ベルマーク運動説明会 5月19日(火)津
(2015/05/29)印刷する
津市立西が丘小学校 瀬田恵梨子さん、木下淳子さん、土肥由紀さん(左から) |
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家庭、学校、地域がスクラム 「継続は力」を実感
①津市立西が丘小学校
2012年度PTA環境部部長 木下淳子
2014年度PTA環境部部長 土肥由紀
2014年度PTA環境部会計 瀬田恵梨子
②西が丘小学校は津駅の西側に開かれた団地群の中にある、昭和50年に開校した学校です。学校の周りには、県立美術館や図書館、総合博物館、総合文化センターなどの公共施設があり、とても閑静で環境のよいところに位置しています。
③平成26年度は、882人の児童にとって「学校は楽しい」、「明日も来たい」と思える安全・安心な学校をめざすため、先生方が、子どものよさを見る・子どもの変化を見る・子ども同士のつながりを見るの「3つの見る」を大切に子供達の成長を見守って頂いています。
④PTAには、学級代表部・文化教養部・研修部・広報部・地域交流部・保健体育部・環境部の各部会があり、それぞれ活発に活動しています。
ベルマーク運動には環境部が中心となって取り組んでおり、各学年から2人ずつの12人で活動しています。
ベルマーク運動へは、1994(平成6)年の5月から参加をしましたが、年間集票において、過去3年は、全国ベスト100位圏内に位置し、県別では平成24年度は3位、25年度は2位、そして26年度は、三重県1位になりました。学校・ご家庭の協力と児童・部員の地道な活動が実を結んだ結果の賜物だと思っています。ありがとうございます。
それでは、私達の学校で行っている活動を、順を追って説明させていただきます。
⑤私達の学校では児童が活動しているベルマーク委員会と、PTA環境部が連携して年6回ベルマークの収集・整理作業を行っています。
まず児童が行っている活動からお話しします。
ベルマーク回収の1週間前に、クラス用回収箱と個人用の袋を各クラスに届ける仕事をしています。回収日が近づいてくると給食の時間に放送で、回収を呼び掛けています。
回収日当日、各クラスから箱と袋を回収してきます。袋には、「ありがとう」のスタンプを押して、各クラスへ戻します。
集まったベルマークは、月1回の委員会活動の時間に、特に多い枚数の6社を選び、その6社とその他とに仕分けします。
時間内に作業出来なかった分と仕分けした分を私達環境部が引き継いで仕分け作業を行います。
また、委員会活動では、ベルマーク回収を呼びかけるため、ポスターを作成したり、集会でベルマークについてのクイズを行ったり、キャンペーンと題し、クラスごとに集まったベルマークの枚数を数え、全校でその枚数を発表したりしています。また、全クラスにベルマーク委員会から、手作りの感謝状を届け、次回への収集に向けた意欲づけもしています。
では、次に私たちPTA環境部の仕事について説明します。
私達が行っている作業には、自宅と学校での2段階の作業があります。
まずベルマーク委員会と協力店からベルマークを回収してきます。
それを12人の環境部の部員が、番号別に整理して、全員が集まって作業をする作業日に持ち寄り集計します。作業日はベルマーク配布からだいたい2週間後に設定していて、各部員が自分のペースで作業できる様にしています。
各部員が家庭で行う作業内容は、まず番号を書いた卵ケースやお豆腐のパックを利用して、ベルマークを番号別に分けます。次に点数ごとに分けて同じ点数のマークが10枚あるものをまとめます。ビニール製のマークは、ホッチキスでとめ、小さいものや厚紙のマークはセロハンテープで張り付け、集計しやすくしています。
そして、12人の部員がベルマーク作業日に学校に集まり、作業をします。
机にベルマークの会社ごとの送付用封筒とお豆腐のパックを番号順に並べて、各部員が分けてきたマークを番号別に集めます。それから、各会社の番号ごとに集計して、まとめて発送します。ベルマークの量などにより、10枚まとめたもののみ集計し、端数のマークは次回の発送にまわすなど、効率よく作業できるよう心がけています。
また、私達の学校では、ベルマークのほかに、テトラパックの紙容器や使用済みのインクカートリッジの回収も行っています。
テトラパックやインクカートリッジは、学校で通年回収箱を設けてあるのですが、特に保護者の方がたくさん来校する授業参観時には、回収箱を目の届きやすい出入り口付近に設置し回収をうながすようにしています。そしてそれらを作業時に回収し、それぞれの協賛会社ごとに仕分けし、発送作業を行っています。
ベルマーク集計やテトラパックの紙容器やインクカートリッジの発送は、年6回発送し、特に集計は、計算ミスや記入もれがないように心掛けました。
そして、学校給食の牛乳パックもテトラパック商品のため、点数集計表に飲用パック数と必要事項を記入し、FAXするとベルマーク点数証明書が送られてくる仕組みになっています。
その用紙は、日本テトラパックのベルマーク運動ホームページのPTA役員向け(学校給食用)ツールよりダウンロードできます。
また、環境部では、各学期に1回、「ベルマークだより」を発行しています。
これには、収集方法や集まった点数の報告、購入品などを載せて、活動の盛り上げを図っています。各ご家庭では1点でも多く集めようと、キッチンなどに「ベルマーク一覧表」を貼って、マークを見落とさないようにして下さっているようです。
以上が、私達の学校の収集活動と作業内容です。
⑥私達の学校が多くのベルマークを収集出来たのは、次のような事が考えられます。
・ベルマーク活動が途切れる事なく続けられており、浸透している事。「継続は力なり」という事を実感しています。
・子供達や父母の方々が、おじいさんやおばあさん、親戚にも声をかけてマークを集めてくれている事。そして、地域でご協力頂いているお店のぎゅうとらさん、協力店で回収箱を目にし、投函して下さるお客様。また、学校では、ベルマーク収集に奮闘しているベルマーク委員会の子供達や担当の先生方。
・そして、集めたベルマークや作業に使う道具を保管する場所、ゆっくりと作業出来る部屋が学校に設置されており、気兼ねなく和やかに活動している事。
・このように家庭、子供達、学校、地域がスクラムを組んで活動している成果として、子供達がよく使用するドッジボールやサッカー等のボール類、そして6段の跳び箱も購入する事が出来ました。
・今後も無理せず、地道にコツコツと運動を続けていきたいと思います。
以上で私達の体験発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。
=三重県教育文化会館5階大会議室