「教育応援隊」今年は5事業


(2015/04/02)印刷する

 子どもたちに、驚きと感動、体験の場を――ベルマーク財団の「教育応援隊」がことしも全国の学校を訪ねます。今年度は新たに「アート教室」「科学実験ショー」が加わりました。ベルマーク版「オーサー・ビジット」「ミズノ・スポーツ教室」、ボランティア活動の「絵本を届ける運動」は継続して実施し、合わせて5事業になります。
 アート教室と科学実験ショーは、2014~15年度に財団の友愛援助事業に3万円程度の寄付をしたか、する予定の学校を対象とします。オーサー・ビジットとスポーツ教室はベルマーク預金から3万円(消費税別途2160円)を支払います。絵本を届ける運動は、完成させた絵本の送料以外は財団が負担します。
 オーサー・ビジットを除く申込書は財団ホームページ(https://www.bellmark.or.jp/)からダウンロードできます。応募締め切りはいずれも6月26日(金)必着ですが、開催校数に達した段階で締め切るものもあります。
 応募方法など詳しくは、ベルマーク運動参加校に4月中にお届けする教育応援隊の案内チラシ やホームページをご覧ください。

ベルマーク版オーサー・ビジット

 子どもたちに人気の本の著者(オーサー)が小・中・高校を訪ねて(ビジット)、とっておきの特別授業をします。朝日新聞社の人気企画のベルマーク版です。
 みんなでまず色紙に寄せ書きして学校自慢や来校をアピールし、オーサーが色紙を見て訪問校1校を選びます。
 今年度のオーサーは、あさのあつこさん(作家)、尾木直樹さん(教育評論家)、長谷川義史さん(絵本作家)の3人です。1~2時限程度で、全校児童・生徒、あるいは学年単位などを対象にした授業も可能です。
 詳しくは、5月中旬に掲載予定の朝日新聞特集面、および同時掲載の朝日新聞ホームページ(http://www.asahi.com/shimbun/dokusho/authorvisit/)をご覧ください。応募のための色紙に書く必要事項の記入用紙もこのホームページからダウンロードできます。応募受け付けは新聞掲載後になります。
 授業や応募についての問い合わせ先は、

出版文化産業振興財団(JPIC)
電話 03・5211・7282(平日午前10~午後5時)
ファクス 03・5211・7285
メール author@jpic.or.jp

オーサー3人のプロフィールは次の通りです。(50音順・敬称略)


◆あさの あつこ(作家)
1954年生まれ。1991年作家デビュー。代表作「バッテリー」シリーズ(小学館児童出版文化賞)は、映画やテレビドラマでも人気に。他にも「The MANZAI」「NO.6」「燦」シリーズ、近著に『敗者たちの季節』など著書多数。青春小説からミステリー、時代小説まで、幅広く手がける。
あさのあつこさん
◆尾木 直樹(教育評論家)
おぎ・なおき 1947年生まれ。法政大学教授・教職課程センター長。中学・高校教師として22年間ユニークで創造的な教育実践を展開。現在は「尾木ママ」の愛称で親しまれ多方面で活躍中。『「学び」という希望』(岩波ブックレット)、『親子共依存』(ポプラ新書)など著書多数。
尾木直樹さん
◆長谷川 義史(絵本作家)
はせがわ・よしふみ 1961年生まれ。大阪在住。ユーモラスな作風で人気を集める。『ぼくがラーメンたべてるとき』(日本絵本賞など)、『おたまさんのおかいさん』(講談社出版文化賞絵本賞)など著書多数。昨年は、沖縄の小学生が書いた詩を絵本にした『へいわってすてきだね』が話題を呼んだ。
長谷川義史さん

アート教室

 色とりどりのビニール袋を使って作る巨大なエアドーム、あるいは「ふしぎな木」など、ふだんの授業ではなかなか体験できない大がかりな作品を、みんなの力を合わせて完成させていきます。
 多摩美術大学校友会が協力し、美術大学出身の講師の指導で驚きのアートの世界を楽しみます。
 小学校、中学校を対象に、2、3校を募集します。1回に少なくとも2時限が必要で、最大100人程度、1日2回まで実施可能です。全校児童・生徒、あるいは学年単位など、規模は自由に設定できます。
 参加する学年や人数、学校のまわりの自然環境なども考えて、多様なプログラムを提供します。


科学実験ショー

 音や色、空気など身近にあるものの不思議な現象をとりあげ、科学のおもしろさを体験するサイエンスショーです。「理科離れ」が言われるなか、科学に対する子どもたちの好奇心をくすぐります。
 講師は、「科学の鉄人」コンテストの入賞常連で、福井県坂井市の中学校教諭の月僧秀弥さんです。
小学校、中学校、高校を対象に、2、3校を募集します。1日1回、数百人まで対応可能です。授業は1~2時限で、参加する学年、規模に応じてプログラムを構成します。



ミズノ・スポーツ教室

 小学校、中学校を対象に、スポーツ用品メーカーのミズノが専門のコーチを派遣し、実技を中心に基礎から指導します。「走り方教室」と「サッカー教室」を合わせて12校で開催します。
 1回2時限程度で、授業内容や派遣するコーチの数、実施回数は、参加する児童・生徒数などに応じて、ミズノの担当者が学校と相談して決めます。9月以降の開催が基本です。
 原則として応募受付順に調整していきますが、日程や条件などによって開催できない場合もあります。
 授業内容などの問い合わせは、ミズノのベルマーク担当・渡辺市子さん(フリーダイヤル=0120・140・336)へ。



絵本を届ける運動

 絵本に恵まれないアジアの子どもたちに、日本で出版された絵本に現地語の翻訳シールを貼って贈るボランティア活動です。中学校、高校を対象に20校を募集します。
 この運動を進めているのは、シャンティ国際ボランティア会(SVA)です。1999年に始め、これまでにカンボジアやラオス、ミャンマー難民キャンプ、アフガニスタンなどに、計24万冊の絵本を贈ってきました。
 活動内容は簡単です。1校あたり25セットの絵本と翻訳シールなどがSVAから届きます。説明書に従って絵本をつくり、作業は1時間ほどです。シールを貼り終えた絵本を宅配便などでSVAに送ります(送料のみ学校負担)。10月末までの返送が条件です。
 詳しくは、SVAホームページの「絵本を届ける運動」(http://sva.or.jp/ehon)で紹介しています。

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