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親しまれた「クリちゃん」
漫画家の根本進さんを悼む
ベルマーク新聞でも11年余、挿絵で健筆ふるう

 「クリちゃん」の漫画で親しまれた根本進さんが1月7日、亡くなりました。86歳でした。ベルマーク新聞とのお付き合いも長く、83年4月から連載した「ひろば」を中心に、ベルマーク運動説明会や「全日本健康優良学校表彰」(朝日新聞社主催)の運動参加校紹介記事などに、11年間にわたり挿絵を描いてくれました。運動創設25周年の紙面のトップ記事を飾ったのも「クリちゃん」でした。
 筆者の話や写真を参考にして描くため、東京・銀座のベルマーク財団へも度々足を運んでくれましたが、優しい眼差しで物静かに話される様子が印象的でした。そのころ、すでに70歳をいくつか超えていたと思い ますが、話の内容を聞き取る姿は意欲的で、年を感じさせず、臨場感あふれる挿絵で記事を盛り上げてくれました。温厚な人柄がにじみ出た漫画に、安らぎを覚えた読者も多かったことと思います。
 作品のいくつかを紹介して、根本さんの死を悼みます。
(2002/1/11)
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