ベルマーク運動説明会 5月22日(火)いわき


(2018/06/07)印刷する



いわき市立四倉小学校

いわき市立四倉小の、
前列左から船川典江さん、大庭美絵さん、門馬裕美さん、
後列左から佐藤直人教諭、國玉有紀さん、多嶋みさ子さん

児童・保護者・地域が一体となって

 会場のみなさん、こんにちは。本日、ベルマーク活動について発表させていただきます、いわき市立四倉小学校PTAの船川、大庭、門馬、多嶋、國玉と申します。よろしくお願いいたします。

 はじめに本校の紹介をさせていただきます。

 まず、四倉小学校のある四倉町は、いわき市の北東部太平洋沿岸に位置し、近隣には四倉海岸や四倉漁港があります。保育所・幼稚園・小学校・中学校・県立高校などの教育機関、支所・交番・消防署分署・公民館や図書館などの公的機関に加え、JRの駅やスーパー、コンビニエンスストア、地元の商店街など、町内にすべてがそろったひとつのタウンとして充実した生活を送っています。

 その町をあげて毎年行っているのが「四倉夏祭り」です。四倉町のこの夏祭りでは、四倉地区のいわき踊りがあり、幼稚園児、各スポーツ少年団の小学生、中学生、高校生がそれぞれオリジナルのコスチュームで楽しく踊ります。

 また、道幅いっぱいにもなる特大の「ねぶた」の山車数基が町中をねり歩き、大賑わいとなります。毎年恒例の一大イベントになっています。

 四倉地区は海岸沿いということで、東日本大震災では、地震に加えて津波の被害を受け、転居を余儀なくされた地域の方も少なくはありませんでした。現在は復興も進み、新しい家や集合住宅が次々と完成しています。

助けあいながら読みました

 その四倉町の中心部にある四倉小学校は、小川幸一校長先生をはじめ教職員数24名、児童数は301名、全13学級の、今年創立145年を迎える歴史ある学校です。

 平成25年度末に新体育館が落成し、伝統ある校舎と最新の体育館のバランスが特徴的な学校です。

 四倉小学校の教育目標は、「よりよい明日に向かって励まし合い、 心豊かにたくましく生きる児童」をメインテーマとし、具体的には「知・徳・体」の三本の柱に合わせてそれぞれ「進んで考える子ども」「思いやりのある最後までやり抜く子ども」「体をきたえる子ども」という3つのサブテーマを掲げ、目標達成のために日々さまざまなことに取り組んでいます。

 さらに、すべての学年の子どもたちにもよりわかりやすく設定した「ことばすっきり」「あいさつはっきり」「あんぜんしっかり」という3つの約束もあり、私たちの子どもも毎日明るく元気に登校しています。

 また本校は、いわき市で唯一の「ユネスコスクール」認定校となっており、学校をあげてESD教育(持続可能な発展のための教育)に取り組んでいます。「地域から未来を見すえた学びの創造」をテーマに、各学年がそれぞれの発達段階に応じた活動を行っています。

 最近では、地域連携として「オリーブ」を栽培し、数年後に四倉海岸に完成する防災緑地に植栽するという取り組みも行っています。

 そのほかにも、地域と保護者を巻き込んで盛大に行う「ふれあいバザー」や、保護者の協力を得て1学期終業式の翌日に学校の全施設を使って行う「ニュースポーツ大会」など、楽しくも有意義な行事がたくさんある学校です。

 続いて、ベルマーク活動内容についての発表をさせていただきます。

 本校でのベルマーク活動の特徴は、児童・保護者・地域が一体となった活動を行っていることです。

 学校においては、児童会活動の中で行っており、ボランティア委員会の委員5・6年生19名が委員会活動のひとつとして授業の合間の活動時間に作業をしてくれています。

 担当の先生と子どもたちで回収用の封筒づくりをし、年度始めにベルマーク一覧表と回収封筒を全児童に配付、校内放送などで回収を呼びかけ、またポスターを作って回収を呼びかけ、各教室を回って回収作業を行い、仕分けをするまで子どもたちが一生懸命に活動してくれています。

 ちなみにですが、四倉小学校のボランティア委員会ではベルマークの他に、ペットボトルのキャップと使用済みのインクカートリッジ、書き損じハガキの回収も行っております。子どもたちと学校のエコに関する取り組みには頭が下がる思いです。

 保護者においては、PTA活動の一環として専門委員会の中の厚生委員会が担当し、学校のために少しでも役立てればとベルマーク活動を行っています。

 厚生委員9名が行う具体的な活動としては、子どもたちが仕分けしたベルマークを各委員がそれぞれの企業ごとに仕分けして持ち帰り、仕分けの確認と点数の集計等をします。

 学校に集まっての作業はできるだけ行わないか、または短時間で行い、各委員が各家庭に持ち帰って「できる時にできるだけ」の作業を行うという方法で負担の軽減に努めています。

 地域においては、公民館に隣接する市立図書館やスーパーに回収箱設置を依頼し、地域の方々がそれらの施設を利用する際に家庭にあるベルマークをお持ちいただくというものです。

 定期的にPTAが回収に行かせていただき、地域から回収したベルマークが学校に届くという流れで大きく貢献していただいています。

 地域の施設に依頼した回収箱からPTAが行う回収は約1ヶ月に1回、学校で各家庭から子どもたちが行う回収は年度始めと終わりの月や長期休業中を除いた年に9回、それぞれ行っています。

 回収されたベルマークは、あらかじめマークのみを切り取っていただいていますが、ボランティア委員会の子どもたちは、それをそれぞれ枠の周囲を1mm から2mm 程度残るようハサミで余分なところを切って体裁整え、会社ごとに仕分けします。それらをまとめて袋に入れ、PTAにバトンタッチしています。

お子さんも来てくれました

 このような方法で長年ベルマークの収集活動を行ってきましたが、学校での購入が困難と思われるような高額な備品の購入に役立てたいという思いをもって、数年間購入を控えて回収を積み重ねてきました。

 そして昨年、学校の音楽活動充実のために大型のマリンバを購入しました。日常の音楽の授業はもとより、学習発表会での音楽活動、そして何よりも4年生が出場する「方部小学校音楽祭」においては毎年演奏発表を行うようになっており、その重要パートして購入後すぐに活躍の場が訪れました。

 演奏では会場であるアリオスの大ホールにマリンバのすてきな音色がきれいに響いておりました。子どもたちも最高の演奏ができたようでした。これも、計画的にしかも目的をもってベルマークの収集活動にあたった成果だと考えております。

 目標が達成され、ベルマークで購入したものが子どもたちのためにおおいに役立ったこと、そして子どもたちの笑顔が見られたことはPTAとしてたいへんうれしく思っております。

 今後は子どもたちの学力向上、体力向上に役立てないかと再び目標を設定しているところです。

 最後になりますが、学校に対する私たちPTAの協力の仕方にもいろいろな形があると思います。学校へ出向く、学校へ声を届ける、役員になる、各行事などに参加・協力をするなど実にさまざまです。

 私たちは昨年度のベルマークでの大きな備品の購入という新たな学校への協力の形を再認識しました。時間と労力のかかるたいへん地道な活動協力ですが、いざ結果が表れると、こんなにも役立ち、こんなにも大きな協力になるということが分かりました。

 これからもより一層、地域とも学校とも連携しながら、子どもたちと学校のためにベルマーク活動を頑張っていきたいと思います。

 今回、このような発表の場を提供して下さった公益財団法人ベルマーク教育助成財団の皆様、本日の説明会に関係するすべての皆様に心より感謝申し上げます。

 つたない発表でしたが、最後までご静聴ありがとうございました。

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=いわき市生涯学習プラザ 4階大会議室

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