体験報告

四国



7月4日(金)高知

高知県高知市立介良小学校
藤崎 喬子さん(07年度ベルマーク副部長)
浜田 道代さん(同)
(右から)
 介良小学校の校区は田畑が多く自然が多く残っています。特にイチゴハウスや米作りが盛んです。本校で作成した「イチゴの歌」「ダイコンの歌」が教育委員会の協力のもと、CD化もされました。
 児童数は506人です。PTAは5つの部に分かれています。@地域に根ざした活動A児童・教職員・保護者の連携B介良地区3校の協力による教育環境の充実を柱にしています。
 ベルマーク部ですが、昨年度は各学年3人を基準に19人で活動しました。
 4月に全家庭にベルマーク一覧表と封筒を配布。次に毎月第1月曜日にベルマークの仕分けと集計作業を行いました。午前10時からのグループと夜7時からのグループに分かれて活動しました。
 会社の番号を記入したイチゴパックを並べて仕分けを行います。仕分け作業中に校内放送で児童に呼びかけ、学級に貯めてあるベルマークを持ってきてもらいます。部員は10枚ずつセロテープ、ホチキスで留めます。ある程度貯まったらベルマークの整理袋に入れます。その際、整理袋に仮計算をしておくと、その後の集計がスムーズに進みました。
 本校の取り組みでの特徴は、ふれ合い参加日「介良の祭り」です。全校児童による総合学習の発表、多くのゲストティーチャーを招いての体験学習、PTA各部が行う模擬店、バザー、即売会など一大イベントです。
 1月に催され、地域の方、保護者、卒業生ら多くの方が来校します。ベルマーク部ではベルマーク・インクカートリッジと物品を交換します。交換品は文具、雑巾、ポンカンなどです。雑巾はタオルの提供を募り、部員で縫いました。当日は子どもたちを中心に、こつこつためたベルマークを持って交換に来ました。雑巾はベルマーク5点です。
 ベルマーク収集年間8万点のうち、この集いで7万点ほど集まります。
 ベルマーク作業を通じて児童や先生方と触れ合う機会が増え、学校や児童のことがより理解できることにつながったと思います。
(映像使用)
=7月4日、高知共済会館3階大ホールで


7月3日(木)徳島

徳島市立津田小学校
石橋 美穂さん(07年度家庭研修副部長)
山崎 公恵さん(同部長)
濱崎 一恵さん(同副部長)
杉原 磨美さん(同会計)
(右から)
 津田小学校は児童は800人です。PTAは1人1役ということで、どこかに所属します。月に1度、封筒で収集します。1人ずつ封筒を持ち帰るので少しでもベルマークを集めようと意識がもちやすくなると思います。
 隣接の津田幼稚園に、ベルマーク箱を置かせてもらうなどの協力をしてもらっています。近所のスーパーなどにも箱を置かせてもらい、子どもが卒業してベルマークの持っていきようのない地域の人に喜ばれています。
 昨年1年の収集点数は99901点です。購入品は協力してくれた津田幼稚園に一輪車5台を送りました。小学校は縄跳び26本を買いました。
 最も大きな買い物は「おはなし会パック」です。心豊かに育ってほしいと願って催した絵本作家あきやまただしさんによる体験型「おはなし会パック」は、書き手の想いが伝わり、子どもはもちろん保護者の心にも響くものとなりました。子どもたちは絵本に興味を持ち、本を手にする機会が増えたように思います。
 子どもたちは、また、あきやまさんに来てもらいたいと一生懸命ベルマークを集めている、という保護者の声を聞いて大変うれしく思いました。
 仕分け作業ですが、最初に番号を大きく3分割します。それからメーカーごとに分けます。いきなりメーカーごとにすると場所をとるのと作業効率が悪いからです。
 次に児童による仕分けですが、」児童用の仕分け箱を設置しました。5・6年生に委員会の時間を利用して作業してもらっています。子どもたちがこうした作業に携わることが大切と思います。
 ベルマーク作業で工夫したことは、1つは作業のときにお茶、菓子の提供です。作業にメリハリをつけ会話がはずみます。2つ目は集計改善策として10枚ずつセロテープにはるのをやめて、ばらのまま整理袋に入れます。大幅な時間短縮になりました。3つ目は番号を3分割にする方法です。4番目はスーパーなどに箱を設置したことです。
 最後に、活動日は授業参観日を利用。参観に来る時間を少し早めただけなので、担当以外のかたの協力をいただけるよう声をかけています。
(スライドショーを使って発表)
=7月3日、徳島市立文化センターで


7月2日(水)高松

香川県高松市立二番丁小学校
柴田まゆみさん(07年度学級文化部長)
(右から)
 二番丁小学校は児童447人。昨年11月に累計で500万点を超えました。
 5、6年生14人が生き生き活動としてベルマーク委員会を構成し、回収日のお知らせや整理、番号別仕分けを月1、2回やっています。
 保護者のPTA学級文化役員14人が中心になり、月1回(2時間程度)部会をもち点数計算し発送します。このように分担してやっていましたが、子どもたちは仕分けに、保護者は点数計算に、とても時間がかかっていました。
 そこで時間短縮を考え昨年10月から実施している方法を紹介します。
 子どもの活動ですが、会社別仕分け箱は大きく場所をとっていて仕分けをするのに歩き回っていたのをコンパクトにしました。1人仕分けトレイを作りました。
 保護者の活動ですが、@会社別牛乳パック→点数別容器→卵パック(10枚づつにして数える)→集計用紙に記入→透明袋に用紙とベルマークを入れる A多く集まっているものから順番に点数計算する。2時間と決めて終了、残ったのは次回に行う B発送は、2回分を合計して郵送用の袋に入れる。年5回程度とする C1学期末と年度末に保護者向けに活動報告のプリントを配布しました。
 1年間を振り返っての感想ですが、4月から9月までは、数えることに精一杯でした。夏休みを前にして点数計算できていないものが残り、みんなで分担して持ち帰り9月の部会で、これまで回収したのを全て発送することが出来ました。10月からはその月に回収したものは月末にはほとんど点数計算できるようになり、もっと多く集めるにはどうしたらいいかと、次の段階へ意識が変わってきました。初めての担当でしたが、ベルマークにのめりこんだ楽しい1年でした。
=7月2日、ウェルシティ高松(高松厚生年金会館)で


7月1日(火)松山

愛媛県松山市立味酒小学校
曽根 恭子さん(07年度ベルマーク委員長)
岡野 りささん(08年度ベルマーク委員長)
本宮美由紀さん(同副委員長)
西村 美和さん(同)
(右から)
 味酒(みさけ)小学校は開校122年の歴史を誇り、児童数1000人を超える松山市内一のマンモス校です。ベルマーク活動は1961年からですが、2006年に累計で600万点を超えました。また同年度は県1位の点数を集めることができました。今年度も16万点を目標に活動を開始しました。
 これまでに購入したのは竹馬、CDラジカセなどで、年間12〜17万円分を購入しています。
 PTAは2つの部と3つの委員会で構成しています。1人1役ということで、1世帯1人の保護者がどこかに所属しなければなりません。
 ベルマーク委員会の目的は@家庭、地域、JRC委員会とベルマーク財団をつなぐA児童の教育設備を充実させることです。JRC委員会とは、児童が行っている委員会活動のひとつです。自分のクラスや低学年のクラスのベルマーク封筒を集め、収集の呼びかけをしています。
 PTAのベルマーク委員会は各クラスから2人づつ選ばれます。今年度は72人で活動しています。委員以外の保護者にもボランティアを募り整理を手伝ってもらっています。
 ベルマーク整理は毎月1回、校内で行います。6月、2月は全委員が参加、その他の月は2学年づつ委員が参加します。
 毎月第3水曜がベルマークの日で、児童が持ってきます。JRC委員が封筒を集めます。1週間後が整理日。封筒には子どもの好きなキャラクターのはんこを押します。
 1ヶ月分のベルマークを衣装ケースに集めます。委員はカップヌードル梱包用パックとハサミを持って机につきます。手元で企業別に分けていきます。整理袋に入れて仕分けが完了です。
 点数計算は整理に欠席した委員に家でしてもらいます。ベルマークの入った企業整理袋、やり方を書いた文章も入れています。これをお土産と呼んでいます。委員はお土産の点数を計算し記入します。翌月の整理日までに返却してもらいます。出来あがったお土産は集計発送の係りが処理して財団に送ります。
 年3回、ベル便りを発行しています。ベルマークを理解してもらうよう書いています。昨年は廉売会でベルマークコーナーを設け、さいころ占い、カーリングゲームにベルマーク持参で参加してもらいました。
 委員会が大切にしている3つのことをお伝えします。
@目的と成果をはっきりさせることです。
A整理などの作業方法の共有化です。もっと効率的な方法がないか工夫し改善します
B一番大事にしていることですが、楽しく活動することです。いっしょに作業したりおしゃべりしたり、情報を交換したりする交流の場のひとつでもあると思います。
(スライドショーを使って発表)
=7月1日、ピュアフル松山で