野里小学校は、姫路城の外堀の北隣りに位置する、白壁に囲まれた学校です。すぐ近くに図書館・歴史博物館などがあり、子どもたちは歴史と自然を感じながら学んでいます。
私たちの学校では、運動はPTAの総務部が担当しています。これまで先輩たちから受け継がれてきたベルマークの整理方法をご紹介します。そんなに難しいことではありません。
最初に、月に1度、児童たち全員にベルマーク収集袋を渡します。集まったマークは、職員室に収集箱とチェックシートがあり、先生方が集計日までにまとめて入れておいて下さっています。集計日は毎月1度、合計で9回行っています。例えば、6月はお手伝いいただく5年生の父兄、7月は3年生の父兄というように、学年ごとに年1回だけ出席するパターンをとっています。お仕事や学校行事などで出席できない人たちは、自分の学年でない担当日に出席して作業をしています。
集計日には担当役員6名が、作業開始1時間ほど前に集まり、収集箱をランチルームに運び、お手伝いのお母さんたちが来るまでに袋に「ありがとう」のスタンプを押しています。次に作業の準備に取り掛かります。マークの整理には、ある先輩が作った牛乳パックの整理箱を使っています。大変役に立ちよく出来ていますので、大切に使わせていただいています。
お手伝いの皆さんが来られたら、袋から出したベルマークを各テーブルに分けて置きます。作業中は、各テーブルから楽しそうな笑い声などが聞こえます。作業をしながらの会話も楽しいものです。次に番号別に分類作業に入ります。作業時間は午後1時から3時までです。小さいお子様を連れて、作業に来てくださる方も多数おられるので、飽きないように時間には配慮しています。点数計算は役員が担当、年9回の集計日のうち、7、11、2月の3回設け、3月の作業日には集計したベルマークを財団に送って1年間の作業は終わります。
このような発表の機会になりましたのは、270名の児童や父兄、そして先生方一人ひとりの小さな心遣いが積み重なったものであると思います。たかが1点1円、されど1点が1円です。このベルマーク運動は、学校に必要な設備品などが買えるだけではなく、へき地学校などへの援助に使われていることを忘れてはいけないと思います。このようなことを考えますと、「生きた作業」にやりがいを感じています。(パソコンを使って発表)
=5月21日、姫路市の姫路キャスパーホール
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