ベルマーク運動説明会 6月16日(金)富山


(2017/07/10)印刷する



富山市立芝園小学校

細川有美さん(右)と谷剛さん

集計通じて、子どもにも「ベルマーク=お金」の意識

 私は、昨年度 芝園小学校でベルマークを担当しておりました細川有美です。

どうぞよろしくお願いいたします。

 芝園小学校は、平成20年4月に愛宕、総曲輪、八人町、安野屋の4小学校が完全統合して、10年目を迎えました。富山市街地の中心に位置し、数々の公共施設や文教施設が立ち並ぶとともに神通川、松川、けやき通りなど豊かな自然にも恵まれた教育環境のなかにあります。全校生徒631人で、「自ら考える力と豊かな情操、たくましい心と体をもった調和のある子どもの育成」という教育目標のもと、先生方と保護者、そして地域が一体となってPTA活動を行っております。

 

 

子どもたちが喜びそうなものを選んで、ご褒美シール

 ベルマーク回収につきましては、児童はボランティア委員会が、PTAは校外ベルマーク委員会が担当しています。主にべルマークとインクカートリッジの回収を行っています。また、児童たちは、ペットボトルのキャップやアルミ缶を回収する活動もしています。

 それでは、わが校のベルマーク収集の流れを説明します。ベルマークは、8月を除く5月~2月までの9カ月間、回収を行っています。

 年度初めに月のベルマーク週間を決定し、その1週間の間に子どもたちは、ベルマーク袋に入れてもってきます。ベルマーク週間については、学校だよりや学年だよりでお知らせしています。

 持ってきたベルマークは、牛乳パックでつくられたベルマーク回収箱に、番号別に子どもたちが仕分けしてくれます。インクカートリッジは、インク回収箱にいれます。

回収箱は、ボランティア委員会が作ってくれたもので、各学年に一つずつあります。

 仕分けるにあたり、特に1年生は、ベルマーク番号と点数の区別がよくわからないので、6年生がお手伝いしています。

 ベルマーク回収で、何よりもたいへんなのは、協賛会社別にベルマークを仕分けることだと思いますが、その部分を子どもたちが担当してくれているので、たいへん助かっております。子どもたちも自分たちで仕分けることにより、何にベルマークがついているのか、よく知っています。買い物に行ったとき、子どもに「この製品にもベルマークがついているよ」、と教えられます。同じ製品でもベルマークのついている製品を選ぶようになりました。

 そして、ベルマークをもってきた子どものベルマーク袋には、ボランティア委員会の児童がご褒美シールを貼っています。ご褒美シールは、なるべく子どもたちが喜んでくれそうなものを選んでいます。ここまでが、児童たちの仕事です。

 

 そして、私たちPTA役員の出番です。

 ベルマーク週間が終わった翌週に、各月の担当役員さん4人が職員室に集められた回収箱をPTA室に運びます。PTA室で、全学年のベルマークを、協賛会社別の袋に仕分けします。この時、間違った番号のベルマークが入っていても、気にせず、仕分けます。

 インクカートリッジは、純正であることを確認し、各会社別に仕分けします。

この作業にだいたい30分ほどです。

 昨年までは、これだけの作業でしたが、集計時の負担を減らすため、キユーピーさんや、日清さん、数の多いベルマークについて、1時間をめどに月の集計をすることにしました。

 ビニールや薄い紙のベルマークについては、点数ごとに10枚数えてホッチキスでとめます。時間削減のため、大きさをそろえる作業はやめました。

また、厚手の紙の場合は、10枚よこに並べて セロハンテープで止め、整理袋に入れやすいように半分に折り曲げます。そして、番号ごとに集計しておきます。

 ここまでが、毎月の仕事です。

 次は集計についてです。

 集計は、年に3回しています。7月、11月、2月に20名程度の役員さんが集まり、3カ月分を集計します。

 2、3人でチームになってもらい、数の多い協賛会社のベルマークから集計します。

小さなベルマークや点数区分の多いベルマークの集計は、なるべく若いお母さんたちにお願いしています。また、整理袋に記入する時、必ず、集計があっているか、二人でチェックしています。

 

子どもに必要なものを購入し、気持ちに張り合い

 ベルマークは点数ごとに10枚ずつまとめるのですが、この時、間違ったベルマークがあった時は、ひとつの箱にとりあえず集めておきます。これは、作業がすべて終わったら、回収箱で仕分けし直して、次回の集計に回すようにしました。

 すべてのベルマーク集計が終わったら、次は、箱がいっぱいになった協賛会社のインクカートリッジを数え、回収センターへ連絡します。集計の間は、お茶や甘いお菓子を用意し、子どもたちの学校生活の情報交換や世間話をしながら、なごやかな雰囲気で行っています。

 毎月、数の多いベルマークは集計するようにしたので、9時半から始めて午前中にはすべての仕事が終わるようになりました。昨年は、1回で大体2万~3万点、年間で、10万点ほどのベルマークを発送することができました。また、昨年度は、富山県で4位に入ることができ、とてもうれしく思っています。

 そしてそのベルマークで、グランドが新しくなったのでコートブラシ2本、低学年のリレーの練習用にリングバトン、高学年用にティーボールセットを購入しました。

 集めるばかりではなく、子どもたちが必要としているものを購入することにより気持ちにも張り合いもでますし、次はもっと大きなものが買えたらいいなという目標もできました。何よりも、本体価格の10%が援助資金になっていると知り、とても素晴らしい仕組みだと思います。

 今後の課題としては、ベルマークの切り方を早い段階で保護者の皆さんに伝える場があればよかったということです。おたよりには、扱いやすい大きさに切ってもらうよう書いていますが、そこまで、きちんと目を通している保護者の方が少ないので、いろいろな大きさに切られています。たまには、袋のままということもあります。学級懇談会などの場を利用して説明するともっと集計しやすくなるのではないかと思いました。

 もう一つは、児童と一緒にベルマーク集計をする機会があってもよかったのではないか、と思いました。私自身、集計をするようになり、ベルマークが1点ではなく、1円という意識に変わりました。子どもたちも、実際に集計することによって、ベルマーク=お金という意識がはっきりし、もっと多くのベルマークを集める努力をしてくれるのではないかを思いました。

 ここまでが、わが校のベルマーク収集の現状です。

 

自分たちのペースで、自分たちのやり方で

 私は、昨年のベルマーク説明会では、果たして一年間務まるだろうか、ベルマーク集計は無事に終わるのだろうか、そんな不安を抱えていました。

でも、ベルマーク説明会に参加して、自分たちのペースで、自分たちのやり方でやればいいということがわかり、気持ちが楽になりました。

 何よりも、特に締め切りがなく、いつでも発送すればいいので、集計時も今日できたところまで発送すればいいんだ、と自分に言い聞かせ、作業しました。

また、ベルマーク手帳もとてもわかりやすく書いてあり、たいへん役にたちました。

 そして無事、1年間の仕事を終え、ベルマーク運動の素晴らしさ、また、人とのつながりをとても強く感じました。作業は細かく大変でしたが、とてもよい勉強になりました。

 これからもわが校は、改善を重ねながら、より多くのベルマークを回収できるようPTA全体で努力をつづけていきたいと思います。そして、本日私のお話ししたことが、少しでも皆さんのお役に立てば、いいなと思います。

 これで本日の発表を終わります。ありがとうございました。

 

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(パワーポイントを使って説明)

=富山県民会館 4階401号室

ベルマーク商品

速乾G スリムP20mL

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/16までの受付分を作業中