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地域でベルマーク回収、店舗が一役 千葉の新聞販売店が学校に寄贈

「ベルマークを集めてくれてありがとう」。地元の方や小学校の先生から、感謝の声をかけられて、千葉県柏市のASA(朝日新聞販売店)の社長、石川章一さんは「ベルマーク回収を始めてよかった」と、感動の面持ちです。町の一軒、一軒を回る店のスタッフの方たちが、地域と心の交流が深まったことを、実感しています。

石川さんは、柏市の中心部一帯で新聞販売店5店舗を経営しています。地域に支持されてこそ販売店が成り立つ、との信念から、地域密着を目指してきました。多くの家庭に埋もれているベルマークを掘り起こし、販売店が集めて、地元の学校に寄贈する。この企画をスタートさせたのは、2007年10月。反響は大きく、また販売店の方たち自身もマークを持ち寄って、翌11月には、地元の小学校12校に、ベルマークを寄贈しました。

子どもが小学校を卒業しても、商品に付いているベルマークがもったいなくて、家庭で切り取ります。そんな方たちの声を、集金の方たちは、ベルマークと一緒にお店に持ち帰ってきます。「捨てるしかないかと思っていたマークを生かせることができて、助かりました」。80歳を超えるおばあさんも「集めてくれて、よかった」と喜んでくれました。地元の学校に届けた後で、教頭先生から「PTAにお渡ししたら、とっても喜んでくれましたよ」と、改めてお礼の電話がかかってきたりしました。

石川さんの販売店5店舗では、「ASAはベルマークを応援しています」などと参加を呼びかけるチラシを新聞に折り込んで配り、集金時などにマークを回収します。約50人いる集金スタッフの胸には「ベルマークを集めよう」などと書いたネームプレートを付けて、会話のきっかけにしています。

販売店の一つ、ASA柏中央の近くには、サッカー「柏レイソル」のホーム日立柏サッカー場があります。販売店では毎試合直後にカラーの号外を発行し、行列ができるほどの人気です。「地域に支持されなくてはね」。石川さんは、楽しげに繰り返しました。
(2007/12/28-2)


住友信託銀行・柏市の店舗も応援

住友信託銀行の柏コンサルティングオフィス(千葉県柏市)のロビーで、ベルマーク応援を呼びかけるポスターと回収箱が、お客さまの目を引いています。「地域のお客様に、私たちの貢献活動を理解していただければ」と、同店の社会貢献プロジェクトチームのリーダー、佐藤有香子さんが控えめな口調で説明してくださいました。

回収箱は、ATMコーナーと1、2階に各1個ずつ、計3個が置かれています。ロビーの大きな柱の側面には「集めたベルマークを是非お持ちください」などのポスター、そして「集めたベルマークはどうなるの」といったQ&A方式の説明が、柱いっぱいに掲示されています。同店ではさらに、お客さまへのダイレクトメールにも、ベルマーク収集を呼びかけるチラシを同封するなどしています。佐藤さんたちが、分かりやすいようにと工夫したポスターから、温かい雰囲気が伝わってきます。

住友信託銀行は、ベルマーク運動の「協力銀行」として、運動参加校ごとのPTA預金口座を設けています。一方で、同信託銀行は全国各支店で、地域に密着した社会貢献を展開しています。柏市の同店でも、献血やエコバッグ配布などに加え、2007年11月から新たにベルマーク回収に乗り出しました。

佐藤さんによると、「多くの人がベルマークに親しんだ経験がある」「手軽にマークを集められる」などが理由です。また社会貢献チームに、以前に子どもの小学校でマークを集めた経験があるメンバーがいて、「習慣でマークを切り取っても寄贈先がなくて、たまってしまう方が多いのでは」と回収に賛同した意見もあったそうです。お客様さまが持参するマークに加え、同僚たちも集めてくださって、回収箱の中に少しずつたまっています。「いずれ、市内の養護学校などに寄贈することを考えています」。佐藤さんたちは、その日を楽しみにしています。
(2007/12/28-1)


テレビ2社がベルマーク特集放映 福岡のテレビ西日本と福岡放送

 福岡市に本社がある民放テレビ局、TNCテレビ西日本とFBS福岡放送が、ベルマーク運動の特集を相次いで放映しました。
  TNCは、毎週土曜日の午前10時30分〜11時45分の情報番組「土曜NEWSファイルCUBE(キューブ)」で、10月13日に「ベルマーク運動は今」と題して放送しました。女性リポーターがパネルを使い、PTAと協賛・協力会社、ベルマーク財団が一体になって取り組む運動の仕組みを説明したあと、福岡県前原市立波多江小学校の活動を紹介。同小は、07年度のベルマーク運動説明会(福岡会場)の体験発表校で、06年度の集票点数は34万点でした。毎月1回の「ベルマークの日」を取り上げ、PTA環境委員会のお母さんと児童がマークの整理、集計をしている作業風景、郵便局や商店に置いているマーク集票箱の回収の様子などを流しました。児童が「ベルマークはみんなのためになる」、お母さんは「親子、地域のコミュニケーションに役立っている」などと、インタビューに答えていました。
  買い物紹介やインクカートリッジ回収で協賛しているエプソン担当者の「環境活動の推進と教育支援の両立ができる」というインタビュー、福岡県西方沖地震の被災校への援助を取り上げました。また、07年度のへき地援助校の前原市立怡土(いと)小学校王丸分校では、届けられたプレゼントの荷解きをして、ボディーボールなどで遊ぶ児童を収録、放映しています。
  番組の最後は、女性リポーターが、ベルマークをプリントしたTシャツ姿で「みなさんもボランティア活動として、ベルマーク運動を改めて考えてみたらどうでしょう」、コメンテーターが「06年から公民館が参加できるようになり、ボランティアの輪が広がるのでは」などと応じ、締めくくりました。約12分の特集でしたが、丁寧な番組づくりで、ベルマーク運動の理解とPRにつながったのではないでしょうか。
  FBSは、平日午後2時52分〜午後7時の情報・娯楽番組「めんたいワイド」で、11月19日にニュースや地域のトピックスを紹介する「夕刊めんタイムス」のコーナーで約6分間放送。男性リポーターが「きょうは生活の中にある、へぇーという情報です。みなさんベルマークをご存知ですか」と、切り出してスタート。「進化するベルマーク運動」のテーマで、パネルを使って、運動の仕組み、歴史、福岡県全体の集票状況、財団の現状などを説明しました。
  ベルマーク預金の買い物紹介として、福岡市立宮竹小学校を取り上げました。同小は学校とPTAが共催して2000年から毎年11月に「宮竹生き域(いきいき)フェスタ」を開いていて、バザーで使うポップコーン製造機を購入したばかり。フェスタの当日に、ポップコーンづくりや販売風景、高木義則校長のインタビューなどを取材・撮影して、映像を流しました。
  「個人でも地域でも学校に寄付したり、財団に送ったりすることでベルマークに協力できます」と、男性リポーターが締めくくり、こちらも好意的でした。
(2007/12/26-2)


公益法人の制度改革で説明会 文科省が開催

 新公益法人制度が2008年12月から施行されるのに伴い、文部科学省初等中等教育局は12月21日、公益法人の制度改革等に関する説明会を開催しました。同局財務課所管のベルマーク教育助成財団もこの説明会に参加しました。
  現在、日本には財団法人、社団法人という名称を持つ公益法人が2万5000余あり、ベルマーク財団もその一つです。これらの公益法人は1896年(明治29年)に制定された民法34条で規定された団体ですが、2006年6月に公益法人制度改革関連の3つの法律が公布され、110年ぶりに公益法人の規定が改正されました。
  この改革3法は08年12月から施行される予定で、現行の公益法人はすべて施行後5年以内に内閣府に設けられた公益認定等委員会に申請を出して、公益認定を受けないと解散したと見なされてしまいます。このため、ベルマーク財団でも公益認定を受けるための準備作業を進めています。
(2007/12/26-1)