防災科研が大人向け防災科学教室


(2018/12/06)印刷する

福岡教育大学附属小倉小で林理事長が講演

 福岡教育大学附属小倉小学校で11月8日に開かれた防災教室は、家庭での防災準備や子供の指導に役立てたいという同校育友会(PTA)の希望を受け、初めての大人向けの教室となりました。テーマは「いのちを守る防災学~九州を襲った災害から学ぶ防災の知恵~」。国立研究開発法人防災科学技術研究所の林春男理事長が、約100人の保護者を前に「被害を出さないのが最善ですが、もし被害が出てしまった場合には適切な対応をすることが大切」と話し、熊本地震や九州北部豪雨などを例に、災害の発生する仕組みや注意点をスクリーンの資料を交えて分かりやすく説明しました。

 

防災科学技術研究所 林春男理事長

 2014年の広島土砂災害や2017年の九州北部豪雨は、長時間同じ場所で強い雨が降り続く「線状降水帯」ができたことが原因でした。近年、こうした豪雨の増加などにより、洪水を防ぐための総合治水管理が防災課題になっているそうです。

和やかな質疑応答の場面も

 一方、小倉は全国2000ある活断層のうち114しかない「主要活断層帯」の上に位置するそうで、地震にも注意が必要だとしました。断層の割れ目には水が湧き出やすいため、温泉や酒蔵がある町は地震が起きやすいそうです。

 「線状降水帯による豪雨」と「直下地震」は、どの市町村でも備えるべき危険ですが、訓練して対応力を高めていくことが大事だといいます。林理事長は、「時代とともに災害対策の担い手は変化していき、あと何年かすると皆さんのお子さんが日本を引っ張っていく存在になります。いざという時に子どもたちが的確に動けるよう防災力をしっかり身につけてほしい」と訴えました。

 その他、地球温暖化や建物の耐震などにも話は及び、盛りだくさんの2時間でした。今回のイベントを企画した育友会の研修委員はベルマーク活動も担当しており、今年度財団が募集した「ベルマーク便りコンクール」では特別賞を受賞しました。委員長の牛嶋重美さんは「子どもたちに今日のお話をしっかり伝え、今後の生活に生かしたいと思います。ベルマーク活動が巡り巡って支援の一歩になる事を忘れず、マーク収集にも一層力を入れていきたい」と話しました。

 

広い講堂が埋まるほどの保護者が訪れた
企画運営した研修委員の皆さん

ベルマーク商品

トナーカートリッジ

ベルマーク検収

今週の作業日:12/10~12/14
10/30までの到着分を作業中

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