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豊かな自然の中で、笑顔いつまでも

(ベルマーク教育助成財団名古屋広報委員 村田 真徹)

 広報委員の主な仕事に、学校訪問があります。
 まず、ベルマークの累計が何百万点という大台に達した学校や、ベルマーク預金で特徴あるお買い物をした学校を訪ねます。小さなマークの整理・集計は根気が要りますが、並木路PTAのお母さん方や先生、子どもたちは、それぞれ省力化、効率化に工夫しながら明るく楽しく取り組んでいます。何かと感動させられることの多い、心弾む訪問です。
 参加校がベルマーク預金でお買い物をすることによって生み出される資金や、全国の皆さんから寄せられる善意を元にした援助を受けるへき地校や特別支援学校などにも行きます。教材や備品を贈るハード援助と、一輪車教室や理科実験教室などを出前するソフト援助があります。子どもたちの笑顔と出会える、うれしい訪問です。
 この夏、一輪車教室で岐阜県郡上市の小川小学校を訪ねました。市中心部から車で約1時間、全校児童12人の小規模校です。曲がりくねった峠道を越えて小川地区に入ったとき、ふるさとに帰ったような懐かしさを覚えました。木々の緑、小川のせせらぎ、さわやかに吹き抜ける風……記憶の中にあるのと同じ景色、同じにおいでした。
 50余年前、東北地方の山の小学校に通っていました。木造校舎で、1教室に50人以上が詰め込まれ、教育用具や教材にも事欠く状況でした。春と秋には子どもたちが総出でフキやイナゴを取って業者に売り、楽器などを買っていました。ベルマーク誕生のきっかけになるような学校の一つでした。
 その後、体育館やプールが出来、校舎も鉄筋コンクリートに生まれ変わって、容れ物は立派になりました。しかし、児童数の減少で今年3月、1873(明治6)年以来の歴史に幕を閉じたと聞きました。心の拠り所が失われた思いでした。
 小川小を訪れた時、校庭で地域の人たちが草むしりの奉仕活動をしていました。冬は毎年、山かげに天然のスケートリンクを整備しているそうです。学校が、そして子どもたちが、どれだけ地域に愛され、支えられているかを知りました。豊かな自然の中で、いつまでも笑顔を輝かせてほしい。心から強く思った訪問でした。

(2010/10/12)

     あなたの愛が鳴り響きます。
            ベルマークから、ありがとう。

ベルマーク教育助成財団 tel:03-3572-4937