お知らせ


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200億点目の川崎市・玉川小PTA
39年の努力にうれしい知らせ
初参加当時、小学生でベルを体験「感無量です」
「その瞬間」画面に校名くっきり

 全国の参加校が集めたマークの累計が200億点を突破したのは4月18日。前日の夕方までには、199億9884万7千点に達していました。200億点まで、あと15万点余り。ベルマーク財団の職員たちは、「突破校はどこの学校だろう」とかたずを飲んで見守りました。
 いよいよその日が来ました。参加校から送られてきたマークがぎっしり詰まった小包が開けられ、次々に点数をチェック。コンピューターに入力されて加算されて行きます。
 午前11時5秒。2万3千953点の点数がコンピューターに打ち込まれたところで、画面の累計数字が200億点を超えました。
 川崎市の玉川小です。うれしい情報は、すぐさま財団事務局から玉川小に伝えられました。
 週明けの22日。財団の吉川常務理事が玉川小へ。校長室には、鈴木校長先生や渡辺安代教頭先生、児童会担当の神宮祥恵先生らのほか、PTA副会長の藤舘雄一さん、成田孝子さん、ベルマーク活動を担当する厚生委員長の土屋智惠子さんらお母さんたちと児童会の代表12人が集まりました。
 玉川小の初参加は、運動がスタートして間もなくの1964年。副会長の藤舘さんは「当時、この学校の4年生で、マーク集めをした思い出がありますので感無量です」とニコニコ顔。
 吉川常務理事は、200億点の経緯や意義について話した後、記念品の月球儀と地球儀を贈呈しました。200億円分の1円玉を並べると約38万キロメートル離れた月まで届いておつりが来る距離、ということから選んだ記念品です。月球儀は未来を担う児童たちの手に、地球儀は、地道な活動を続けてきた土屋さんらPTAに手渡されました。
 贈呈式の後、児童会運営委員の杉木隆朗君(5年)は、「マークを集めて和太鼓や電子オルガンなどを買いましたが、もっと恵まれないお友達のために役立っていることを、これからみんなに伝えます」といい、渡辺教頭先生らは、「PTAや地域の皆さんがとても協力してくださって感謝しています。この喜びを児童たちや一般のPTAの皆さん、地域の方々に早速お知らせします」と話していました。
(2002/5/8-2)


「ベルマーク新聞」に登場したことば
「日ごろの活動」が浮かび上がってきます
いずれも思い当たる「ことば」ばかり拾いました

 ベルマーク運動が始まり42年。このたびマークが累計で200億点を超えました。大変な数字です。へき地学校援助からスタートしたこの運動は、地道な努力が実り今では大きくはばたき、裾野を広げています。
 これまでに「ベルマーク新聞」の紙面に登場した、運動を象徴する「ことば」(キーワード)を拾ってみました。何気なく載った「ことば」は、すべてPTAや企業や地域の人たちの、日ごろの活動と深く関わり、結びついたものばかりです。たとえば「根気」。この運動は、「一人ひとりの力」が原点です。それを積み重ね、初めて学校設備品などが買え、さらに援助に結びついていきます。それぞれの「ことば」について、みなさんで想像をめぐらしてみてはいかがでしょうか。きっと、「そうそう」、「分かるわ」と、うなずかれるものも多いと思います。
 その先に、ベルマーク運動が見え、その音色が聞こえてくるかも知れません。
 ◆一般的な「ことば」
 笑顔、コツコツ、伝統、協力、輪と和、組織、仲間、つなぐ、継続、広がる、交流、助け合い、人間ネット、援助、弾む会話、和気あいあい、無理せず、無駄なく、根気よく、忘れず、奉仕、マーク、へき地学校、積み重ね、支える、学校、PTA、協賛会社、協力会社
 ◆専門的な「ことば」
 ベル番号、収集、仕分け、届ける、切る、計算、整理箱、送り状、発送、整理、棚、会社別番号、検収、残高照会、ベル預金、注文書、お買い物、着荷通知、小包、感謝状
(2002/5/8-1)
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