ベルマーク運動説明会 5月26日(火)熊本


(2015/05/29)印刷する

あさぎり町立免田小学校

立山千佳さん、白木美佐さん(左から)

委員の希望者たくさん、5万点を被災校に寄贈も

 おはようございます。あさぎり町立免田小学校のベルマーク委員会で、取り組みを進めております、立山千佳です。私たちの活動が少しでもみなさんのご参考になればと思い、発表を引き受けました。どうぞよろしくお願いいたします。

  

 学校のあるあさぎり町は熊本県の南部にあり、平成15年に5町村が合併して「あさぎり町」になりました。町の名前の由来は、秋から春にかけて、地域がお昼近くまで、白いベールのような「朝霧」に包まれることからつけられました。春先には「希望の春」を告げるという黄金色の町花・リュウキンカが自生、縁起の良い「幸福切符」を販売しているくま川鉄道の「おかどめ幸福駅」もあります。

  

 町の中心部にある免田小学校は、明治8年に創立され、今年で140周年の学校です。児童数は、381名。球磨郡では1番大きな学校です。子どもたちは、明るく元気で、地域の方々に見守られながら、すくすくと育っています。本年度は、文部科学省と熊本県教育委員会から「学校給食・食育」の研究指定を受け、取り組みを進めております。

  

 それでは、私たちの活動を紹介します。活動は、各クラスから選ばれた12人のベルマーク委員が担当しています。ベルマークの回収は、5月にきょうだいの上の子にベルマーク回収のお願いのプリントと、財団の「ベルマーク一覧表」「ベルマーク回収袋」を配布します。プリントには、ベルマーク運動の意義やマークの切り方、エプソンやキヤノンの使用済みのインクカートリッジが、ベルマーク点数になることなどをお知らせしています。

  

協賛会社あいさつで商品を説明するラッキーベル社のみなさん

 その際、前年度に集計ポイントを記載して、保護者への協力を積極的にお願いしています。回収袋は、毎月20日前後に子どもたちが学校に持ってきて、担任に渡します。先生方には、空き缶箱を利用した回収ボックスに集まったベルマークを入れてもらいます。回収袋には「ありがとうスタンプ」を押して返却します。子どもの中には、「ありがとうスタンプ」を毎月押してもらうのを楽しみに、20日には必ず持ってくる子もいます。

  

 集まったベルマークは分けたあと、委員が家庭に持ち帰ります。各委員は、ホッチキスや小分け用袋、仕分け用袋、はさみなどがセットになった「ベルマーク作業グッズ」を使って、端をきれいに切り取り、協賛会社ごとに仕分けして、最大10枚を限度に同じ点数のものをホッチキスでとめていきます。時間のあるときにゆっくりと作業に取り組めて、子どもが仕分けや切るのを手伝ってくれることもあります。おかげで、買い物の際にはベルマークがついている商品に目が行くようになり、意識も高まりました。

  

 家で仕上げた分は、学校に戻します。「処理済み」と書かれた空き缶箱にどんどん入れていきます。そしてまた、未処理のベルマークを持ち帰っていきます。この方法だと、作業が可能な家庭だと何度も持ち帰っていただけるし、お忙しいご家庭なら1~2度と、それぞれの家の事情に合った取り組みができるので、あまり負担にならずに作業が進みます。また、10点に満たないものは、委員会があるときに持ち寄り、合わせて10点にします。このボックスと中の小物は、100均で購入したものです。

  

 私たち委員が学校に集まるのは、学期ごとに1回。6月と10月と2月です。それぞれ持ち寄ったベルマークを、整理ボックスで協賛会社ごとに分け、点数や枚数を確認します。作業では、一見同じベルマークに見えても微妙に点数が違う物があるのでお互いに声をかけながら、ミスがないように心がけています。
 ホッチキスで留めていないものは、10点にそろえてから留めます。 家庭である程度仕分けをしているので、全体作業は1時間程度で終わります。前半は、ここまでが主な作業です。

  

真剣な表情で説明を聞く参加者のみなさん

 2月は、集まったベルマークの集計です。整理袋を机に広げ、会社ごとにベルマークを分けて、枚数・点数を確認しながら書き込み、ベルマークを袋に入れて終了です。キユーピーなど枚数の多いものや、小さなベルマーク、厚いベルマークは少し大変ですが、子育ての話などをしながら楽しく作業をしています。集計は少々時間がかかり、2時間でも時間が足りずに、2月に再度集まることもあります。
 送票は、学校にお願いしています。点数が集まったら、先生方や子どもたちの要望を聞いて品物の注文をします。

  

 ベルマーク委員会は、学校のために子どもたちのためになっているとの確かな手ごたえを感じられるからか、委員希望者は毎年、たくさんいます。また、1年の労をねぎらって2月に開く「お疲れさん会」は、みんなの楽しみの一つになっています。

  

 ベルマークの集まりが思わしくないときは、再度協力依頼のプリントで呼び掛けをします。役場や商工会議所、郵便局、保育園、幼稚園、スーパーには、手づくりの回収ボックスを置かせてもらい、地域の皆さんにも協力をお願いししています。回収は年に1回です。
 PTA主催のバザー「免田っ子祭り」で行う、アメのつかみ取りなどのお菓子は、ベルマーク付きのものを購入したり、看板にベルマークを書いてPRしたりしました。

  

 これまでに集めた点数で、児童にボールやドッジビーなどをプレゼント出来ました。また、東日本大震災の時は、その年に集まった5万点(5万円相当)は、財団を通じ、被災された学校に寄付させていただきました。
また、欲しい品物のポイントがたまるのに時間がかかることもあり、集計が2~3年おきになることがあります。今年は、各クラスの電動鉛筆削り器をプレゼントし、子ども達が喜んで活用してくれています。集まる量はあまり多くありませんが、「小さなベルからコツコツと」を合言葉に、子どもたちのためにこれからも活動を行っていきたいと思います。

  

*画像をクリックすると、PDFでご覧になれます。

  

(パワーポイントを使って説明)
=熊本市国際交流会館6階ホール

ベルマーク商品

「クノール® Soup Do®」ミネストローネ用

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中