体験報告



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6月26日(木)山口

山口県周南市立富田西小学校
原田 美智代さん (2007年度PTAベルマーク部長)
川田 由美さん(同副部長)
久行 幸子さん(2006年度部長)
石田 恵美子さん(2007年度部員)
(右から)
 富田西小学校は1965年にベルマークに参加、昨年11月、累計点数500万点を達成しました。節目の年にベルマーク部員として活動できたことは、部員一同、とても幸運なことでした。
 周南コンビナートの西端に位置する富田西小学校は、周南市西部のほぼ中央部分を校区とし、近くには新南陽総合支所や郵便局、警察署、消防署などの公共機関があります。創立137年で児童数503人、20クラス、家庭数377です。
 PTAには専門部、学年委員会、地区委員会があり、保護者は1人の児童につき1回、1年の任期でなんらかの役員を受け持つことが慣習化されており、毎年、ほとんどが立候補で決まります。専門部のひとつ、ベルマーク部の委員は部長、副部長を含め8人です。
 毎月1回、ベルマークの回収を行い、年4回の仕分け・集計作業、年2回の発送を行っています。また、6年生の親善委員会の子どもたちもベルマーク袋からマークを取り出したり、使用済みインクカートリッジを集めたりする活動を行っています。
 年4回の仕分け・集計作業は、約400の全世帯を4グループに分け、1年に1回は整理当番として参加してもらう仕組みです。兄弟、姉妹がいる家庭は、上の児童で参加する決まりです。長子だけを残した各クラスの名簿から、出席番号を4等分して振り分けます。年度が変わり、クラス替えがあっても、出席番号は大幅に変わらないので、当番月が毎年同じにならないよう、グループをローテーションで回します。整理当番には、例年95%以上の家庭が参加しています。長年の活動で築かれた細やかな配慮が、多くの参加につながっているのだと思います。
 例年、活動月はほぼ決まっていますが、活動日は年間行事予定表をもとに絞りこみます。@児童の委員会活動後に設定するA働いている保護者が参加しやすいように同じ曜日にしないB学校行事に近い日は避けるC校区内の中学校や幼稚園の行事と重ならないようにする、ことを考えて日程を決めます。
 5月下旬に年間当番予定表を配ります。活動日の2週間前に担任の先生を通じ、当番家庭の児童に詳細プリントを渡します。当日参加できない人や他の活動日に変更を希望する人は、学年担当のベルマーク部員に連絡してもらう仕組みです。保護者の参加意識の継続と参加状況を事前に把握することに役立っています。
 ベルマーク部員の活動は1年に6日間です。年度初めに引き継いだ備品の整理、修繕をする活動準備日、ベルマーク説明会への参加と年4回の整理収集日です。
 説明会は毎年全員で参加し、懇親を兼ねて食事をして帰るのが恒例です。運動を全員が共通して理解し、新役員が仲良くなるためにも、全員参加の意味はとても大きいと感じています。昨年度から校区内の7カ所の公共施設やスーパーに回収箱を設置していますが、これも昨年の説明会後の車中で、相談して決めたことです。設置先は担当部員を決め、折にふれて回収しており、この成果もあって昨年度は、収集点数が約2万点アップしました。
 活動日は、午前9時からの仕分けと、10時からの集計の2グループで行います。5、6年の保護者が会社番号別に仕分けしたあと、下の学年の保護者が隣の部屋で集計します。平均すると前半が25〜30人、後半は65〜70人が参加し、それぞれ1時間の作業です。
 作業する各テーブルに細かなルールを書いた説明書を置いたり、間違えて仕分けしたマークや脱退企業のマークなど迷子マークを入れる専用箱を作ったり、使用済みインクカートリッジをいつでも回収できるよう玄関ホールに専用箱を設置したり、新しい試みも生まれました。その年々のベルマーク部のアイデアで本校のベルマーク活動は、まだまだ進化しています。
 活動日は、部員は名札をつけ、声をかけてもらいやすい雰囲気づくりに努めました。作業後は食事しながら活動を振り返り、楽しいおしゃべりの時間をもちました。楽しい人間関係を築くことがみんなのエネルギーやチームワークにつながったと思います。みなさんのなかには、役員を引き受けたプレッシャーから不安を感じている方もおられるかもしれません。しかし、点数が貯まっていく喜びと達成感は、ベルマーク部員ならではの味わいです。なにより役員で得た友人は、これからの小学校生活に潤いをもたらしてくれると思います。
(スライドショーを使って発表)
=6月26日、セントコア山口で


6月20日(金)下関

山口県下関市立山の田小学校
平川 麻理子さん (2007年度PTA環境部長)
小嶋   篤代さん(同副部長)
田村  晶子さん(同)
(右から)
 山の田小学校は、旧下関市の中西部にあり、昭和30年代に下関市のベッドタウンとして、宅地造成などが進み、急速に発展した山の田地区を校区としています。校区内には市立大学など公的施設もあり、活気にあふれた文教地区で、地域の方の教育や文化への関心が高く、教育への協力や支援も積極的です。
  山の田小は、1966年に創立され、43周年を迎えます。当時の児童数は752人で、多い時は1400人を超えていましたが、ここ数年は800人前後で、現在は786人、26クラスです。
  PTAは学年、教養、広報、育成保体、環境部の5専門部と執行部で構成。PTA会員は、いずれかの部に所属し、「全員参加のPTA」を目指して活動しています。2007年度は優良PTAとして、文部科学大臣表彰を受賞、活動は活発です。
  ベルマークは環境部が担当し、部長1人、副部長2人と各クラス1人の部員がおり、07年度の部員数は25人でした。ベルマーク運動は学校創立と同時に参加し、累計点数は571万点で山口県内5位、市内2位、07年度は約11万3000点で県内6位でした。
  毎年5月に全保護者に「ベルマーク収集のお願い」の手紙を配ります。各自で印刷してある収集日程表を切り取り、1年間使う収集用封筒を作ってもらいます。家庭で集めたマークをこの封筒に入れ、6、7、9、10、12、2月の月初めに提出してもらいます。
  マークは、各クラスにある収集用缶に担任の先生か児童がまとめて入れます。仕分け作業日に部長、副部長が全クラスの缶を回収し、環境部の箱にひとまとめにします。収集用封筒には担任の先生が押印して、家庭に戻します。インクカートリッジも同じ日に集めています。
  年6回の仕分け作業は、25人の部員と環境部に配属されたPTA会員約60人を担当月に分け、毎回約30人で作業しています。全員でマークを番号別に分け、最終的には牛乳パックで作った仕分け箱に振り分けます。その後は、部員が担当番号のマークを自宅に持ち帰り、張りやすい大きさに切りそろえ、番号別・点数別に折込み広告の裏などに計算しやすい単位で張り付けます。学校での全体集計がスムーズにいくように、用紙ごとに点数と枚数を計算して記入しておきます。部員の担当番号は、枚数の多いものは何人かで担当し、少ないものは複数を1人で担当するなど、部員の作業が、ほぼ公平になるようにしました。
  全体集計は年2回、9月と3月に部員全員で行います。自宅で張りつけ、計算したマークを持ち寄り、計算もれや張り間違いがないか、全員でチェックします。番号別に枚数・点数の総合計を出すと、部長、副部長が整理袋と送り状に記入し、発送します。
  年間の作業日程は最初の部会で決定し、全部員と環境部配属の会員に早めに知らせていたため、どの作業日も出席率がよく、スムーズに作業が進みました。ただ、回収したマークの中には、すでに脱退した会社のものや、番号や点数がない間違った切り方をしているものも多く、会員への説明不足を感じることもありました。
  山の田小は、ここ数年備品購入をしておらず、48万円の預金があります。さらに増やして、子どもたちの防犯面で役立つ物を購入したいと考えています。
  ベルマーク運動は、子どもたちの教育環境を充実させることにつながる大事な活動だと思います。学校だけでなく地域の方々の関心を高めるため、校区内のスーパーやコンビニへの回収箱設置や、ポスターでの呼びかけなどを目標にして、今後とも充実した活動を行っていけたらと思っています。
=6月20日、海峡メッセ下関で 


6月20日(金)鳥取

鳥取市立世紀小学校
片田 知子さん(2007〜08年度PTA総務部長)
世紀小学校は児童500名ほどの、鳥取市内では3番目に大きな学校です。長年に渡りベルマーク活動をしていますが、特に活発というわけではありません。昨年はたまたま前年の未処理分があって、実質で2年分をまとめて出したため、8万点を超えたような形です。例年は3万点前後だと思います。そんな訳で、とくに発表するような特色はないのですが、本校の工夫は次の3点ではないかと思います

まず1点目は「インクカートリッジ」回収です。従来は小型破砕ごみとして処分していた家庭が多いようでしたので、毎月出すベルマーク新聞で呼びかけ、専用の回収箱を設けたところ、家庭のインクカートリッジだけではなく、職場のトナーカートリッジも参観日などにまとめて持参してくださる保護者もあり、カートリッジだけで1万点ほど集まりました。

2点目は、ベルマークの集計方法です。本校のベルマーク活動はPTAの総務部が担当です。働く母親が多く、日中の作業はもちろん、夜の会合にもなかなか集まれません。そこで、できるだけ個人でできるようにしています。子どもたちが自宅から持参したベルマークは、各教室のベルマークボックスに入れられ、毎月初めに子どもを通じて各部員に届けられます。自宅でベルマーク番号別・点数別に仕分けして、集計用紙に記入し、後日、学校のベルマーク整理用の引きだしに用紙とベルマークを入れる。ある程度たまると、集計用紙をもとに封筒に記入して財団に送付する、という方法をとっています。

それまでは引きだしにためたベルマークを、年に1回、部員が手分けして家で仕分けしていたのですが、ご承知のようにベルマークの枚数が増えれば増えるほど作業が面倒になりますし、数え直しや紛失といったトラブルも出てきます。それで、3年前から集計用紙を利用するようになりました。これなら最後は集計用紙だけを数えればいいわけで、送付してから家のあちこちからベルマークが出てくる、というようなこともなく、負担が減ったと思います。

3点目は毎月のベルマーク新聞です。年度初めに配る「ベルマーク一覧表」だけではなかなか認知してもらえないので、どんな商品に付いているか、どんなふうに切ればよいのか、どんな仕組みで買い物ができ、ボランティアになるのかなど、ベルマークに関わる情報をのせています。また、ベルマーク集めはクラス単位ですので、この新聞でたくさん集まったクラス名を発表します。年に2回くらい総計も出すのですが、それまで少なかったクラスがどっと出してくれたりします。

本校のベルマーク活動は以上のような形です。近年はプールサイドのテントや、ユニフォームを購入しました。今は学校の朝礼台の買い替えができるように「2年間で10万点」を目標としています。購入目標があると関心を持ってくれるのでは、と期待しています。
=6月20日、県民文化会館で


6月19日(木)米子

鳥取県米子市立住吉小学校
米田 千代美さん(2006〜08年度PTAベルマーク委員長)
住吉小学校は昨年度、1964年にベルマーク運動に参加してから43年間を経て、300万点を達成し、ベルマーク財団から表彰していただきました。300万点を達成した学校は、鳥取県内で5校目ということでした。長きに渡ってベルマーク運動に取り組んでこられた、多くの方々の協力と努力の積み重ねの結果であると思います。表彰を受けて、住吉小学校のPTA広報誌に載せていただき、ベルマーク委員や学校の先生方、保護者の方々とともに喜びあいました。

ベルマークについての主な活動は「ベルマーク委員会」が中心となって進めています。「ベルマーク委員会」は平成18年4月に、ベルマークの整理・発送がスムーズに行くように、特別委員会として専門部とは別にできました。それまでは、PTA副会長を中心としてベルマークの仕分け作業を行い、いろいろと工夫をされていました。しかし参加者が少なく、またせっかく仕分けができても、副会長や数名の執行部の役員だけでは人手不足で、全部を集計して発送することまではできず、年々多くのベルマークが次の年度に持ち越されて、たまってくるなどの問題がありました。そこで、活動がスムーズに、また負担なく継続できるようにするために「ベルマーク委員会」を発足させました。

ベルマーク委員会は、4月に第1回委員会を開き、委員長などの役を決めます。7月の委員会では、今日のような「ベルマーク運動説明会」に参加した委員から報告を受けます。10月には、親子でベルマークを整理します。楽しんでやってくれる子どももいます。11月の第6回委員会で点数を計算し発送する、といった具合です。また、児童の福祉委員会が、各家庭から持ってきたベルマークを毎月13日〜15日の間に集めたり、インクカートリッジを集めたりします。

ベルマーク委員会ができた年に、それまでたまっていたベルマークを全て集計して発送しようと思いました。一部は残りましたが、10万点集計することができました。うれしかったのですが、とても時間がかかり疲れました。このような作業をずっと継続していく自信を持てなくなりました。ベルマーク委員で話し合い、一度にたくさん送るよりも少しでもいいからずっと継続していけるように方法を考えようということになりました。

今の方法がベストであるとは思いませんが、いま考えつく一番いい進め方であるとは思います。今後さらに良い方法があれば、改めていきたいと思います。ただ今いえる事は、ベルマーク活動を通じて助けられる人がいるということと、いろいろな活動経費がカットされる今日、捨てればゴミになるベルマークが集めると大きな資金になるということです。途中で息が切れてしまうような活動ではなく、この40年以上続いてきた活動がこれからも途切れることなくずっと継続していくように、頑張っていきたいと思います。
=6月19日、米子コンベンションセンターで


6月18日(水)松江

島根県雲南市立西日登小学校
石田 健志さん(2007〜08年度PTA副会長)
周藤 美穂さん(2008年度  PTA総務部長)
(右から)
西日登(にしひのぼり)小学校は1874年(明治7年)の創立で、今年134周年を迎えます。現在の児童数は73名と減少傾向です。ここ西日登地区では地域ぐるみで児童の健全育成を図ろうとする意識は高く、PTA活動への協力や学校環境の整備などにも熱心で、西日登振興会を中心に積極的な活動が行われています。

ベルマーク活動は、PTAの総務部が活動計画を立案し、各地区1名ずつ選ばれた自治会委員を中心にPTA全員で取り組みます。6月上旬に、自治会委員が各自治会のみなさまへ、前年度のお礼とともに「ベルマーク運動の実施について」のお願いの文書と「ベルマーク一覧表」を配布し、協力を呼びかけます。

使用済みインクカートリッジについては、小学校と西日登公民館にも回収箱を設置しました。これには収集のお願いと共に、ベルマーク運動はボランティア活動であることも書き加えました。各自治会の皆様に集めていただいたベルマークは、自治会委員が毎年12月上旬に回収します。そして各自治会のPTA会員と児童が協力して仕分けします。ベルマーク番号ごとの封筒にはポイント及び枚数を記入するところを設けてあり、各自治会のPTA会員さんに記入してもらうことで、後日に行う全体の集計整理作業の効率化を図っています。作業は地域の公会所等を利用し、作業終了後はみんなでお茶を飲むなど、つながりを深める場になっています。

各自治会で専用封筒に仕分けしたベルマークは1月中旬に小学校へ提出します。そして小学校で、PTA会長以下専門部員までの実行委員、約30名で集計整理作業を行います。使用済みインクカートリッジの整理作業も同時に進めます。この作業は平日の夜間に行われます。そのため、ふだんは授業公開日に参加することが難しい保護者の方と、先生方とのコミュニケーションを図る場にもなっています。

こうして地域のみなさまの協力により、平成12年度繰越分から平成19年度末までの累計が39万6999円という金額になりました。この預金で、CDラジカセ、自走式車いす、デジタルカメラ、竹馬などの教育備品を購入しております。

今後の活動の課題としては、親と子が一緒に活動をすることにこそ意味があるとの思いもあり、ベルマーク運動が大変に意義のあるボランティア活動だということを伝えながら、子どもと共に作業を進めていただくように、もっと呼びかけて行きたいと思っています。また、この活動を続けてこられたのは、地域の皆様のご理解と暖かいご協力があったからだと思います。このことを子どもたちに伝えることにより、子どもたちに「感謝の気持ち」が育ってほしいと思います。これからも学校と保護者と地域が手を取り合ってベルマーク運動に取り組んでいきたいと思います。
(スライドショーを使って発表)
=6月18日、松江市総合文化センタープラバホールで


6月25日(水)広島

広島県呉市立阿賀小学校
下岡 奈々さん(2007年度PTA施設部長)
 阿賀の町は海と山が近くにあり、小学校は児童666人、家庭数479世帯です。PTA委員には5つの部があります。保体部、文化部、厚生部、補導部、そしてベルマーク担当の施設部で、昨年は21人の委員で活動しました。
  阿賀小創立130周年も迎え、学校内でもたくさん記念行事が行われる中、施設部でもひそかに130周年にちなんで130万点という無謀な目標をたてて頑張りました。
  ベルマーク回収は年間10回です。月はじめに、児童に配布するベルマーク回収袋とクラスごとに回収する袋を担任の先生に渡し配布と回収をお願いします。毎月、担任から児童に回収袋を配布してもらいます。
  児童が持ってきたベルマークはクラスごとに回収する袋に集められます。クラスごとに回収する袋は職員室の指定の場所に保管します。
  年6回の部会では、委員はベルマークを切りながら企業別に分けます。自分の担当番号を決め計算、自宅で保管もします。
  年2回(9、2月)、送付します。
  ベルマークのほかにもグリーンスタンプ、ロータスクーポン、カートリッジも回収しています。昨年はグリーンスタンプ451冊をベルマークに交換すると9万200点にもなりました。9万点という点数は阿賀小学校1年分の点数に近いものがありました。しかし、今年の目標は130万点です。どうしたらいいの?
  ベルマーク協力店を通じて、もっと地域の人へお願いすることになりました。お店だけでなく病院にもお願いし、7ヶ所に協力いただけることになりました。このことをたくさんの人に伝えたいと思い、学校の廊下に写真を展示して紹介しました。毎月配布される「各部だより」に、回収のお願いや、協力店の紹介など掲載しました。全ての協力店の回収箱にはたくさんのマークが入っていました。感謝の気持ちでいっぱいです。
  毎年1月には地域の人たちと触れ合う「ふれあいもちつき大会」があります。ありがとうの気持ちを込めて招待しました。
  今年の目標130万点には届きませんでしたが、地域、PTAみなさんのおかげで21万点集めることができました。
  ベルマークといえば、児童が学校で使うものを買えるものだと思っていました。しかし、ベルマーク手帳を見て感動しました。「私たちはボランティアもしているんだ」。私たちみたいに知らない人がほかにいるかもしれないと思い、学校図書室にベルマークコーナーをつくりました。ベルマークコーナーを思いつくまで1年かかりました。PTA、児童、地域のみなさんに、「つたえ、つづけようね、ベルマーク」。
(映像使用=写真のみ)
=6月25日、広島国際会議場で


6月24日(火)岡山

岡山県倉敷市立玉島小学校
平田 千春さん(2007年度PTA厚生部長)
平田 和子さん(同副会長)
(右から)
 ベルマークはPTA厚生部役員が中心に進めています。毎月5日をベルマークの日とし、ベルマーク袋にベルマークを入れて持ち寄ります。
  おおまかな仕分けは各クラスで子どもたちが行います。1、2年生はひとつの袋に入れるだけ。3年生以上は、1〜10、11〜20という様に10単位で9グループに自分の持ってきたベルマークを仕分けします。
  子どもたちにとって仕分け作業は結構楽しい様で、私の子どもも「もっとたくさんベルマークちょうだい」と催促してきます。また、たくさんのベルマークをもっていくと担任の先生からご褒美のシールが貰えたりします。
  クラスごと分けられたベルマークを、今度はPTA厚生部員が毎月整理し計算します。各学年の保護者にもお手伝いをお願いしています。6月は6年生、7月は5年生、というように各学年の参加月を決めてベルマーク整理のお知らせという手紙を配布し、ボランティア募集を呼びかけています。
  毎月行うベルマーク整理は、子どもたちによって9グループに分けられたベルマークを、いったんビスケット缶に移します。このとき、分けられていない1、2年生の分を分けます。
  次に9グループのベルマークを、イチゴパックを使って企業ごとに仕分けします。これで2番から93番までの仕分けが完了です。作業は大体2時間ほどです。みんなワイワイと行っているので作業も楽しく、保護者同士の意見交換の場となり、充実した時間を過ごすことが出来ました。ベルマークの発送は年3回です。
  昨年、累計で500万点を達成しました。岡山県では7校目だそうです。昨年11月には創立100周年を迎え、二重の喜びとなりました。これを機に、もっと改善すべき点はないかと皆で考え、目標を決めて一つずつクリアしていこうと話し合いもしています。
  昨年はボランティア募集に力を入れ、学級懇談会などでベルマーク活動の意義を訴えてきました。今年はそれに加え、カートリッジ回収にも力を入れていくことになりました。カートリッジに関して知らない方が多く、まず皆さんに知って頂こうと厚生部便りを発行しました。その効果もあってか今年度にはインクカートリッジが増えてきたように思います。
  ベルマークを集めている子どもたちにお返しの意味も込めて、昨年度末にはボールを買いました。色とりどりのドッジボール、サッカーボール、バスケットボールを使って遊んでいる子どもたちを見ると、ベルマーク整理の苦労も吹き飛びます。
(スライドショーを使って発表)
=6月24日、岡山衛生会館三木記念ホールで


5月28日(水)福山

広島県尾道市立日比崎小学校
森田  雅代さん(2007年度文化副委員長)
佐々木 恵子さん(同委員長)
(右から)
 尾道市は映画の舞台にもなる海とお寺と坂のあるよったりとした町です。日比崎小学校は旧市内にあり、544人の子どもが元気に通っています。今年は創立56年を迎え、ベルマーク運動に参加して45年になります。
  活動はPTAの文化委員17人と児童の委員会のベルマーク委員11人との連携プレーで行っています。我が校では毎月10日を「ベルの日」と決めています。
  手順としては、ベルマーク委員がベルマーク袋を全児童に配布→10日にクラスごとに集めた箱とベルマーク袋を回収→休み時間、放課後などを利用して10番台、20番台と番号別に分ける→それを仕分け袋に入れてPTAの文化委員会に渡す→ベルマーク袋をクラスの出席順に整理して翌月配布。ここまでが、児童の担当です。
  そして、ここからがPTA文化委員の出番。仕分けされたベルマークを各クラスの文化委員が家庭で整理(ベルマーク番号別に台紙に貼り、点数と枚数を記入)→文化委員会の時、整理済みのベルマークを提出→年2回(9、2月)会社別に集計し、点数別に記入して財団に送る→貯まった点数に応じて、学校とストップウオッチ、ホースリールを購入しました。ベルマークニュ―スを年2、3回発行しています。
  ベルマークの集計作業が早く済んだときは、子どもの勉強、生活についての情報交換や悩み相談などをする場になったりします。そんな会話の中で、「何か楽しいイベントをしない?」という話が出ました。
  ショウワノートのキャンペーンに参加しました。かわいいイラスト付の台紙を作り、各クラスごとに自分たちで張る方式にしました。「もう一度古いノートを探してみて」と声をかけたところ、3カ月で約3000枚集まりました。競い合いではありませんが、子どもたちも増えていくことが実感でき楽しかったようです。
  お店でベルマークを集めてくださる地域の方、職場の方、「少しだけでもいい」と声をかけてくださる近所の方々、協賛企業-----多くの協力とつながりに深く感謝しています。
(スライドショーを使って発表)
=5月28日、広島県民文化センターふくやまで