ベルマーク財団と防災科学技術研究所が協定


(2018/08/10)印刷する

「防災科学教室」実施で

 ベルマーク教育助成財団(銭谷眞美理事長)は9日、国立研究開発法人防災科学技術研究所(林春男理事長)と、「防災科学教室」の実施についての包括連携協定を結びました。財団の銭谷理事長と、防災科研の林理事長が、それぞれ協定書にサインしました。

 「防災科学教室」は、防災科研がベルマーク運動参加校に研究者を派遣し、地震や豪雨、雪崩など自然災害の仕組みや危険回避の方法を学びます。防災科研からの提案で、財団の「教育応援隊」の一環として緊急実施することになりました。希望が多かったため募集はすでに締め切り、8月下旬から全国の10余校で順次、教室を開催します。

協定を結び、握手するベルマーク財団の銭谷眞美理事長(左)と防災科学技術研究所の林春男理事長

 今回の協定に、お互いの持つ人的・物的資源を有効に活用し、教育環境の充実や、国民全体の防災知識・技術の向上に貢献するため、必要な協力をしていくことが定められています。防災科研の林理事長は「全国に2万7千という参加団体を抱えるベルマーク財団のネットワークと防災科研がつながりをもてることは、研究への理解を広げる上でとても効果的」と話し、財団の銭谷理事長は「集中豪雨などが多発し、ベルマークも災害支援の比重が年々大きくなってきている。防災科研の知見を参加団体の子どもたちに伝えてもらえるのはうれしい」と話しました。

サインする防災科研の林理事長
サインするベルマーク財団の銭谷理事長


 防災科研は、茨城県つくば市の本所に1時間に300㍉というとてつもない豪雨を再現できる施設があります。また山形県新庄市には本物の雪の結晶を作って降らせることのできる施設、兵庫県三木市には横揺れだけでなく縦揺れもあわせた3次元の地震実験施設があり、世界でも類を見ない環境が整っている研究所です。研究者は約150人もいます。財団がへき地学校で実施している「理科実験教室」の講師としておなじみの〝Dr.ナダレンジャー〟も防災科研の研究者です。

 災害が頻発する近年の日本列島では、防災の知識は必要不可欠になりました。財団と防災科研は、今後も協力して「防災科学教室」を実施していきたいと考えています。

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