ベルマーク運動説明会 6月20日(火)函館


(2017/07/10)印刷する



函館市立駒場小学校

左から 山田沙織さん、渡部早苗さん、
    山形真紀子さん、枝元早希さん

3年前に運動復活、発表校からいろいろなノウハウ

 私たちは、函館市駒場小学校PTAの研修委員です。このような発表は初めてですので、お聞き苦しい点もあると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 私たちが現在関わっているベルマーク活動は3年前、PTAの活動は1児童につき一役を、という体制に変えるにあたり、「ベルマーク運動を復活させよう」ということから始まりました。以前も活動はしていたようですが、資料が無く、当時関わっていた役員もおらず、ベルマーク預金もあるものの、どのように活動するものなのかもわからない状態でした。

 とりあえず、その年のベルマーク説明会に参加してから考えようということになり、ベルマークの活動については、この会ですべてを知ることができました。さらに発表校だった東山小学校PTAさんにベルマーク活動の細かいノウハウを教えていただきました。別の日に時間を作っていただき、「同じベルマーク活動をがんばる同志だから」と、惜しげもなく、いろいろな事を教えていただけたことに、心から感謝しています。この場をお借りしてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 本校のPTAの構成は「学年学級委員」「生活委員」、そしてベルマークを担当している「研修委員」があります。

今年度、1児童1役から1家庭1役となったことにより、家庭で担える係のアンケートを実施し、クラスごとではなく、学校全体からベルマーク係として32家庭に活動をお願いすることになっています。

 

切り取り作業の自宅班と企業集計の学校班

 ベルマーク係は2つの担当に分かれます。

 一つめは、切り取り式のベルマークを各企業別に振り分け、企業別の集計までをお願いする自宅作業係です。自宅で作業できるように、手順書や、各企業に分ける開閉式の袋などをセットにした専用ファイルを私たちが準備して各家庭に配布し、集計をお願いしています。

 自宅作業係の手順としては、大きいジッパーに入っているベルマークを各企業に仕分けし、点数ごとに枚数を数え、企業別の合計までを計算し、ベルマーク整理用紙に書き入れていきます。書き終えた用紙とベルマークを企業別に用意したビニール袋に一緒に入れていきます。期日までに集計を終えたら、ファイル一式を学校に返却して貰います。ベルマークレースで枚数計算が必要な時のみ、各企業の合計枚数を合算して自分に渡されたベルマークの総計を総計表に記入する作業があります。

 二つめは、全校分の企業集計をする学校作業係です。各家庭から回収されたファイルから企業別に仕分け・集計されたビニール袋を取り出し、各企業番号がおかれた棚や机に袋ごと置いていきます。次に、集まった全学年分のベルマークを企業ごとに1人が担当し、集計します。あらかじめ自宅作業係が計算しているベルマーク整理用紙を各袋から取り出して提出用の白い集計袋に転記し、計算するまでをお願いしています。時間があるようなら、自宅作業の家庭に配布するための、各企業のビニール袋を番号順にセットする作業をお願いしています。

 今年度は自宅作業家庭25家庭、学校作業家庭6家庭で活動予定です。

ベルマークの回収方法は、テトラパック、インクカートリッジは随時、児童玄関前のホールの回収箱にて回収しています。切り取り式のベルマークは7月末、12月末、2月上旬の年3回、各児童にベルマークを入れる封筒を配布し、2日間の回収をします。

 回収日のお知らせや、ベルマークの事を伝える手段として年7回程度、「こまべぇ通信」というお便りを出しています。「こまべぇ」は子どもたちにもベルマークへの関心を持ってもらえるように作ったこぐまのキャラクターです。親しみを持って貰う為に校庭にある「こまば山」と呼ばれるスキー山に住んでいるという設定にしました。この「こまべぇ」というキャラクターがいることで、低学年の子どもたちも関心をもって通信をみてくれているそうです。また、回収時の注意点もこまべぇの言葉として柔らかく伝えられるので助かっています。

 

 

関心もってもらおうと、「駒場杯争奪レース」を年6回

 ベルマーク運動を再開した1年目はベルマークに関心をもってもらうことを目標に「駒場杯争奪 ベルマークレース」を開催しました。

 駒場小は競馬場に隣接していることもあり、各クラスの担任の先生の名前をもじった競走馬を作り、ベルマークの枚数で順位を競うというレースを1年間で6回開催しました。切り取り式のベルマークの枚数は自宅作業の係が各企業ごとに集計しているのを合計し、それにクラスを記入して提出してもらっているテトラパックと、インクカートリッジの個数を合算してクラスの総計を算出しました。また、どこかのクラスが最下位にならないように校長先生の名前をもじった職員室用の馬を用意し、常に最下位をキープしてもらうことで「次も先生たちには勝とう!」と、希望をもってもらうことを考えました。

 その甲斐あって、1年目にも関わらず、4万2069点の預金となりました。

 2年目は、こまば祭りというPTAの大きな行事があるため、手間のかかるレースの代わりに「こまべぇ、山登りをする」という企画を考えこまべぇに頂上まで3万キロの「べるま山」登頂を目指してもらい、1回分の回収の預金額ずつ、登って貰うことにしました。回収日を3回に減らしましたが、年間で3万3190円となり目標預金額を超え、見事こまべぇの登山は成功、となりました。

 3年目の今年は前年度より大幅に児童数が減少したことにより、基本的な手順は1年目と変えず、封筒での回収は2年目と同じ年3回のまま、クラスごとのベルマークレースだったものを学年ずつで競争することにしました。

今年度の第1回目の回収は7月に予定されていますがどれぐらいの成果があげられるのか予想がつきません。減少することは避けられないだろうと感じています。

 本校の家庭数の減少は予想以上に早く、家庭状況も大きく変化している中、近年と同じような活動は難しいと感じています。そんな中でも、協力していただける各家庭と活動を支える研修委員にかかる負担を最小限にしつつも、何とか意義のあるこのベルマーク活動を永く続けていく事ができるシステムを常に今後も考えていかなければならないと感じています。

 これで函館市立駒場小学校の発表を終わります。

 ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

=函館市民会館 3階小ホール

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