川崎市立平小学校で教育応援隊「ミズノ走り方」


(2014/09/26)印刷する

目標は地区別運動会 リレー選手に選ばれなかった人たちの分までがんばります

 9月22日、秋のさわやかな風が吹き抜ける川崎市の市立平小学校(舟本正子校長、525人)で、教育応援隊「ミズノ走り方」を開催しました。

 舟本校長は、「みんなが集めてくれたベルマークをどういう形で還元していこうか保護者たちと相談しました。その結果、品物を買うのではなく、子どもたちに思い出に残る体験をさせてあげようと今回の走り方に申し込みました」と、経緯を話してくれました。

腕をどう動かせばより速く走れるかな?

 この日は、1時限目は1年生、2時限目は2年生、3・4時限目は3・4年生、そして5・6時限目が5・6年生と、学年ごとに区切って行われました。丸一日かけて子どもたちを熱血指導したのは、ミズノスポーツサービス株式会社の西岡勝義さんと、松岡遥介さんの二人のコーチです。

 取材に協力してくれたのは5・6年生(183人)です。

 最初にスキップしながら両腕を大きく前回し、後ろ回しをしました。今度は、右腕を前回しで左腕を後ろ回しです。肩甲骨を意識して、体が左右に動かないように、姿勢に気を付けてと、これだけのことなのに、注意すべきことが盛りだくさんです。

膝を上げる高さも大切です

 次に、歩きながら右腕を前にまっすぐ伸ばして、1、2、3と歩いたところで左足のつま先で手のひらをタッチしました。続けて1、2、3で、左のてのひらに右足のつま先をタッチ。西岡さんから「背中が丸まってるぞ。膝を曲げるな」とゲキが飛びます。

 体がふらついていては速く走ることができません。きれいなフォームでまっすぐ走るために、両手を頭の上で組んで走ったり、両腕を水平に広げて走ったり、体の側面に腕を付けたまま走ったりと、ユニークな指導が続きました。

 続けて実践的な練習をしました。モモ上げです。足の付け根と膝が同じ高さになるように90度に曲げ、上げていない方の足は膝をしっかり伸ばします。足を地面に着くときは、空き缶を真上から踏みつぶすイメージで。

 スキップをしながら片方の足をトントンと地面を二回たたき、リズム感を鍛える練習もしました。

 速く走る練習と同じくらい大切なのが、スタートダッシュの練習です。足を伸ばして地面に座り、コーチの笛の合図とともに立ち上がりゴールを目指して走りました。

 仕上げは全員でスキップをしました。「とびきりの笑顔でたのむぞ」という西岡さんの掛け声通り、子どもたちは疲れも見せずに力強くステップを踏んでいました。

 6年生は10月中旬に、同じ地区の4つの小学校が合同で行う地区別運動会に出場します。目標がはっきりしている分、集中して真剣に取り組んでいました。

6年生は学年の10倍、60回のモモ上げに挑戦しました

 5年生の小橋口莉子さんは「いままでは、走るときに頭がふらついていましたが、今日教えてもらったことに気を付けて直していきたいです」。同じく5年生の髙野啓豊くんは「モモ上げを一生懸命やれば早く走れるようになるとわかったので、毎日続けようと思います」と感想を話してくれました。

 地区別運動会でリレーに出場する6年生の三河吉平くんは「少しずつでも毎日サボらずに続けていい成績を残したいと思います」。そして、中川美和さんは「基礎から学べてよかったです。地区別運動会でリレーの選手に選ばれましたが、選ばれなかった人たちの分までがんばります」と意気込みを話してくれました。

ベルマーク商品

プチチョコチップ

ベルマーク検収

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