ベルマーク運動説明会 5月20日(水)水戸


(2015/05/29)印刷する

水戸市立吉田小学校

(前列右から)鈴木紀子さん、石橋幸子さん、遠藤ユミさん、
(後列右から)片岡千史さん、桜田奈津美さん、鈴木美由紀さん

児童・保護者・地域が一体、目標上回る点数に

 水戸市立吉田小学校の前年度PTAベルマーク委員会です。私たちの活動が少しでも皆さまのご参考になればと思い、発表を引き受けました。どうぞよろしくお願いいたします。

  

 水戸市立吉田小学校は、明治6年に東茨城郡吉田村立吉田小学校として創立され、今年で142年を迎える伝統ある小学校です。児童数は737人で、水戸市内にある小学校33校のうち4番目に大きな学校です。国道6号と国道50号バイパスという大きな道路に囲まれ、交通量が多く、とてもにぎやかな場所に位置しています。 その一方で、水戸駅から茨城町へつづく県道長岡-水戸線は、古くは水戸街道と呼ばれ、今でも同心町、古宿といった昔からの町名が残っています。近くには薬王院や一里塚など歴史的な建物や史跡も多くあります。

  

 そんな環境にある吉田小は、「夢に向かって挑戦し 共にたくましく生きる吉田っ子を育てる」を教育目標に掲げ、それぞれができることを見つけ、みなで励まし合いながら、ひとつひとつ大切に取り組んでいます。さらに、「児童の体力は、外で元気に遊ぶなかで自然と伸びていくもの」という考えのもと、チャレンジタイムを中休みに実施しています。子どもたちはこの時間を通して、体力づくりや多くの人とのコミュニケーション能力を高めています。

 また、学校内には動植物も多くあります。とくに、地域の方よりご提供いただいた学校林には、クヌギ、ウルシなど多くの種類の樹木や、昆虫、クモなどの小動物も多数見られ、街中では見ることが少なくなった生き物に子どもたちは目を輝かせています。水戸市内でもこのような学校林のある学校はわずかで、子どもたちにとっても自慢のひとつです。

  

 それでは私たちの活動を紹介します。

 吉田小には、PTA役員のほか、11の専門委員があり、「ベルマーク委員」がベルマーク運動を進めています。ベルマーク委員は各学年4名ずつの24名で活動しています。

  

 吉田小では、毎月第3週を「ベルマーク週間」としています。はじめに、児童の委員会が校内への呼びかけを行います。ベルマーク収集袋を児童一人ひとりに配布し、各家庭で集めたベルマークを学校に持参します。持参したベルマークは、各学年の廊下に並べられた協賛会社番号つきの牛乳パックに各自仕分けていきます。この牛乳パックは児童の委員会で作成され、事前に廊下に並べられます。各学年の廊下で集められたベルマークは、児童の委員会で牛乳パックごと回収します。そして、PTAベルマーク委員の棚に番号ごとに仕分けてくれます。ここまでが児童の活動です。

  

 この後からがPTAベルマーク委員の活動となります。

ベルマーク委員は集計・発送を行います。私たちは毎月1回、午前10時から正午までの2時間、学校に集まり活動作業を行っています。子どもたちによって分けられたベルマークには、

 協賛会社番号は同じでも点数が1点、2点と異なるものがいくつかあります。同じ点数に仕分けたのち、ベルマークの余分な部分をカットして形を整えます。

ベルマークの種類によって、大きさや形、厚さなどはバラバラです。貼り付けしづらいものもありますが、両面テープやセロテープを使い分け、貼り付け作業を進めていきました。私たちはおもにB5サイズくらいの台紙に、ベルマークを10枚ごと、台紙いっぱいに貼っていきました。そして、その紙に貼り付けたベルマークの点数の合計を紙の端にメモしておきました。これは集計をしやすくするためです。そのため、最後の集計確認がしやすく、とてもスムーズに集計作業を行うことができました。

 2時間の作業でできたものは整理袋に入れ、枚数と点数を集計し記載しておきます。使用済みカートリッジはメーカーごとに分け、数を確認して専用段ボールに詰めます。

 普段の委員会はここまでで終了です。委員会活動は毎月あるので、委員のなかには、毎回は出席できなくても、自宅に持ち帰って集計作業をしてくれたりしました。

  

 集計作業のほか、年に2回のベルマーク便りを発行しました。私たちがベルマーク委員を引き受けて活動をするにあたって、児童や保護者にベルマークをもっと身近なものに感じてもらおうと考えました。

 例えば、ベルマークが生活のなかのどんな日用品についているのか、家庭の台所編や文具・お菓子編などに分けて、ベルマークを見つけやすいよう、商品とベルマークを便りに載せたり、見落としやすい大きな点数のものや、新しく協賛会社になった商品をお知らせしたりしました。

 そして、ベルマークは1点が1円になり、学校で欲しいものが買えること、それだけでなく、買った金額の一部は国内外の子どもたちの援助資金になっていてボランティア活動になっていること、ベルマークがどのような過程を経て財団に送られ、預金となっているのかなど、ベルマークを集める意義について伝えていきました。

  

 地域の市民センター、スーパーマーケットなどにも回収箱を設置し、地域の方々にもご協力をいだだいています。

 昨年度の例ですが、スーパーの回収箱に「会社で使用したカートリッジがたくさんたまっているので、連絡をください」と書かれている手紙が入っていました。このように、地域の方々にもベルマーク活動が広がっていることが嬉しく思えました。

 そのことをベルマーク便りに載せると、保護者のなかから「会社で使用したトナー・カートリッジを提供したいのだが……」という問い合わせもありました。活動の更なる広がりを感じました。

 このように、私たち吉田小では、児童と保護者、地域が一体となって、ベルマーク運動に取り組んでいます。

  

 昨年度は、紅白幕の購入を目標に活動を続け、年末と年度末の2回、ベルマーク財団へマークを発送しました。その結果、総計約8万8000点になり、目標を上回る結果となりました。そして、新しい紅白幕で卒業生を送り出すことができました。

 こういう目標を掲げたことが委員のなかでも意欲向上につながり、作業効率も上がったのではないかと思います。作業は細かく、コツコツと根気のいるもので、面倒だと思ったこともありました。でも、小さな積み重ねが結果につながることがだんだんと意識され、みなで頑張ることができました。

  

 今年度の目標は、昨年度に続いて紅白幕になりました。子どもたちのために、地域の皆さまとともに引き続きベルマーク運動を頑張っていきたいと思います。

  

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

  

(パワーポイントを使って説明)
=茨城県立県民文化センター本館1階小ホール

ベルマーク商品

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ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
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