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新潟県中越地震 ベルマーク緊急友愛援助
第1次と第2次合わせて被災校185校に6200万相当を贈呈
05年度 ベルマーク運動説明会 PTAと企業と財団 映像と語らいでベル仲間が結束
91会場100回開催 5、435校の16、376人が参加


新潟県中越地震 ベルマーク緊急友愛援助

第1次と第2次合わせて被災校185校に6200万相当を贈呈
 ベルマーク教育助成財団は7月14日、中越地震で被災した学校に第2次「緊急友愛援助」として図書や理科教材・運動用具など計4100万円相当を贈る目録を、新潟県庁で武藤克己県教育長に手渡しました。今年1月にも第1次援助として2100万円相当を贈呈しており、これで援助総額は6200万円相当となりました。
  今回の援助対象は、被害の大きかった長岡、小千谷、十日町など6市と川口町の小中高校など185校です。今回は、第1次援助の3市2町村からさらに対象地域を拡大しました。
  新潟県教委での贈呈式で、ベルマーク教育助成財団の森精一郎事務局長は「援助資金は、全国のPTAや児童・生徒の皆さんが根気よく1つ1つ切って集めたベルマークから生まれたものです。今回の援助を通じて、45年前に誕生したベルマーク運動が今なお、人の心と心を思いやりでつなぐ運動として大きな力を持っていると実感しました」と挨拶し、全国からの「新潟がんばれ」の声を伝えました。
  武藤県教育長は「1次援助に続き今回の2次と、重ねての支援に改めて感謝いたします。地震の被害が甚大だったため、復興にはまだまだ時間がかかりそうです。こうした厳しい状況の中での支援は、子どもたちに大きな励みとなります」と応えました。援助を受けた7市町を代表して、魚沼市の町田昌教育長も「体育館など施設の損害が大きく、その修復に追われて、教材や備品には予算が回りにくいのが実情です。ベルマークの援助は、天から降ってきたようなすばらしい贈りものです」と、それぞれに全国からの支援に謝意を述べました。
  中越地震への一連の援助では、全国の1120校から緊急友愛援助として寄せられた総額3200万円を超える拠出金を基に、協賛・協力会社からの寄付金などを加えて、教育備品を購入しました。ご支援いただいた皆様に、被災現地の感謝の声を改めて伝えさせていただきます。
(2005/7/22)


05年度 ベルマーク運動説明会
PTAと企業と財団 映像と語らいでベル仲間が結束

91会場100回開催 5、435校の16、376人が参加
5月の連休明けから開かれていた「ベルマーク運動説明会」は、7月1日の福岡A会場と甲府会場ですべて終わりました。この説明会は、ベルマーク運動の3本の柱であるPTAと企業と財団とが年に1回集い、運動の意義や歴史、活動の進め方などを学び、意見を交換する場であり、運動にとっては年度初めの大切なイベントです。
今年も全国91会場で100回開かれました。どこの会場も例年より参加者が増え、5、435校から16、376人が参加しました。会場によっては、参加予定数を大幅に超え、急きょ、机・いすを増設する所もありました。
今年はPTAのお母さんたちばかりでなく、「私たちも、この説明会に参加してもよろしいんですか」と、未参加校や活動校を応援してくれているボランティア団体や新聞販売店の人たちも積極的に参加してくれました。
今年で3回目となる協賛会社の説明会参加は、「キユーピー」、「日清食品」、「ショウワノート」、「旭硝子」、「ラッキーベル」、「ジブラルタ生命」、「エプソン販売」と、今年度から参加した「キヤノン販売」の8社でした。各会場の受付では、協賛会社の社員がベルマーク商品を紹介するパンフレットや試供品、お母さんたちへのアンケート配りなどに追われていました。マヨネーズやタオル地のハンカチ、ボールペン、収集箱などお土産をいただきニッコリするお母さんや協賛会社の人たちと和やかに意見を交換しているPTAもいました。
ベルマーク運動は、今年秋には創設45周年を迎えます。その記念事業として6会場で、長年、運動を陰で支え続けてきた「6団体・個人」を表彰しました。
PTAの皆さんの「体験発表」も年々、多彩になっています。2、3年前はパソコンを使う学校はわずかでしたが、今年は多くの学校が取り入れ、画像を見ながらプレゼンテーションしてくれました。さらにユニークな発表としては、自分たちの活動を劇にして披露、ドラマ感覚で笑いとユーモアを交え、会場を沸かせ和ませてくれた学校もありました。
体験発表の様子は、開催日の翌週にはベルマークのホームページに取り込みました。ご覧になってください。体験発表には、それぞれの学校の「作業ノウハウ」が満載されています。今年は、初めて運動に携るPTAの皆さんに役立つように、発表の内容を出来るだけ詳しく掲載することにしました。先日、早速ホームページの「掲示板」に書き込みがありました。中学生たちの会話(チャット)の中で「このホームページにある体験発表には、いろいろな例が載っていますよ。とっても参考になるので、じっくり読んでみると<これだ>というのに出会えますよ」。
この説明会は、財団にとっても大切な機会です。皆さまからのご意見やご注文を生かしながら運動を進めて行きます。この1年、自分たちのペースで「無理なく、無駄なく、根気よく」をモットーに取り組んでいただきたいと思います。
(2005/07/15)
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