知的障害者によるサッカー世界選手権の記録映画「プライドinブルー」(中村和彦監督)が7月14日から、東京・新宿のテアトル新宿を皮切りに、名古屋、大阪、札幌、広島と全国各地で順次上映されます。2006年、ドイツで開かれた「もう一つのW杯」に日本代表として出場した知的障害者たちが、サッカーボールを蹴り、夢を追って自信をつかむ感動の映画。教育や福祉の関係者だけでなく、すべての人に見てほしい映画です。ベルマーク財団も後援しています。
「もう一つのW杯」は、日本サッカーを育てたクラマーコーチの故郷ドイツで開かれた2006年W杯の後、世界16カ国の代表が参加して開催されました。日本ハンディキャップサッカー連盟(長沼健会長)はブルーの日本代表ユニホームを着た20人の選手を大会に送りました。スコットランドリーグ・セルティック所属の中村俊輔選手やJリーグ・浦和レッズ所属の岡野雅行選手らが強化費用の一部にと資金を寄付しました。体が大きく、プレーもうまいドイツには歯が立ちませんでしたが、オーストラリアや韓国を破り、日本は12位に食い込みました。自信を得た選手たちは2010年の南アフリカでのW杯で、ベスト8入りを目指しています。
テアトル新宿での上映は午前10時からのモーニングショー。名古屋では7月21日から8月10日まで、シネマスコーレでモーニングショー。大阪はシネ・ヌーヴォ、札幌はシアターキノ、広島はサロンシネマで上映の予定です。
(2007/6/28)
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