ベルマーク運動説明会　５月25日（木）奈良

(2017/06/06)印刷する

香芝市立下田小学校

　奥山優香さん

子どもたちのため、地域と家庭でコツコツ収集

　みなさんこんにちは。

　香芝市立下田小学校で、平成28年度本部学年委員長としてベルマークの担当をしておりました奥山と申します。

　ちょうど１年前、初めてこの100年会館で説明会に参加いたしました。まさか私自身が体験発表をすることになるとは想像さえしておらず、発表のお話をいただいたときは戸惑いましたが、このようなとても貴重な機会をいただけたこと、今は大変うれしく思っています。本日は、本校の紹介とベルマーク活動について発表させていただきます。よろしくお願いいたします。

　私たちの下田小学校は、万葉集で「ふたかみやま」と詠まれた二上山、その麓に広がる香芝市にあります。創立143年の伝統ある本校は６年生のみ今年度は３クラス、他学年は４クラス編成で、現在約760人の児童が在籍しています。

　香芝市では学校と家庭、地域が連携し地域全体で子供たちを育てる取り組みが進められており、学校でも登下校の見守りやボランティアなど地域の方とのつながりを身近に感じています。最近では「きままに歩こーく」というテレビ番組の取材もあり、撮影のカメラを前に子供たちも大喜びでした。校区内の道や学校の紹介もされ、親子で嬉しい共通の話題となりました。

ＰＴＡは幼稚園と連携、５部会ごとに年２回の作業日

　そして本校は、下田小学校に隣接する下田幼稚園と共に、下田幼少ＰＴＡとして連携した活動を行っています。構成は、本部役員１６人と一般役員１００人で、本部役員の部長を中心に保健体育部、広報部など五つの部会に分かれています。

　その一つの部会ごとに年間２回ずつ、ベルマーク仕分け作業日を設けてパソコン室で午前中の約２時間、ベルマークの活動をしています。

　年度初めにベルマーク収集の案内の手紙と財団から送られてきた一覧表、そしてベルマーク袋を配布し、ご家庭にお知らせしてから学校と幼稚園での収集が始まります。

　幼稚園は毎月１日、小学校は11日が収集日のベルマークデーとして子ども達が集めたベルマークを封筒に入れてきます。朝、教室の回収箱に自分でベルマークを入れ、担任の先生から袋にスタンプを押してもらいます。毎月スタンプを楽しみにしている子も多いようです。トナーとインクカートリッジの回収箱も、小学校の昇降口と幼稚園に設置しています。校区内のスーパーにもベルマーク回収箱を置かせてもらい、地域でも協力して頂いています。

　まず部会委員の方一人ずつに、ベルマークを容器に入れてはさみとセットでお渡しします。仕分け方法を学年委員長から説明し、机でバラバラの状態のものをベルマーク番号別に分類してもらい、その時大きすぎてまとまりにくいものだけをカットしてもらいます。番号別に分類できたものを、ベルマーク番号が書いたトレーに入れにきてもらって第一工程が終わります。

　ベルマーク企業別になったところで、次は点数ごとに枚数を集計するところまでの説明をします。

　今度は一つの企業のベルマークと集計の用紙とジッパー付きの袋をセットで容器に入れて渡します。たくさん枚数があって数えにくいものは、同じ点数ごとに10枚を１束にし、ホチキスか、セロハンテープで固定してもらっています。何点が何枚というように集計用紙に記入したら、全て袋に入れて提出してもらいます。そこまでが月に１度の仕分け作業となります。

　その後から私は自宅に持ち帰り、手書きとパソコンで管理し、毎月集計をしておりました。１年間のベルマークの集計に加え、インクカーリッジなどの点数も合算して　　本校では毎年１０万点前後の収集になります。

　昨年は小学校と幼稚園に、ドッジボールやデジカメなどの備品を購入することができ、学年委員会から活動報告を配布いたしました。特別なことは何もしていませんが、子どものために、ご家庭で細かなベルマークをまめに集めていただき、いつもたくさん入っているスーパーの回収箱からは地域の方々の協力をいつも感じることができます。

　学期末にはベルマーク点数を全て集計し、大量のベルマークを財団に送らせて頂いた時は、大きな達成感でいっぱいになりました。地道な作業ですが、子どもたちのために「誰もができるボランティア」という言葉はまさに１年間の成果を通して大変実感したことです。これからは特に効率よく、無理なく収集が続けられるよう、新しい方法も取り入れながら次年度へ引き継いでいきたいと思っています。

　これで発表を終わらせていただきます。最後までご清聴頂きありがとうございました。