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朝日のびのび教育賞に5団体

ベルマーク財団から副賞、各地で贈呈式

 地域と連携した、優れた教育の実践活動を顕彰する第12回「朝日のびのび教育賞」に「外国人の子どものための勉強会」(千葉県松戸市)など5団体が選ばれ、各地で贈呈式がありました。朝日新聞社から正賞の盾と活動奨励金30万円、ベルマーク教育助成財団からは、副賞として20万円が贈られました。

▽NPO法人「外国人の子どものための勉強会」
 贈呈式は2月26日、松戸市民会館で行われ、朝日新聞東京本社の杉浦信之・報道局長から盾と副賞30万円が、ベルマーク財団から副賞の20万円が海老名みさ子理事長らに贈られました。
第12回朝日のびのび教育賞贈呈式 勉強会は1996年から始まり、元教師らのボランティアが松戸市に移り住んできた外国人の子どもたちに日本語だけでなく、勉強も教えてきました。これまで約820人が巣立ち、高校はもちろん大学に進学した子どもたちもいます。
 贈呈式には、通っている子どもたちや親、OB、ボランティアのほか、本郷谷健次・松戸市長ら約50人が出席=写真。本郷谷市長は「本来なら行政が対応すべきですが、まだNPOや地域に補っていただいている。行政よりNPOの方が評価されることを目の当たりにし市民の力のすごさを感じている」と話し、OBの千葉工業大2年のゴメス・ケンジョさんが「11年前にペルーから来ました。高校受験のために毎週ここに通い、志望校に合格したことが一番の思い出です。のびのび教育賞受賞はとてもうれしい。ありがとうございました」とお礼のあいさつをしました。
 海老名理事長は「18人でスタートし、去年は99人が通ってきました。今年も50人の子どもたちが勉強しています。国もペルー、ブラジル、中国、フィリピンに加え、最近はベトナム、インドネシアなどいろんな国の子がきています。15年目にはいるこれからもがんばってやっていきます」と話していました。

▽狭山・学校支援ボランティアセンター(埼玉)
 「狭山・学校支援ボランティアセンター」(SSVC)は、学校支援の活動に地域で取り組み、世代を超えた交流を深めながら子供たちの学力向上に貢献した、ことが評価されました。市内の26小中学校で定年後の元会社員らが英語、国語、数学、理科などの授業を支援する活動をしています。元教師が1割を占め、専門家も少なくないそうです。
 2月10日、狭山市の市立入間中学校で贈呈式があり朝日新聞社とベルマーク教育助成財団から坂井敬一・SSVCセンター長に正、副賞が贈られました。ちょうど入間中での支援が最終日に当たるため式前に3年生が「お礼の会」を主催し、歌を歌ったり、感謝の言葉を述べたりしました。

▽大阪府立松原高校「るるくめいと」(松原市)
第12回朝日のびのび教育賞&るるくめいと9期生卒業式 「るるくめいと」は1999年、保健所のエイズ講座をきっかけに出来た高校生が若者に伝え合う自主活動グループ。「るるく」は「知る」「考える」「動く」の最後の一文字からとりました。近畿を中心に中学、高校や大学の授業、市民団体のイベントなどで年10回ほど出前講座を続けています。現在、9期生(3年生6人)10期生(2年生4人)の計10人が活動しています。
 3月12日の贈呈式では、朝日新聞社とベルマーク教育助成財団から正、副賞が贈られ、9期代表の酒井活美さんは「伝える側に立って分かったことがあります。自分が成長できたことが一番心に残っています」とあいさつしました。卒業した各期生も子どもを連れて出席しました。「るるくめいと」発足のきっかけを作った保健師さんらも受賞を祝いました。続いてあった9期生(現3年生)の卒業式=写真=は卒業生らを交え、和気あいあいと進められました。

▽尾道市立原田中学校ナチュラル・リサイクル・コーポレーション=NRC(広島)
第12回朝日のびのび教育賞贈呈式 NRC 同校は、広島県尾道市の中山間部にあり、生徒数12人の小規模校。2005年、腐葉土の製造・販売をするため、生徒全員参加による模擬会社NRCを設立、地元の人たちが株主になってくれました。
 腐葉土づくりは同校で40年続けられており、生徒は地元の人の協力で落葉を集め、蔵と呼ばれるブースに入れ、米ぬかをまぜて仕込み、発酵。袋詰めし販売します。今年から隣接の原田幼稚園、原田小学校の園児、児童にも手伝ってもらっています。商品は地元以外では尾道、広島市内中心部でも街頭販売しています。
 NRCは企画開発、生産、営業販売、財務の4課があり、生徒が成績をあげるため創意工夫を重ねています。
 2月16日の贈呈式では、渡辺雅隆・朝日新聞大阪本社編集局長らのあいさつの後、正、副賞が贈られ、NRC社長の3年、古藤文乃さんが「利潤追求、自己実現、社会貢献を目標に先輩たちの活動を引き継ぎ、よりよいものにしようと社員全員で努力してきました」と話しました=写真

▽直方谷尾美術館(福岡)
 福岡県直方市の直方谷尾美術館は、児童・生徒(子どもスタッフ)が展示作品を選んで解説したり、さまざまな創作に取り組んだりする「子どものための美術館」活動が評価されました。
第12回朝日のびのび教育賞贈呈式 直方谷尾美術館 2月6日、同館で行われた贈呈式には小学3年~中学3年の子どもスタッフと向野敏昭・直方市長、舟越裕喜・教育長ら約50人が参加。式に先立って、子どもたち13人が1月4日から3月21日まで開催中の「子どものための美術館」の展示作品を解説するギャラリートークを行いました。一人ひとり、マイクを握り所蔵作品約2000点の中から1点を選んだ理由と感想や作者との手紙のやりとりなどを紹介しました=写真
 朝日新聞西部本社の宮川政明編集局長らのあいさつの後、正・副賞が贈られ、子どもスタッフ代表の直方第二中学3年の中原綾香さんが「賞は活動の積み重ねの結果を評価していただいたものだと思います。子どもスタッフになって苦手だった人前での発表ができるようになりました。高校生になってもこの経験を生かします」と、お礼の言葉を述べました。
 「子どものための美術館」は2010年度が6回目。直方市内と近郊の小中学生から子どもスタッフを公募、今年度は21人が選ばれました。毎年の展覧会の企画・運営だけでなく、商店街の垂れ幕や成人式のお祝い用垂れ幕、市の総合計画冊子の挿絵づくりなど地域とのつながりを深めています。

(2011/03/29)

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