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自分たちの活動がひと目で分かる
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「ベルマーク便りは、ベルマーク運動の『毛細血管』です」と、昨年の審査総評に書きました。組織の隅々まで栄養(情報)を運んで、組織を生き生きとさせてくれる、という意味です。
ベルマークの毛細血管は、ますます健全に育って、その機能を発揮している。今年の審査をしながら、そういう思いを強くしました。 今回の入選10校のうち運動参加が一番新しいのは、昨年から参加した愛知県豊橋市の羽根井小学校でした。その他にも平成12年参加の茨城県霞ヶ浦町の牛渡小学校、9年参加の福岡県嘉穂町・牛隈小学校と、参加して10年未満の学校が3校も入っているのが目立ちました。 牛隈小は児童数93という小規模校ですが、児童、PTAが一体となって運動に取り組んでいる様子が、ベルマーク便りから読み取れます。6年間でコツコツとためたマークが9万点を超え、今年初め、図書室のソファユニットを購入しました。購入したソファで児童たちが本を読んでいる様子を写真付きで紹介。その買い物によって、へき地学校などへの援助資金が生まれたこと、この資金で幅広い援助が地球規模で行われていることなどを分かりやすく伝えています。パソコンを使いこなしたカラフルな編集で、楽しみながら読める見事な出来栄えです。 牛渡小学校は運動参加の翌年からこのコンクールに3年連続入選の実力派。ベルマーク新聞の記事を活用して、運動を盛り上げています。 羽根井小学校はPTAボランティアグループの発案で昨年から運動に参加しました。児童会に呼びかけ、地域や保護者たちに運動の趣旨を伝えて理解を求める地道な活動ぶりには頭が下がる思いです。 札幌市の元町小学校、八戸市の新井田小学校、大阪市の田中小学校など、ベルマーク便りを使って地域へ積極的に働きかけをしている学校が多いのも最近の特徴です。 (ベルマーク教育助成財団常務理事・事務局長 吉川俊夫) (2003/11/25)
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作品の紹介 |
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