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ベトナム事業でベルマーク運動に感謝状
日本ユネスコ協会連盟から

 ベルマーク運動が支援してきた日本ユネスコ協会連盟によるベトナム寺子屋事業が予想を超える成果をあげて3月に完了しました。ベルマークの支援に対して、4月に日ユ協連から感謝状が贈られました。
 この事業は3年前にスタートしたベトナム北部ライチャウ省における「寺子屋事業」です。地域学習センター(寺子屋)を40カ所、寺子屋教師の養成所といえる「継続教育センター」を3カ所建設する内容でした。ベルマーク運動は友愛援助事業として3年間にわたり総額1320万円の資金を拠出、継続教育センター一棟の建設を受け持ちました。
 識字教育だけでなく、養蜂や農業の技術移転のほか保健衛生、家族計画といった生活向上プログラムに取り組んだのもこの事業の特色です。住民参加型の姿の見える援助事業として地元の評価はかなり高いものがあります。
 ベトナムのグエン・ミン・ヒエン教育訓練相は「寺子屋は教育だけでなく、住民の生活向上に大きな役割を果たしました。この事業をモデルに全国で展開していきたい」と語っているそうです。
 さらに、この事業にはNGO(非政府組織)の日ユ協連が中心となり、国際協力事業団(JICA)の政府系機関とボランティア運動のベルマークが参加しています。政府、NGO、ボランティアの3者を結集した試みとして、日本の国際援助のやり方に新しい道を切り開いた、と注目を集めています。
(2003/4/9)
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