僕たちは郡山第一中学校のベルマーク専門委員会に所属しています。ベルマークは、教育環境をよくするための助け合い運動のシンボルです。
僕たちの学校は、『一中といえばベルマーク』というほどベルマーク活動が盛んで、ベルマーク財団から南極の氷をいただき、全校生でカキ氷にして食べたというエピソードもあります。
わが校は、昭和36年にベルマーク収集を開始し、運動に取り組む参加校の先駆けの役割を担っただけでなく、昭和51年には収集点数が全国1位になり、それから着々と収集点数を積み重ね、昭和63年には1000万点を超え、平成4年には1200万点、平成8年に1300万点、平成11年に1400万点、平成13年に1500万点、平成14年には1600万点を突破し、今年は1700万点達成に向けて日々活動しています。
わが校のベルマーク専門委員会の組織構成は、各クラス2名以上ベルマーク委員として選出し、各クラスのベルマーク部長を決めます。部長は月1回開かれる専門委員会に出席します。専門委員会では、毎回集計作業を行ったり、月ごとの活動計画について話し合ったりします。
次にベルマークの収集方法について説明します。
収集は月の終わりの4日間に行います。まず、月末にクラスごとにベルマークを集め、番号別に仕分けをします。次に仕分けをしたベルマークと合計点数を書いた紙をベルマーク室に持っていき、さらにその仕分けをしたベルマークをベルボックスという番号の書いてある引き出しに移し変えます。その際にクラスの合計点数を計算し、毎月発行されるベルニュースにて発表します。最後に番号ごとに集計し、ベルマーク財団へ送ります。
次に、ベルマーク専門委員会の主な活動について説明します。今年度のベルマーク専門委員会の活動計画は、年間を通し、常時活動として、ベルマーク収集・PR。4月に前期組織づくり、5月にポスター作成、6月に購入物調査、7月に1学期の反省、8月に方部(学区内を細かく分けて活動する単位)ごとのベルマーク収集、9月に全体集計、10月に後期組織づくり、11月にポスター作成、12月に2学期の反省及び冬休みに向けてのPR強化月間、1・2月に新PRの考案、3月に3学期の反省を行う予定です。
9月の全体集計というのは、年に1回全校生でベルマークを集計する時間を設け、クラスごとに番号別に集計してもらうというもので、8月の方部ごとのベルマーク収集とは、方部ごとに家族内に一中生がいない世帯に一人5軒以上、収集用の封筒を渡し、夏休み中に集めていただくというものです。
また、一中の校外のベルマーク活動はそれだけにとどまらず、地域の方々とも協力して行っています。「ベルマークがあるのだが、一中に持っていくのには少し抵抗がある」という方のために、大型スーパー2店に協力を依頼し、ポスターと共にベルマークボックスを設置させていただいています。
また、この他に、学校沿いのベルマークのシンボルのある一中出会いの広場にも設置してあります。この広場に置いてあるベルマークポストは、郡山第一中学校のベルマーク活動を象徴するものとして、ベルマーク教育助成財団が寄贈したものです。
次に、購入物について説明します。ベルマークは、1点が1円としてカウントされ、学校の備品などが買えます。主なものは本・本箱、柔道畳、高画質カラーテレビVHSビデオ、カワイグランドピアノ、マルチ雛壇、点字タイプライター、パソコン・プリンター、パソコンロッカー、キーボードを購入しました。平成12年度に購入した点字タイプライターは、1台7万5000点分を5台購入し、体育館で贈呈式を行い、当時の郡山市長であった藤森栄二市長に受け取っていただきました。
ベルマーク運動を行うにあたっての苦労や悩みは、1点1点を見落とさないように行うという細かい作業のため膨大な時間がかかるということです。なので、根気よくこつこつと取り組んでいかなければなりません。
また、最近はベルマークを持ってくる人が少なくなってきていて、意識の低下が問題となってきています。なので、呼びかけや新PRの考案などをきちんと行っていきたいと思います。このように、ベルマーク活動はとても大変なものですが、ベルマークがたくさん集まったときや地域の方々の協力があったときの満足感や充実感はなにものにもかえがたいものです。
これからは、毎月一人70点を目標とし、年間70万点達成を目指して頑張っていきたいです。(パソコンを使って説明)
=6月21日、郡山市のビッグパレットふくしまで
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