全国の参加校が集めたマークの累計が200億点を突破したのは4月18日。前日の夕方までには、199億9884万7千点に達していました。200億点まで、あと15万点余り。ベルマーク財団の職員たちは、「突破校はどこの学校だろう」とかたずを飲んで見守りました。
いよいよその日が来ました。参加校から送られてきたマークがぎっしり詰まった小包が開けられ、次々に点数をチェック。コンピューターに入力されて加算されて行きます。
午前11時5秒。2万3千953点の点数がコンピューターに打ち込まれたところで、画面の累計数字が200億点を超えました。
川崎市の玉川小です。うれしい情報は、すぐさま財団事務局から玉川小に伝えられました。
週明けの22日。財団の吉川常務理事が玉川小へ。校長室には、鈴木校長先生や渡辺安代教頭先生、児童会担当の神宮祥恵先生らのほか、PTA副会長の藤舘雄一さん、成田孝子さん、ベルマーク活動を担当する厚生委員長の土屋智惠子さんらお母さんたちと児童会の代表12人が集まりました。
玉川小の初参加は、運動がスタートして間もなくの1964年。副会長の藤舘さんは「当時、この学校の4年生で、マーク集めをした思い出がありますので感無量です」とニコニコ顔。
吉川常務理事は、200億点の経緯や意義について話した後、記念品の月球儀と地球儀を贈呈しました。200億円分の1円玉を並べると約38万キロメートル離れた月まで届いておつりが来る距離、ということから選んだ記念品です。月球儀は未来を担う児童たちの手に、地球儀は、地道な活動を続けてきた土屋さんらPTAに手渡されました。
贈呈式の後、児童会運営委員の杉木隆朗君(5年)は、「マークを集めて和太鼓や電子オルガンなどを買いましたが、もっと恵まれないお友達のために役立っていることを、これからみんなに伝えます」といい、渡辺教頭先生らは、「PTAや地域の皆さんがとても協力してくださって感謝しています。この喜びを児童たちや一般のPTAの皆さん、地域の方々に早速お知らせします」と話していました。
(2002/5/8-2)
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