熊本県内のASA(朝日新聞販売所)でつくっている熊本県朝日会が、ベルマーク運動への協力を地域に呼びかけています。回収箱やPR用ノボリを作ったほか、10月初めには、ミニコミ紙でベルマークを取り上げました。朝日会は「ベルマーク収集を通じて、学校と地域の連携を目指したい」と話しています。
回収箱は縦10a、横15a、奥行き5a大ほどの厚紙製。正面に「ベルマークを集めよう!!」の青い文字と赤いベルマークのロゴなどを刷り込み、まず2万個を作りました。協力してくれる読者や商店を中心に配り、購読料集金時などにマークを回収するそうです。長さ2b近いノボリは100枚作製、ベルのマークと「ベルマークを応援しています 朝日新聞」を入れ、販売所の店先などに掲げて、活動のPRに使います。
毎月初めに新聞に折り込んで配達する4ページのミニコミ紙「おはようASAHI」10月号では、読者にマーク収集への協力を呼びかけました。1面のトップ記事に、ベルマーク運動の歩みや意義などを大きく掲載し、「ベルマーク収集はボランティアの原点です」と訴えています。2面にもベルマーク運動をテーマにした朝日新聞熊本総局長のコラムを載せ、読者に参加をお願いしています。
朝日会は、8月ごろから今回の取り組みを検討。財団からベルマーク手帳や運動紹介ビデオなどの資料を取り寄せ、朝日新聞社の提唱でベルマーク運動がスタートしたことなどを理解し、9月初めの販売所長が集まる全店会議で決定しました。幹事約10人は勉強会も開きました。今年6月の運動説明会で体験発表した熊本市立力合小学校のお母さんを講師に招き、マーク収集や整理・集計など作業方法を学んだそうです。宗方祐生会長は「ベルマーク運動に協力することで、販売所と読者・地域とのコミュニケーションを深め、新聞のブランドイメージ向上にも役立てたい。地道に取り組んでいきます」と話しています。
(2006/10/20)
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