ベルマーク運動説明会 6月12日(火)八王子


(2018/06/29)印刷する



相模原市立 九沢(くざわ)小学校

左から、佐藤久美子さん、小島かおるさん、稲本静江さん、大江裕子さん、羽部純子さん

 


 

 みなさん、こんにちは。

 私たちは、相模原市立九沢小学校でベルマークを集めているボランティアグループの「ベルベルぐみ」です。本日は、結成2年目のまだまだ経験の浅い新人の私たちですが、これまでの活動を発表させていただきます。

 

 九沢小は、八王子のお隣の相模原市緑区にあり、山に囲まれ、目の前は畑が広がる、のどかなところにある学校です。通常学級18クラス、支援学級1クラスで全校児童数は、594人になります。

 私たち、ベルベルぐみのメンバーは、現在7人。ベルベルぐみの誕生は、PTA本部2年目の3人のこんな会話から始まりました。

 

「PTA本部もそろそろ終わりだね。せっかく、役員をやって仲良くなれたのにこれでおしまいなのも寂しいね。」

「月1でファミレスランチしちゃう?」

「そだね~。月1でランチするなら、子供たちのために何かできることはないかなと思ったんだけど」

「そうだ。ベルマークをあつめるのは?」

「ベルマーク? いいね。」

「私、中学生の時に集めていたよ。なつかしい。」

「そだね~。月1回のランチがてらおしゃべりしながらやるなんてどう?」

「いいね。楽しそう。やろうやろう。」

「グループの名前、何がいいかな?」

「みんなに覚えてもらいやすくて、かわいい感じがいいかな。」

「1くみ、2くみ、3くみ、ベルベルぐみって感じでどうかな?」

「かわいい~。いいね。ベルベルぐみにしよう。」

 

 そして、この会話から1か月、とんとん拍子に話が進み、PTA傘下に属さない独立したボランティア団体として、校長先生とPTA会長に相談し、「ベルベルぐみ」が誕生しました。

 2016年4月に立ち上げ、ベルマークについて参加校からの情報やネットなどで調査し、5月の八王子で開催された「ベルマーク運動説明会」にも参加しました。その時、東浅川小学校の発表を拝見し、お芝居仕立ての体験発表に衝撃を受けました。衣装や小道具も凝っていて、笑いありの楽しい内容で皆さん、とても生き生きしていて楽しんで参加している姿に感動しました。私たちも、東浅川小学校の皆さんを目標に楽しく活動できたらと思っています。

 活動開始の9月には、メンバーが少しずつ増えていき6人になりました。

 

 

<回収方法について>

 2016年9月からベルマークとインクカートリッジの回収を始めました。

 ベルマークの回収は、月1回の年9回、発送は、年1,2回です。毎月第一週目の水、木曜日の2日間、各クラスに回収箱を置かせてもらい、金曜日の朝、回収箱を集めて、そのまま集計作業をしています。

 

 作業は、まず、卵パックやお菓子トレー、冷凍食品のトレーなど家にあるもの使い、会社別に仕分けをします。その後、点数別に分けて、このように集計用紙(1シート50枚用と100枚用)にセロハンテープで貼り付けています。最近は、キューピーや湖池屋など、プラのラベルで貼りずらい物は、10枚束でホッチキスで集計用紙にこのように貼り付けています。これで、貼る時のイライラが解消されました。

 

 インクカートリッジの回収は、回収箱を常に学校の空中廊下に置き、いつでも入れられるようになっています。

 回収箱もメンバーがベルマーくんでかわいくて、目を引く感じで作ってくれました。このベルマーくんは、子供たちの気を引くため、季節ごとに仮装したり、メッセージボードを変えたりしています。

 

 回収を始めて3か月、ベルマークも順調に集まってきましたが、もっとたくさん集めたいと欲が出始め、テトラパックの回収も12月から開始し、回収箱を学校の空中廊下に設置しインクカートリッジと同様にいつでも回収できるようになりました。初めてのテトラパックの回収では、回収箱からあふれるほど集まりました。また、家庭から集めたテトラパックのほかに、給食で使ったパックやお楽しみ給食で子供たちが飲んだジュースのパックを給食室の先生が洗って取っておいて回収に協力してくれています。

 ベルマーク回収を始めて1年9か月。これまで、集めたベルマーク総点数は、9万点です。少しずつですが、集計枚数も増え、九沢小のベルマークの輪が広がり、浸透していることを集計のたびに感じうれしい気持ちでいっぱいです。

 

<ベルマーク大作戦>

 このような、集計結果を得るために、「次これしてみない?」「こんなの作ってみた」など、月1回集まると、好奇心旺盛な私たちは次々にアイデアが出てきて、いろんなことに挑戦し、即行動に起こしてきました。

 九沢小ベルマーク大作戦と題して、子供たちや保護者の方たちにもっともっとベルマークのこと知ってもらい、楽しんで参加してもらえるよう色々な取り組みをしてきました。

 

大作戦その1

毎月、発行される学校だよりと学年だよりにベルマーク回収日を記載してもらう。

このことで、毎月、ベルマークの意識付けをすることができます。

 

大作戦その2

ベルマークの回収箱は、教室に常時設置してしまうと、存在が薄れごみ箱化してしまうと思い、毎月、回収日の前日に箱を準備し、教室の分かりやすい場所に2日間だけ設置しています。

 

大作戦その3

学校の空中廊下の掲示板にベルベルぐみコーナーを作り、子供たち向けにわかりやすく、伝えたいことや毎回集計結果などを発信している。

 

大作戦その4

保護者向けにベルマーク便り「ベルマークみっけ」を不定期で発行しています。

「ベルマークみっけ」の由来は、子供たちが宝物を探すようにベルマークを楽しみながら見つけて欲しいという、メンバーの願いから、このタイトルに決まりました。

忙しい保護者の方が一人でも多く目を通してもらえるよう、なるべくイラストを多く使い、必要な情報を簡潔にわかりやすい内容を心掛けて作成しています。

4月には、新1年生向けにベルマークの仕組みや回収対象、今まで購入したものなどの内容で「九沢小 はじめてのベルマーク」と題し、目立つようピンク色のコピー用紙を使い、保存版で作成しました。

昨年度は、第32回ベルマーク便りコンクールに初めて応募し、見事に佳作賞に選ばれました。

 

大作戦その5

昨年、ベルベルぐみ1周年を記念して、ゆるキャラブームにのっかり、九沢小にさらにベルマークが浸透するよう、ゆるキャラを作ることにしました。

いろいろな案が出ましたが、ベルつながりでシロイルカのベルーガをモチーフにしたゆるキャラを考えました。愛着がわくようにキャラ設定も考え、泳ぐのが苦手でいつも浮き輪をつけていて、尾びれでベルマークを切るのが得意なオスのベルーガとしました。

名前は、子供たちから募集しました。メンバーの想像を絶する反響で、72枚の応募がありました。ゆるキャラ効果絶大です。たくさんのステキな名前の中から、呼びやすさ、親しみやすさなどを考え、「べるる」に名前が決定しました。

べるるは、ベルマークのお手紙や廊下の掲示物など様々な場所で登場し、ベルマーク浸透のためにがんばっています。

 

大作戦その6

九沢小では、毎年10月下旬に学校でハロウィン祭りを開催しています。このハロウィン祭りでは、バザーの他に先生も保護者も子供たちも仮装したり、子供たちが楽しめる催しものがあり、毎年盛り上がる行事となっています。このお祭りを前に、またまた好奇心旺盛な私たちは、楽しいことを思いついてしまいました。

 

「もっと、みんなにベルマークを知ってもらう方法はないかな?」

「そだね~。九沢小のハロウィン祭りならたくさん人も集まるし、アピールできるんじゃないかな。」

「いいね。ハロウィン祭りにベルベルぐみで参加しよう。」

「おそろいのTシャツも作ろうよ。」

「お揃いでネクタイ、エプロン作ったよ。」

「ピアスもできたよ。」

「これで、アピール衣装完璧だね。」

「お祭りでは、子供たちが喜ぶことができたらいいね。手作りで何かできないかな。」

「今年は、子供達の中で何が流行っているのかな? 女の子は、レジンが流行っているよ。」

「男の子は、ミサンガなんてどうかな。キャンディレイを男の子と女の子どちらも好むようなものを作ってみない。」

 

 夜な夜な、みんなで集まって、楽しみながらお祭りの準備をし、お祭りでは、子供たちの楽しそうな顔、商品を選んでる時の顔を見て、収益だけではなくたくさんの思い出を、ベルマークを通して作ることができました。

 私たちは、PTA傘下に属していない独立したボランティアグループなので、お祭りでの収益をベルベルぐみの運営費としています。例えば、ベルマークを送る送料、集計する時のテープやのり代などに利用しています。

 

大作戦その7

ベルマーク回収から1年がたち、小学校を卒業したお母さんに「集めるのが癖になったから学校の外にも回収箱があるといいな」と言う、うれしい声をもらいました。一度集め始めると捨てるのがもったいないと感じ、ついつい集めてしまう人も多いようで、地域で他にも集めている方がいるかもしれないと思い、ベルマークの輪を地域にも広げることにしました。

学校と何度も相談し、コンビニのオーナーさんともお話しして、今年から学区内のコンビニ2店舗に箱を置かせてもらえることになりました。

置いて早速、反響があり、近所の方に「ベルマーク集めているんだな、今度入れておくよ」と声をかけていただきました。少しずつですが浸透し始め、箱の設置から1か月で290枚もベルマークが入っていました。子供たちも学校だけでなくコンビニにも出しているよという話も聞きました。

地域の方にもベルマークの情報を発信し、少しでも興味を持ってもらえるよう取り組んでいきたいと思います。

 

 以上、九沢小ベルマーク大作戦により、これまでベルマーク獲得点数が9万点になり、子供たちの喜ぶものを毎年購入することができました。

 

<お買い物>

 初めてのお買い物では、子供たちにアンケートをとり、バドミントンやボール、テニスコートなどの希望が集まりました。学校側とも相談し……

 1年目は、ミニソフトバレーボールに決定。各クラスに1個ずつプレゼントしました。

 2年目の昨年度は、雨の日に室内で遊べるものと学校側からの要望がありました。

 そこで、中学校で毎年、百人一首の大会があり、映画やアニメでも最近人気な百人一首を、各クラスにプレゼントしました。また、昨年のベルマーク便りコンクールの佳作賞でいただいた賞金で百人一首の本を4冊購入し、図書室に寄贈もしました。

 今年は、何をプレゼントできるかなと今から楽しみにみんなで話しています。

 

 

<最後に>

 月1のファミレスランチがきっかけで始まったベルマークですが、うれしいことにたくさん集まるので、なかなかファミレスランチに行けず、いまだに教室ランチで終わってしまいます。

 「いつか、ファミレスにたどりつくかなー。」と、給食の時間に流れる放送のクイズに子供のようにみんなで答えたりと、ワイワイ話しながら集計をしています。そんなランチで盛りあがって、今回の発表会のためにメンバーがベルベルぐみのテーマソングも作ってくれました。この日のために、子供たちと練習し、レコーディングもしてきましたので、お聞き下さい。

 

ベルベルぐみ テーマソング

 

べるる   みんなのお友達  

べるる   九沢小のマスコット

すてきな  ママたちのアイデア

We are ベルベルぐみ    

 

仕事に 家事に 忙しい私たち 

買い物に行くたび 宝探し   

すべては 1枚の小さな紙から 

始まった それはベルマーク  

 

子供たちの 笑顔見ると    

どんなに辛いことがあっても  

がんばれる          

いつの日にか 報われる    

だから 楽しい        

 

べるる   みんなのお友達  

べるる   九沢小のマスコット

すてきな  ママたちのアイデア

We are ベルベルぐみ    

 


 

 私たちべるべるぐみの今後の目標は、2つあります。

 1つは、集計日のお昼を教室ランチではなく、ファミレスランチをすること。2つ目は、ベルマーク財団への見学に行き、築地でおいしいランチを食べることです。

 食べること、楽しいことが大好きな私たち、これからも九沢小の子供たち、地域の方たちにベルマーク活動が浸透し、楽しんで参加してもらえるよう、さらにベルマーク大作戦をおいしいランチを食べながら考えたいと思います。

 それぞれが、できることをできる時にやる、決して無理・強制しない、をモットーに、そして、とにかく楽しんで活動しています。

 

 ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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