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南山短大が大学で初のお買いもの フィリピンの子らのために

 名古屋市昭和区の私立南山短期大学(鳥巣義文学長)が、ベルマーク預金でソフトバレーボール8個(計8360円)を購入しました。大学に門戸が開放された2006年春から08年11月までに計33の大学・短大・専門学校がベルマーク運動に加わっていますが、お買いものをしたのは同短大が初めてです。ボールは、09年2月にフィリピンを訪問するボランティア部の学生たちが、衣類や文房具と一緒に現地の子どもたちに届ける予定です。
 ボランティア部はフィリピンのストリートチルドレンや孤児らを支援する活動を続けており、ベルマーク運動に参加したのも預金で学用品などを買って子どもたちに届けたいというのが目的でした。
 顧問の小知和優江教授に相談して、学内に協力呼びかけのポスターを張ったり、教官の先生方に依頼のメッセージを送ったり、また学生が休憩などで利用するラウンジの一角にベルマーク回収箱を置いたりしました。インクカートリッジの回収にも取り組んでいます。約2年の活動で1万点近くを集めました。
 同部の学生たちはここ数年、定期的にフィリピンを訪問しており、今年度は09年2月に24人がセブ島の隣にあるボホール島を訪れることになりました。手分けして8カ所の施設を回り、子どもたちにABCを教えたり、遊び相手になったりして過ごします。ここに少しでも多くのお土産を持参したいとベルマーク預金で選んだのが、小さな子どもでも安心して遊べるソフトバレーボールです。08年10月初めに発注したときは7個分の預金しかなかったのですが、同下旬にベルマークを送って1個分を追加することができ、訪れる8施設全部に渡すことができるようになりました。
(2009/01/30)