本の帯創作コンにベルマーク賞創設


(2018/06/29)印刷する

大阪府内の書店がマーク収集に協力

 児童書を紹介する「帯」を小学生が自由な発想でデザインする「大阪こども『本の帯創作コンクール』」(大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社主催)に、今年からベルマーク賞が創設されました。これを機に大阪府内の約250の書店がベルマーク収集に協力することになりました。

 

本の帯創作コンクールのポスター

 

本に装丁されて書店に並んだ昨年の優秀作

 本に巻かれた帯は、本の内容を読者にわかりやすくアピールするためのものです。コンクールでは、本を読んで感じたことを「帯」という作品に表現してもらいます。文章だけでなく絵やデザインも駆使できるため、読書感想文が苦手な子でも楽しく取り組めます。

 課題図書と自由図書の2部門があります。課題図書の優秀作の一部は製品化され、本に装丁されて、主に大阪府内の書店で売られます。子どもの創造力を伸ばし、商品化を通じて社会性も育むユニークなコンクールです。

 2005年に始まり、全国から作品を募集。昨年は12都府県の297校とパリの日本人学校1校から、計1万2841点の応募があり、優秀作9点が実際に本の帯となって流通しました。

 ベルマーク賞の創設は、より多くの学校や子どもたちにコンクールへ参加してもらおうと、大阪読書推進会とベルマーク財団などが協議して決めました。

 今年も作品を募集中です。課題図書は低・中・高学年で各6冊。自由図書はコミック、辞典、事典、図鑑類を除きます。締め切りは9月3日(当日消印有効)。審査結果は11月に朝日新聞紙上で発表。同月10日に大阪府立中央図書館(東大阪市)で表彰式と作品展示会があります。詳しい応募要項は、大阪読書推進会の構成団体である府書店商業組合の公式サイト(http://www.osaka-books.ne.jp/)に掲載されています。

 

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 ベルマーク収集に協力する書店は府書店商業組合の加盟店。店頭にベルマーク回収箱を置き、来店者にマークを入れてもらいます。寄せられたマークは出版取次の4社を通じて随時とりまとめ、ベルマーク教育助成財団へ寄贈されます。「親子で書店へ足を運んでもらうきっかけにもなれば」と同組合の石尾義彦事務局長。加盟店のリストは組合公式サイトでご覧になれます。

 

今年の課題図書

ベルマーク商品

ハイスーパー30 P6gセット

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中