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調布市がPTA連合会にベル点数贈る カートリッジ回収で約2万点

 自治体としては全国で初めてベルマーク協賛会社「エプソン販売」の使用済みトナーカートリッジの回収・リサイクルに登録参加した東京都調布市で11日、貯まったベルマーク点数の贈呈式があり、貯まったベルマーク点数の目録を赤羽根会長(左)に渡す長友市長=調布市役所で長友貴樹市長から市公立学校PTA連合会の赤羽根進会長に1万9430点分の目録が贈られました。約半年間に市役所で回収したプリンターのトナーやインクカートリッジ分で、同連合会では市内のベルマーク活動参加校に配分し、有効利用してもらうことにしています。
 長友市長は「使用済みカートリッジを通じてPTA連合会といい関係を築けるのはありがたいことです。金額は少ないかもしれませんが、ぜひ市役所の気持ちとして受け止めていただければ。今後も続けて運動が活性化されるようにしていきましょう」とあいさつ、赤羽根会長は「ベルマーク運動は各学校で地道に続けていますので、今回の市の取り組みを非常にうれしく思っています。子供たちが安全に楽しくできるようなものに利用させていただきます」とお礼を述べました。
 調布市は、市役所にエプソン社製のプリンターを導入したのを機に、今年4月から使用済みトナーを回収し、ベルマーク点数に換える活動に参加しています。庁舎内2カ所にカートリッジ回収箱を設置していますが、役所内のトナーだけでなく、市民の方が持ってきてくれたインクカートリッジ分も含まれているそうです。

《写真》貯まったベルマーク点数の目録を赤羽根会長(左)に渡す長友市長=調布市役所で

(2009/11/12)


ユネスコからベルマーク財団に感謝状 多年にわたる「世界寺子屋運動支援」で

 今年は、「教育の機会に恵まれない人たちのために、学びの場=寺子屋を草の根運動で広げていこう」という「ユネスコ世界寺子屋運動」が始まって、ちょうど20周年。日本ユネスコ協会連盟の松田昌士会長=左=からベルマーク財団の森田秀男常務理事に「世界寺子屋運動」への感謝状が贈られました=横浜市中区でそれを記念する「日本ユネスコ運動全国大会」が11月8日、横浜市中区の大さん橋ホールで開かれ、その席上で、運動に当初から協力してきたベルマーク教育助成財団に対して、主催者の社団法人日本ユネスコ協会連盟から「『世界寺子屋運動』の発展に多大のご協力を寄せられ、発展途上国の教育の改善に貴重な貢献をされました」という内容の感謝状が贈られました。
 「世界寺子屋運動」は、国連が定めた「国際識字年」の前年にあたる1989年に同連盟が始めたプロジェクト。この20年間で、「43カ国1地域で約124万人が『寺子屋』で学んだ。支援総額は、およそ500の『寺子屋』建設費用などで約22億円」といわれます。
 ベルマーク財団は1990年から、この運動の支援の輪に加わりました。PTAの皆さんがベルマーク預金で購入した価格の10%が援助資金となりますが、その一部を「海外援助」にも回すことにしたのです。この年、タイ、インドの子どもたちに識字教育用絵本や識字教室・設備を贈ったのが最初でした。以来、バングラデシュやスリランカ、ベトナム、ラオス、カンボジア、中国、ネパール、アフガニスタン・・・それぞれの国で識字教育センター建設費用などの形で「世界寺子屋運動」を支援してきました。支援総額は、同連盟を通じたものだけで、昨年度で1億円を超えました。
 しかし、「世界にはまだ、学校に行けないこどもたちが7500万人、読み書きができない大人たちが7億7000万人もいる」そうです。なんと、世界の大人の6分の1が読み書きできない!というのです。「世界寺子屋運動」をますます活発にする必要がありそうです。

《写真》日本ユネスコ協会連盟の松田昌士会長=左=からベルマーク財団の森田秀男常務理事に「世界寺子屋運動」への感謝状が贈られました=横浜市中区で

(2009/11/11)


蕨市のブースでベルマークPR まなびピア埼玉が閉幕

 第21回全国生涯学習フェスティバル「まなびピア埼玉2009」が10月30日から11月3日まで、さいたま市のさいたまスーパーアリーナをメーン会場に開かれました。ベルマーク教育助成財団は「生涯学習見本市」の中で、埼玉県蕨市と協力して運動のPRを行いました。埼玉県生涯学習フェスティバル推進室によると、メーン会場の入場者は42万5115人。県内全70市町村が参加したこともあり、参加者ののべ人数はこれまで最多の224万人になりました。
ベルマーク運動を呼びかける蕨市のブース
 「生涯学習見本市」は、企業や自治体、学校などがさまざまな生涯学習への取り組みを紹介するエリアで、約190の団体が出展しました。蕨市は「機織りの街」「成人式発祥の地」などを紹介しましたが、同市の東公民館が2006年からベルマーク運動に登録参加できるようになった公民館の登録全国トップだったことから、一緒にベルマークのPRをしていただけることになりました。
 PRには、エスビー食品、ソントン食品工業、ブルボン、ショウワノート、キリンビバレッジ、マルトモ、日本デキシー、小倉屋柳本、マルニの協賛会社9社からベルマーク付き商品や新製品サンプルなどの提供があり、新しく製作展示した回収ボックスと配布用リーフレットしたベルマーク運動PRのリーフレットとともに来場者に配布しました。
 ブースには拡大したベルマーク一覧表やいろいろな援助、いろいろなお買い物などのパネルのほか、協賛会社の回収ボックスも展示しました。約50年の歴史があるだけに、ほとんどの人がベルマークのことを知っており、市職員やボランティアの方たちの「ベルマークをよろしく」の呼びかけに関心を示していました。

《写真上から》
・ベルマーク運動を呼びかける蕨市のブース
・展示した回収ボックスと配布用リーフレット


(2009/11/04)