体験報告



九州



5月6日(火)佐世保


佐世保市大野小PTA
丸田 好子さん
宮後真智子さん
前川美佐子さん
 明治7年に創立された、児童数837人の市内でも大規模校です。
昨年から空き教室を利用して、地域住民や保護者のボランティアで子どもの相手をする「ふれあいルーム」が開設されました。火曜日と木曜日の午前中、子どもたちの遊び相手や話し相手になっており、子どもたちの心のよりどころになっています。
ベルマーク運動の参加は1966年で、37年目になります。昨年末に300万点を達成して、思わぬ喜びをいただきました。
PTA活動は5専門部であり、3年前から全会員が参加する仕組みになりました。「母の会」がベルマークと児童福祉を受け持っています。役員24人、部員150人ですが、働いている人が多く実際の参加は5分の1程度です。
年度初めに役員で、学期ごとに2回、年間に5―6回のマーク整理日を決めます。校区内のスーパー、病院、公民館、郵便局にもベル箱を設置して地域の協力もいただいています。
昨年度の役員反省会で、@子どものための活動だから、子どもたちにも手伝ってもらってはどうかAマーク整理日前日に、校内放送や先生方に呼びかけてもらい、ベルマークに対する意識を高めてもらう、などの改善点が出されました。
また、「ベル活動を通して子どもとの会話が増え、多くの人に出会えたことが良かった」との意見もありました。これらの意見は今年度の役員の方々に引き継いでいきたいと思います。
=5月6日、佐世保市のアルカス佐世保で


5月7日(水)長 崎


長崎市戸町小PTA
松尾 美紀さん
 戸町小は2002年度から3カ年計画で、県の研究指定校の「タフな子供をはぐくむための実践校モデル事業」がスタートしました。心も体も丈夫な子供を育成するのが目的で、校舎には3つのタフの「心のタフ」「学びのタフ」「体のタフ」のキャッチフレーズが掲示されて、運動推進を呼びかけています。
ベルマーク運動は、2月に参加38年で400万点を達成しました。ベルマークは、育英会活動の施設部の担当です。施設部は人気があり、定員をオーバーするほど応募があります。部員は19人ですが、サポートしてくれる人は周りにたくさんいます。前部長さんや経験豊かな役員さんです。
部長を経験して思ったことは、わからないことは1人で悩まずに、周りの人に聞くことだと思いました。
マークは毎月初めに児童が学校に持参したベル袋を集め、部員の子どもが家庭に持ち帰って整理します。作業は家庭中心で行い、学校に集るのは学期ごとに年3回で、集計して発送します。
この1年、ベル活動に参加して思うことは、大変地道な活動ですが、ベルマークが子どもとの共通の話題になり、1枚1枚たいせつに集めたことが何よりも喜びだったように思います。まさに「チリも積もれば山となる」ということわざ通りでした。
PTA活動に参加できたことをうれしく思います。また、ベルマーク活動を通して多くの人に出会えたことで、いろんなことを学ぶことができました。1年間学んだことを忘れずに、今後もベルマーク活動に協力していきたいと思います。
=5月7日、長崎市のウエルシティ長崎で


5月8日(木)佐 賀


佐賀市鍋島小PTA
杉町ゆかりさん
江島 里子さん
延  京子さん
 鍋島小は市の北西部にあり、土地区画整理事業で佐賀医科大ができて急速な都市化が進みました。児童数1100人の県で1番の大規模校です。
近くの嘉瀬川河川敷では毎年秋に熱気球世界大会が開催されています。PTA会員にはバルーンニストもおり、その時期には、校庭にいくつものバルーンが降り立ちます。大空に飛び立つバルーンはとてもロマンティックです。
ベルマークは環境委員会が担当しています。マンモス校ということで、昨年度の収集点数が県一になって当然と思われますが、低迷していた時期もありました。その取り組みについて発表します。
前年度のベルマーク委員会のときに、5月の説明会で体験発表した有田町の小学校の話しを参考に、収集用の「ベルちゃん袋」を作りました。それまでは、児童がそれぞれの方法でマークを持参し、クラスごとに集めていました。数枚しか集らないこともあり、がっかりしたこともあったそうです。
「ベルちゃん袋」を作ったことにより、先生の協力を得て収集日の声かけがしやすくなり、回を重ねるごとに多く集るようになりました。
また、月1回発行する「ベルマークだより」で、海外やへき地校への援助など運動の趣旨も児童や保護者に伝えました。
昨年度、ベルマーク委員会から環境委員会に名称を変え、クラス1人から2人へと委員を増やして作業などの負担を軽減しました。月1回の作業も、月ごとに午前、午後、夜の3パターンの時間帯を設けて全員が参加できるようにしました。各委員には好評で、楽しく活動できました。(パソコン、プロジェクター使用)
=5月8日、佐賀市の「はがくれ荘」で


5月9日(金)福 岡【1】


福岡県黒木町黒木小PTA
原  孝子さん
永石 さえさん
 福岡県黒木町は矢部川をはさんで大分県と、南は熊本県と接しており、八女茶発祥の地です。黒木小の児童数は年々減少して271人になりましたが、PTA活動は活発です。
ベルマーク委員会が発足したのは平成6年です。学校の役員をしていた写真店の方が「ベルマークがたくさんありゴミにするのはもったいない」と呼びかけたのが発端です。
ベルマーク委員は、地区から選出された12人と学校の先生方4人で活動しています。マークの回収は5、10、1月の年3回です。回収前には各地区の家庭に、回収期間やマークの切り方などを書いたチラシを配布します。町役場にお願いして、有線放送でも各家庭に知らせています。
休日にベルマーク委員が子どもと一緒に家庭を回って収集することもあります。子どもが収集に行くと喜ばれる家庭もあり、お菓子をいただくこともあります。「子どもたちと地域の方のふれあいにベルマーク活動が役立っているのでは」との指摘もあります。
仕分け作業は番号ごとに分けたあと、1人が2〜3社のマークを家庭に持ち帰り、点数ごとに分けます。整理ができれば、子どもが学校に持参します。PTA関係の事務の方が最終チェックをして発送します。
仕事を持っている人が多くなり、どうしても夜の作業になります。昼間の仕事で疲れているのに、このときばかりは日ごろのストレスをはきだし、和気あいあいに楽しく作業をしています。
この8年間でベルマークで購入したのは運動場の放送施設、1輪車、竹馬などです。収集結果都とともにPTA新聞に掲載して、協力していただいた地域の人たちにも報告しています。
=5月9日、福岡市博多区の大博多ホールで


5月20日(火)宮 崎


宮崎市西池小PTA
川越 好恵さん
山本 尚子さん
宇都 智子さん
鈴東 美紀さん
 昨年度、ベルマーク運動参加42年目で500万点を突破しました。平成17年に創立50周年を迎えます。児童数は852人です。
わが校の自慢は11年続く群読音楽発表会です。児童が学級・学年・全校単位で心と声を合わせて詩を朗読し、歌を歌い、日本の言葉の美しさを知ってもらおうというものです。昨年7月には県立劇場で、全国献血運動推進大会で来県された皇太子ご夫妻に発表を見ていただき感動しました。
PTAの専門部にベルマーク部はありませんが、親睦事業部の中に、全児童の教育備品の充実に努める活動としてベルマーク回収運動があります。部の構成は部長、副部長、担当教職員、担当役員、クラスから6〜8人ほどの約130人で活動しています。
児童が学校に持参したマークは、ベルマーク係の児童が、クラスに設置されている番号の書いている牛乳パックの箱へ入れます。
集ったマークの仕分け、集計、発送作業は部員が行います。集計作業は、学年単位で年1回、2時間程度行います。発送作業は全学年でします。以前は3月でしたが、現在は6年生が在学中に贈呈できるように商品の購入時期を考え、11月にしています。
さまざまな商品にベルマークがつけられていますが、収集されるのは一部に過ぎません。捨てられてゴミになっているのをいかにして掘り起こすかが、今後の課題です。「学校と家庭」という枠を超えて、地域と結びついた活動が重要になってくると思います。(パソコン、プロジェクター使用)
=5月20日、宮崎市のウエルシティ宮崎で


5月21日(水)大 分


別府市大平山小PTA
斎藤 吟子さん
甲斐野香代さん
篠原美由紀さん
矢野 優子さん
 別府市は日本1の湯量を誇る温泉地として有名です。4月の温泉祭り最終日には扇山火祭りがあります。学校は扇山のふもとにあり、今年が創立25周年になります。児童数は510人で中規模校です。
PTA活動の中でベルマーク運動は施設対策部員が担当しています。毎年、問題になるのはベルマーク預金の使用方法です。そこでベルマーク活動の意義について、もう1度考えてみました。
今回、私たちは、ただ単に物質面をサポートするだけでなく、ベルマーク運動が持つボランティアの精神に立ち返り、よりメンタルな面に重点を置いた活動をしようと考えました。
子どもたちには、自分の幸せだけでなく他人の幸せをも考えられる人になってもらいたい、次代をになう国際的視野を持ってほしいという願いから、目標は「ボランティアを通して国際理解を深めよう」というものにしました。
そこで、ベルマーク財団が提案する「友愛援助事業」に応募しました。
子どもたちが対象の5事業から選んだのは、人の命がテーマになっていたジョイセフの「ザンビアの子どもたちに健康を」でした。教育や図書館、本、緑なども重要ですが、何よりもまず人の命を救うことが先決と、子どもたちは優先順位を決めたようです。児童会で、満場一致の結論が出されました。
卒業式をまじかに控えた3月初め、ジョイセフの方が来校し、寄付のお礼に講演していただきました。子どもたちは、ザンビアの現状を知り衝撃を受けたようです。
子どもたちは、日本という平和な国に生まれた幸せを感じると共に、ベルマークで他国の人のために手助けできるのだと実感することができました。ベルマークに対する意識が一歩踏み込んだものとなったようです。(パソコン、プロジェクター使用)
=5月21日、大分市のコンパルホールで


5月22日(木)北九州


北九州市門司区大里東小PTA
伊藤 典子さん
洲上 千浪さん
辻 ひとみさん
 大里東校区は門司区の中央に位置しています。学校は創立84年目を迎えます。児童数は541人です。
PTA活動は5委員会あり、全員参加の組織をつくっています。
ベルマーク運動に参加して40年になり、昨年、300万点に到達しました。ベルマークは学年学級委員会の担当で、100人近い委員が毎月携わっています。以前は年に3回、マークを回収して仕分け、切りそろえ、集計、発送と簡単な方法でしていましたが、年々、回収率が悪くなり点数も少なくなりました。
そこで2年前から、不要の封筒を利用して手作りのベル袋を全児童に配りました。児童は毎月1日〜10日にベル袋を持参します。10日か11日に委員会を開き、クラスを回って回収します。作業のネックは、仕分けに大変時間を費やすことです。このため、授業参観などの前後に10分でも20分でも時間を取ってもらい仕分け作業を呼びかけました。働いていて昼間出られない人には、家庭で作業をしてもらっています。
また、年6回発行しているベルマークだよりで、「ポイ捨てする前にベルマークを」と呼びかけ、マークの切り方などの説明もしました。
こうした小さな呼びかけながら、一つずつですが意識が向上してきています。
11月のバザーでは「ベルマークでゲーム」の催しをしました。ベルマーク10点で「ペットボトルたおし」が1回できるゲームです。景品は持ち寄った品々でしたが、子どもたちは喜び、予想以上のマークが集まりました。子どもたちにも、少しずつ意識が出てきたことにうれしく思いました。
=5月22日、北九州市小倉北区の市立男女共同参画センターで


6月5日(木)沖 縄


名護市大北小PTA
宮城 園子さん
徳永 章子さん
 今年開校19年目を迎える市では新しい学校です。市街地の北に位置し、まわりを県営、市営団地が建ち並んでいます。児童数634人の中規模校です。
PTAには6委員会があり、ベルマーク部は家庭教育委員会に所属しています。運動に参加したのは平成10年5月で5年目です。
ベルマークの収集は、地域の方へも協力を依頼しています。スーパーや現像所、惣菜屋など8ヵ所にベルマーク入れを設置させてもらっています。
部員は8人です。毎月第1、第3金曜日の午前10時〜正午に作業をします。マーク回収は第1金曜日で、2校時の休み時間に部員が箱を持って各教室を回ります。「こんなにたくさん集めたけど、お母さんたち数えるの大変じゃない?」「今日は少ないよ。ごめんね」「次は何を買うの?」などと、子どもたちとの会話は楽しみのひとつです。
今年度の目標として@集票15万点A年2回のベルマーク発送、を掲げています。達成に向けて◎年3回発行の「ベルマークだより」で知らせる◎幼稚園、小学校のエントランスにポスターを張り出す◎給食時間を利用してベルマーク放送を行うことで、子どもや先生方、保護者に活動を知ってもらおうと思っています。
また、11月に催される「花祭り日曜参観」の父母主催のバザーで、ベルマーク20点でゲーム券1枚と交換できるようにしており、6000点〜8000点が集まり、大きな集票につながっています。このような行事を通して子どもたちや父母の、ベルマーク運動に対する意識が浸透しつつあるところです。
最後にベルマーク運動に賛同して、温かい援助の手を差し伸べてくださっている協賛会社と協力会社に感謝いたします。
=6月5日、沖縄市民会館で


6月6日(金)那 覇


那覇市城西小PTA
中村 祐子さん
長嶺 久子さん
 本土復帰30周年の昨年、沖縄県内で初めて300万点を達成しました。
学校は、2000年に世界遺産に登録された首里城の「守礼の門」や龍たん池、玉御殿に隣接した創立117年の歴史を持つ赤瓦屋根の美しい小学校です。児童数は800人です。
PTAはベルマーク部を入れて7専門部です。ベルマーク部は毎年、入部希望者が多く、今年は26人の大所帯になりました。毎月第3水曜日の午前中が定例の活動日で、幼児のいるお母さんや仕事をお持ちの方も、この決まった時間内で活動ができることが人気の秘密だと思います。
ベルマーク部は、1979年に総務部の中のベルマーク委員会活動としてスタートしました。この年にベルマーク整理用ケースを購入しました。今も現役で、50個の小さなケースが選別作業を毎月、手伝ってくれています。2年後に専門部のベルマーク部になり、地域を上げて協力の輪が広がりました。
昨年10月、300万点達成の祝賀会に旧部員の方々をお招きして交流しました。当時の事をよく覚えており、たくさんのアドバイスをいただきました。
より多くのベルマーク製品を知ってもらえるように実物展示をしたパネルを作りました。子どもやお母さん方に「わかりやすい」と好評でした。
今年度の取り組みとしては、直接子どもたちが参加できるように、以前のように児童会の中にベルマーク委員会をつくり、子どもたちの意見やアイデアを取り入れるような活動ができればと考えています。
今回、4年ぶりにベルマーク袋を変えました。低学年用、高学年用とも人気アニメのキャラクターを、子どもたちの要望を入れて採用しました。また、広報活動を活発にして、「ベルマークだより」を毎月発行し、父母向けだった内容を、イラストを多く入れ、漢字には振り仮名をつけ、親子で読めるような内容にしたいと考えています。
=6月6日、那覇市の自治会館で


6月11日(水)熊 本


熊本市春日小PTA
高木 美和さん
伊東 公子さん
 学校は平成11、12年度に市の委嘱を受けて「地域に開かれた特色ある学校づくりの実現」を進めました。校内には地域の方も利用できる「ふれあいガーデン」「ふれあいサロン」「ふれあい資料館」などができ、自治会や老人会の定例会が開かれ、学校と地域が一緒になった「ふれあい運動会」も開かれています。
児童数は221人、PTA世帯数は168世帯で、年々減少しています。
ベルマーク活動は昭和39年から9年間続いた後、平成元年まで休止し、平成2年に活動を再開しました。平成8年には、卒業した保護者の方々にもベルマーク活動を支えていただけるようにと、「ドラえもんベルの会」が発足しました。
平成14年度の活動は、15年度に創立130周年を迎えるため、記念になる物をベルマークで購入して贈呈することにしました。約1年半の期間を決め、校区の全世帯に協力していただくことにしました。
まず、各町内の自治会長に説明をし、ご理解をいただきました。「収集についての依頼文」「ベルマーク一覧表」「収集袋」の3点を1セットとして3000セット用意し、昨年7月中旬に自治会長を通じて校区全世帯に配布しました。
学校側ではベルマーク担当の先生に、学校内のベルマークの取り扱いや諸連絡をしていただきました。毎月1回、環境委員会の先生と子どもたちが、収集をお願いするプリントを作成しました。
新しい取り組みとして学校完全週5日制の導入で、休みになった土曜日の午前中を利用し、子どもたちと保護者による「仕分けボランティアの日」を年8回設けました。
点数計算は「ドラえもんベルの会」が一手に引き受けてくれました。
今年1月までに計算が終わったマークを4月下旬に発送しました。例年5万〜6万点だったのが約8万6000点になり驚きました。
創立130周年にどのような記念品を購入して贈ることができるのか、子どもたちが何を選ぶのか、今からとても楽しみです。
=6月11日、熊本市のメルパルク熊本で


6月12日(木)鹿児島


指宿市丹波小PTA
向吉 真理さん
打越美千代さん
 校区は市の中心地区で海岸に沿ってホテル、旅館、砂むし温泉が建ち並んでいます。
学校は創立94年になります。児童数は605人です。PTAは、「もう1度見直そう家庭教育」を活動目標にして、明るいあいさつをしよう、家庭でのふれあい体験を持とう、家庭で守るべきルールを作ろうと、親と先生が一丸となって取り組んでいます。
ベルマーク運動に参加して34年になります。昨年600万点になり、思わぬ喜びをいただきました。
厚生部はベルマークの他に、献血と児童の自転車保険を担当しています。部員は18学級から10人ずつ出て総勢180人で活動しています。ベルマークを抱える厚生部だけは、優先的に人数の確保をしています。
マーク収集も昨年から、スーパー、市立図書館、市役所、郵便局、銀行などにも回収箱を設置しました。
整理作業のネックは、仕分け作業に大変時間を費やすことです。昨年、このベルマーク運動説明会に参加してスムーズに作業ができるようになりました。
いままではマークを切りそろえ、10枚ごとにセロテープ、ホッチキスでまとめていました。この作業に大変な時間がかかり、役員は自宅に持ち帰り作業をしていたようです。説明会で10枚ごとに綴じなくて良いことを知りました。
年度末の買い物は学校の希望を聞き、1輪車やテント、鉛筆削り器、黒板クリナーを購入しました。特に1輪車は子どもたちに人気があり、30台保有していますが、いたみが激しく毎年のように補充しています。
昨年度は、財団の1輪車講習会を催すことができました。2人のインストラクターに実技指導を受けた子どもたちは、とても楽しそうで、心に残る体験ができたことと思います。
=6月12日、鹿児島市の「サンエールかごしま」で


6月13日(金) 延 岡


延岡市岡富小PTA
溝口 優子さん
佐藤三津子さん
 学校の創立は明治43年です。児童数は557人です。ベルマーク運動に参加して41年になります。昨年400万点に到達しました。
ベルマーク委員会は、各クラスから委員1人と係4人の5人が出て、6学年の計90人で構成されています。毎月5日を「ベルマークの日」と決め、児童が学校に持参します。翌週の火曜日に委員、係が学校に集り分類、集計をします。集計は、6学年を2学年ずつに分け、その2学年の係と全学年の委員で午前中に作業をします。委員は毎月参加ですが、係は学期に1回、年3回の作業となります。
1昨年までは福祉委員会の活動の1つでしたが、昨年からベルマークだけの委員会として独立しました。
ベルマーク提出用封筒のイラストは、児童から募集し、学年ごとに1点選びました。このことで、児童のベルマーク意識が高まったと思います。また、毎月出してもらったお礼に、シールを張るようにしました。コインで削ると小吉、大吉などの運勢が表れ、子どもたちは喜んでいます。
今年度の試みとして、児童の福祉委員会と連動して活動したいと考えています。例えば、ビデオでの正しいマークの切り方講座、児童によるポスター作成、マーク提出者の多いクラスには、学期末に賞状を発行する予定です。郵便局やスーパーにも収集箱を設置し、地域にも活動の輪を広げていきたい。
購入した物は、昨年は洋式トイレを設置しました。学校には洋式トイレが無く、けがをして松葉杖で登校する児童にとって和式トイレはとても不便でした。また新1年生で、和式に慣れていないためトイレに行きづらい子どももいたようです。保護者から「洋式トイレがあると便利」という意見が出ていました。
「ベルマークで洋式トイレが設置できるのではないか」と調査した結果、温座の便座が購入できることがわかりました。委員会に諮って、足りない分はPTA会費より出すことができ、念願だった洋式トイレが男女各1台ですが、設置することができました。
=6月13日、延岡市のガーデンベルズ延岡で


6月24日(火) 福 岡【2】


福岡市博多区板付北小PTA
落合 玲子さん
学校は、九州の玄関である福岡空港の南西部に位置しています。そばには縄文時代後期より弥生時代にまたがる稲作文化の貴重な板付遺跡があります。この遺跡を児童の教育活動に活用する取り組みがなされていて、毎年、遺跡内にある水田で全校あげての米作りを行なっています。
ベルマーク活動は、昨年12月に300万点を達成しました。
以前は、PTAの5つの専門委員会が交代で年間4回の収集をしていました。一昨年度より「全員所属制」になった結果、学年委員会が200人の大所帯になり、ベルマーク活動を一手に引き受けました。
私にとって、この説明会に参加したことでベルマーク活動のねらいを知り、本当にすばらしい活動だとわかりました。一緒に参加した委員さんとは「がんばろうね」と声を掛け合ったことを昨日のように覚えています。
ベルマーク収集は、お知らせのプリント作りから始め、封筒を配布します。約2週間の収集期間を掲示して、各学年の廊下に収集箱を設置します。
作業は午後2時からです。手順は5、6人のグループを作り選別作業に入ります。番号のついた箱に選別したマークを入れ、次に2人組みになって各メーカーの封筒に点数ごとの記入をしてもらいます。委員さんの仕事はここまでで、後は副委員長が集計作業をします。
収集活動は年3回と少ないのですが、毎回、大勢の委員さんが集ってこられ、いろんな方と交流することができました。集計作業の場はよいコミュニケーションの機会を与えてくれました。また、「1枚合わん」「2枚合わん」と言いながら、何度も何度も皆で数えなおしたりする姿を見たときに、子どもたちのためにと、一生懸命がんばる気持ちが伝わってきて感動すら覚えました。(パソコン、プロジェクター使用)
=6月24日、福岡市博多区の大博多ホールで