体験報告



中部



5月17日(火)岐阜


岐阜市黒野小学校
林  和代さん
松井由美子さん
山口 早苗さん
中村 正信教頭
  黒野小PTAのベル活動は学級委員ら11人のベルマーク部員のほかに、ボランティアの保護者の力を借りて作業に当たっているのが特長です。発送は年4回。ボランティアのみなさんは以前は分別だけでしたが、最近は人数も増えて集計もしてくださいます。
  回収は月初めにベル袋を配布、気軽に持ち寄れるように学校の廊下へ回収ボックスを置いています。また、授業参観日にも各教室前にベルマークとインクカートリッジの回収箱を置き、1点でも多くの回収を目指しています。
  昨年度は12万8000点を回収。昨年秋には学校と相談して9万点分を児童会に渡し、使い方を考えてもらいました。児童会では話し合ってロング一輪車などを購入しましたが、その時期に中越地震が起き、被災校への緊急支援として3万点の寄付も決めたのです。素晴らしい決定に感心しました。同時に家庭から不用品を持ち寄って贈る活動にも取り組みました。
  現在はPTA役員とボランティア中心ですが、子どもたちの主体的な参加を学校とも検討する考えです。マークを集めて物を買うだけの活動に終わらせたくないからです。子どもたちが主体的に取り組むことで福祉や災害地への援助など、ボランティア意識につながればと思っています。
=5月17日、岐阜市文化センターで


5月18日(水)四日市


鈴鹿市白子小学校
中道 清美さん
井戸川大子さん
矢田 百合さん
  活動はPTAベルマーク部が責任を持って取り組み、5・6年生のボランティア委員たちもベル封筒の回収やガムの放送袋をはがすなどしてくれます。
  毎月の作業週間には、月曜日は1年生、火曜日は2年生、水曜日は3年生、木曜日は4年生、金曜日は5・6年生の保護者といった形でPTAの全会員が年1回は当番として参加する仕組みです。年度初めに日程を決めますが、都合の悪い方は臨機応変に変えることができます。
  マークの回収は作業の10日ほど前に児童がベル封筒を持ち帰り、1週間ほどで学校へ持ち寄ります。ショッピングセンターや公民館にも回収箱を置き、部員が毎月回収に行っています。新参加の協賛会社の紹介や収集状況などを載せたベル便りも年4回発行。インクカートリッジもたくさん集まっています。
  2年前に三重県内4校目の700万点校になりました。預金では遊具や一輪車、家庭教室の冷蔵庫などさまざまなものを購入しており、やりがいを感じています。
=5月18日、四日市市文化会館で


5月19日(木)名古屋【1】

岩倉市岩倉北小学校
廣瀬 全代さん
鶴丸 民子さん
伊藤 倫子さん
松橋 温子さん
石黒 道代さん
藤田 雅則教頭
  ベル活動には1976年から参加。現在の児童数は835人という大規模校で、98年度に累計200万点、昨年度に300万点を達成しました。活動の中心は、PTA厚生委員会と児童のボランティア委員会。昨年度の厚生委員は11人で、年間15回ほど部会作業をもちました。
  毎月10日のベルの日に児童が持参するベル袋は、みんな形や色が違います。使用済み封筒に回収日程表を貼ったものだからです。収集日の前日、ボランティア委員が各クラスに回収袋(これもリサイクルです)、当日放課の時間に集めてマークを水槽(もちろん、水は入っていません)へ入れてくれます。
  整理作業では、厚生委員だけでなく年度当初に登録された人材バンク「ベルマーク」の方々や、応募してもらった「ベルスタッフ」のみなさんも仕分けてくださいます。その後、厚生委員が自宅で集計します。
  預金で購入した品物の贈呈式をしたり、授業参観日に展示。学校にも用途が同じならマークつきの備品購入をお願いしています。この説明会にも毎年、厚生委員全員が出席して高い意識を持つようにしています。
  これからの目標や課題は、春の1年生保護者の給食試食会でベル収集を案内する、授業参観日には玄関などに回収箱を置く、地域に根ざした活動を模索する、などです。ボランティア委員の子どもたちに聞いたところ、預金の使い道に大きな夢のある意見がでました。毎年購入するより、目標を持つことで活動への意欲を高めるような工夫を、と考えています。
=5月19日、朝日新聞名古屋本社の朝日ホールで

「仲間たちから花束を贈られて大喜び」
  岩倉市岩倉北小PTA厚生委員会の体験発表者は、仲間たちから花束を贈られました。
「申し訳ありませんでした」
  予想以上に出席者が増え、イスだけの席も。


5月20日(金)浜松


浜松市与進小学校
白澤 圭子さん
杉浦 典子さん
山田 裕美さん
山原 睦子さん
吉岡 有理さん
鈴木 昌子校長
  与進小は一昨年、累計400万点を達成しました。ちょうど開校130年の年でもあり、マンネリ化していたベルマーク活動も活性化しようとPTA学年部を中心に改革を始めたところへのうれしいニュースでした。
  まず実施したのが、ベル標語とポスターの募集。優秀作品はPTA会長が表彰したり、校内に展示しました。それまで「随時」だった収集も「ベルの日」を決め、ベルマークに対する児童・先生・保護者みんなの関心を高めました。
  「ベルマークの木」というのもあります。毎月の収集点数をベルマークの形の花にして大木に咲かせていきます。ベルの花は大1000点、中500点、小100点。木の周りには毎月の収集点数を書いたチューリップが咲いています。花がどんどん増えていくのがわかるように、昇降口へ常時掲示しています。
  ベルの花を貼るなどしている児童のボランティア委員の提案で、クラス対抗の収集も実施しました。結果をボランティア委員が校内放送で発表したり、上位クラスに手作りの表彰状を贈るなど、子どもたちが意欲的に取り組んでくれるのはうれしいことです。
  学校でやっていた集計作業も自宅集計に切り替えました。自宅だと空いた時間を使えるし、子どもと一緒に作業してコミュニケーションも取れるという意見と、クラス別の集計では点数に差があり、多いクラスは大変という声もありました。
=5月20日、アクトシティ浜松で

「ベルマークの木」
  浜松市の与進小学校が体験発表で紹介してくれた「ベルマークの木」。学校の昇降口に常時提示してあり、毎月、収集点数に応じてベルの花(大 1000点、中 500点、小 100点)を咲かせ、花がいっぱいになります。木の周りには月ごとの収集点数を記入したチューリップも。


5月31日(火)静岡


静岡市清水入江小学校
柿澤美地子さん
柴田 真理さん
平岡 仁美さん
鈴木 照世さん
  清水入江小は創立から130年の伝統校です。「ちびまるこちゃん」の作者・さくらももこさんやJリーグ・清水エスパルスの長谷川健太監督、女子サッカー全日本の本田みどり監督らも卒業生で、「ちびまるこちゃん」には「ベルマークを集めようの巻」など入江小のことがたくさん出てきます。
  現在の児童数は661人。本校でも児童減は続くと考えられ、どのようにベル活動を活性化していくかが課題になっています。私たちPTA学年委員会では昨年度の目標を収集点数20万点、県内10位、全国100位以内として取り組みました。結果は25万9000点、県内4位、全国33位、静岡市内では1位という好成績でした。
  毎月発行のベルマーク新聞や各学年便りなどで前月の点数や財団からのお知らせを重点的にPR。ベル手帳からお菓子などのページを切り取ってベルマーク新聞に貼り、「こんな物にも付いてるよ」などと、いろいろなシリーズを出して呼びかけました。毎月の点数をグラフにして職員室前にも掲示しました。
  回収日は毎月5のつく日。その日は児童のベルマーク委員が休み時間に全教室を回って回収してくれます。スーパーなどにも回収箱を設置。毎月の集計は学年委員を学年ごとに担当月を分けて行っており、児童のベル委員も手伝ってくれます。
  心がけたのは回収したマークを早く発送すること。昨年の夏休みに子どもたちと東京・銀座のベル財団を見学して、財団の確認作業がすべて人の手によるもので時間がかかることが分かったからです。児童数が減り、今年度は学年委員会の委員もPTA役員数改正で半分になりました。そこで「ベルマークボランティア」の立ち上げや、地域への呼びかけをより重点的に行っていく考えです。
=5月31日、静岡市のGRANSHIP


6月1日(水)豊橋


豊川市国府(こう)小学校
原田 利恵さん
森田 一恵さん
向嶋恵三子さん
  国府小PTAのベルマーク担当は専門部である女性部です。地道な活動が実って昨年度は累計400万点を達成しました。
  毎月の回収日は各学年の行事予定表に組み入れてもらっています。学年便りは保護者がより注意して目を通すからです。回収日には各クラスの代表が回収箱に入ったマークを私たちのいる会議室へ届けてくれます。受け取ると女性部員が子どもの持ってきたカードにシールを貼ります。
  整理作業は番号と企業名を書いた牛乳パックに振り分けたあと、用紙に両面テープを使って企業別、点数別に貼ります。作業は昼放課の子どもたちが手伝ってくれることもあります。
  昨年度の活動では従来とは異なった取り組みもありました。6年1組の児童がボランティアを考える授業の一環としてベルマークと取り組み、ベルの意義や活動の仕組みを調べたり、私たちと作業を体験、ボランティア活動としての位置づけまで研究し、今年3月には全校児童の前で成果を発表してくれました。ベル活動を子どもたち中心の活動と方向付けできたことは大きな収穫だったと思います。
  活動の反省としては企業の入れ替えに気づくのが遅れ、多くのマークを無効にしてしまったことです。また今後に期待したいのは、年度初めに子どもたち全員がベル活動の仕組みなどを学習する機会を設けて、各学年に応じた取り組みをしていってほしい。子どもたち中心のベル活動として定着すれば作業能率も上がります。その上で、校外への呼びかけを広げていけば、地域からの多くの協力を得られると思います。
=6月1日、豊橋市民文化会館

「子どもたちの活躍に拍手」
  豊川市国府小の発表では、授業で昨年度1年間ベルマークを学んだ6年1組の子どもたちが、今年3月に全校生の前で行った成果発表の模様のビデオが上映され、説明会の出席者たちから賞賛されました。
  ビデオは約10分間。体育館の舞台にクラスの全員が立ち、みんながリレー形式に発表しました。きっかけとなった担任の先生の話から始まり、インターネットなどで調べたベル活動の仕組みやマークの紹介、ベル預金で購入した品が何点で手にできたのかなどを絵や実物を掲げたり、趣向を凝らしたクイズなどを交えながら学習の成果を発表。「もっとベルマーク活動を盛り上げよう。整理するお母さんたちは大変だけど喜んでくれると思います」などと語りかけ、「大切なのは地道な努力をコツコツ続けることです」と結びました。
  説明会場は拍手に包まれ、閉会後、さらに子どもたちの活動を詳しく聞いたり、「ビデオお借りしたい」と、国府小PTAに申し込む学校もありました。


6月2日(木)津


三重県小俣町小俣小学校
小川 浩子さん
小西 広美さん
野中ちづるさん
  「お伊勢参り」の参宮街道最終宿場町にある児童数646人の学校。参加から41年間の取り組みで今年初め、三重県内では初の1000万点を達成し、ベル活動を担当する私たち教育設備委員会、児童のベルマーク委員会も大いに喜んだ次第です。
  教設委の作業は年5回。マークの分類には「いちごパック」が活躍します。パックにはベルマーク一覧表の写真を切り取って貼っています。同じ企業でも番号が違うものがあるので、間違えないようにするのに役立っています。作業を欠席した委員には子どもを通して「お土産マーク」を渡して家庭で作業してもらいます。
  毎年、1年生の保護者に分別・集計などを体験してもらっています。今年は5月の親子給食会の日に実施しました。
  毎月のマーク回収で家庭に配る袋には、財団の新聞に掲載された新参加企業や、商品追加なども印刷してあります。また「キューピー」などたくさん集まるマークは番号、企業名を記入した小袋に分けてもらっており、作業する子どもたちも助かっています。ほぼ毎月発行する「教設便り」には財団からの新しい情報を掲載しています。
  地域へのベル箱は福祉会館に3個など全部で10カ所に設置。町の「広報おばた」などにも呼びかけを載せてもらっています。
  児童のベルマーク委員会の席で、1000万点を達成したことや昨年度の集票が三重県で1位、全国で58位になったことを報告した時、子どもたちから「今年は全国でも1位になりたいな」といわれ、すごいプレッシャーを感じました。子どもたちは呼びかけのポスターを作ってくれましたし、年間目標を大台の20万点を確保することとし、三重県内はもちろん、全国でも上位に近づけるよう皆さんとがんばりたいと思います。「ベル便りコンクール」にも是非参加したいと考えています。
=6月2日、津市の三重県教育文化会館


6月3日(金)岡崎


岡崎市「社会福祉法人米山寮」
金原 勲さん(常務理事・事務長)
「福祉のまちづくり」へ一歩
  米山寮では家庭に事情がある子どもと、目の不自由な子らが生活しています。いま、子どもと障害者が安心して生活を託せる「米山せきれいの郷」を岡崎市内に建設しています。今年10月には完成、集中豪雨などで園舎を破壊され仮住まいしている子どもたちも11月には移れる予定にまでこぎつけました。9年間の草の根の建設運動が実るわけです。支援の輪の要にはベルマーク活動があり、きょうベルマーク財団から感謝状を受けられた岡崎市の市民ボランティア「火曜会」の皆さまに助けられてここまで来たといっても過言ではありません。
  3万6000平方メートルの敷地にできる「米山せきれいの郷」には、第1期工事で乳児院、児童養護施設、視覚障害児施設、子ども支援センター、地域交流センターなどを建設。2期工事では視覚、聴覚、肢体、知的障害などの「障害者が生きがいをもてる福祉のまち」づくりを進めるのが目標です。福祉施設の建設費に対する国庫補助金は大幅に削減されていますが、みなさまのご支援で子どもたちの生活環境を整備していく考えです。
  これまでに米山寮に寄せていただいたベルマークは、1039万点に達しました。マークをお願いする過程で、寄付金をはじめ、テレホンカードや書き損じはがき、バザー用の日用雑貨の寄付などと広がっていった面もあります。建物ができても補助金では買えない子どもたちに必要なものはいくらでもあります。現在、蓄えてあるベル預金もそうした物の購入などにつかわさせていただきます。
  目標である「福祉のまちづくり」を一歩一歩、進めてまいります。皆さんの学校でのベルマーク活動も、目標を持つことが大切です。そして行動に移すことです。そうすれば必ず結果が出てくると思います。
=6月3日、岡崎市福祉会館

「火曜会に感謝状」
子どもたちのために少しでも役立っていることを励みとして、マークの整理をしています。楽しく、おしゃべりしながらやっていますが、それが心の支えになり、生きがいにもなっているのです。


6月14日(火)長岡


長岡市立南中学校
今井美穂子さん
吉田 裕美さん
  私たちの学校は,長岡駅から一番近い中学校で長岡の中心に位置します。学区には市立劇場や中央図書館,科学博物館などの多くの文化施設や,長岡高校,長岡大手高校などの多くの高校,市役所や税務署などの官公庁があります。
  創立は昭和22年で,当時は1,000人を超す,大きな学校でしたが,平成8年に旭岡中との分離が行われ,現在の全校数は450人くらいです。
  学校では,「自主と協和の精神に富んだ,社会に役立つ勤労人(きんろうびと)となりましょう」という教育目標を掲げ,「自主協和」を校風にして,学習や生活,諸活動に取り組んでいます。
  私たちリサイクル委員会は,古紙回収袋と,ベルマーク収集を主な仕事として活動しています。人数は1クラスにつき男女1名ずつ,26人の委員と委員長を合わせて,計27人のメンバーで構成されています。
  南中学校のベルマーク活動の歴史は長く,1965年に参加し,それ以来,累計で2,785,833点を集めてきました。
  ベルマーク収集箱は、ペットボトルを再利用して作っています。 一昨年までは,紙の古封筒を使用していましたが,中身が見えたほうがどのくらい集まっているか人目でわかるので良いのではないかということで,昨年度からペットボトルの形にしました。
  そして,昨年度はペットボトルの口がそのままだと,出し入れしにくいということから,今年は口を切りました。こんな風に,アイディアを出して,試行錯誤しながら,改良を重ねています。
  箱についているベルマー君とベルマーちゃんは、リサイクル委員で考えたベルマーク運動のキャラクターです。ちょっとたよりない感じもするかもしれませんが,手足をくるくるまげることができ,各クラスではちょっとしたアイドルになっています。ベルマー君とベルマーちゃんは,収集箱以外にも,ポスターなどに登場しています。
  仕分け用の容器もペットボトルを再利用して作りました。実は昨年度までは,ベルマーク集計は紙の袋に直接入れ,入れるごとに点数を書き込んでいたのですが,袋をすぐにぼろぼろにしてしまったり,袋を探すのに手間取ってしまったり,時間的にもあまり効率的でなかったので,今年ペットボトルにしてからまだ,3回ほどの集計ですが,仕分け作業の時間はかなり短縮されました。少ない活動時間を有効に活用できているように思います。
  ペットボトルの前面には会社番号が書いてあります。運搬しやすく,また,倒れにくくするために5本1組にして,ビニルテープでまとめられています。上部を切り取って入れやすく,また出しやすくなっています。ペットボトルがある程度いっぱいになって,枚数がまとまったら,点数を集計し,発送用に袋に詰め送ります。
  これまで,南中学校では,教室の壁掛け時計や黒板消しクリーナー,ボール等を購入してきました。それぞれ,アンケートをとり,生徒が必要とするものを購入してきました。先日,今年は何を購入するかアンケートを取りました。まだ決定はしていませんが,生徒が希望するもので多かったのは,扇風機やクーラー,冷水器,楽器です。
  ベルマークでの購入品は,みんなの役に立つものであり,また維持・管理が難しくないものでないといけないので,そういう視点からさらに絞りこんでいきたいと思います。
=6月14日、長岡市教育センターで


6月14日(火)富山


富山市月岡小学校
中嶋 昌子さん
合田ひろみさん
阿部 啓子さん
  月岡校区は小・中学校とも1校ずつということから「学校・家庭・地域みんなで子育て」を小・中連携のテーマとしてきましたが、今年度からは幼稚園・保育所との連携も強めました。まさに「ゼロ歳から15歳までの子どもの育ちを支える月岡」であり、私たち300人の月岡小育友会も「みんなで子育て、つながりあって!ハッピー!!」をメーンスローガンにしています。
  ベル活動の中心は文化教養部ですが、児童の関わりが強まってきています。きっかけは例年、育友会主催の4年生の学年活動で運動遊びやゲームなどと合わせて親子・先生でマークの仕分け作業をしていましたが、2年前、文化教養部と保護者学級委員、先生とが連携し、この学年活動を総合学習の時間としてとらえ、ベルマーク活動でボランティアを学習する内容になったことからです。
  そして、考案されたのが「ベルマーク活動ラリーゲーム」です。財団のビデオを視聴し、仕分け・集計作業をして、ベルマーククイズで盛り上がり、児童にマークの付いたノートや歯ブラシなどを配って、最後にアンケートを実施する、いうものです。アンケートの結果、児童のほぼ全員が自分たちの手で活動を続けてみたいと希望し、年間を通じて仕分け作業をすることになったのです。
  親も子もベルへの関心が高まるのを感じました。子どもたちの生き生きとした作業ぶりや達成感を味わっている様子が印象的でした。ベルマーク活動ラリーは、昨年は4年生、今年は3・4年生で実施、と引き継がれ、文化教養部が支えています。地域へも収集箱を置いています。インクカートリッジの回収箱も地区センターに置いてあります。
  今後は大人と子どもの役割分担を明確にして、全校の子どもたちの力でベル活動を進めることで子どもの力をより引き出せると思います。子どもたちのアイデアを生かして収集活動を工夫し、親子が協力し合い、地域と連携をとることにベル活動が関わっていければと思います。
=6月14日、富山国際会議場で


6月15日(水)新潟


新潟市立青山小学校
忠平多鶴子さん
渡辺 明子さん
小島 道子さん
  私たちの学校は、海と松林に囲まれ自然に恵まれた静かな地域にある、創立36年目の学校です。
  昨年度のベルマーク部は、各クラス1名ずつ選出し計14名で活動に取り組みました。ベルマーク活動は、毎月第2木曜日を収集日とし、収集日1週間前に「ベルマークだより」を子どもたちに配布し保護者の方々にも呼びかけました。
  回収したマークは、午前中で仕分けと点数計算をします。その際、ガムなどの小さいマークやマヨネーズなどのうすいビニールマークは数えにくいので、間違えないように気をつけました。
  一昨年は運動会で使用する優勝カップを購入し、昨年は引き続き、優勝旗を目標にがんばりました。優勝旗に学校名を刺繍する分ぐらいの金額が足らないのですが、不足分をPTAから出してもらうことで、現在商品の発注にむけて作業をしています。今年は、新しく立派な優勝旗で運動会をむかえることができます。
  今年度からは文化部がベルマーク活動をあわせて行うことになり、分担して作業ができるように、昨年度とは、違った方法で集計することになっています。
  各学年2人の役員が、2ヵ月に1回、都合のよい時にそれぞれ自分の学年のベルマークの仕分けと集計をします。それを学期末に6学年分あわせて、地域店舗、児童センターに置いてもらっている収集箱の分といっしょにまとめて発送します。
  2ヶ月に1回出す「ベルマークだより」には、学年別に集計した点数をのせ、ベルマークにもっと関心をもってもらえたらと考えています。今年度は集計作業もベルマーク預金もゼロからのスタートになります。目標があったほうが、活動にはりあいも出て、ベルマークも集まるのでは…ということで、現在、PTA本部と相談し、新しい目標商品の検討をしております。
  長年、活動を続けてこられたのは、「ゆったりと作業できる場所を学校が提供してくださっていること」「地域店舗、児童センター、各教室に収集箱を置かせてもらっていること」があげられます。
  これからも、ご理解、ご協力をいただけるよう、地道に根気よく取り組んでいきたいと思っております。
=6月15日、新潟ユニゾンプラザで


6月15日(水)金沢


金沢市緑小学校
中谷 敦子さん
井藤 景子さん
藤岡 雅子さん
       
  緑小は創立42年目とまだまだ若い学校です。児童数は672人の大規模校ですが、周辺の宅地化でさらに増加が続き、3年後には教室の不足が予想されています。
  わが校の特徴のひとつは、児童会の企画運営委員会が先頭に立ってボランティア運動をしていることです。プルタブ、古切手、使用済みテレホンカードの回収ですが、運動の輪を広げるため、スタンプカードを発行して重さや数によってスタンプを押し、いっぱいになったら賞状を渡すことになっているそうです。
  ベルマーク活動は、私たち育友会ベルマーク部がリードしています。昨年、参加から31年間の活動が実って石川県内6校目の500万点校になりました。従来は児童の家庭からだけの収集でしたが、昨年からスーパーや郵便局4カ所に回収箱を置かせてもらっています。設置にあたっては育友会長や教頭先生も一緒にお願いに行きました。依頼している場面や設置場所をベルマーク便りに掲載。3月末には校長先生にも同行していただき、次年度のお願いと感謝状を贈りました。
  ベルの日の15日、児童が家庭からマークを入れてくる袋には「心の通い袋」の名前がついています。手書きのキャラクターが印刷してあり、子どもたちは色を塗って好みにあった袋にしています。回収後の袋には毎回、ベルマーク部員が心のこもった言葉を書き込む欄もあります。コメントを書き込むのはわが校ベルマーク部の伝統であり、最大の特徴だと思っています。
  ポスターやベル便りでの呼びかけの他に工夫したのは、ベル預金では子どもが使って喜ぶものを購入すること、地域の協力をお願いすること、次回の購入の品を設定することです。昨年買ったウォータークーラーの前には大行列ができるほどで、ベルマークに対する関心も高まりました。
  ベルの輪をさらに広げるため、ベルマーク紙芝居を作って子どもたちに呼びかけていくことや他校との情報交換、児童会活動にベルマーク委員会設置の検討をお願いすることも考えています。いま、子どもたちから親へとボランティア運動の輪が広がっています。ベルマーク運動もまた同じように広がっていくように、これからもお手伝いしていきたいと思っています。
=6月15日、金沢市アートホールで


6月16日(木)福井


敦賀市敦賀南小学校
菅井佐智子さん
梶谷 里美さん
菊崎 利美さん
岩本かほりさん
井上まゆみさん
       
  敦賀南小の保護者組織の名称は、教師と保護者が協力して、子どもたちを愛情をもって見守り、育てていこうという気持ちから、PTAとはいわず「愛育会」といい、ベルマーク活動を担当する私たちの委員会も家庭教育力の向上などを目的として「ファミリー委員会」と名づけています。ベル運動に参加してから43年目だった一昨年度に福井県内13校目の400万点校になりました。ベル預金ではこれまでに、ひな壇、地球儀、絵画、一輪車、集会用テントなどを購入してきました。
  ベルマークは年3回、学期毎に整理、集計・発送することにしており、児童・保護者それぞれに「ベルマーク週間」を設けています。児童のベルマーク週間には児童が家庭から持ち寄り、マークを仕分けします。3・4年生は自分たちのマーク、5年生は2年生の分、6年生は1年生の分も合わせて、大休みの時間や昼休みの時間などにやっています。
  保護者のベルマーク週間は年度初めに設定し、年に1回は整理作業に出てもらうよう当番制になっています。作業日をおしゃべりの楽しみ、子育ての情報交換の場と理解してもらい、当番以外の時でも多くの方に参加してもらえるよう呼びかけ、作業の後には話が弾むように茶菓子などを用意しています。ファミリー委員会では作業日の前の保護者の参加確認や、各クラスの参加人数に合わせて会社を振り分け、作業後はチェックや総計、発送手続きをします。
  古くからの商店街のある中心市街地が校区で、信用金庫やマンション、病院などにもマーク回収箱を置いています。先日は会員交流の場として開いている手芸講座と合わせて「プチベルマーク講座」といったものも開きました。財団のビデオなどで活動の意味を理解してもらったり、敦賀南小での作業の流れを説明し、お土産にマークつきのお菓子を配ったりしました。
  これからの課題としては、地域との交流を深めたり学校広報誌の配布などをしたい。児童のベル作業は先生任せになっているが、もう少しファミリー委員会や保護者との交流がほしい。さらに、作業の親子体験会やプチベルマーク講座のような機会を増やしていきたい、とも思っています。
=6月16日、ウエルシティ福井で


6月17日(金)名古屋【2】

名古屋市川原小学校
野口 恭子さん
伊藤美奈子さん
浦上 清美さん
矢野 章子さん
伊藤 裕子さん
佐原知江美さん
  都心に近く古くからの住宅地やいくつもの大学が並び、緑も多い昭和区にある児童428人の学校です。校内にも「希望の森」という広葉樹の生い茂る小さな森があり、実のなる樹木がいっぱい。昨年は栃の実で「とちもち」を作ったら、とても好評でした。学校や地域に愛着を持った方が多く、PTAでも読み聞かせ会やパトロール、あいさつ運動など、子どもたちが楽しく安全な学校生活を送れるよう協力しあっています。
  ベルマーク担当は部員12人の施設厚生部。1963年に参加、昨年は300万点を達成しました。最近、ベル預金では一輪車やホッピングなどを購入したほか、子どもたちを守る防犯ベルを教室に備えたりしています。でも、防犯ベルは活用されないことを願っています。
  年度初めにマークの発送スケジュールと協賛会社別の仕分け担当者を決めます。ベル箱は各クラス、職員室のほか郵便局やスーパーなど校外の5カ所に置いています。毎月、第1金曜日にベルマークだよりを全児童に配布。2週目をベルマーク週間として、3週目の木曜日に私たちの部会を開きます。2時間目終了後に校内放送を流すと、児童たちが各クラスの回収箱を私たちのいる特別会議室へ持ってきて、部屋の前に会社別に並べた「ベルマークバケツ」へ入れてくれます。校外のベル箱は役員が部会までに回収します。
  私たちなりに工夫しているのは、役員同士の連絡を蜜にし、役割分担を明確にすること、仕分け箱や回収箱は手作りのリサイクルです。また、「ベルマークバケツ」は、子どもたちが分かりやすいよう会社別にカラフルに色分けしています。PTA会員への呼びかけはベル便りだけでなく、給食試食会やPTA総会の場でも行っています。
  これからの目標としては町内広報の活用や校外設置場所の増加、目標点数の設定などです。隣の区の方から「川原小のホームページを見てベル活動を知ったので、マークをお届けしたい」という電話をいただきました。私たちもますます活動の輪を広げていきたいと思っています。
=6月17日、朝日新聞名古屋本社の朝日ホールで

「手紙の一節を紹介」
  川原小の発表では、学校へ届いた川原学区に住む学生からの手紙の一節が紹介されました。
  「自分が子どものころに集めていたベルマークの箱を見かけ、懐かしく思いました。先日、朝、ふさぎこんで歩いていたとき、子どもたちに元気な声で挨拶され、とても励まされました。そのお礼も兼ねてベルマークを少しですが入れておきます。子どもたちのために役立ててください」


6月29日(水)沼津


静岡県沼津市立 開北小学校
奥村 京子さん
堤  千鶴さん
西山 幸子さん
藤原 正江さん
  開北小の校区は、駿河湾と愛鷹山の間に広がる平野にあり、学校の北側からは美しい富士山を仰ぎ見ることができます。来年に50周年を迎える本校の創立以来の理念は「北に開き不二の山、学びの庭に範を垂れ」と示され、それぞれの子どもが立派に成長するためには、私たち大人がまず模範を示すことが大切である、という意味が込められています。
  ベルマーク運動が始まってから2年後の昭和37年に本校は参加し、43年余りの歴史を持っています。平成16年度には300万点を達成し、ベルマーク教育助成財団から感謝状を受けました。
  ベルマークの収集は、PTAの5つの専門部のうち文化部が中心となって進めています。昨年からは5・6年生で構成されるJCR(青少年赤十字)の委員12名が、ベルマーク分類の手伝いを始めました。また、ボランティアとして自主的に参加する児童も増え、ベルマークへの意欲が高まっています。さらに1月には、児童が希望していた竹馬と一輪車が購入出来たことで、いっそう関心が高まっています。平成14年度には36型のハイビジョンテレビを購入しており、子どもたちに夢を与えるものや、自分たちの手で購入できたという成就感が持てるものを購入するように考えています。
  ベルマークの点数を増やすために次のような工夫をしました。@収集点数の目標や購入したいものをみんなで相談する A児童たちの玄関の靴箱の上に、キャラクターを用いた、子どもたちの興味を引くような目立つ回収箱を作って設置した B校区内の郵便局・信用金庫・パン屋さん・たばこ屋さんなどにベルマーク回収箱を設置した C各自治会長に、ベルマーク収集のお知らせの回覧お願いし、回収していただく D目標達成までの途中経過を報告する Eベルマークに対する子どもたちの関心意欲を高めるため、試験的に何度か作業してもらったところ、子どもたちが楽しみながら作業する様子がうかがえたので、JRC委員に活動していただいています。今後も、改善に向けていろいろと工夫していきたいと考えています。
=6月29日、沼津市民文化センターで


6月29日(水)長野


長野市立城東小学校
西山 宏代さん
  城東小学校は今年ちょうど創立50周年を迎える記念の年となりました。長野市市街地のほぼ中央に位置します。児童数460名の中規模校です。子供たちは元気いっぱい学習に、運動に頑張っています。縦割り姉妹学級活動により学年枠を超えて交友関係を深め、高学年は低学年のリーダーとしての自覚を持った活動ができています。1年生と6年生、2年生と5年生、3年生と4年生というように姉妹学級を組み、ベルマーク集めをしています。
  運営は、児童委員会の中に「ベルマーク委員会」があり、委員はベルマーク便りを出し、児童会の時間を使って各クラスに設置されたオレンジ色のベルマーク袋から回収し、ベルマーク番号を記入した透明なプラスチック箱(仕切りができた、ちょうど薬ケースを想像して下さい)に仕分けをして、PTAベルマーク委員のお母さん方による集計が出来るようにしておきます。
  PTAベルマーク委員会は年2回、集中して集まったベルマークの点数集計をする係です。子供たちだけでは仕分けられなかったものを企業別にし、点数集計する。本当に小さなマークも丁寧に仕分けしていく、とっても地道な根気のいる作業を黙々とこなしている姿は感動ものです。
  私も昨年初めて学校PTAの役員になり、作業を体験して改めてベルマークを切り取ることが増えたように思います。「面倒くさいから、これは切らないでいいや・・・。」が無くなり1点でも多く学校への気持ちになったことは確かです。ご近所でお子さんの成人したお宅からも「ベルマーク学校で集めている?切ったのあるから持っていって。」と、嬉しい一言を頂いています。
  ベルマークの回収活動は子供たちが中心でPTAはお手伝いという形で活動していますが、今後校外への呼びかけやお願いをすることも私たちPTAが出来ることかな、と思っています。
  学校・児童会で点数により購入希望のアンケートをとって品物を決めているようですが、昨年度はボール、黒板消しクリーナー、運動用具等々のほかに、来校して頂いた方用に車椅子という希望も出たと聞きました。消耗してしまう物だけでなく、子供たちの心のつまった物が出たことに喜びもありました。しかし、点数が足りなかったため繰り越しにして更なる点数拡大に期待しているようです。
=6月29日、長野市のウェルシティ長野で


6月30日(木)松本


松本市立菅野小学校
北澤 優子さん
  菅野小学校では、子どもたちの組織する児童会の中に「ベルマーク委員会」が設置されており、この委員会が中心となってベルマーク運動を行っております。また、学校職員が担当として共に活動してきていますので、その様子を中心にお話させていただきたいと思います。
  菅野小学校について紹介させていただきたい。学校は、標高628b、松本市の南部、信州まつもと空港の東側の農村部に位置し、飛行機やヘリコプターの発着の様子をうかがい知ることが出来るほど滑走路が近くにあります。やまびこドーム・スカイパークも近く、児童会や授業の活動の場にもなっています。開校は昭和42年、一時期は1300名を越える児童数で、松本市最大規模校でもあったようですが、現在は児童数621名、各学年は3クラスから4クラスという中規模校です。
  学校教育目標「しっかり学びかしこい子」「くじけずがんばりぬく子」「美しい、やさしい心の子」「じょうぶでたくましい子」のもと、今年度は「確かな学力・明るい挨拶、返事・読書・気づきある清掃・ひびく歌声」を目標の中心に取り組んでいます。
  運動はベルマーク委員会がベルマーク運動の中心となって活動しています。昨年度同様、今年度もベルマーク委員会が発足し、活動が始まっています。昨年度末には累計で40万点強となっており、今年度も更に多く集めていきたいと、熱心な取り組みが始まっているところです。
  児童会は、4年生〜6年生が13の委員会に分かれて当番活動や奉仕活動などを行っています。そのうちの一つがベルマーク委員会です。6年生の委員長を中心に、各クラス2〜3名のベルマーク委員が、当番活動やベルマーク週間に取り組みます。
  昨年度のベルマーク委員会の中心活動は、ベルマーク当番でした。児童会室に、ベルマーク用の棚が用意されており、当番の児童は、2時間目後の長い休み時間に、当番活動を行うため、児童会室に行きます。集まったベルマークの周りの要らない部分を切り取ったり、仕分けをしたりします。限られた短い時間の中ですし、一番遊びたいと思うであろう休み時間でしたが、委員の子どもたちは、懸命に取り組んでいました。
  水曜日5時間目に設定された児童会の時間には、その当番活動の反省をし、時間があれば当番活動に引き続いてのベルマーク切りやベルマークの仕分けを行っていました。それだけでなく、より多くのベルマークを集めるために、ベルマーク週間の計画を立てたり、呼びかけのポスターを作製したりもしていました。ベルマーク週間は、委員会が中心となって、ベルマークの収集に、より多く取り組んでもらえるようにと全校へ呼びかけをし、集めるという週間です。期間中には、通知を出して家庭へも呼びかけをし、各クラス用にベルマーク入れを作ったりしていました。
  こうして集まったベルマークは、担当職員が中心となって財団に送付させていただき、子どもたちの希望を大切にし、使用したいものを購入させていただいています。今までに多く購入しているのは、ボールで、「ベルマーク」と書かれたそのボールは、授業や休み時間に大活躍しています。
  昨年度の委員会では「ソフトバレーボール」の希望が多くありましたので、今年度は  それを。また、今までの収集の成果によって大きな買い物も出来ますので、古くなってきた綱引き用の綱を購入する計画があるようです。
  最後に、子どもたち主体のベルマーク運動ではありますが、PTAの皆さんにもご協力いただいているというお話をしたいと思います。菅野小学校PTAには、総務・教養・校外指導・施設厚生・学級という委員会があり、その中の施設厚生委員会には、毎年、ベルマーク運動にご協力いただいています。継続して取り組むのではなく、時期を決めての活動ではありますが、特に小学生の子どもたちでは難しい点数計算を、委員になられたPTAの方々に協力していただいているのです。おかげさまで、子どもたちが集めたベルマークを確実に財団へ送付させていただくことができるようになっています。
  また、ベルマーク運動に関心を持っていただいているということで、「エプソンのカートリッジを集めて送るとベルマークに交換できますよ」「今年はいつ仕分けを行いますか?」など、声をかけていただいたり、アドバイスをいただいたりもしています。
  以上が菅野小学校のベルマーク運動への取り組みです。特に変わったことを行っているわけではありませんが、子どもたちのがんばりと、PTAの皆様のご協力で成果を挙げてきているベルマーク運動ですので、今後も引き続いて取り組んでいきたいと考えております。
=6月30日、松本市駅前会館で


7月1日(金)甲府


山梨県勝沼町の勝沼授産園
北井 節子さん
  心身障害者通所授産施設 勝沼授産園は本園(定員20名)分場(石和と山梨 定員13名)計46名が月〜金まで家から通い、作業を通じて障害の軽減、自立をめざして作業に取り組んでいます。
  作業の種目は、中古衣類のリサイクル、タオル・Tシャツのプリント、雑誌の付録の詰め合わせ、食品加工、和紙作りなど多種多様です。作業のほかに3B体操、スイミング、絵画教室なども取り入れています。
  平成5年4月の開園時にベルマーク活動に参加しました。今年の1月に100万点を達成しました。私達の園では、フィリピンの子ども達への援助活動のため中古衣類のご寄付を機関紙などでお願いしています。その中で古切手、テレカ、ベルマークもお願いしているので全国各地、各方面からベルマークが届けられています。
  ベルマークの仕分けも日々の作業で行っています。お菓子などのいろいろな箱を利用して数字が分らなくても同じものを集めていくと仕分けの作業がずいぶん進みます。多くの人がこの作業に参加出来るようになりました。一人ひとりの発達段階に応じて関わっています。工夫次第で誰でも分かりやすく、仕分けやすく、やっていくと楽しみながらやっていけると思います。
  作業で仕分け、数え終わったら送るという目標も設定せずの、のんびりペースですが、地道に続けていきたいと思います。
=7月1日、甲府市総合市民会館で