図書館利用で子どもたちが変わる/シャンティ国際ボランティア会が活動報告


(2017/11/28)印刷する

 ミャンマーの難民キャンプで、図書館運営をはじめ子どもに学習の機会を提供している公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA、本部・東京都新宿区)が10月11日、事業報告のためにベルマーク財団を訪れました。SVAが1999年に始めた「絵本を届ける運動」を財団が支援しているためです。

 

「リアルな動物が登場する絵本が人気」。保育所のカリキュラムにも読み聞かせがあるそうです

 「絵本を届ける運動」が支援しているミャンマー東部、タイ国境近くのカレン族のメラウーキャンプには現在、四つの図書館があります。それぞれ1万冊の蔵書のうち3、4割が絵本といいます。毎日のように読まれるために傷みが早く、スタッフが補修を繰り返しながら大切に使っています。

財団の今村事務局長とミャンマー難民事業事務所所長代行のセイラーさん

 図書館は子どもが入りやすい雰囲気にしようと図書館員が飾り付けをし、休み時間や放課後に読み聞かせの時間も設けています。大人が落ち着いて読書できる部屋もあり、キャンプ内での憩いの場になっているといいます。

 バイクの荷台に本を乗せて学校へ運ぶ「移動図書館サービス」や、キャンプ内の各地区を訪れての読み聞かせでは、図書館青年ボランティアが活躍しています。SVA広報課課長の鈴木晶子さんは「アルコール依存や麻薬なども、ボランティアをする事でおさまっています。青年ボランティアへの応援も続けていきたい」と話しました。

 ミャンマーにはまだ10万人もの難民がいますが、帰還が進んでいる事もあり、国際支援団体が20から13に減りました。メディアが現地に入れないため、世界で実情が認識されずに忘れられる事が怖いという声も多くあります。将来不安や文化的なアイデンティティを喪失して、精神を病んだり自殺したりする人も増えているそうです。そんな現状で、キャンプ外の世界を知らない子どもにとっては、図書館は大切な文化を学ぶ場であり、図書館を利用することで「子ども達の行動が変わる」といいます。

 「絵本を届ける運動」を担当する野口早苗さんは、「協力して下さる方達も、あまり遠くない事として捉えてほしい」と話しました。

 

難民支援への理解や難民問題に関心をもつことを呼びかける、鈴木晶子さん(右端)らSVAの皆さん

ベルマーク商品

出前一丁

ベルマーク検収

今週の作業日:12/11~12/15
11/29までの到着分を作業中

月別記録BOX

PAGE TOP