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東日本大震災関連ニュース

さいたま市「成人」が16万点余寄贈

ボランティア80人、13日がかりで仕分け

 さいたま市の成人式実行委員会のメンバーが3月7日、ベルマーク財団を訪れ、1月の成人式をメーンに、前後して集めた16万4683点のベルマークを「東日本大震災の被災校支援に役立てて」と寄贈してくれました。寄贈されたベルマークは、新成人らのボランティア延べ80人を募るなどして計13日をかけて仕分け・整理。インクカートリッジなどを含めて段ボール8箱に詰め、訪問前に財団に届けてくれました。

ボランティアも加わって人海戦術で仕分け作業をしました=さいたま市子ども育成部提供
 ベルマーク収集活動は「被災した子どもたちのために何かできないか」と市内10区の代表が話し合った結果、決まりました。代表らが実行委メンバーとなり、昨年11月から区役所や公民館、図書館などに回収箱の設置を開始。今年1月9日のさいたまスーパーアリーナで行段ボール8箱のベルマークとインクカートリッジなどを寄贈してくれました(左端は野中・財団事務局長)われた成人式では、メンバーたちが受付で、ベルマーク収集を大声で呼び掛ける姿がありました。
 1月13日までの回収期間を終えると、区役所で早速、仕分け・整理作業を始めました。しかし、ベルマークは市内のみならず、関東近辺さらに青森県、名古屋市などからも届き、大変な作業量になりました。成人仲間を中心にボランティアを募っての作業で計2日、さらに実行委メンバー主力の作業が計11日と、若い力を結集し、きれいに整理しました。
 財団を訪れたメンバーは7人。それに、実行委事務局のさいたま市子ども未来局子ども育成部課長の菅原春子さんと橘星絵さんが同行しました。菅原さんが「成人が力を結集した成果です。お受け取りください」とあいさつし、メンバーが財団の野中正治事務局長に寄贈しました。野中事務局長が「学校でなくとも、こうやって集めることができる、被災校支援ができるという、いい実例になりました」と感謝の弁。メンバーの若林暁さんは「(支援の方法として)募金も考えましたが、お金は財財団訪問の一行で記念撮影布から出してしまえば、それで終わる。仕分け作業の手間を経て、ようやく被災地に直結できたという実感がわいた。その感慨を、作業に参加してくれたたくさんの人と共有できました」と話しました。
 メンバーは、被災校の宮城県気仙沼市立階上中学校から財団に贈られてきたDVDを見、財団事務所内を見学しました。DVDは、階上中の生徒たちが全国からの支援に感謝し、同時に「被災に負けず、頑張ります」と最後はエールで締めくくる内容でした。メンバーの芦葉秋仁さんは「被災したのにめげず、自分たちより強いものを持っている。現地に行ってみたい」と感想を語りました。成人たちは収集活動を通して、さらに大きな世界が見えてきたようでした。

財団事務所内を見学しました≪写真上から≫
・ボランティアも加わって人海戦術で仕分け作業をしました=さいたま市子ども育成部提供
・段ボール8箱のベルマークとインクカートリッジなどを寄贈してくれました(左端は野中・財団事務局長)
・財団訪問の一行で記念撮影
・財団事務所内を見学しました

(2012/03/07)

ベルボラ愛媛が被災保育園に10万点寄贈

「拠点園」で預金化し未参加団体へも援助

 愛媛県のベルマークボランティアグループ「ベルボラ愛媛」が2012年2月、東日本大震災で被災した宮城県の保育園に、ベルマーク約10万点(円)を寄贈しました。寄贈対象をベルマーク運動未参加の保育園にも拡大しており、本来、未参加団体が使用できないベルマークが宮城県保育協議会の協力を得て、初めて活用される実験的な試み。

仕事を終えた後、愛媛県庁内でベルマーク仕分けをする県職員=松山市で
 今回の寄贈額は105,685円。「ベルボラ愛媛」が愛媛県内で2011年4月から半年間に集め、仕分け整理し、仙台市青葉区の青葉保育園ベルマーク口座に振り込まれました。青葉保育園は大震災の直接被害を受けていませんが、尾形由美子副園長が県保育協の内部組織である県保育士部会の副部会長をしている関係で寄贈マーク受け入れの拠点保育園になりました。
 寄贈されたベルマーク預金はいったん拠点保育園に入り、県保育協が援助先(被災保育園)を決め、拠点保育園を通じて必要物品を購入し援助先に贈る仕組みです。県保育協がベルマーク参加団体になれないため参加している拠点保育園が代行するわけです。ベルマーク預金は参加団体しか使えない点を解消する試みです。
 宮城県保育協加盟の326施設のうちベルマーク参加は11施設だけ。県内の保育施設の大震災被害は全壊27、半壊22、一部損壊を含めると85%が直接被害を受けたそうです。
 県保育協は2月28日、会議を開き、今回の寄贈ベルマークを、被害の大きかった気仙沼、石巻、中央の3ブロックの被災保育園のために使うことを決めました。被害の大きい海岸部は公立が多く、大半がベルマーク運動未参加です。全国保育士部会副部会長も務める尾形さんは「全国から支援が相次いでいます。身近なベルマークは大変ありがたい。被災地の子のため役立てたい」と話しています。
 「ベルボラ愛媛」は松山市を本拠地に、子育て支援サイト「ドコママ愛媛」を中心に活動。行政、企業、百貨店、短大などに呼びかけ2009年からベルマーク収集、仕分けを展開、2011年1月、愛媛県立松山盲学校に13万点(円)を寄贈、同校は点字タイプライターを買いました。その後、阪神淡路大震災後に寄贈され貯まっていた兵庫県立特別支援学校のベルマーク仕分けを手伝いました。その直後に東日本大震災が起き、東日本大震災支援に全面的に切り替えました。
 宮城県保育協への寄贈は、愛媛県保育協の協力を受けていることや「子どもが復興の主役」という考えのもと支援の網を広げようという考えからです。ベルマークを現物寄贈するより、仕分けしたうえ寄贈マーク分の金額を納入する方法をとっているのも、阪神淡路大震災の寄贈マーク仕分けを手伝った経験からです。
 今回の寄贈ベルマークは従来からの企業、団体のほかに、新たに県内9市2町の賛同も得て設けた役所内の回収ボックスや各保育園から寄せられ、県内外からの郵送も100件以上ありました。「大震災支援」と銘打ってから県民の反応が良くなったそうです。仕分けも松山市職員やOB、家族らが自宅で作業しました。今回の10万点とは別に10万点もベルマーク教育助成財団にすでに送り済みです。
 今は宮城県保育協への2回目贈呈に向けて作業中。「ベルボラ愛媛」サポーターの中村眞治さんは「行政側の協力がベルマーク運動継続の鍵」とみています。昨年12月より、愛媛県では職員10人程度による仕分け作業を毎週1回、仕事を終えた後に行っています。仕分けは初めてという人が多く、2月16日の作業に参加した県民活動推進課の蒲田陽平さんは「ベルマークでの震災支援に心を動かされました。少しでも役立てれば」と話していました。

≪写真≫仕事を終えた後、愛媛県庁内でベルマーク仕分けをする県職員=松山市で

(2012/03/06)

「東北へ想いよ届け」とベルマーク寄贈

「命の大切さ」学んだ岐阜・川辺東小が被災校支援

 岐阜県川辺町の川辺東小学校(有加勝廣校長、170人)から2月下旬、ベルマーク教育助成財団に「東日本大震災の被災校支援に役立てて」と、段ボール1箱分のベルマークが届きました。中には、6年生33人が書いた「東北へ―想いよ届け!」のメッセージが添えられていました。

寄せ書きを持つ佐藤川辺町長(前列中央)とミナモ(後列中央)を囲んで記念撮影する6年生。右端は有加校長=岐阜県川辺町の川辺東小学校で(同小提供)
 6年生は歴史の授業で、先人たちが戦争や大きな災害に見舞われながらも助け合い、努力しあって命をつないできたことを学びました。道徳や総合学習の授業で「命の大切さ」を知りました。そうした中、東日本大震災で自分たちに何ができるかを考えました。
 まず児童会として募金活動を実施。5、6年生は自分たちでコメを栽培し、収穫したコメを宮城県東松島市の宮戸小(29人)に贈りました。またベルマークで被災地を手助けできることを知り、6年生が中心になって昨年夏ごろから集め始めました。校内だけでなく近くの保育所や児童館、社会福祉協議会などの協力も受け、集まったベルマークは6年生の有志が番号別に仕分けしました。
 整理したベルマークと被災地へのメッセージの寄せ書きをベルマーク財団に贈るセレモニーは2月17日、佐藤光宏川辺町長や、今年秋に同県で開催される「ぎふ清流国体」のマスコット「ミナモ」が駆けつけ、同小で行われました。寄せ書きは「6年生一同」の名で、一人ひとりが「ベルマークにのせた想いが、どうか届きますように」「ひとりじゃないよ」「微力ですが全国から応援しています。負けないで!」などと書いています。

≪写真≫寄せ書きを持つ佐藤川辺町長(前列中央)とミナモ(後列中央)を囲んで記念撮影する6年生。右端は有加校長=岐阜県川辺町の川辺東小学校で(同小提供)

(2012/03/02)

「被災地に笑顔を」とベルマーク特別収集

市川市立塩焼小PTAがいわき市立高久小学校へ長縄など贈る ベルマークを集めて、遊具に換え、東日本大震災被災地の学校を応援しよう――。千葉県の市川市立塩焼小学校(山田佐知子校長、児童数832人)のPT�

神奈川中心に展開するユーコープが寄贈マーク

大震災支援に 神奈川県を中心に約140店舗を展開する生活協同組合連合会ユーコープ事業連合(横浜市港北区新横浜)の代表2人が2月23日、東京・銀座の財団事務所を訪れ、店舗に設置したベルマーク回収箱で集�

大震災援助にとベルマーク集め

7万7千枚を財団に寄贈    愛知県の幸田中 ベルマーク教育助成財団に2月、愛知県幸田町立幸田中学校(権田幹夫校長、522人)から「東日本大震災で被災した学校や子どもたちのために」と、計約7万7千枚�

ベルマーク預金の30%を10年間友愛寄付

さいたま市立栄和小PTAが「光のひとすじプロジェクト」 東日本大震災の被災校を援助するため、埼玉県さいたま市立栄和小学校(阿久津一浩校長、児童964人)のPTA(桜井直人会長)はベルマーク預金のうち�

あいおいニッセイ同和損保が収集報告

東京・渋谷で「たすけ愛・ささえ愛の集い」、見栄晴さんからもマーク寄贈 協賛会社のあいおいニッセイ同和損保が、東日本大震災で被災した地域の復興を支援するために全国展開する「たすけ愛・ささえ愛プロジェク�

大震災援助にと財団に58万円寄付

金沢市の四十万小 金沢市立四十万(しじま)小学校(吉川克司校長、446人)が、東日本大震災で被災した学校や子どもたちのためにと、ベルマーク財団に58万余円を寄せました。同小のPTAにあたる育友会(布�

みなさんの優しさから元気をいただきました

お礼の大型ポスター、宮古小学校から届く 東日本大震災で街が大きな被害を受けた岩手県宮古市立宮古小学校(相模貞一校長、児童255人)から、これまでの支援に感謝する大型のカラーポスターが2月初め、財団に�

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