活動フォーカス、2008体験発表から 



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仙台市立長命ヶ丘小学校

 ベルマークを集めて子どもたちのために品物を得ることができる。そして、ベルマークを集める行為そのものはとても簡単で子どもにとっては社会に貢献できるたのしさを感じられる。人の役に立つことが楽しいと感じられる子どもを育成してきたということでもあるのですよね。
 環境育成委員会の活動としてベルマーク収集はまさにうってつけでした。本当は商品と取り替えるために集めてきたベルマークですが本校では商品を得ることよりもむしろ子ども達の集める気持ちが財産となったのかもしれません。
 鈴木太嘉さん(08年度父母教師会会長)、佐藤友香さん(同環境育成委員会副委員長)、中村めぐみさん(同環境育成委員会委員)
=5月20日、東京エレクトロンホール宮城(旧宮城県民会館)

水戸市立五軒小学校

 子ども達の間でベルマークが話題にのぼった事があったそうです。「ポテトチップに付いているベルマークはどうするか?」。「ベトベトして切るのが嫌だな…」という一方「ゴミじゃないから捨ててはだめだ」と言う意見が出たそうです。ベルマークが話題になる事だけでもうれしいのに、「ゴミではない」と子どもが思ってくれている事に感激しました。
 ベルマークに気付かず、気付いても関心なく捨ててしまったら、ゴミになってしまいます。でも、ベルマークはゴミではありません!集める事により、学校の備品が充実し、それが寄付金を生み出します。その事をみんなに伝えていく事の大切さを実感しています。
 齊籐佳昭さん(07、08年度PTA厚生委員長)、雨ヶ谷祥子さん(同厚生副委員長)、岡部千波さん(同)、古谷野道江さん(同執行部)
=5月16日、茨城県立県民文化センター小ホール

千葉県松戸市立殿平賀小学校

 国、県、市から学校への様々な予算には、限りがあります。そんな中で、このベルマークの活動というものは、皆さんが日々の生活のなかで参加することが出来るものです。特に無理に商品を買うというのでは大変ですが、そういうことをしなくても、今まで見落として、捨ててしまっていた商品の中にも多くのベルマークがついていたということがあります。
 また、呼びかけをすることにより、同居の家族だけでなく、住まいを別にしているおじいちゃん、おばあちゃんが、孫の為にと集めてくれたり、お知り合いの方が集めてくださったりするということもたくさん聞きました。一人一人では、本当に小さな点数にしかなりませんが、それが学校全体となると変わってきます。
 小笠原千夏さん(07年度PTA文化部長)、渡邉久美江さん(同副部長)
=5月20日、松戸市民劇場ホール

東京都文京区立昭和小学校

 ベルマーク運動への参加を通じて様々なコミュニケーションを経験することができました。学校の正門に設置したベルマーク専用ポストに小さなマークを集めて入れてくださっている地域の方々の温かさ、毎月提出のベルマーク袋に「1枚もないんだよね〜、あ!あるある、ちょっと待って!!」と自分のノートからマークを切り抜いてその場で袋に入れてくれる児童の笑顔、お忙しい中たくさん集めてくださり学校に寄付してくださる幼稚園、保育園の園長先生の懐の深さ、ベルマーク運動に関わり、多くの方々に支えられて私たちの学校のベルマーク運動が進んでいることに胸を打たれ、感謝の念でいっぱいになりました。
 小中富 菜穂さん(2007年度厚生委員会 委員長)田中 雅美さん(同厚生委員会)  
=7月2日、京橋プラザ区民館で

東京都町田市立大蔵小学校

 今回ベルマーク預金で「学校図書47冊、紙芝居6巻、ノーパンク一輪車10台」を購入することができ、大いに役立てて欲しいと願っております。また購入したことで、子ども達をはじめ、先生方、PTAの方々からうれしい反響があり、毎年ベルマークを形にしていくことが、一人一人の「もっとベルマークを集めよう!」という気持ちにつながることを感じました。
 1年間、私たちベルマーク委員としての活動を通し、「ベルマーク」というものは、地域と学校、先生方とPTAなどのコミュニケーションの輪をつなぐ役割をも果たしてくれる、と実感いたしました。
 道岡 淳子さん(07年度ベルマーク委員長)、山崎 貴和さん(同副委員長)、後藤美紀子さん(同)
=5月15日、町田市民ホール

川崎市立新城小学校

 私たちの学校がどうしてこんなに多くのベルマークが集まるのかについてお話したいと思います。▽ベルマーク運動が、46年間も途切れることなく堅実に続けられており、運動の意義が理解され、浸透していること。「継続は力なり」ということを実感しています▽多くのお母さん方が、子どもたちに声をかけてマークを集めてくださっていること▽地域の商店や隣接の幼稚園も協力して下さり、ベルマークを集めていただいていること▽学校のPTAルームを貸していただき、気兼ねなく和やかに活動していることなどです。
 廣山 ゆき江さん(2007年度PTA学年学級副委員長)、安田 裕子さん(同委員長)、島谷 友紀さん(同副委員長)
=6月27日、川崎市産業振興会館ホール

岐阜県瑞穂市立穂積小学校

 今回、自分が委員になってみて、ベルマークについて知らないことが多かったのに気づきました。「知れば知るほど面白いベルマーク」を皆さんに伝えたいと思いました。そこで工夫したのがPTAの全会員向けの「厚生委員会だより」の見直しです。視覚に訴え、分かりやすく楽しい紙面づくりを心がけました。またホームページや携帯電話のメールを使って情報を提供。その際も「ベルマークの日の由来」「おもしろ情報」などのミニ情報を一緒に掲載しました。
 今後の課題としては、引き続きさまざまな情報を提供して、より多くの人にベルマークを身近に感じていただくことが大切です。ベルマークを見落とさないという意識が向上すれば活動の輪が広がり、子どもたちの学校生活がさらに豊かになると考えています。
 柴山恭子さん(07年度PTA厚生委員長)
=6月6日、岐阜市文化センター

三重県鈴鹿市立白子小学校

 本校は運動に参加して43年で、送票点数の累計が県内4位の753万点に達しています。ベルマークは大変地道で根気と忍耐が必要な活動であり、長年にわたって続けられるのは、子どもたちに還元できる喜びと、たくさんの方々のご協力があってこそです。
 いろいろ工夫しながら活動していますが、近年は年度別の送票点数が下降線をたどり、昨年度は10万点を切ってしまいました。
 それでも子どもたちのためにと願って、今後も学校や地域の方々のもと、ボランティア委員の子どもたちと私たちPTAのベルマーク部員が力を合わせて、さらに充実した活動にしていきたいと思っています。
 上月早苗さん(07年度PTAベルマーク部長)
=6月17日、三重県四日市市文化会館

京都府久御山町立佐山小学校

 マークを商品から一つ一つ取って集めたり、商品やポイント毎に仕分けたりするのは面倒くさいと思うこともありますが、このベルマーク活動は、仕事の関係で学校に出向いてPTA活動に協力できない環境にいる保護者でも、自宅で協力できる活動です。
 そういう意味では、全てのPTA会員のPTA活動への理解と協力が高まり、PTA活動が活性化する大切な活動であると考えます。
 岩崎善之さん(教頭)、千坂さおりさん(07年度PTA会長)、足立津根子さん(同副会長)、川崎万寿美さん(同庶務)
=5月27日、京都市男女共同参画センター(ウィングス京都)

神戸市立鹿の子台小学校

 児童数が少なくて思うようにマークが集まらないとか、仕分け作業が大変だからとか、様々な理由で活動をやめてしまうところもあると聞きます。確かに楽な活動ではありません。でも、目的は子どもたちのために、何か必要なものを買ってあげたい、それを使って楽しい学校生活を送っている子どもの姿を見たい、ただそれだけではないでしょうか。
 点数が多い、少ないではなく、子どもたちのためみんなが協力することが大切なのだと思います。そう思って活動すれば、それなりに成果があると思いますし、作業もそんなに苦にならないと思います。
 河野圭子さん(07年度文化研修部長)、足立京子さん(同副部長)
=5月23日(金)兵庫県民会館

宮崎県延岡市立南方小学校

 「小さい子どもはいないけど、前から集めているから」と、学校の事務室にマークを持ってこられる方や、「近所の方から預かってきました」という声もよく耳にします。地域の公民館長さんや区長さんにも賛同してもらい、広く協力を呼びかけていけるように、無理はせずに根気よく地道に運動していきたいと思います。
 捨てればゴミになるベルマークで、こんなにも素晴らしい運動ができることも勉強になりました。
 堀口千代美さん(06〜07年度PTA厚生部長)、甲斐清美さん(同副部長)
=6月17日、ガーデンベルズ延岡

沖縄県沖縄市立美東小学校

 07年度から「ちょこっとボランティア」を始めました。懇談会や個人面談で学校に来たついでに、2、3分で終わる仕分け作業をしてもらうのです。正面玄関廊下を作業場所にしたので、思った以上に子どもたちが参加してくれました。
 「ちょこっとボランティア」の成果は(1)子どもたちは目がよく倍の速度で作業が進んだ(2)子ども同士、保護者同士、保護者と子どもたちのコミュニケーションの場になった(3)子どもたちが身近なボランティア活動を理解できた(4)実際に作業することで保護者の理解が深まった、ことです。参加してくれた子どもたち、保護者の楽しそうに作業している姿を見ていると心が温かくなり、今までの作業の苦労が嘘のように感じられました。
 渡慶次悦子さん(07年度PTA副会長)、伊計こずえさん(同ベルマーク部長)、新垣涼子さん(同副部長)、島貫さゆりさん(同副会長)
=5月29日、沖縄市民会館