ベルマーク運動説明会 5月14日(火)岐阜


(2019/06/16)印刷する



岐阜市立鶉小学校

左から
平成29年度学年代表委員長 堀江絵美さん、
平成28年度学年代表委員長 栗本小織さん、
平成30年度学年代表委員長 小栗峰子さん、
平成30年度保健体育委員長 石井りつ子さん


 これより、岐阜市立鶉小学校PTA学年代表委員会のベルマーク実践発表をさせていただきます。

 平成28年度から30年度の学年代表委員長、栗本・堀江・小栗と補助の石井です。不慣れなため、お聞き苦しいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

地域で見守る「うずらっこ」

 私たち鶉小学校は、創立146年と歴史のある学校です。岐阜市南部に位置し、近くには県庁、カラフルタウンなどのショッピングセンターがあり、校区内に環状線が通り交通の便がよく、数年でたくさんの家が建ち、児童数は809人とマンモス校です。

 教室不足となり、数年前に校舎を増築しました。新校舎へは道路の上を通る、天空通路と言う、渡り廊下を通っていきます。今ではそれが学校のシンボルでもあります。

 また、核家族が多いのも特徴です。そのため、毎週月曜日の放課後、1.2年生の希望者を対象に地域のシルバー見守り隊の方々が、体育館にて縄跳び大会、昔の遊び、交通教室、また、防犯対策のために大声を出す練習として、大声コンテストなど楽しい活動を企画してくださり、終了後は下校指導をしながら近所まで一緒に帰ってくださる「のびのびうずらっこ」という活動があります。

 先生でもない、友達のお父さん、お母さんでもない、最近では触れ合う機会があまりない地域の方々との交流は大変良い活動であり、鶉の自慢の一つでもあります。

 学校目標である、「ゆたかで たくましい うずらのこ」を目指し、地域ぐるみで鶉の子を育てています。PTAの活動も盛んで、スタンプ形式で各ブースを回りながら、防災について学ぶ防災ウォッチ、うずら夏祭り、校区内にある神社のウォークラリーなどたくさんの行事があります。

各クラスと校区内6店舗で回収

 ベルマークを扱うPTAは、4つの専門委員会のうちの一つである、学年代表委員会です。

 各クラスから一人ずつ選任され、平成30年度は各学年4クラスでしたので24人と委員長、合わせて25人で活動しました。その中から2人が副委員長になります。

 学年代表委員会の活動は多岐にわたりますが、主にベルマーク運動の他に、子ども達に物の大切さを学んでもらうためにリサイクル活動として、アルミ缶回収、そして学級懇談会の司会をしています。

 それではベルマーク提出までの紹介をします。ベルマーク運動への参加は昭和42年と長きにわたります。昨年度の回収実績は、約4万2千枚で10万3千点でした。

 回収方法は、回収箱設置です。各クラスと校区内にある施設・店舗6ヶ所にご協力いただいています。

 設置店には年中置かせていただいていますが、毎年4月にご挨拶に行きます。設置箱のほかに、子ども達が描いたポスター、ベルマーク一覧表を掲示させていただいています。PTAがベルマーク仕分け・集計のために集まるのは年に6回で、その日に合わせ、設置店の回収に行きます。

 各クラスの回収に関しては、児童が活動するボランティア委員会に手伝ってもらっています。設置店に貼るポスターを描いたり、委員会の時間を利用して、回収しクラスごとの枚数を調べてもらいます。

 時間が余ればベルマークの端を切ってもらい、時間内に数え終わることが出来なかった場合には、そこから先は私たちPTAが請け負います。

平日午後、学校で仕分け作業

 事前に、役員さんにお知らせを出し、平日の午後より学校に集まっていただき、協賛会社別に仕分けを始めます。豆腐パックに会社ごとにわけますが、コイケヤなど点数が細かく分かれているもの、または、日清食品のように量が多く大変であったり、間違えやすいものについては、点数までここで分けてしまいます。

 こちらの写真のように、点数わけがある会社、点数わけがない会社、と、カードの色を変え、点数わけ漏れを防ぎます。25人で作業しますので、家庭科室、図工室のようなアイランド型の机だと役員さんが四方から入れられ、また混雑しないので、いつもそのような部屋を使わせていただきます。

 一辺30センチぐらいの浅めの箱に一つかみベルマークを入れ、箱の中で、ある程度会社別に分けてから、豆腐パックに入れていき、手持ちがなくなれば、また一つかみ入れて…を繰り返します。

家に持ち帰り台紙に貼って集計

 毎回約7千枚あり、仕分けが済んだら決められた各担当の会社のベルマークを持ち帰り、家で貼り付けと集計作業をしてもらいます。仕分けのみで大体2時間かかるため、一旦ここで解散とし、その場で作業したい役員さんは残って作業していかれます。

 役員さんにお渡ししている作業セットは、まず、大切なベルマークを入れる封筒、会社ごとのベルマークを入れるチャック袋、貼り付け台紙とセロテープ、集計表です。

 貼り付け台紙は片面50マスとってあり、枠に一枚ずつ貼っていき、両面で100枚になります。台紙には同じ会社で同じ点数のもののみ貼ってもらいます。そうすることで集計作業が正確で早くできます。

 集計表は、会社ごとに点数と枚数を記入し、合計を出していく形です。

 財団へは年に3回提出しており、集計作業2回分を送るので、1回目はこのような用紙で、2回目は1回目の分を合算します。

 家での作業期間は一週間とし、全てをまた封筒に入れ、終えた方から速やかに提出していただきます。提出は職員室前にベルマーク提出専用の箱を常設し、お子さんが持って来ても分かるようにしています。

送付作業は正副委員長で

 会社の担当決めは、委員長が行います。歴代の委員長が残してくれたデータをもとに、量はもちろん、ベルマークでも、紙なのか、ビニールなのか、くるくるに丸まって扱いにくい物、色々なタイプがあるため、それを考慮して決めます。キューピーマヨネーズは量が多いため、いつも4人で点数を分けて担当してもらいます。

 一人2社または3社担当してもらいます。多量の会社担当の場合には、もう一社は一年通して10枚以下の会社にしたり、仕分け作業にも来られない方には少し多めの会社を担当していただいたり、出来るだけ皆さん平等にします。

 財団への送付作業は、委員長と副委員長で行います。役員さんが記入した集計表を写し、ベルマークを貼り付けた台紙をそのまま入れます。2時間ほどで終わります。

 財団からベルマーク点数を確認した送り状が届く時にはいつもコメント欄に、「大変きれいに見やすく、整理してくださり、ありがとうございます」とあり、点数計算の間違いも全くありません。

テトラパックなどは常設の回収箱に

 テトラパック、インクカートリッジについては、回収箱を校内2か所に常設しており、子供に持たせても、保護者が直接持って来ても、入れられるようにしています。学級懇談会で役員さんに、テトラパックの切り開き方を実演していただきますので、大分周知されるようになりました。これらの管理は委員長と副委員長がします。回収箱が一杯になると、小さな部屋の一角に仮置きし、時間があるときに箱詰め作業を行います。テトラは2個口にして送り、年間で大体10から15箱あります。

 インクカートリッジは会社によりますが、年間で2箱から3箱分集まります。年賀状作成でインクを沢山使用する年末には、カートリッジ回収を紙面で大々的に呼びかけます。地域の方も学校の回収箱やお店のベルマーク設置箱に入れてくださいます。

地域に回覧板、子ども向けプリントも

 最後にベルマーク運動について配布したプリントをご紹介します。配布方法は、児童を通しての他に、地域の方々へ回覧板にも載せます。回覧板には、年度初めにベルマーク運動についてのお願い、校区内の設置店、ベルマーク一覧表をのせ、随時回収の旨をお知らせします。テトラパック・インクカートリッジ回収についても挟みます。

 保護者には児童を通し、年6回、回収日が近くなったら家にあるベルマークを持って来ていただく様お知らせとともに、前回の回収成績や、学期末には鶉校区回収会社ランキングとなるものをつくり、鶉の家庭ではどのベルマークがよく集まるのかをお知らせし、楽しいプリントづくりに心がけました。

 また、実際ベルマークを集めているのは保護者であり、子ども達は各家庭で集まったベルマークを学校に持ってくるだけで、興味どころか、よく知らない子も多いため、昨年度は子供にもベルマークに関心を持ってもらおうと、興味を引くような内容にしました。

 ベルマーク おうちの人に まかせきり…

 こんなさみしいベルマーク川柳をつくり、ベルマークはみんなの近くにもあるよ、と、子ども達の身近にあるお菓子や飲み物・文具についているベルマークを紹介しました。

 またベルマークがどのように変身するのかわかりやすく挿し絵をし、目に止まるよう工夫もしました。その後、チョコボールやコアラのマーチのベルマークがいつもより沢山集まっており、手ごたえを感じました。

 年度末にはベルマーク預金でティーボールセットととび箱運搬車を購入しました。児童会を中心に、子ども達が必要なものを選びました。そのことを地域の方々に回覧板と、保護者へ、一年間のお礼も兼ねてプリントで伝えました。

 また昨年度のベルマーク説明会で、ウェブベルマークを知り早速プリントしてお知らせをし、教頭先生にもご理解いただき、校内と公民館にポスターを貼っていただきました。時折プリントでも呼びかけをし、昨年度0円から一年で991円支援金が集まりました。

改良重ねた結果、前向きな感想

 一年間作業していただいた役員さんからは、

 ・今まで、ベルマークをただ切って子供に渡していただけだったけれど、携わる人が扱いやすいよう、考えて切るようになった。

 ・アナログ作業で大変だったが、苦労が物に変わるまでのことを知ることが出来て良かった。

 ・家で、子供と学校のことなどを話しながら作業が出来て、良かった。

 など、前向きな感想をいただきました。このような形でベルマークを扱っていますが、長年かけ歴代の委員長が考案し、改良を重ねて今に至ります。

 過去には体育用マット、CDラジカセ、運動場に欠かせない壁掛け時計など、沢山のものを購入しました。みんなで集めたベルマークが、必要なものに変身し、かつ、支援を必要としている学校の、力になることが出来るこのベルマーク運動を通し、子ども達がのびのびと、そして心豊かに成長していく過程を見守りながら、この先も続けていきたい活動だと改めて思いました。

 お聞き苦しいところがあったかと思いますが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。これで鶉小学校PTA学年代表委員会の発表を終わります。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=岐阜市文化センター 2階小劇場

ベルマーク商品

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ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中