ベルマーク運動説明会 6月14日(水)福島


(2017/07/07)印刷する



福島市立野田小学校

左から 発表した佐々木千佳子さん、佐藤百合子さんと
    野田小PTAの皆さん

枚数が多いから、床に座って「野田小スタイル」で作業

 こんにちは。このような発表をさせていただくのは初めてのことで、お聞き苦しい点もあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 はじめに、野田小学校について説明いたします。福島市の西部に位置しており、今年で創立144年を迎えます。児童数は747人、28クラスと、福島市内でも児童数の多い学校の一つです。高学年と低学年の交流は盛んで、毎朝5、6年生は自主的に校門に立ち、あいさつ運動を実施しております。下級生も大きな声であいさつするとともに、上級生の姿に憧れているという声をよく聞きます。

 本校は平成23年に発生した東日本大震災で校舎の半分が損壊し、使用できなくなりました。近くの野田中学校や、プレハブ校舎での生活を経て、平成26年12月に新校舎が完成しました。

 この約3年半の困難な状況をともに乗り越えた経験により、学校、児童、保護者の結束力がさらに強くなったと感じております。また、ベルマーク財団様からは被災校支援として20万点ほどのベルマーク寄贈もいただきました。たいへん有難く思っております。

 

4年生以上は、自分たちで会社ごとに仕分け

 それでは、本校のPTAおよびベルマーク委員会について説明いたします。PTAは本部、学年学級委員会と四つの専門委員会で構成されております。ベルマーク委員会は、各クラスから1人ずつ選出された学級副委員長が兼務での担当となります。昨年度は総勢25人でした。

 本校のベルマーク運動への参加登録は1961年9月、累計557万点を達成しております。年間集票は10万点前後です。

 ベルマーク委員会の年間の活動について説明いたします。4月に委員全員の顔合わせをし、役員人事として委員長1人、副委員長1人、および、委員長と副委員長が所属していない学年のリーダー4人を決めるとともに、学年ごとの連絡網を作成します。その後、前年度役員から引き継ぎをして1年の活動がスタートします。

次に、役員会で各学期を担当する学年をそれぞれ2学年ずつ決定します。そして、学期担当学年のリーダーが話し合って仕分け日を決め、1年間の活動計画を立案します。

 7月初旬に再び役員会を開き、各家庭に配布するベルマーク袋と、ベルマーク財団からいただいたベルマーク一覧表、それに収集の協力をお願いする手紙を入れる作業をします。

 収集、仕分け、集計について説明いたします。本校では年3回、学期ごとに作業しています。

 仕分け日の1週間前にベルマーク袋を配布します。各家庭から持ち寄られたマークとカートリッジは、1年生から3年生の袋はそのままベルマーク委員会に、4年生から6年生は児童会室に置いてある協賛会社の番号が書かれた箱に、自分たちで仕分けして入れるようにお願いしています。児童が自分たちで仕分けすることで、ベルマーク活動に関心を持ってくれればと思い、このような方法となりました。

 仕分け日には、学期担当学年のメンバー8人から10人が学校に17時に集まります。仕事をしているメンバーも参加しやすいように、配慮しました。1年生から3年生の約380人分を仕分けるのですが、枚数がたいへん多いので、最初に45リットルのビニール袋2枚に全てのベルマークを集めます。その後、2グループに分かれて各企業番号に仕分けをしていきます。枚数が多いため、メンバーは全員、床に直接座って作業します。私たちは「野田小スタイル」と名前をつけました。

 

 

枚数の多い16社を集計、それ以外は聴覚支援学校に寄贈

 仕分けたベルマークのうち、私たちは枚数の多い企業16社のみ集計することにしました。理由は、メンバー1人にかかる集計作業の負担軽減のためです。16社以外のベルマークは福島県立聴覚支援学校福島校へ寄付しました。

 集計は、夏休み、冬休みと2月中旬に、役員を除くメンバーが自宅で行います。各学期で仕分けをした16社の企業ごとのベルマーク、集計用紙、見本、セロハンテープをクリアファイルに入れ、各メンバーに配布します。メンバーは自宅で切り取り、10枚ごとにまとめ、集計結果を記入して持ち寄る方法で行っております。

 3月に役員会を開き、全体の集計とカートリッジの箱詰め作業を行い、ベルマーク財団と企業へ発送しました。

 テトラパックの紙容器回収についてですが、本校では児童会の環境委員会が週に1度、牛乳パック回収をしております。平成28年度は1万7千枚ほど集まりました。ベルマーク委員会では、児童会の活動を尊重する方針のため、回収していません。今後は児童会とも話し合い、テトラパックの回収について前向きに検討していきたいと思っております。

 平成28年度はベルマーク預金の一部で、CDラジオプレーヤー、ハイビジョン液晶テレビ、ブルーレイディスクDVDプレイヤーを購入しました。今後は卓球台の購入を目標にしています。私たちは、このような物品を通して子どもたちの学校での活動に役に立てればと思っております。

 以上が本校のベルマーク委員会の活動内容になります。

 ベルマーク委員会は2年前に体制が変わりました。以前は本部役員数名が担当していましたが、より効率的なベルマーク回収・集計作業を行うため、本部役員の改選と同時に現在の体制に改めました。

 私たちも試行錯誤で活動してまいりました。その結果、委員1人当たりの負担の軽減、学区内の店舗、会社などにベルマーク収集箱の設置をお願いする等、今後の課題が見つかりました。

 これらの反省から、今年度のベルマーク委員会は、各クラスの学級委員長も加わり、総勢36人に増員となりました。また、今年度の活動計画に学区内の店舗、会社などへ収集の協力をお願いするという項目が加わりました。

 今後も、課題や反省を生かして、本校に合ったベルマーク委員会を作っていきたいと思っております。

 これを持ちまして、野田小学校ベルマーク委員会の発表を終わります。この度このような発表の機会をいただけたことで、ベルマーク委員会の意識も高まり、今後の活動の励みとなりました。お声かけをしてくださったベルマーク教育助成財団様に感謝申し上げます。

 ご清聴ありがとうございました。

 

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

 

(パワーポイントを使って説明)

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