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財団から

ベルマーク便りコンクール作品を募集

 第28回ベルマーク便りコンクール(2013年度)の作品を募集します。家庭や児童・生徒、地域の人たちに、ベルマーク運動への協力を呼びかけるために、参加団体の皆さんが制作し、配布しているものをお送りください。

▼応募方法 定期的に発行されている広報紙やお知らせのプリントをはじめ、特集号や冊子などで過去1年以内に制作されたもの。サイズは問いませんが、年間の活動状況が分かるように、なるべく多数の作品を送ってください。
▼あて先 〒104-0061 東京都中央区銀座6-6-7 公益財団法人ベルマーク教育助成財団「ベルマーク便りコンクール」係。
▼締切日 2013年9月30日=当日消印有効
▼入賞作品発表 入賞校はベルマーク新聞とホームページで発表、入賞作品はホームページで掲載します。
▼賞金と参加賞 優秀賞10点には各3万円、佳作10点に各1万円、コンクールに参加した団体には図書カードを贈呈します。

(2012/10/01)

一輪車の受講児童たちから、心温まるお礼の手紙

運動会で成果を披露  岐阜県高山市の岩滝小学校

 ベルマーク教育助成財団主催の一輪車講習会の指導を受けた岐阜県高山市の市立岩滝小学校(岩嶋温子校長、20人)の児童たちが、女性インストラクターの2人にあてたお礼の手紙が財団の名古屋事務所に届きました。手紙は、一輪車の指導のおかげで技術が向上したことへのお礼の言葉が記された心温まる内容で、その後の地区運動会では見事な演技を披露することができました。手紙を読んだ2人は「とてもうれしい限り。子どもたちからの手紙は大きな励みになりました。今後も子どもたちのために、一生懸命に指導に当たっていきたいですね」と話していました。

指導の成果を生かして、地区運動会で見事な集団演技を披露する児童たち=9月2日、岩滝小学校で
 手紙を受け取ったのは、全日本大会や国際大会で優勝や上位入賞の経験を持つ小山美由紀さん(ユニサイクルなぎさクラブ所属)と、浮谷奈菜さん(江戸川一輪車クラブぴえろ所属)の2人。
 夏休みに入ったばかりの8月3日、財団主催の「一輪車講習会」が、同小学校で開かれ、小山さんら2人が、全児童を対象に指導をしました。
 児童たちは地区運動会で披露する集団演技の披露に向けて、猛練習に取り組んでいました。講習会では、運動会で披露する一輪車とダンスのコラボによる集団演技を中心に、児童たちに一輪車を指導する小山美由紀さん(右)と浮谷奈菜さん(左)の2人=8月3日、同小学校で予定時間をオーバーしながらも、2人から熱心な指導を受けました。
 地元のお年寄りら住民が毎年楽しみにしている行事の一つが、子どもたちと一緒になって参加する地区合同運動会です。9月2日に同校運動場で予定通り行われ、児童たちは、「全校パフォーマンス行事」として、1、2年生がダンス、3年生から6年生までは1輪車のコラボで演技を見事に披露して、地元住民から大きな拍手を受けました。
 児童たちの手紙は全部で7通。5、6年生が全児童を代表して書きました。
 手紙の内容は、「講習会で、前よりうまくなったような気がします。先生方の演技を見せてもらって、こんなことが一輪車でできるんだとビックリしました。私も先生のようになってみたいです」(5年・牧田彩伽さん)▽「おかげで風車などの難しい技がせいこうするようになりました。このちょうしで運動会も成功できるようにがんばります」(6年・大前千夏さん)▽「運動会の一輪車演技で、いろいろと教えてくださりありがとうございました」(6年・下垣内幸希さん)▽「一輪車のいろいろな技を見せてくださり、ありがとうございました。教えてくださった技はむずかしくてできないけれど、できるようになりたいです。お二人の演技はすばらしかった」(5年・山田若葉さん)など。
 体育担当教諭もカメラで自ら撮影した講習会の写真をカラープリントし、「すてきな演技と基本をまなびました。本当にありがとうございました」とお礼のメッセージを添えました。
 小山さんと浮谷さんは「教えた技のいくつかの名前を覚えてくれていて、うれしかったです。地区運動会が成功して、指導した甲斐がありました。全国の子どもたちのために、手紙に記された言葉を忘れずに、これからも頑張っていきたい」とうれしそうに話していました。
 岩嶋校長は「今までは、一輪車に乗れない先生が言葉で指導して、児童たちは耳で聞きながら学んできたのが実情です。世界トップクラスのアスリートである彼女たちから指導を受けて、児童たちが目で見て学んだことの成果はとても大きかった。へき地の学校の子どもたちは、人との関わりや交流が少なく、技術の高い人たちから指導を受けると、視野が広くなります。全国津々浦々の学校の子どもたちのために、指導していただきたい」と話していました。

《写真上から》
・指導の成果を生かして、地区運動会で見事な集団演技を披露する児童たち=9月2日、岩滝小学校で
・児童たちに一輪車を指導する小山美由紀さん(右)と浮谷奈菜さん(左)の2人=8月3日、同小学校で

(2012/09/26)

夏休みも子どもの笑顔でいっぱい

わらべ絵館で「お絵かき教室(さわる、描く、体験塾)」開催

 ベルマーク財団のへき地援助のひとつ「お絵かき教室」で、全国のへき地学校を回り、子どもたちに絵を描くことの楽しさを教えているイラストレーターの喜田川昌之さんが、自宅兼美術館の「わらべ絵館」(静岡県伊東市)で近所の子どもたちに「さわる、描く、体験塾」をこれがぼくのお父さん。みんな、ベビーブックに興味津々開きました。
 体験塾に参加したのは、伊東市立八幡野小学校の2年生の5人です。
 はじめに、喜田川さんは子どもたちを一カ所に集め、一冊の古い本を取り出しました。「ベビーブック」と書かれたその本は、喜田川さんが生まれたときにお父さんとお母さんが買ってくれた子どもの成長を記録するものです。中を開くと、喜田川さんが子どもの頃に描いた絵や、古い写真が貼ってあります。「これ、だれだかわかる?」「お母さん!」「じゃあ、これは?」という会話で、子どもたちの緊張をほぐしていきました。
 次に紙芝居が出てきました。タイトルは「ひみつの袋」。男の子の前に、両端に穴の開いた黒い袋があります。「何が入っているんだろう?」と、左右から手を入れてモゾモゾ。
 「ん?チクチクするぞ」「小さな輪っかが付いてる」「……あっ、わかった!」袋の中身はタワシでした。このような紙芝居を2つ見せたん? なんだろう?後、子どもたちの前に画用紙と鉛筆、そして本物のひみつ袋が配られました。あちこちから「わかった!」という弾んだ声が聞こえ、喜田川さんが「画用紙いっぱいに大きく描いてごらん」と声をかけました。そして、一人ひとりに「ここのところはどうなってるかな?もう一度触ってごらん」「手のにおいを嗅いでごらん。いいにおいがするね」と丁寧に指導していきました。
 目で見ただけで描こうとすると、表面的な部分しか描くことができません。しかし、視覚に頼らず、指先に集中すると、裏はこうなっていたのか、底の部分はこんな風になっていたのかと、その物の特徴をより一層とらえることができるのです。あかりちゃんは、底のへこみを強調したジョウロの絵を、画用紙いっぱいに描いてくれました。
 子どもたちをびっくりさせたのが、大きなボウルに入ったキンギョとメダカです。各自に透明の器が配られました。「手を入れて、一匹ずつやさしくすくってごらん」と言われると、子どもたちは、はしゃぎ声を上げながら次々に捕まえていきました。喜田川さんは、それぞれの見て、さわって、描いてごらんヒレの動きはどうなっているのか、上から、横から、下から観察させました。
 小さな魚に慣れたところで、今度は各自の机に、トレイに乗ったアジやトビウオが置かれました。魚に触れない子もいましたが、喜田川さんの「トビウオのここのヒレを指でつまんで広げてごらん。鳥の羽みたいだね。このヒレがあるから飛べるんだよ」という言葉に、恐る恐る手をのばしました。
 いつきくんは、トビウオの目が大きくてとても弾力があるのが印象に残ったのか、目から描き始めました。ひよりさんは、アジのゼイゴの部分を何度も指先でなぞり、ギザギザを正確に表現していました。みんな、小学校2年生とは思えないほど上手に描けました。「ひみつ袋」同様、視覚だけに頼らず指先で感じることにより、一層魚の特徴をとらえることができたのです。
 子どもたちの陽に焼けた明るい笑顔にあふれた「お絵かき教室」は、最後に完成した作品を手に、喜田川さんを囲んで記念撮影をして終了しました。

 喜田川さんの今の悩みは、一人ひとりに目を配り、きめ細かい指導をするため、1回の授業で10人程度しか教えることができないことです。そのため、いろいろ新しいことも考えています。大きな紙の上に子どもを寝転ばせ、等身大の線を描き、そこに色を塗らせたらおもしろいのではないか。学校のあちこちに様々な向きで貼ったら楽しいかも。また、家族みんなに見てもらえるカレンダーを作らせてみようか……。今度行く学校にはどんな子が待っていてくれるのかな。どんな授業をすれば、もっと絵が好きになってくれるかな。と、喜田川さんは今日も新しい出会いを心待ちにしています。

≪写真上から≫
・これがぼくのお父さん。みんな、ベビーブックに興味津々
・ん? なんだろう?
・見て、さわって、描いてごらん
・みんな、上手に描けました。完成した作品を手に記念撮影=いずれも静岡県伊東市のわらべ絵館で

  
  

 ベルマーク財団では、全国のへき地学校への教育設備品の援助とは別に、「ソフト援助」として、いろいろな出前教室を実施しています。その中のひとつ「お絵かき教室」の授業を、ぜひ受けてみませんか。お申込み・お問い合せは、ベルマーク教育助成財団(電話03・3571・8124)までお願いします。

(2012/08/27)

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