お知らせ


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「小規模だってできるよ」 上手に乗りこなし校庭に歓声
三重県紀北町の志子小学校

 「うまくいったよ」「その調子」。一輪車に挑む子どもたちの歓声が、校庭に広がります。三重県紀州路の紀北町にある児童36人の志子小学校(前田孝治校長)。単式と複式からなる小規模校ながら、お母さんたちや地域が地道に取り組むベルマーク活動で新しい一輪車を購入、子どもたちの一輪車熱が一層高まりました。
  志子小は1983年にベル運動に参加。以来、毎月のベルの日に子どもたちがマークを持ち寄り、年1回、お母さんたちが整理しています。とりたてて盛り上げ策を図っているわけではありませんが、地元の郵便局もベル箱を置いてくださるなど、地域の応援もあって、すっかり定着しています。
 23年間の集票累計は41万7000点。児童数は参加時の70人余が半減し、単純平均では約50人といったところですが、この規模の学校で年平均1万8000点の集票はかなりの成績といえるでしょう。
  子どもたちは、ユニセフ募金でもがんばっています。お小遣いを無駄に使わないで、世界の恵まれない仲間のために役立てているのです。
  ベル預金での買い物は毎年、というわけにはいきません。でもいくらか貯まったので、子どもたちに一番人気がある一輪車を3台購入することにしたそうです。
  昼休み。校庭に飛び出してきた子が、一輪車のさまざまな技に挑みます。ベルマークで買ったばかりの一輪車も走っています。右回り、左回り、蹴り上げ乗車、アイドリング……。バックで進む子も。グループでの手つなぎ走行も見事。スピンや片足走行のできる子もいるそうです。ベル記者はベル財団が各地で開く一輪車教室にも度々同行していますが、志子小児童のレベルはかなり高い、とみました。
  それもそのはず。志子小では一人ひとりが「マイ一輪車」を持ち、時間があれば校庭で練習、初心者コース、中級者コース、上級者コース、先生コースまである学校独自の検定に挑み、「一輪車名人」を目指しているのです。「学校全体が家族。みんなきょうだいですから、互いに教え、励ましあってどんどん上達しています」と先生たち。
  地域ぐるみで催す秋の運動会の最大の呼び物も、全児童が参加する一輪車の演技とか。楽しみです。
(2006/04/21)


「子どもを守る」活動の実態を取材
朝日新聞社がキャンペーン

 広島市や栃木県今市市で小1女児が殺害された事件をきっかけに、朝日新聞社は昨年12月から、報道キャンペーン「子どもを守る」シリーズを始めました。痛ましい事件を繰り返さないために、子どもを守るために、どうすればいいのかを、読者のみなさまと一緒に考えようという試みです。取材班は、子どもがふだん危険にさらされている実態や地域や学校で立ち上がった人たちの活動を取材し、随時、記事を掲載しています。さらに、「子どもを守る」ために役立つ情報を掲載した朝日新聞特設面を月1回ペースで1年間続けるほか、連載や専門家を招くセミナー、シンポジウムも実施します。読者のみなさまからいただくご意見や声も大事にし、キャンペーンを続けていきます。
(2006/04/21)


「子どもを守る」 落第忍者乱太郎の下敷きプレゼント

 朝日新聞が展開する「子どもを守る」キャンペーンの一環として、ベルマーク運動参加の小学校を対象に、特製下敷き2万枚をプレゼントします。下敷きには、尼子騒兵衛さんが特別に書き下ろした落第忍者乱太郎(朝日小学生新聞連載)のキャラクターが登場、安全マニュアル(子どもの危険回避研究所監修)をわかりやすく紹介します。
<応募方法>
希望数とベルマークのPTA番号、〒住所、学校名、電話番号を明記し、ファクス(03・3571・8464)かはがき(〒104・0061 東京都中央区銀座6ー6ー7朝日ビル4階)でベルマーク教育助成財団「安全下敷き」係へ。
<締め切り>
2006年5月19日(金)必着。
多数の場合は抽選。当選の学校には6月下旬までに送ります。
主催 朝日新聞社・ベルマーク教育助成財団
(2006/04/21)


未参加校や一般の方もベル説明会にどうぞ

 ベルマーク運動の進め方や教育支援を分かりやすく紹介する「ベルマーク運動説明会」を、5月の連休明けから全都道府県で計101回にわたり開催します。ベルマーク運動は、子供たちの教育環境を向上させるために半世紀近く続いている社会貢献活動です。未参加校のPTA、また地域の市民グループの方たちも、ぜひ一度、説明会(参加費無料)にいらっしゃいませんか。申込書をプリントして、ファックスや郵便などでベルマーク財団までお送りください。

◆期間 5月9日(火)〜6月30日(金)、いずれも午前10時〜正午
◆開催会場 全都道府県の92都市・地区で延べ101回
         各地域ごとの開催日時・会場地図はホームページのこちらに

☆ベルマーク運動参加校のPTAの皆様には、別途に専用の申し込みはがきを順次、郵送しているところです。はがきが届き次第そちらでお申し込みください。
 <問い合わせ先>
ベルマーク財団「ベルマーク運動説明会」係
電話 03−3572−4937
FAX 03−3571−8464
〒104-0061 東京都中央区銀座6−6−7 朝日ビル4階
Eメール:toiawase@bellmark.or.jp
(2006/04/20)


春の協賛・協力会社との懇談会

ベルマーク運動の現況と06年度事業計画と予算を説明する協賛・協力会社懇談会は3月、東京・銀座でそれぞれ開かれました。
  協賛会社懇談会で吉田慎一専務理事(朝日新聞社常務取締役)は「ベルマーク運動は1960年に朝日新聞社が提唱して創設46周年になります。運動が大きく発展できましたのは、協賛・協力会社とPTAのみなさんの温かいご支援とご協力によるものです。05年度も被災校援助として新潟、福岡、三宅島の子どもたちに教材・備品を贈ることができました。本当にありがとうございました。厳しい経済環境のなかベルマーク財団は、今年、大きな転機を迎えます。これまで運動の参加団体は学校のPTAに限られていましたが、大学や公民館など社会教育施設で学ぶ中高年にも参加の道を開く『寄付行為の変更』を文部科学大臣に認可申請、近く認可される見通しとなりました。中高年の人たちは、創設当時のベルマーク運動に携わり、育て、それを子どもたちに引き継ぎ、これからは自分たちが3たび運動にかかわることになります。07年度から団塊の世代が定年を迎えます。参加団体の拡大により、その人たちの社会貢献の場が開かれることになります。朝日新聞社では、ベルマークの宣伝活動を、これからも朝日新聞や無料会員組織のアスパラクラブを通して全面的に支援してゆきます」と話しました。
  森精一郎常務理事・事務局長は「05年度のPTAのみなさんが集めた集票点数は4億2618万9342点に達しました。目標計画点数を600万点上回り、累計点数は220億点を超えました。06年度の目標計画点数は4億4000万点に設定しました。少子高齢化に対応してベルマーク運動を幅広く国民各層から支援されるものに進化させてゆかねばなりません。新しい時代にあった教育助成を推進し、心豊かな人づくりと地球規模の教育の機会均等の実現に向けて努めてまいります」と強調しました。さらに事業説明のなかで森事務局長は「今年初め『協賛会社が付けているベルマーク参加商品は社会貢献商品です。その商品を店頭に置くことが、教育助成と社会貢献につながります』と、全国の流通業者である百貨店、スーパー、コンビニなど92の会社経営者に、ベルマークからお願いを出しました」と報告しました。
                        ◆
  最後に、新しく協賛会社に参加した新学社の紹介がありました。代表取締役社長・小林忠照さんから「ベルマーク運動の趣旨に賛同して参加しました。私たちの会社は昭和32年創業、来年は50周年を迎えます。幼児から小・中学校の学習教材を扱う会社で、学校教育と深いかかわりをもってきました。本社は京都にあり、出版事業のほかに日本の大切な文化史跡の保存運動にも力を入れています」と話されました。
(2006/04/11)


ベルマーク教育助成財団 春の理事会・評議員会

 ベルマーク教育助成財団(齋藤諦淳理事長)の理事会・評議員会は、3月3日、都内のホテルで開かれました。財団の森精一郎常務理事・事務局長から06年度の事業計画案と予算案について趣旨説明が行われ、承認されました。さらに財団人事では、評議員の横山洋吉さんが退任、中村正彦さん(全国都道府県教育長協議会会長)、帆江勇さんが退任、石井勤さん(朝日新聞東京本社編集局長補佐)が選任されました。
                        ◆
  ベルマーク教育助成財団の新年度からの理事・監事・評議員・顧問は次の通りです。(敬称略、★印は新任)
▼理事長
齋藤諦淳(元文部省生涯学習局長・武蔵野大学学長)
▼専務理事
吉田慎一(朝日新聞社常務取締役)
▼常務理事
野ア弘(元文部事務次官・国立博物館理事長)
常務理事兼事務局長
森精一郎(元朝日新聞社社長秘書役)
▼理事
一番ケ瀬康子(長崎純心大学教授)
木原啓吉(江戸川大学名誉教授)
木村尚三郎(東京大学名誉教授)
尾崎護(元大蔵事務次官・矢崎科学技術振興記念財団理事長)
牟田悌三(世田谷ボランティア協会名誉理事長)
渡辺通弘(元文化庁文化部長・昭和音楽大学名誉教授)
木村治美(共立女子大学名誉教授)
野村昌彦(弁護士)
川淵三郎(日本サッカー協会キャプテン)
坂東愛彦(朝日新聞社専務取締役)
▼監事
杉浦文彦(公認会計士)
小畑和敏(朝日新聞社管理本部長補佐)
▼評議員
赤田英博(日本PTA全国協議会会長)
小泉憲也(日本学校視聴覚教育連盟会長)
寺崎千秋(全国連合小学校長会会長)
大橋久芳(全日本中学校長会会長)
甲田充彦(全国高等学校長協会会長)
多田清文(全国へき地教育研究連盟会長)
★中村正彦(全国都道府県教育長協議会会長)
芦葉浪久(東北師範大学客員教授)
小塩允護(国立特殊教育総合研究所教育支援研究部総合研究官)
神尾裕治(全国盲学校長会会長)
林茂和(全国聾学校長会会長)
野口昇(日本ユネスコ協会連盟理事長)
和田龍幸(日本経済団体連合会事務総長)
原田豊彦(日本放送協会理事)
★石井勤(朝日新聞東京本社編集局長補佐)
田中徹博(朝日新聞大阪本社編集局長補佐)
清水建宇(朝日新聞社論説委員)
▼顧問
吉川俊夫(前ベルマーク教育助成財団常務理事兼事務局長)

(2006/04/11)


新年度からの資料ができました
ベルマーク手帳、一覧表、お買いものガイド
4月中には学校にお届けします

 06年度用の「ベルマーク手帳」(A5判、116頁)、ベルマーク一覧表(B4判)と「お買いものガイド」(No.90=B5判、76頁)が出来上がりました。この3点は、ベルマーク活動を進める上で大切な手引き書と資料類です。4月中には、その3点と整理袋、送り状、注文書などをベ新聞と一緒に、参加校・園の「ベルマーク担当者」あてに小包でお送りします。資料が届きましたら古い資料は捨てて、新しいものをご活用ください。
(2006/04/11)


「エプソン販売」と「キヤノン販売」
使用済みインクカートリッジ回収手順

 PTAの皆さんが活動をしている「エプソン販売」と「キヤノンマーケティングジャパン」(4月1日から「キヤノン販売」が社名変更)の使用済みインクカートリッジ回収作業は順調に進んでいます。これまでのベルマーク参加商品のように商品自体にマークがついているわけではないので、作業の手順で戸惑っているPTAの皆さんもおられるようです。
  ベルマークのカートリッジ回収がスタートして2年になります。ここで改めてエプソンとキヤノンのカートリッジの回収の流れを説明します。基本的な流れは同じです。両社ともリサイクル活動と環境保全活動の一環として、PTAの皆さんが使用済みのインクカートリッジを回収しますとベルマーク点数がもらえる仕組みです。回収したインクカートリッジ各1個につき一律5点、トナーカートリッジは各1個につき一律50点がもらえます。

          ◆ エプソンとキヤノンの主なリサイクルの流れ ◆
(1)回収活動に参加できるのは、ベルマーク運動に参加している学校が対象です。
(2)学校が回収を始めるときは、まず両社のホームページから「カートリッジ回収箱請求シート」をダウンロードします。
●「エプソン販売」(シート請求専用)
http://www.i-love-epson.co.jp/support/cartridge/bellmark_sheet.htm
  請求シートにPTA番号、学校名など記入して、「カートリッジ回収センター」(ファクス0120−228−207)に連絡。佐川急便が無料で届けてくれます。
●「キヤノンマーケティングジャパン」(トップページの「回収システムの流れ」の中にあるPDFファイルをクリックする)
http://cweb.canon.jp/ecology/recycle6.html
  請求シートに必要事項を記入の上、「キヤノンリサイクルオペレーションセンター」(ベルマーク回収専用窓口=ファクス0297−36−3230)に連絡しますと学校に無料で送られてきます。・
  両社とも回収箱はインクカートリッジ用とトナーカートリッジ用があります。それぞれ請求します。
(3)他社のインクカートリッジ、トナーカートリッジとは混同しない。
(4)回収箱が一杯になったら集荷のお願い
●「エプソン」 専用回収箱が満杯になったら、回収箱に必要事項を記入。箱に記載された「カートリッジ回収センター」の連絡先に回収を依頼してください。
●「キヤノン」 回収箱に同封されている「着払い伝票」に、集まった個数、PTA番号などを記入し、回収箱に貼りつけます。送る準備ができたら日本通運ペリカン便(フリーダイヤル0120−41−0202に「キヤノンのカートリッジ回収」のお願いを伝え、依頼してください。
(5)「エプソン」、「キヤノン」とも、カートリッジ回収箱を受け取ったら内容を確認して、学校あてに「ベルマーク点数証明書」を送ってきます。
(6)その「点数証明書」が学校に届いたら、「送り状」に点数を記入した後、「点数証明書」はベルマークの荷物と一緒に忘れずに財団に送ってください。この証明書はベルマークと同じです。送り状に記入しただけでは、PTAのベルマーク預金になりません。
                    ◆        ◆
<注1> 「ベルマーク点数証明書」をPTAの定例作業日までに受け取るためには、配送業者へのカートリッジ回収依頼は、それまでに済ませておく必要があります。エプソン、キヤノンでは、確認作業をした後、証明書を発行して学校に送ってきます。確認作業は10日くらいかかる場合があります。
<注2> PTAが集めたカートリッジは、エプソンやキヤノンから「カートリッジはたまりましたか」というような問い合わせはありません。PTAから「回収のお願い」をするまではカートリッジの保管・管理には十分気をつけてください。
(2006/04/11)


喜田川さんが2冊目の『わらべ絵集』を出版

 ベルマーク新聞やベル財団ホームページの4コマまんが「ベルちゃん」や、ベルマークがへき地の学校で開いている「絵かき あそび体験塾」の塾長としておなじみの喜田川昌之さんが、新しい画文集「わらべ絵集―いつもの仲間―」を発行しました。創作と発表の基地である伊豆高原の「わらべ絵館」(静岡県伊東市八幡野)の開館2周年を記念して出したそうです。
  画文集には、見開き画面を中心に17作を掲載。なわとび、おちばたき、かくれんぼ、豆まき、丸木橋渡り、ほたる狩り……。いつもの仲間たちで、時間なんか気にせず、野山を夢中で駆け、あそび回ったあのころの風景が、ページを開くたびに飛び込んできます。
  購入の申し込みは、住所、氏名を書いて「わらべ絵館」へ、FAX(0557・54・7011)で。定価1500円+送料切手代。わらべ絵館では、2周年記念の原画展も5月15日までの予定で開かれています。
(2006/04/07)


「さあ、早寝早起き朝ごはん」 文部科学省が全国運動展開へ

 子供たちの健やかな成長に必要な生活習慣を根付かせようと、文部科学省が後押しして「早寝早起き朝ごはん」全国運動が今春からスタートします。日本PTA全国協議会や全国都道府県教育委員会連合会など関係団体・組織が協力して、各地で民間主導の運動を展開する計画です。ベルマーク財団もこの運動に賛同しています。
  子供たちの生活リズムや食事のあり方の啓発活動を進めるため、文科省は2006年度予算で「子どもの生活リズム向上プロジェクト」として1億3千万円を計上しています。
  また地域全体で家庭の子育てを支える機運を社会全体に盛り上げるため、4月24日に関係団体による「早寝早起き朝ごはん」全国協議会が東京都千代田区で開かれ、運動が発足する運びです。
  地域での活動の具体例は、外遊びや地域ぐるみの「あいさつ運動」、朝の読書、目覚めと食欲を促す「朝ごはん体操」など。協議会では、ホームページやパンフレットなどでこうした取り組み例や成果を紹介するなどして、運動を広げていく計画です。
(2006/04/07)