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小学校に寄贈4年続ける 高松東部商店振興会

 高松市の高松東部商店振興会(通称・源平通り商店街、上池年勝会長)は4年前からベルマークの収集、仕分け作業に取り組み、地元の小学校に寄贈を続けています。地元の子どもたちの役に立てれば、との願いが込められています。
 同振興会の加盟商店は約35店。JR屋島駅北150メートルの県道東西1キロに面しています。振興会女性部(中山和美部長)から「何か地域に貢献できることはないか」の声が出て、ベルマークが捨てられているのはもったいない、捨てられるのを活用するのだから協力してくれるのではないか、と取り組むことになりました。
 店舗にベルマークの回収箱と一覧表を置き、経営者はもちろん来店者にも協力してもらうことに。このほか、コミュニティーセンターや郵便局、カメラ店などにも回収箱を置かせてもらっています。昨年末の歳末大売り出しでは抽選日にベルマーク10点以上持参の人にティッシュペーパー1箱をプレゼントしました。
 仕分けは女性部の10人ほどが集まり3、4か月に1回しました。
 贈り先は古高松小学校と古高松南小学校で、年1回交互にしています。児童から感謝の手紙が届いたこともあります。昨年の寄贈は2万6000点余。中山さんは、地元の学校がベルマーク収集県内一になってほしい、その手助けを少しでもしたい、と思っています。
(2008/7/22)

地元小にカートリッジ寄贈 埼玉・飯能市の調剤薬局

 埼玉県飯能市で、地元の調剤薬局が「地域の子どもたちのため、そして自然環境保全のために」と、使用済みインクカートリッジを集めて、6月16日に地元の市立飯能第一小学校に寄贈しました。「感謝しています。この運動がもっと広がればいいですね」とPTAや学校関係者らに喜ばれています。
 寄贈したのは、飯能市内で調剤薬局6店舗とデイサービス施設を運営する「ヴェルペンファルマ」社です。同社の2代目である大野泰規専務は、エプソン、キヤノン両社の使用済みカートリッジがベルマークに交換されることを知って、さっそく自分もメンバーである飯能青年会議所や地域のNPO仲間などに幅広く呼びかけて、カートリッジ回収を始めました。
 約500個のカートリッジが集まり、そのうち4割が地域の協力で、残り6割が薬局で使用済みとなったものでした。大野専務は飯能第一小が母校で、「飯能の町が、とにかく大好きなんです」と言います。そして「今後も、身近なことでできる資源の有効活用と、子どもたちへの教育支援のために、この活動を続けていきたい」と目を輝かせています。
<写真> 飯能第一小学校で、右田健校長(右)にカートリッジを手渡す大野泰規専務=ヴェルペンファルマ社提供
(2008/7/22)