ベルマーク運動説明会 5月22日(水)松本


(2019/06/07)印刷する



松本市立菅野小学校

左から 赤羽功祐さん、野口美穂さん


 みなさん、こんにちは。

 ただいまご紹介いただきました、松本市立菅野小学校でPTA会長を仰せつかっております赤羽と申します。

 本日は皆さまの貴重なお時間を少しいただきまして、本校におけるベルマーク収集の取組みについてご紹介させていただきます。よろしくお願いいたします。

二つの地域性を大事にした校歌

 取組み報告の前に、簡単ではありますが、本校の学校紹介をさせていただきます。

 菅野小学校は昭和43年4月に当時の笹賀小学校と神林小学校が統合されて創立しました。しかしながら当時は菅野小学校という実体はまだなく、新校舎が現在の場所に完成し、実質統合したのは2年後の昭和45年だったそうです。

 スライドの右側の写真は本校の校歌でありますが、作詞された方は「笹賀」と「神林」二つの地域性を大事にしながら、地域の宝である菅野小学校の子供たちが高い品位を持ち、親しみながら夢を持つようにという願いを込めて作詞をされたと聞いております。

 私も本校の卒業生でありますが、卒業から30数年経った今でも校歌は心の片隅にいつまでも流れています。

 このスライドは本校の教育方針を定めたもの、いわゆる「グランドデザイン」です。本校は「しっかり学ぶかしこい子」「美しく、やさしい心の子」「くじけずがんばりぬく子」「じょうぶでたくましい子」の4つの柱を教育目標とし、児童全員が「咲かせよう ぼく・わたしの花」を合言葉に日々の学校生活を送っています。

 菅野小学校は地域との結びつきが非常に強い学校で、コミュニティスクールの取組みを通じて、子供たちを地域全体で育てていくということを常日頃から実践している学校でもあります。ちなみにコミュニティスクールとは、「子供たちの登下校時における安全見守り活動」「学習支援ボランティア」「地区における様々な伝統行事」に、地域の方が積極的に参加することで、地域としての教育力を高めていく活動を指します。

創立50周年で多彩な行事

 また昨年度(2018年度)、本校は創立50周年を迎え、様々な記念行事や記念事業が行われました。

 本校のグラウンドの北側にはソメイヨシノの桜の木が多く植えられており、春には見事な花を咲かせ、地域住民を楽しませておりましたが、すでに樹齢50年を過ぎている老木もあり、風雨で枝木が落ちるなど、危険性も高まっていたことから、これを機に危険な木を伐採し、笹賀の地から生まれたとされる「笹賀おしどり桜」に植え替えを行いました。

 右下の写真は伐採した木を使ったキーホルダーですが、創立50周年の記念品として児童に配布しました。

 運動会や音楽会も記念行事の一環として盛大に行われました。11月には記念式典が行われ、児童と先生方、PTAが一体となって、手作りの式典を執り行うことができました。

 右下の写真は、記念講演として本校に在籍経験があり、NHKの Eテレ「おかあさんといっしょ」の番組内で流れている「ブンバボーン」でおなじみの創作あそび作家の「たにぞうさん」によるコンサートが開かれ、子供たちが「たにぞうワールド」に引き込まれ、とても楽しいひとときを過ごしました。

資源回収の売却益をPTA活動費に

 ここでPTAとしての活動の一部を紹介します。

 PTAとして様々な行事を行いますが、なかでも一番の大きなものとして「資源物回収」があります。

 地域住民の方にお声がけをし、この日のために新聞紙や雑誌、アルミ缶などをためておいていただき、PTA会員が協力して回収をし、回収したものをリサイクル業者に売却して、その売却益をPTA活動費としています。

 PTA会員の親睦を目的として、「歌う会」や「読み聞かせサークル」があり、学校行事の場で発表をしたりしています。

 行事が近づいてくると打ち合わせがあったり、練習があったりと大変な部分もありますが、学校と保護者、また保護者同士の交流の場としてPTAを活用するように呼びかけをしています。

ベルマーク活動の主体は児童、親も協力

 さて、学校紹介はここまでとし、ここからは本論であるベルマークの取組みについて報告いたします。

 本校でのベルマーク活動は児童会の「リサイクル委員会」が主体となって活動を行っています。以前は「ベルマーク委員会」として活動していましたが、数年前に「リサイクル委員会」と名前を変え、高学年の各クラスから2~3名の委員を選出しています。

 またPTAでは「施設厚生委員会」がベルマークの集計を担い、親子が協力してベルマーク活動をしていることも本校の特色の一つです。

 各委員は自分のクラスと下級生のクラスに牛乳パックを再利用した収集BOXを作り、当番活動して収集への呼びかけをし、たくさん集まるように日々工夫しながら頑張って活動しています。また年度初めには各家庭向けの案内状を作成し、収集量の増に貢献しています。

 各家庭から集まったベルマークは、休み時間等を利用し、仕分けをしてくれています。校舎内にベルマーク仕分け用の棚が設置されており、委員の子供たちが交代で種類別に仕分け作業を行っています。

 またクラスごとに収集量(点数を積み上げる)が分かるように工夫されており、模造紙に現在の状況を記載しすることで、クラスで切磋琢磨しながらベルマークを集める励みにしています。

オリジナルキャラ「ベルちゃん」が収集に一役

 ベルマークの棚のとなりには、どんな商品にベルマークがついているのか分かるように一覧表が貼られており、高学年はもちろん、低学年の子供たちにも一目でわかるようになっています。

 中には保護者の方とお買い物に行くときに、ベルマークがついた商品を意識的に購入しているご家庭もあると聞いています。

 余談ですが、右側のイラストは本校のベルマーク集めに一役かっているオリジナルキャラクターの「ベルちゃん」です。

 また使用済みインクカートリッジ集めも同時に行っています。

 購入品については全校の意見を聞きながら、リサイクル委員会で検討し、委員が中心となって選んでいます。平成29、30年度は屋外型掛け時計を注文し、中庭・体育館に設置することで全校児童が時間把握できるようになりました。

 ベルマークの点数は個々を見ると1点、2点など少ないものが多いですが、「塵も積もれば山となる」という言葉があるとおり、収集量が多ければ多いほど、早い段階で見える形となって学校に還元されてきます。

 こういった地道な活動を親子で続けることで、親子の絆や学校とのつながりに深く結びついていくものと思います。PTAが様々な活動を通して、学校とかかわっていくことで、子供たちの居場所である学校の環境が改善され、より過ごしやすくなり、それが子供たちの笑顔に結びついていくものと確信しています。

 私たち菅野小学校PTAはこれからも子供たちのために努力し続けていくことをここに宣言していきます。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=松本市駅前会館 4階大会議室

ベルマーク商品

Pinky FRESH

ベルマーク検収

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