担当先生が分担して発行します。
  買い物は、この2年間はバザーなどに使う長テーブルを計40台購入。「バザーで役立つポップコーンや綿菓子製造機などもほしいですね」と宮崎委員長。
  田原校長は「目標を掲げて活動すれば、もっと成果が上がるのでは」と励ましていました。
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