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「喜田川昌之 わらべ絵館」3月18日オープン
開館を記念 財団からベルマークポストを贈る

 ベルマーク新聞の4コマまんが「ベルちゃん」の作者で、へき地校へのソフト援助「絵かき遊び塾」の塾長をつとめる喜田川昌之さんが静岡県伊東市の伊豆高原に開く美術館「喜田川昌之 わらべ絵舘」前に、ベルマークポストが設置されました。ベル財団が贈ったもので、活発なベル活動を展開する福島県郡山市の郡山第一中学校の「一中出会いの広場」に次いで2カ所目です。
 ポストは誰もがマークを入れることができるように、子どもでも届く高さ。周囲の風景になじむよう濃緑で、ラッパと小さな2個のベルがデザインされており、そのかわいらしさに「郵便配達の方が郵便物を入れそうになりました」と喜田川さんは苦笑いします。
 3月18日のオープンに向けて準備は着々。自然と戯れるわらべ絵の数々は、思わず童謡を口ずさみたくなるような「喜田川ワールド」です。最寄りの伊豆急行「伊豆高原駅」構内の案内板にも、駅前から伸びるさくら並木通りを5・6分歩けばたどりつく道筋が掲示されました。
(2004/2/17)


「ベルちゃん」の作者が伊豆高原に
「喜田川昌之 わらべ絵館」を造りました
3月18日オープン

子ども時代の遊びや 自然とのふれあいを
わらべ絵に描き展示へ

 本紙連載でおなじみの4コマまんが『ベルちゃん』の作者・喜田川昌之さんは、昨年、東京から伊東市の伊豆高原に移転して、美術館「喜田川昌之 わらべ絵館」を造っています。3月18日のオープンに向けて、いま作品の展示と開館の準備に追われています。
 伊豆半島の東海岸の中ほどにある伊豆急「伊豆高原駅」から徒歩で6分、桜並木通りを少し入ったリゾート地の高台にあり、陶磁・ガラス美術館や体験陶芸「八幡野窯」、「伊豆こうげん窯」や「絵本の家」などが立ち並ぶ芸術の郷にあります。
 喜田川さんは、ベルマーク新聞に「ベルちゃん」を描き続けて20年。最近は、ソフト援助の「絵画教室」の講師としてへき地学校に出向き、ふだんの授業とは一味違った「絵かき あそび体験塾」を開いて、子供たちに喜ばれています。
 子供時代に体験した遊びと自然と心の情景を「わらべ絵」として描き続けてきました。「落ち葉を拾い集め、たき火をする子どもたち」、「祭のみこしに興じる子たち」、「雪国の子どもたちがカマクラで遊ぶ姿」・・絵を見ていると、筆者の優しさとほのぼのとしたやすらぎが伝わってきます。さらに昔、口ずさんだ童謡の世界が浮かび上がってきます。
 喜田川さんは3月で65歳になり、「これまで描きためてきた作品を一般公開して、わらべの世界を若い人たちにも知ってもらいたい」と話し、新しい制作意欲も話してくれました。
 99年には、朝日新聞社後援で東京の有楽町マリオンで「わらべ絵展」、昨年夏には、宝くじ協会の主催で「わらべ絵 子どもの歌シリーズ」の展覧会を大阪と東京で開きました。
(2004/2/6)
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