体験報告



関東


5月7日(水)新 宿


東京学芸大学附属大泉小
小笠原洋子さん
加島 恵子さん
 今年で創立65周年。ベルマークに参加して42年。学校や保護者の理解に加え、20年以上経ってもマークを送りつづけてくれる卒業生、校医さんや事務職員の協力で一昨年に累計1,200万点を達成しました。
 各クラス1名、計22人で構成する会計委員会が担当です。5月に回収用の袋を作り、呼びかけのプリントと一緒に全児童に配ります。新鮮な気持ちではじめられるよう袋の色は毎年変えます。回収は年8回、国際交流委員会の児童が各クラスにおいてあるベル箱を作業所まで運び込み、マークを回収します。年度の最後には感謝状をつけます。
 仕分は委員のほか24人の保護者にお手伝いを依頼します。仕分済みのマークは委員が家に持ち帰り、学期末の集計日までに整理,集計します。
 「みなさんの協力が一番大事」と、毎月のPR紙に加え、「ベルマーク通信」を随時発行しています。OHPや一輪車といった用具のほか、一昨年は校舎の改修にあわせ、電波時計39個を購入して各教室に据え付けました。昨年は防災用にホイッスル付メガホンを購入するなどベルマークの成果はしっかりと学校に根付いています。
=5月7日、東京・新宿 安田生命ホール


5月8日(木)江 東


江東区東陽小
佐藤 理恵さん
田宮 良子さん
平野 弘枝さん
小嶋 昭子さん
山本喜代子さん
 私たちの東陽小は、創立103年を迎える歴史ある学校です。人権尊重の精神を養い、心身共に健康で人間性豊かな児童の育成を目指しています。
 PTAには校外、成人、広報、学級の4つの委員会があります。ベルマーク運動は、学級委員会が中心になって取り組んでいます。構成メンバーは、クラスから2人ずつの計28人です。
 仕事はベルマークの収集、整理ということで学年を2つに分け、前期・後期の年2回作業をしています。運動に参加したのは1964年からです。毎年、4万点から5万点が集まります。
 年度初め、1年生にベルマーク袋として1人1つずつ渡して、6年間使えるようにしています。収集日の1週間前にお手紙をそえ、子供たちに家庭に持ち返ってもらい、集まったマークは、委員が自分たちのクラスのマークを回収して、切り揃え、会社別に分けるまでを、集計日までにすませておきます。各クラスで整理したマークを集めて担当学級が集計日に点数計算をします。
 私たちの学校では、PTAの委員以外にサポートとして、活動のお手伝いを保護者の方にしていただく制度があります。学級委員会では、ベルマークの集計のお手伝いをしてもらい、大変助かっております。この制度により、委員以外の方にもベルマーク活動を知ってもらう良い機会になっています。無理なく、ゆっくりやることで保護者が負担に感じないような活動をめざしています。これからも根気よく、地道に運動を続けて行きたいと思います。今年は預金で、応援旗を購入する予定です。
=5月8日、江東区文化センター・ホール


5月9日(金)千 葉


千葉市立大森小
田中 茂子さん
 今年度、大森小学校は創立52周年を迎えます。千葉市で1、2を争う広い校庭には大木が茂り、緑豊かな環境に恵まれています。また、平成11年には「大森ドーム」と名付けられた体育館も建てられ、児童や地域の社会体育活動が盛んに行われています。
 PTAは、広報・成人教育・校外生活・おまつり・総務選考という5つの委員会に分かれて活動し、ベルマーク運動は、委員会としてではなく、各学年の仕事として位置付けています。1961年からこの運動に参加して以来,地道に活動し、昨年、累計で400万点を達成しました。
 ベルマーク運動、総務の会計2名のうち、1名をベルマーク係とし、その「総務会計」を中心に活動しています。ベルマーク整理は年6回、奇数月に行われ、各学年が年1回の仕事として、担当する月を決めます。担当学年の副学年長を中心に整理日を決め、PTAの方にお手伝い募集の手紙を配り、協力を呼びかけます。また,整理日前の1週間を「ベルマーク週間」とし、総務会計が、ベルマーク便りと収集袋を各クラスへ持っていき、担任の先生から子どもたちに渡してもらいます。集まったマークは、収集袋に入れ、各クラスのベル箱に持ちよります。整理日前日、子どもたちが集まった収集袋をPTA会議室までベル箱ごと運び、それを総務会計が受け取り、収集袋に「ありがとう」のスタンプを押します。スタンプは毎回変、かわいい絵柄を選んでいます。
 この運動を通して「継続は力なり」ということと、地域の方々の「協力の大切さ」を実感しています。こうして家庭・児童・学校・地域がスクラムを組んで活動した結果、400万点を達成したのだと思います。これからも,年間10万点を目標に、無理せず活動していきたいと考えています。
 PTA活動の一環として、このベルマーク活動が果たす役割は大きく、重要な活動であると思います。
=5月9日、千葉県教育会館大ホールで


5月9日(金)横 浜【1】

横浜市立希望ヶ丘小
浜野 葉子さん
加藤 智子さん
佐々 博子さん
瀬山奈緒美さん
秋岸 寛久PTA会長
内田  洋校長
 子供たちが作ったキー君、ボー君という希望小のキャラクターです。行事があるたびに歌われる”夢いっぱいの希望小”という 子供たちが作った曲もあります。
 創立46年、全校児童617人。学校の周りには、公園や緑がたくさんあります。「夢希望未来 笑顔いっぱい希望ヶ丘」をキャッチフレーズに、人々と自然との関わりを大切にしています。
 ベルマーク運動は、平成14年には累計500万点を突破しました。学級委員会の担当でクラスから1名ずつの計18人です。
 年度始めに全児童に回収袋をクラスごとに準備、学期ごとに配ります。各学期に回収袋を配る際に ベルマークだよりをいっしょに発行します。さらにマークがたくさん集まるように8月と12月の年2回、各自治会長さんを通して回収袋にお願いのプリントを張って、各家庭に回覧しています。地域の協力は大切な収集源です。また、12月には子供たち主催のリサイクルバザーもあります。
 協力の広がりを考えて学校だけでなく地域のことも頭に入れて設備品を購入しています。これまでに和太鼓、大型石油ストーブ、ゼッケン、一輪車などをそろえました。
 運動を通じて「継続は力なり」ということを実感しました。これからも皆さんのご協力をいただき、根気よく地道に運動を続けていきたいと思います。(パソコンを使って説明)
=5月9日、横浜市教育会館


5月13日(火)町 田


東京都町田市町田第一小
田畑 尚美さん
八木 由佳さん
 市の中心部にあり、今年で130周年を迎えます。学校は「ねばり強く取り組む子ども」の重点目標に掲げ「たくましく、支えあい、考える」子どもの育成に力を入れています。
 活動はPTAのベルマーク実行委員会が行っています。1961年に運動に参加して、現在191万点を集めています。
 実行委員のメンバーは、全校父兄の中からボランティアを募り9人で活動しました。町一小の活動は、児童たちからも募集した「子どもボランティア」と一緒に行っています。子どもたちに興味を持ってもらうために、作業の「7つ道具」にはいろいろと工夫を凝らしました。さらに活動日を忘れないように、毎月違ったキャラクターを使った「お知らせ」を発行し、活動の最終日には感謝状を渡しました。回を重ねるたびに児童の数も増え、最終的には34人になりました。子どもボランティア活動も4年目を迎えます。
 毎月の活動日に、各教室のベルマークを回収し作業する部屋に運び、会社別の仕分け作業は子どもたちと一緒です。次ぎの点数計算などは実行委員が担当しました。ビニールのマークは丸まったり飛んだりして苦労もありました。発送は学期に1回を目標にしていました。
 昨年度、図書室が改装されましたので、活動の新しい試みとして、子どもたちにも欲しい図書を募り、ベルマーク預金で購入しました。購入した本には、ベルマークシールを貼りました。ベルマーク図書は直接子どもの手に触れるということで大変好評です。(OHPを使って説明)
=5月13日、町田市の市民ホール


5月14日(水)さいたま【1】

さいたま市立日進小
納  幸子さん
飛島 秀子さん
吉岡 絵里香さん
矢島 富美さん
土本三惠子さん
遠山 真美さん
 私たちの日進小学校は明治6年創立の伝統校でちょうど創立130周年。おめでたい節目の年を前に昨年暮れに埼玉県下で3校目という累計700万点を達成しました。
 運動参加以来41年。特別に変わったことをしてきたわけでもありません。先輩のお母さんたちから引き継いだやり方に添って地道に活動してきた結果と受け止めています。
 本校でのベルマーク活動の中心はPTAの総務部です。6、10、1月をベルマーク収集月、さらに、それぞれの月の第1週をベルマーク週間と定め、全校児童の家庭に「お知らせとお願い」の文書を配ります。
 私たちが担当した平成14年度は、ベルマーク運動への理解を深めてもらうため、一般のお母さんたちにも集計作業を手伝っていただけませんか、と呼びかけ、2、3学期に半数ずつお手伝いをしていただきました。
 初めての方がほとんどでしたので、マークの切り方から仕分けの仕方、貼りかた、点数の記入の仕方などを分かりやすくまとめた「集計作業の進め方」というマニュアルを作って読んでいただきました。お母さんたちは、気持ちよく協力してくださって、「学級懇談会の時ぐらいしかお顔を合わせることが無かったお母さんたちと仲良くおしゃべりをしながら楽しく作業が出来てよかったです」と喜んでいただきました。
 もうひとつ、本校では、13年度から校舎の昇降口のところにベル箱を設置したところ、卒業生のお母さんや近所の皆さんが気軽にベルマークを届けて下さっています。
 これからも、子供たちのために、地道に、楽しく活動を続けていきたいと思っています。
=5月14日、おおみや市の大宮ソニックシティ


5月15日(木)横 浜【2】

横浜市元街小
小寺 昌代さん
高橋 陽子さん
 私たちの学校は、近くに中華街、山下公園、港が見える丘公園、外国人墓地・元町を学区内に持ち、異国情緒あふれる環境にあり、今年創立130周年を迎えます。
 「共に学びを高め、自分らしく心身を育み、この地を愛し、この地を創る」をモットーに先生方や親たちと共に取り組んでいます。
 ベルマーク活動は、PTAの学年学級委員会が行っており、毎月、収集日の1週間前に担任の先生から児童たちにベルマーク袋を配布、回収をしていただいています。月1回の常任委員会で集計をして「ありがとう」の印を押し、また、翌月児童たちに返すようにしています。年に3回、学期ごとにベルマーク便りを作り、児童たちや父兄のみなさんに、収集の協力と活動の報告をしています。
 お買い物は、学校と相談して決めています。これまでに一輪車20台、おととしは、その年の卒業生のデザインによる体育競技用のユニホームを作りました。運動会の時には、リレーのアンカーたちが、そのユニホームを着て走り、その様子をベルマーク財団の方が取材に見えました。
 昨年はベルマークが累計で400万点を突破して、財団から感謝状をいただきました。これからも学校ばかりでなく、地域の人たちにも運動への理解と協力をしていただけるように、活動を続けていきたいと思います。
=5月15日、横浜市の神奈川県民ホールで


5月16日(金)渋 谷


世田谷区立千歳小
阿部みどりさん
徳満 真帆さん
小池  玲さん
 私たちの千歳小学校は昭和42年の創立です。当時は、あたり一面竹やぶと畑ばかりだったそうです。1期生が作った「水車のある池」と「日本地図の形をした池」があり、毎年春にはカエルが卵を生みに来ては近くの祖師谷公園に帰って行きます。校庭の片隅に残る竹やぶの付近には時どき狸が出没し、運がよければ校庭を走って横切る姿を見かけることが出来ると評判です。
 ベルマーク運動は創立2年後から始まり、平成11年度には400万点を達成しました。PTAのベルマーク委員会が活動の中心ですが、各クラスの委員がそれぞれ回収して自宅に持ち帰るなど、家での作業のウエートを増やして効率がよくなったせいか、今では仕事を持つお母さんたちに人気の委員会といわれています。
 マークを集めて学校へ持ってきてもらう過程で、決まりごとをたくさん作ると、わずらわしさが出てしまうので、必要以上の「お願い」は控えましたが、ひとつだけお願いしたのは、マークの周囲を大きめに切り取ってもらうことでした。少し余計に大きく切り取ってもらうだけで、集計作業が大いにはかどりました。
 千歳小は世田谷区内で2番目の大規模校のため、校内で集まるマークの処理だけで手一杯になり、地域の皆さんへのご協力の呼びかけはこれまでしてきませんでしたが、卒業生のご家庭や地域の皆さんとのベルマークを仲立ちとした交流が今後の課題、と考えています。
 お母さん方には、「家庭で、子供たちと楽しみながらどんな品物にマークがついているのか考えることを習慣にしていただきたい」と呼びかけてきました。また、長引く不況の中で、運動を支えてくださる企業に対しては、感謝の気持ちでいっぱいです。
 みんなの力でコツコツと集め、集計したものが確実に点数となって増えていくことに、さわやかな達成感を感じることが出来、多くのお母さん方との交流が、大変実りある経験となりました。
 どうか、皆様方もあまり重荷とお感じにならず、楽しみながら活動されてはいかがでしょうか。
=5月16日、東京都児童会館ホールで


5月17日(土)築 地


中央区立月島第一小
北島 雅美さん
会原 博子さん
 私たちの月島第一小学校は明治39年開校の古い歴史を持ち、「もんじゃ焼き」で知られた月島の真ん中にあります。昔からの住民が生活する「心安まる下町」であり、また、これからの発展が楽しみなウオーターフロントとして、日々新しい発見が出来る町です。
 ベルマーク運動への参加は1973年11月。30年目の今年3月には累計220万点を達成しました。
 活動の中心は各クラス1人ずつのPTA成人委員会(11人)で、毎年6月に運動の意義や目的、マークの切りそろえ方などを説明したベルマークだよりを全校児童の家庭に配って、盛り上げをはかります。
 作業は毎月1回。会社別に仕分けし、点数を数えます。時間内に終わらない場合は、家に持ち帰って次の作業日までに仕上げます。財団への発送は10月と2月の2回。計算ミスや記入もれがないように、集計用紙を交換してチェックしあっています。
 こうして貯めたベル預金で、平成13年度には和太鼓を購入、早速学校に和太鼓クラブがつくられました。昨年の運動会では、力強い和太鼓の響きが地域の皆さんに披露され、大変好評でした。
 これからも地道に活動を続け、子どもたちのために役立ち、地域の皆さんに貢献できるものを購入していきたい、と考えています。
=5月17日、朝日新聞東京本社読者ホールで


5月20日(火)さいたま【2】

さいたま市立木崎小
椿明子さん
石倉裕美子さん
川口サオリさん
 創立129年、児童数千余人のマンモス校です。役員だけのPTA活動を避けるためにサポーター制を取り入れ、ベルマークの分類作業や大掃除、運動会の手伝い、下校時の巡回など年に1回以上は誰もがPTA活動を手伝うことになっています。ベルマーク関係では年間270名のサポーターが活動することになります。
 毎月第4木曜日、年間8回の収集日があります。ボランティア委員の児童がまとめてPTA事務室にマークを届けてくれます。各学期の授業参加日にサポーターに集まってもらい一斉に仕分作業に取り掛かります。集計作業は各学期の「給食最終日」と決めています。手順は模造紙に大きく書いて貼ってありますので、誰でもできます。たくさんの人が参加できるように学校行事と重なるようにしています。
 昨年は和太鼓、テント、児童書、給食着を購入、なかでも児童書は好評でした。多くの人参加で運動への理解を深め、引継ぎはしっかりやる、それが秘訣だと思います。
=5月20日、さいたま市民会館浦和


5月21日(水)越 谷


春日部市立粕壁小
芝絹子さん
比田由美子さん
小林直子さん
 創立132年、学制公布と同時の歴史を誇ります。(パソコンを使って沿革や環境を紹介)参加は比較的新しく1974年ですが、99年には700万点を突破、累計で埼玉県1位となりました。
 厚生部の担当でメンバーは24人で毎月1会部会を開いて活動しています。担当者手づくりのベルマーク箱を各教室におき、家庭に配ってある回収袋を入れてもらいます。厚生部会の日を仕分、整理の日とします。仕分は番号ごとに各学年に割り当てます。発送は年に学期末の3回。お買い物は3学期分は年度内に間に合わないので、2学期までの点数を元に計画を立てるようにしています。昨年はデジタルビデオを買い、入学式に活躍しました。
 働くお母さんが増えたことや週休2日制の導入で集まるのが大変になっていますが、日程をあらかじめ固定するなどの工夫で、欠席者がほとんど出ませんでした。いかにも力が入っているように感じられるかもしれませんが、当事者としては自然体で、「ベルマークを担当してよかった」という声で1年を締めくくることができました。これからも「無理なく、そして楽しく」をモットーに活動します。
=5月21日、越谷コミュニティーセンター


5月22日(木)船 橋


千葉県船橋市立宮本小
中井 祐子さん
的場 雅子さん
 私たちの宮本小学校は今年創立125年を迎えました。ベルマーク運動について申し上げますと、運動参加41年目の平成14年度末に集票累計400万点を達成しました。これからも年間10万点の目標の元に、無理のない範囲で取り組んで行きたいと考えています。
 活動の中心は、各クラスから1人ずつ選出されたPTAの厚生部員(19人)です。毎月第2週を「ベルマーク強化月間」とし、親しみやすいイラストなどをあしらった手紙を各家庭に配って協力を呼びかけます。
 こうして集めていただいたマークはそれぞれの部員が自宅に持ち帰って仕分け、集計し、学校に持ち寄って全体の数字を出して財団に送ります。
 また、バザーの際に、ご近所の方からマークをいただくなど、地域の皆さんにもベルマークの輪が広がってきています。
 地道に活動を続けてきた成果として、これまでに和太鼓や屋外用の防水型大時計、液晶プロジェクターなどを購入させていただきました。和太鼓は、毎年運動会の応援合戦で大活躍しており、今はもう1台の和太鼓を購入するために、活動に力を入れています。
=5月22日、千葉県船橋市の市民文化センターで


5月23日(金)横 浜【3】

神奈川県横浜市立東中田小
竹井由美子さん
牧野 和子さん
関谷 典子さん
梶田奈緒子さん
 私たちの学校は、自然環境に恵まれ、四季折々の花々が子供たちの情操教育のみなもとになっています。また、地域の皆さんからお借りした畑で、全校挙げてサツマイモ作りに取り組んでいて、秋の収穫祭では、保護者も味わうことが出来ます。
 ベルマーク運動は、開校直後の昭和43年から取り組み、34年目の昨年、400万点を達成しました。
 活動の中心はPTAの学年学級委員会(18人)ですが、昨年度の活動スタート時点に話し合い、「児童たちと一緒に活動できないものでしょうか」と学校側にご相談しました。先生方のご理解とご協力をいただいて、4年生が総合学習の時間などを利用して参加してくれることになりました。
 児童たちの「やる気」は想像以上でした。意を強くした私たちは、「だれでも気軽に参加出来るボランティア活動」を合言葉に、子供たちと一体となった活動に取り組みました。収集袋の作成と配布、ベルマーク財団への発送はPTA,お手紙作りなどのPR活動と収集袋の回収は児童たち、集まったマークの整理と集計は親子で仲良くやりました。
 児童たちが、単にマークを家から学校に持ってくるだけのかかわりから、積極的に参加してくれたことによって、それまで以上にマークをたくさん集めることが出来ました。児童たちのがんばりが保護者の理解や協力を呼び起こした、と考えています。
 こうして貯まったベルマーク預金の使い方については、「体の不自由な人に役立つものを贈りたい」との児童たちの強い希望で、ふれあい訪問をしている特別養護老人ホームへ車いす2台を贈りました。協力してくださった皆さんの温かい気持ちが、こうした形で実を結んだことは、大変価値のある活動だったと思っています。そして、今年度も新しい4年生の児童たちと手を組んだベルマーク活動がすでに始まっています。
=5月23日、神奈川県横浜市教育会館で


5月23日(金)土 浦


茨城県牛久市向台小
横山千鶴子さん
坂田 静子さん
神立 秀子さん
船田 礼子さん
 私たちの学校は、牛久市の南西の端に位置し、学区は龍ヶ崎市に隣接しております。周囲は、畑と林という閑静な場所に1980年に創立いたしました。
 学校は、「一人一人の個性、能力を開発し主体的、創造的で、たくましい、実践力に富んだ児童の育成」を教育目標に掲げ、力を入れています。
 運動は、PTAの「教育環境整備委員会」が中心になって取り組んでいます。昨年度までは、各クラスから1人ずつの23人で構成されておりましたが、児童数の減少に伴い、今年度からは17人になりました。
 例年11月には、バザーを実施するため、1学期から2学期にかけては、出品物の相談、商品作り、値札つけと、グループごとにたびたび会合を持ちます。これと並行してベルマークの仕事もおこないますので、仲良くかつ密度の濃い活動になります。
 ベルマークの整理は、毎月1回、午前9時30分から行い、分類出来たものを、各自が家に持ち返って集計する方法をとっいます。都合により出席できなかった人も、家での集計作業は行いますので、一人あたりの負担はさほどではありません。
 本校がベルマーク運動に参加したのは、1981年からで、平成11年には累計で500万点を突破することができ、財団から感謝状をいただきました。
 毎月の収集日の前日までに、担任の先生からベルマーク袋を配っていただきます。収集袋は子どもに興味を持ってもらうように委員の手作りです。荷物の発送は7、12、3月の3回です。発送時には計算ミスや記入漏れがないように、お互いに集計用紙を交換し、念を入れチェックしあいます。
 ベルマーク活動が22年間も、途切れることなく堅実に続けられておりますのは、@みなさんに運動の意義がよく理解されていることA児童のボランティア委員会により、集めたマークの枚数がクラス別に集計され、掲示されます。これにより、児童のベルマークに対する関心が高まったことB学校では、PTA会議室のように、集めたマークや作業に使う道具を保管する場所、ゆったりと作業できる広い部屋を貸していただき、気兼ねなく作業が出来ることが挙げられます。
=5月23日、土浦市の茨城県南生涯学習センター


5月27日(火)さいたま【3】

埼玉県さいたま市立大砂土東小
下村 智恵さん
栗栖 富子さん
加藤 典子さん
河田 紀子さん
 私たちの大砂土(おおさと)東小学校は、元の大宮市、現在は、さいたま市見沼区の、自然に恵まれた住宅街の中にあります。各学年6クラス、全校で1300人を超えるマンモス校です。
 ベルマーク運動には1966年に参加し、36年目の昨年暮れには、集めたマークの累計が500万点を突破してベルマーク財団から感謝状をいただきました。500万点を達成したのは、県内の運動参加校970校中11校目ということで、うれしい節目となりました。
 ベルマーク活動の中心は、PTAの保健厚生委員会(18人)ですが、この学校の活動の特徴は、大勢の一般のお母さんたちに支えられていることです。
 毎学期に仕分けと集計で2日間ずつ、年間計6日間の作業日に、200人を超えるお母さんたちが参加してくださっています。参加することによって、運動の意義や目的などに対する理解が深まり、また、お母さん同士の親ぼくやコミュニケーション作りにも一役買っているようです。
 ベルマークの収集は、児童たちも熱心ですが、近所のスーパーにもベル箱を置かせていただき、地域の皆さんにご協力していただいています。
 貯めたベル預金で自分たちの学校の設備や備品が充実していくと共に、購入代金の10%の割戻し金が、へき地や海外の学校へのベルマークからの援助となっていることをうれしく思っています。(プロジェクターを使って発表)
=5月27日、さいたま市の大宮ソニックシティで


5月28日(水) 柏


柏市柏第三小
田甫 清子さん
柳沼 律子さん
 私たちの千葉県柏市立柏第三小学校は創立56年目になります。ひところは2千人を超す児童が学んでいましたが、現在では千人を下回っています。ベルマーク運動には昭和36年から参加してきました。
 私たち自身、運動に携わって、改めて学校全体に収集活動が浸透していることを実感しました。また、活動を通じて、児童の教育環境を整えるのに役立っているだけでなく、すばらしいボランティアに参加していることが、きちんと理解されていることを知ってうれしく思いました。
 本校のベルマーク活動は、PTAの総務部員16人と児童会の集計委員9人が密接な連係のもとに取り組んでいます。収集袋の配布、回収からマークの切りそろえまで、児童たちがしっかりやってくれます。
 その後の整理・集計をPTA総務部員にバトンタッチします。この作業は毎学期2日間ずつですが、大勢の一般のお母さん方が、呼びかけに快く応じて集まってくださいます。お母さんたちは、学年やクラスに関係なく、お話をしながら楽しく作業できるので、希望してくださる方が多いようです。
 ふだんの暮らしの中で、ちょっと気をつけて見ると、あちこちでベルマークが目に入ります。ほんの少しだけ気にとめることによって、商品に付いているベルマークを無駄にせず、有意義に利用する活動を継続することが出来るのです。
 そのためにも、集計委員を通じて全校児童に働きかけ、PTAと児童の双方から、この運動を支えて行きたいと願っています。
=5月28日、千葉県柏市の市民文化会館で


5月29日(木)立 川


府中市の明星学苑明星小
長沼 千鶴さん
関口 晃成PTA会長
谷口美津江さん
寺澤 尚子さん
 明星学苑は幼稚園から大学までの総合学苑ですが、その中で「明星小学校」は3年前に創立50周年を迎えました。昨年校舎が新築され、大変ゆとりのある設備の整った校舎に生まれ変わりました。武蔵野の面影を残すケヤキ、ヒノキなどが植栽され子どもたちの心を癒しています。
 ベルマークはPTAの「ベルマークスタッフ」が中心になり推進、各クラスから3人、1学年3クラスの54人と、まとめ役のチーフリーダーとサブリーダーの2人を加え56人で構成しています。年度初めに「ベルマークスタッフ募集」のお手紙を全校に配布して決めています。
 5月中旬に「ベルマーク発会式」を行い、校長先生より今年度の目標点数・目標品目をお伝えいただき、チーフリーダーより今年度ベルマークスタッフの日程・集計時における注意があり、ベルマークへの認識を高めています。明星小は、運動に参加38年、今年初めには500万点を突破して感謝状をいただきました。年間の集計業務は、
 @「ベルマーク便り」を発行し、ベルマーク回収期間をお知らせします。(回収期間は1周間)
 A回収日前日に、担任の先生は各クラス回収箱を設置し、回収袋を配っていただきます。回収袋の作製は、5年前から社会復帰のための自立施設「ゆーあいセンター」という作業場にお願いしています。
 B回収日当日の朝、回収箱に集められたベルマークはスタッフが各教室から、作業する会議室に運びます。
 C会議室では、作業しやすいようにテーブルを学年ごとに島のようにセッティングして、各島に6個のかごを用意します。そのかごには、1〜8番1年生、9〜26番2年生といったようなラベルが貼られ、すべてのマークをまず、その6個のかごに分けていきます。会社別番号によって、ベルマークの量・集計のしやすさも違ってきますので、なるべく各学年で差がでないように番号分けをしています。
 Dそして、6個のかごに仕分けしたベルマークを各学年で交換して、自分の学年の担当を会社別番号で仕分け・集計します。
 E各学年で作業終了時間が間に合わない場合は、早く終了した学年が手伝っています。
 F集計したベルマークを、再度、チーフリーダーとサブリーダーで点検します。書類に必要事項を書き込み、校長先生にお認めをいただき、その日の日付でベルマーク財団に送ります。
 以上が作業の流れです。作業は和気あいあいとした中で行われています。
 最近のお買い物には、防災用品一式、ビデオデッキ、雲悌などを購入しました。
 これからもPTA会員の皆様はもちろんのこと、明星学苑全体の協力の下、「無理なく、無駄なく、根気良く」活動を続けて行きたいと思います。
=5月30日、立川市女性総合センターで


5月29日(木)横須賀


神奈川県横須賀市立武山小
高瀬  恵さん
 私たちの武山小学校は自然環境に恵まれた三浦半島の中ほどにあります。この5月には、創立113周年を迎えました。ベルマーク活動も38年目となり、昨年夏には集票400万点を達成、新たな気持ちで取り組んでいます。
 活動の中心はPTAの保健厚生委員会のお母さんたちです。先輩のお母さんたちから受け継いだ方法で活動してきました。まず、マークの回収ですが、月末に各クラスの担任の先生からベルマーク袋を配っていただき、月初めの5日間に学校に持ってきてもらいます。
 保健厚生委員は翌週の定例会に集まりますが、午前中の2時間程度では作業を終えることは出来ません。そこで、会社別に仕分けしたものを各委員が自宅に持ち帰って集計し、次の定例会に持ち寄ります。
 今年度は、新しい試みを2つ取り入れました。ひとつは、仕分けに用いる箱です。これまでは、お豆腐や卵のパックを利用していましたが、昨年度の委員さんから「番号別になった箱があるといいね」との声があがり、牛乳パックを使って作りました。
 もうひとつは、回収方法です。これまでは、先ほど申し上げましたように、月初めの5日間に持ってきてもらいましたが、今度は、私たちが集まる定例会当日に持ってきてもらって、その日のうちに担任の先生から児童に返していただくことにしました。これによって、ベルマーク袋が常に家庭にあるので、袋が手元にない場合は、あきびんなどに臨時に貯めておく必要がなくなりました。
 委員のお母さんたちは、仕事を持っている方や、幼児や赤ちゃんがいらっしゃる方、あるいは介護を必要とする家族がいる人、と1人ひとりが抱えている事情や考え方も違いますので、一概に「家庭で作業をしてください」というわけにもいきません。なるべく負担が少なくて済むような方法を考える必要があるのではないでしょうか。今後の課題と受け止め、お母さんたちや先生方のご意見を聞き、よその学校の活動方法も参考にしたりしながら、「無理なく、無駄なく、根気よく」続けることができれば、と思います。
=5月29日、神奈川県横須賀市の横須賀芸術劇場・ヨコスカベイサイドポケットで


5月29日(木)前 橋


前橋市永明小
堤  昭子さん
大島 裕子さん
石田ひろ美さん
 永明小は、市の東部にあり明治7年に開校し、来年130周年を迎える伝統校です。児童数は473人で、「豊かな人間性を培い、実践力のある子供を育てる」を、教育目標に努力しています。校庭には、樹齢100年以上の大きなイチョウの木がシンボルとなっています。
 校庭東には小川が流れ、子どもたちは休み時間や放課後にザイリガニやドジョウを捕って遊んでいます。この地区はナシやモモの産地として知られ、校舎の前にもナシがあり、秋には全校でナシを食べることができる、環境の中にあります。
 活動は、PTAの教養委員会が取り組んでいます。運動に参加して30年続き、これまでに230万点を集めました。私たちの収集と整理方法を紹介します。
 @作業は学期ごとに行っています。
 A新年度にベルマーク一覧表とベルマークについてのお願いのプリントを各家庭に配布します。
 B集金日の2日前にクラス別に分けた生徒の袋を教頭先生に渡します。
 C集金日の前日に集金の袋と一緒に生徒に配られます。
 D集金日にベルマーク袋を職員室に回収します。
 E回収したものを作業する部屋へ運びます。
 F当番の委員さんが集まり、ベルマーク袋から大きい箱に出し、各自が番号別に仕分けます。
 G分けたものは会社番号別のカップに入れます。
 H会社番号の袋に入れ、均等に分け各自が家に持ちかえります。
 I自宅では、会社ごとに点数別に分け、セロテープで止め整理して、袋に点数と枚数と合計を記入します。
 J1週間くらいで学校に提出してもらいます。
 K正副委員長3人が集まり、集計用紙に記入して財団に送ります。
 委員会は、勤めている委員さんが多いので、活動を分担し集まるのは1人1回として、出来るだけ負担のかからないように、自宅で作業をしてもらいます。
 一昨年は、ベルマークで大太鼓を購入し、運動会や学習発表会などで使用しています。これからも会員のみなさんのご理解とご協力をいただき、活動を続けて行きたいと思います。(パソコンを使って説明)
=5月29日、ウエルシティ前橋で


5月30日(金)池 袋


東京都北区滝野川小
片桐しなのさん
小野澤嘉子さん
井上 美和さん
及川 晴美さん
 学校の前には旧古河庭園、そして駒込駅を挟み六義園と緑に恵まれた高台にあります。明治23年に開校され、今年で創立113年という大変な歴史のある学校でもあります。町は、下町の温かさと山の手の品の良さが同居しています。親子3代が滝小出身という人たちも多く、保護者や地域など、「みんなの力で子どもたちを育てて行こう」という、学校への熱い思いが伝わってきます。
 また、東京都の少人数教育の研究校として3年目にあたり、他校に比べ研究する先生方も多く、そのために児童たちにはきめ細かな教育が行われています。学校では、@心身ともに健康で、情操豊かな子どもAきまりを守り、互いに助け合う子どもBよく考え、最後までやりぬく子ども、などを教育目標に掲げ、育成に力を入れています。
 ベルマークの活動は、かつてはベルマーク専門の委員会がありましたが、収集から集計まで委員さんの負担が大きいので、PTA全体の活動としてとらえ、PTA会員が平等に作業に参加していただくように改善されました。この見直しで、PTAのベルマークに対する意識が変わり、みなさんがベルマークの収集に協力してくれるようになりました。現在は、学年学級委員会が中心になって活動しています。
 各学期に1回収集日を設け、整理しています。事前に保護者の方には、「ベルマークお手伝い」の名簿をお渡しし、収集日に集まっていただきます。最近は、みなさん作業にも慣れ、2時間ほどで終わります。
 運動を盛り上げるため、ベルマークで購入した品物の写真をポスターやベルマーク収集箱などに貼り出します。さらに町内会や商店など地域からも収集に協力していただいています。
 子どもたちも、ベルマークの付いたノートやお菓子などを購入して協力してくれています。同じ品物を買うなら、なるべくベルマークの付いているものをと心がけています。
 学校は運動に参加して41年になります。昨年、累計で300万点を突破し感謝状をいただきました。みなさんでこつこつ積み重ねた努力が実りました。
=5月30日、池袋の豊島公会堂で


5月30日(金)宇都宮


宇都宮市緑が丘小
国分 和子さん
前原 好美さん
木村みゆきさん
山本 晴美さん
 緑が丘小は、近くに栃木県総合運動公園があり、その名の通り緑豊かな環境にあります。学校の合言葉は、「みどりの子 明るく やさしく 根気よく」で、心豊かな児童の教育がモットーです。児童数は605人です。学校は、陽南小学校から分かれ、今年で創立33年を迎えました。
 ベルマーク部は、運動に参加して32年。集票点数は累計で362万点になりました。ここ数年、県内ではベストテン入りしています。
 収集日は、年間6回行っております。最初と最後の回は全学年で行い、ほかの4回は1、3、5年と2、4、6年に分かれて、各部員一人あたり4回ずつ担当しました。
 心の通い袋は、児童が各家庭に持ち帰り、集めたマークを入れて、収集日に学校に持ってくるための袋です。袋にはかわいいシールを貼って返します。このシールは子どもたちには好評でした。
 各クラスに設置するベル収集箱は、洗剤の空き箱を使った部員の手作りです。作る人によって思い思いの箱ができるので、進級してクラスが変わると収集箱も変わります。
 収集日の1週間前になるとベルマーク便りを発行します。昨年度は6回発行しました。次回の収集日の案内、活動報告、豆知識など部員への連絡事項です。キャラクターをあしらって子どもたちにも楽しく見てもらえる工夫をしました。
 収集日には、各クラスの子どもたちが、作業するPTA会議室へベルマークを届けてくれます。収集箱は、職員室や地域のスーパーなどにも置かせていただいて協力してもらっています。
 作業は和気あいあいと会話も弾みます。夏の暑い日、閉め切った部屋で汗だくになり作業をすることもあります。でも、児童、教職員、保護者、そして地域全体で取り組んでいることが、部員たちの励みになっていると思います。
 今後も「ムリなく、ムダなく、根気よく」を合言葉に、今後も地域ぐるみのベルマーク活動の輪を、楽しく豊かに広げていけたらと思っています。(パソコンを使って説明)
=5月30日、栃木県総合文化センター


6月4日(水)大井町


大田区小池小
小川真佐子さん
末次 由美さん
岩崎 良絵さん
 私たちの学校は、日蓮上人が足を洗ったという洗足池公園の近くにあり、昭和7年に東京市池雪分教場として開校、昭和22年に大田区立小池小と校名を変えました。
 学校では、たくましく、しなやかに生き抜く人間づくりを目指し、「知恵があり、人の心を思いやり、心身ともにたくましい子」の育成に力を入れています。さらに「おはよう」、「こんにちは」、「さようなら」のあいさつが自然にできるように努めています。
 ベルマーク活動は、PTAの文化厚生委員会のベルマーク担当者(4人)と各クラスから選ばれたベルマーク係の30人で取り組んでいます。ベルマーク係の人は、年2回の収集・集計時に集まるので何回も学校に足を運ばなくてすむということで、フルタイムでお仕事をしている方でもできるので好評です。
 収集日の3週間前に、ベルマーク収集のお知らせとベルマーク袋を担任の先生より配布していただきます。袋には人気アニメの絵などをあしらい、子どもたちにベルマークへの関心をもってもらいます。収集日に、係の人が各自のクラスから回収し、家で整理作業をします。一昨年度から、各クラスで集まったマークを1度学年ごとにまとめ、全体集計をするようになってから、かなり時間的な削減ができるようになりました。収集日も、保護者会など学校行事に併せ、係の負担にならないように、来校しやすい日にしています。
 学校だけではなく、近所の2店舗のスーパーにベルマーク箱を置かせていただき、地域の方々の協力を受けています。
 年2回の全体集計日には、文化厚生委員のベルマーク担当者とベルマーク係の人たちと会社別に整理してから点数計算をします。集計ができたら、担当者が一括して発送しています。
 お買い物は、点数がたまった時点で、学校の意向をうかがい品物を決め、購入しています。これまでに竹馬整理台、砂場シート、ワープロなどを買いました。昨年度は70周年記念がありましたので、購入の品物を考えているところです。
 子どもたちが小池小を卒業した保護者や、地域の人たちにご協力をしていただいたために、400万点という大台を達成することができました。これからも地道な努力を続けてゆきたいと思います。
=6月4日、大井町の「きゅりあん」で


6月5日(木)川 崎


川崎市下布田小
矢崎富美枝さん
清水るみ子さん
八代栄久子さん
 学校は南武線中野島駅の近くにあり、児童数は470人余りの小規模校です。今年で創立25年を迎えます。多摩川に近く、敷地内には二ヶ領用水の一部が流れていて「せせらぎ園」として、子どもたちの大好きな遊び場となっています。
 毎年1月には、地域の方々の協力で、どんど焼きが行われています。学校では、このどんど焼きを学習に生かそうと全校あげて取り組み、昔からの遊びや伝統をしっかり受け継いでいます。
 運動はPTA成人厚生委員会が担当しています。その中に児童係、サポーター係、発送・協力店係と役割を分担して活動しています。毎月5月に、サポーターを募集して、仕分け作業や集計に協力していただいています。毎年30名くらいのお母さんたちが登録してくださいます。ベルマークの回収は、年に5回。児童係が回収月の初めに、お願いのプリントと共にベルマーク袋を配ります。お願いのプリントには、購入品や点数報告、マークの切り揃え方、運動の意義などを載せて活動の盛り上げを図っています。
 集められたマークは、年5回の作業日に委員とサポーターにより仕分けを行います。仕分けたマークは、家に持ちかえり集計した後、指定日までに児童を通じて持ってきてもらいます。それを全体集計したあとに発送係がマークを点検して年3回発送します。
 このように私たちの学校で多くのベルマークを収集できるのは、
 @23年間も途切れずに続けられ、運動の意義が理解され、浸透していること。
 A保護者・先生方・地域の方々の協力があったこと。
 B学校にお願いして、ゆったりと作業できる部屋を貸していただき、和やかに活動が出来ること。
 などです。
 これからも、年間10万点を目標に、無理なく、無駄なく、根気よく、地道に運動を続けて行きたいと思います。(スライドを使って説明)
=6月5日、川崎市産業振興会館で


6月6日(金)熊 谷


秩父市西小
久喜 尚美さん
小鹿原直美さん
 私たちの学校は、秩父盆地のほぼ中央に位置し、秩父の山並みが広がり、間近に武甲山を望め、近くに荒川が流れ自然豊かな環境にあります。また有名な札所めぐりがあり、歴史と伝統のある地域でもあります。
 学校では、「かしこく」、「あたたかく」、「たくましく」を教育目標に掲げ、児童には明るく素直で、何事にも一生懸命に取り組む姿が見られます。
 PTA活動では、補導交通部、保健文化部、広報部、財務部、常任部の5つの部が活動しています。ベルマーク運動は、財務部が中心になって取り組んでおり、各地区から2−3名の現在16名です。また児童委員会の中にもベルマーク委員会があり、5−6年の各クラスから3−4名の21人で構成しております。
 子どもたちの委員さんは、休み時間や昼休みを使って整理、集計に参加してくれ助かっています。
 ベルマーク整理は、細かい作業で時間もかかるため、以前は、仕事を持っている役員の方や小さなお子さんのいる方で、参加できない人たちは、家に持ち帰ってもらい作業をしていただいていましたが、大変でしたため、保護者の方々にも「ボランティア」として、参加を呼びかけました。
 毎月、第1水曜日の午前9時半〜11時半を「ボランティアの日」とし、各学年ごとに参加を呼びかけました。整理を通して各学年ごとの親睦も兼ねています。同じ日の午後7時〜8時45分までは、財務部中心で整理、集計をするという2段方式を続けています。都合の付く方に出席していただいています。
 みなさんの協力により昨年度500万点を突破し、感謝状をいただきました。
=6月6日、熊谷市立文化センターで


6月7日(土)築 地【2】

中央区立京橋築地小
諸井 直美さん
 私たちの学校は広い道路をはさんで築地本願寺の向かい側にあり、都民の台所をあずかる築地市場もすぐ近くにあります。京橋小学校と築地小学校が統合して区立京橋築地小学校となって、昨年10周年を迎えました。
 ベルマーク活動を担当するのはPTAの成人委員会のお母さんたちです。毎学期に1、2回ずつマークの回収・集計作業をしています。
 毎回、「ベルマーク収集強化期間」を1週間設置。収集点数やこれまでの累計などの活動内容のほか、次回の「強化期間」に向けてのお願いなどを盛り込んだ「成人だより」を発行して協力を呼びかけています。
 本校のベルマーク活動の歴史は、築地小学校時代から数えると19年目になります。昨年までに100万点に達しました。
 これからも子供たちの役に立つものを購入するためにがんばって行きたいと思っています。
=6月7日、朝日新聞東京本社読者ホールで


6月10日(火)八王子


八王子市第一小
坂口 守PTA会長
 八王子市のほぼ中央に位置し、自然豊な環境の中で、昨年創立130年を迎えました。ベルマーク運動には1961年から参加しています。
 PTAの組織の中に、生活安全委員会、全体事業委員会などと並んでベルマーク委員会があり、各クラス1名の委員で構成されています。
 収集したベルマークの全体集計は毎年度9月と3月の2回です。6月、10月、3月に委員会の「ベルマーク新聞」を発行して、集計日の案内、目標点数のお知らせなどをします。
 ベルマーク運動のスローガン「無理なく、無駄なく、根気良く」そのままに着実に運動を進めてきました。PTA会員の間でも、空いている時間を活用できる、身近なボランティア活動としての認識が深まっています。
=6月10日、八王子市学園都市センターで


6月11日(水)藤 沢


湘南白百合学園小
吉川 一 先生
 私たちの学校はカトリック系の私立の女子校です。児童は736人。江ノ島まで歩いて15分ほど。湘南の良さを十分感じられる環境にあります。
 よその学校では、PTA活動としてベルマークに取り組んでいるところが多いようですが、本校には、PTAの組織がありません。
 そこで、運動参加当初の昭和58年に、児童会活動のひとつとしてスタートしました。具体的には、5、6年生合わせて40人ほどの児童でベルマーク委員会を立ち上げたのです。はじめは、先生も児童も勝手がわからず戸惑いましたが、校内放送を通じて呼びかけたり、ポスターを貼ったり、と意欲は十分あり、家庭の協力も、かなりの手ごたえがありました。
 毎週月曜日を「ベルマークの日」と決めて、委員の児童が各クラスから回収し始めたのですが、次の段階で壁にぶつかってしまいました。それは、マークの整理です。月に1、2回、45分程度の委員会活動の時間では、とても処理出来るものではありません。
 そこで考えたのが、年間2回の奉仕の日に全校児童に協力してもらうことでした。しかし、それでも低、中学年の児童はマークをはさみで切り取る程度、高学年は会社別に仕分けするのが精一杯でした。
 平成7年度からは、2年生のお母さんたちが月1回集まって最終段階の細かい作業を引き受けてくださっています。こうした、みんなの協力は昨年、300万点達成というすばらしい成果を生みました。校内放送で伝え、財団からいただいた感謝状を校舎の昇降口に飾って、全校で喜びを分かち合いました。
 運動に参加して20年経ったわけですが、ここまで来ることが出来たのは、途中で止めないで続けてきたのがよかったのだと思います。
 100万点、200万点、300万点と具体的な成果が確かめられ、自分たちの学校生活に役立つばかりでなく、へき地学校や海外の教育環境に恵まれない子供たち、また、災害被災校の児童・生徒のために役立つこの運動は、教育的見地からしても、とても意義のあることです。
 そして、1人ひとりの子どもたち、父母、教師が、活動に参加し、身をもって体験してきたからこそ、この地道な活動を続けてこられた、と考えています。
=6月11日、神奈川県藤沢市の市民会館で


6月12日(木)松 戸


松戸市中部小
大井  徹教務主任
畑中 弘美さん
高松みつ江さん
佐藤富士子さん
 中部小学校は、今年で創立131年目を迎える伝統のある学校です。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんも中部小という親子三代にわたる家庭が多く見られます。児童数は現在425人です。校舎からは江戸川が見渡せ、空気が澄んだ日には富士山を望む事ができます。
 学校は国語教育と情報教育の研究に取り組んでいます。1年生からコンピューターの時間があり、驚くほどの上達ぶりを見せています。さらに特殊学級の特別支援教育にも力を入れています。子供たちの楽しみの一つは給食です。「セレクト給食」、「お弁当給食」、「バイキング給食」など、食事時間が楽しくなるよう多彩な工夫をしています。
 運動は、児童のベルマーク委員会とPTAの学級委員会が担当しています。児童の委員会は全校児童にマーク収集するための封筒を自分たちで作り、お手紙をつけて配布して回収しています。委員は毎週月、水、金に各教室を回り回収しています。
 今年度から、地域の方にも協力をいただくなど地域と一体となって活動しています。今後は、老人会や多くの商店などにもお願いして、さらに連携を図って行きたいと思っています。地域からの回収も子供たちが行っています。さらに毎月1回、集まったマークを委員会の時間や休み時間を活用し、マークの切り取りや仕分けをしています。
 PTAの学級委員会は、年度初めに新しく1年生になられた方のために、ベルマークの整理の仕方や収集方法をお便りにして、ベルマーク一覧表と一緒に各家庭にお渡ししています。学級委員会は、毎月担当する学年を決めて、その学年ごとにお便りで保護者の協力をお願いしています。毎月の作業では、会社別に仕分けしたり点数計算の作業をしています。その学年ごと出された合計を、年度末に学級委員会のメンバーが一つにまとめ企業ごとの合計を出しています。
 今後、さらに活動への意識を高めていくために、購入する品物を決めたり、年間の目標点数を設けて、子供たちの収集意識を高める工夫をして行くことも必要だと考えています。さらにPTAとしても子供たちに協力しながら、保護者の意識の高揚も模索しながら、今後の活動をさらに充実したものにして行きたいと考えております。(パソコンを使って説明)
=6月12日、松戸市民劇場で


6月13日(金)川 越


埼玉県川越市霞ヶ関北小
萩原 珠世さん
村上美登里さん
 私たちの霞ヶ関北小学校は、1968年に開校し、昨年度、新校舎に移転開校しました。新しい校舎には、「地域とともにある21世紀の学校」として、@雨水の効果的な活用A太陽光発電システムB教室のオープンスペースC市立図書館・公民館との併設など、特色をもっています。
 昨年度、移転の節目にベルマークが400万点の仲間入りをさせていただきました。活動はPTA学年委員会の3、4学年の委員が中心になり取り組んでいます。その他に1年生から6年生までの各クラスからボランティアおお母さんを募り、各学期に1回ずつ2日間に分けて作業をすすめています。みなさんの負担にならないように、集まる回数を減らしたりして、短期集中型で効率よく収集できるように努力をしています。
 ベルマークの回収封筒には、子供たちに興味をもっていただくため、アニメのキャラクターの絵を書く工夫をしています。子供たちは、その絵にぬりえをしたりして、楽しみながらマークを集めてくれるので大いに役立っています。
 毎年、年度初めに新役員で目標点数を決め、その達成をめざしてがんばっています。そのためには地域と学校の協力は欠かせません。近くの公民館やスーパーなどに回収箱を置かせていただいたり、学校にはバザーやノートやリコーダーなどに付いているベルマークも捨ててしまわないよう、児童たちや学校にお願いしています。
 昨年度はデジタルカメラを購入することが出来ました。今後、子供たちの校外学習やパソコンなどを利用する時にますます活躍の場が広がりそうです。
 400万点を達成できましたのは、歴代PTAのみなさんの途切れることなく堅実に活動されて来た事と、さらに地域や学校の協力があってのことです。これからも500点達成を目標にがんばって行きたいと思います。(パソコンを使って説明)
=6月13日、川越市民会館・やまぶき会館で


6月19日(木)日 立


茨城県日立市立滑川小
滑川真由美さん
藤原 順子さん
富永 清美さん
 滑川小学校は、日立市の北部にあり、市内の宮田小学校から分離、独立して今年30周年を迎えました。
 児童数は872人。市内で2番目に多いことから、「より多くのお友達との出会いがあるように」と毎年クラス替えをしています。
 活動の中心は、PTAのベルマーク委員会(22人)ですが、毎月第3木曜日の作業日には10人ぐらいの学年委員さんが手伝いにきてくださるので、とても助かっています。
各クラスのマーク回収箱はJRC委員会の児童たちによって集められます。4、5、6年生のクラスには牛乳パックを利用した仕分け箱があり、1人ひとりの児童が自ら袋から出して仕分けをしてくれるので、お母さんたちは、効率よく作業をすることが出来ます。
 また、小さいお子さんがいるお母さんも多いため、今年から交代で子供の面倒をみるようにしました。子供を連れてきても安心して作業が出来るような環境を整えて活動しているのです。
 この運動に参加して28年目の今年1月には400万点を達成し、ベルマーク財団から感謝状をいただきました。
 これからは、地域の方々のご理解、ご協力をいただけるように、地元の商店や郵便局、銀行などにベル箱の設置をお願いしていく予定です。
 また、児童たちにも、ベルマーク運動の大切さを、もっと分かってもらえるよう、これまで以上に関わらせていきたいと話し合っています。(プロジェクターを使って発表)
=6月19日、茨城県日立市の日立シビックセンターで


6月20日(金)水 戸


茨城県水戸市立浜田小
市原 早苗さん
菊池美保子さん
高野まり子さん
横山ゆかりさん
 私たちのンターで 私たちの学校は、黄門様で有名な水戸徳川家の城下町・水戸市にあり、今年創立130周年を迎えます。シンボルはカエルです。
 以前、校舎を建てるために田畑をつぶし、カエルなどの小動物を犠牲にしてしまいました。そのせいか、学校行事のたびに雨が降るようになったため、カエル祭りでカエル音頭を踊ったり、カエル体操をするなど供養しています。
 ベルマーク運動参加して40年。昨年夏には県内で初めて600万点を達成し、ベルマーク教育助成財団から感謝状をいただきました。
 活動の中心は、児童会とPTAのベルマーク委員会です。収集日は毎月1日。5、6年生の児童委員が集め、月2回の委員会活動の時間に会社別に仕分けをし、PTAにバトンタッチします。PTAの委員は各クラス1人ずつの計18人。年間6回、午前と午後に作業します。手伝ってくださる一般のお母さんたちが参加しやすいように分けているのです。
 校区内の公民館やスーパーなどにベル箱を置き、地域の皆さんのご協力を得てきましたが、昨年はさらに4カ所増やして10カ所にしたところ、たくさんマークを入れていただきました。
 40年間も続けてこられたのは、歴代のPTAや先生方、地域の皆さんのご協力のおかげと思っています。これからも、感謝の気持ちを忘れずに、地道に取り組んで行きたい、と考えています。(スライドを使って発表)
=6月20日、茨城県水戸市の県立県民文化センターで


6月24日(火)高 崎


高崎市西小
河島由比子さん
清水 真理さん
 学校の創立は昭和25年で、今年で53周年になります。ベルマークへの参加は37年目です。校舎前の花壇は、日ごろ生徒や父兄や先生が一緒になり、入念な手入れをしているせいか、市の花いっぱいコンクールではしばしば賞をいただいています。
 ベルマーク活動は、PTAの施設委員会の12人で構成され、月1回、2時間くらい集まり作業をします。毎月18、19日の2日間が回収日になっていて、担当の児童が各クラスを回りマークを回収しています。この子供たちは親善大使という係で、主に高学年で構成されています。ベルマークのほかにも、「1日募金」、「赤い羽根募金」、「ユニセフ募金」といったボランティア活動を担当しています。集めたマークは、一括して専用箱に入れておいてくれますので、この先の作業は施設委員の出番となります。毎月1回の作業日には、まず、きれいに切りそろえ会社別に仕分けてから会社別に分類します。時間内では作業は終わらないので、その後は自宅に持ち帰って各自でやっています。それを学期末に持ち寄り発送しています。
 私たちの学校が400万点を達成、県内2位と聞き「すごいなー」と感じた方も多いかと思います。特に収集に工夫をしているわけではなく、ごく自然に活動を続けています。「これだけ集まるなら、もっと皆さんの意識を高めてゆけばさらにあつまるのかな」と思いますが、一時的に頑張っても長続きをしなければ意味がありませんので、それよりも「見落としをなくそう」という点に重点をおいたPR活動をしてゆこうと思います。特別にベルマーク付きの商品を買ってこなくても、知らず知らずに気づかずに捨てていた物がたくさんあるはずです。今年は、その点に着目したいと思います。
 最後になりますが、今年の新メンバー12人が、「1年間楽しかった」と思えるような委員会づくりにしていきたいと思います。
=6月24日、高崎市のビエント高崎で


6月26日(木)小田原


小田原市立富水小
下田節子さん(14年度厚生委員長)
河島由比子さん
清水 真理さん
 富水(とみず)小は児童数801名、家庭数594の、市内で2番目の規模の学校です。
 各クラス1人ずつのベルマーク係に、あらかじめ全ベルマーク番号の袋と集計表を渡し、児童から集まってきたマークを仕分け、記入してもらいます。
 1学期に1度、2学年分の係8名が全学年24クラス分の集計をします。集計表に記入済みの点数を合計するだけなので2時間ほどで終わります。
一枚一枚数える作業がないので、小さなこども連れの方も気軽に参加でき、仕事を持った方にもベルマーク係は人気があります。
 昨年、400万点を達成。これまでにソフティボール、和太鼓、プールフロアなどを購入しました。この発表に使っているプロジェクターもベルマークで購入したものです。
=6月26日、小田原市中央公民館大会議室で